感想一覧
▽感想を書く中々のディストピア
即座に破綻しそうな社会だけど、思考実験として面白いですねぇ
課税というか徴収が難しそう。
取り出したとして他の方の幸福度に還元できるわけでもなく
みんな不幸になって溜飲が下がる事でしか反映できない。
成立させうるシステムを考えて唸ったけど、中々出てきませんね()
健康寿命の配給とセットで形式は整うかなぁ
生涯の幸福ポイント=ハッピーポイント、略してHP()が決まってて
回復手段がない世界。しあわせをかんじるたびに死期が近づく。
ヒェー
即座に破綻しそうな社会だけど、思考実験として面白いですねぇ
課税というか徴収が難しそう。
取り出したとして他の方の幸福度に還元できるわけでもなく
みんな不幸になって溜飲が下がる事でしか反映できない。
成立させうるシステムを考えて唸ったけど、中々出てきませんね()
健康寿命の配給とセットで形式は整うかなぁ
生涯の幸福ポイント=ハッピーポイント、略してHP()が決まってて
回復手段がない世界。しあわせをかんじるたびに死期が近づく。
ヒェー
ftgさん、感想ありがとうございます!
「即座に破綻しそう」——そうなんですよ。本編のエヌ崎も、田舎の老夫婦宅で古いタンスとブラウン管テレビを前に、「費用倒れ」の内規発動で差し押さえ断念しました。八百五十万円課税して回収できる動産がゼロ。制度設計者、現場見てない説です。
「還元できるわけでもなく、みんな不幸になって溜飲が下がる事でしか反映できない」——この指摘、刺さりました。税収自体は国庫に入るんですが、実際は「他人が不幸だと自分はマシに思える」という国民感情のほうが制度を支えてしまっている、という裏設定で書いておりました。偉大な人類の、あまり偉大ではない一面です。
そして「HP(ハッピーポイント)」。
生涯の総量が決まっていて、しあわせを感じるたびに死期が近づく。
ヒェー!
金銭徴収より、はるかに本質的で、はるかに救いがない。栗ご飯で指を二回切ったくらいの幸せでも、HPは容赦なく減るやつですよね、これ……。うっかり書きたくなる危険な着想、ありがとうございます。
エヌ崎は最後に「当月、少しだけ、幸せでした」と手書きで申告しました。ftgさんの感想をいただいた今月、私の申告欄にも同じ一行が増えそうです。
「即座に破綻しそう」——そうなんですよ。本編のエヌ崎も、田舎の老夫婦宅で古いタンスとブラウン管テレビを前に、「費用倒れ」の内規発動で差し押さえ断念しました。八百五十万円課税して回収できる動産がゼロ。制度設計者、現場見てない説です。
「還元できるわけでもなく、みんな不幸になって溜飲が下がる事でしか反映できない」——この指摘、刺さりました。税収自体は国庫に入るんですが、実際は「他人が不幸だと自分はマシに思える」という国民感情のほうが制度を支えてしまっている、という裏設定で書いておりました。偉大な人類の、あまり偉大ではない一面です。
そして「HP(ハッピーポイント)」。
生涯の総量が決まっていて、しあわせを感じるたびに死期が近づく。
ヒェー!
金銭徴収より、はるかに本質的で、はるかに救いがない。栗ご飯で指を二回切ったくらいの幸せでも、HPは容赦なく減るやつですよね、これ……。うっかり書きたくなる危険な着想、ありがとうございます。
エヌ崎は最後に「当月、少しだけ、幸せでした」と手書きで申告しました。ftgさんの感想をいただいた今月、私の申告欄にも同じ一行が増えそうです。
- える・あーる
- 2026年 04月21日 08時06分
歴史的最悪な法律となってしまったアメリカの禁酒法を思い出したな。
頭空っぽな理想主義者が現実的な危機に陥った議会を劇場にして法案を通したと思われるが、頭空っぽな空理空論とはちがってパンドラの箱から解き放たれたあらゆる事象が詰まった現実はすぐさま頭空っぽな法制度の穴に染み込んで膨らませていく。
そのため、禁酒法と同じように制定された理念は早くも形骸化して、マフィアの肥大化や公務員の汚職が蔓延し、社会の維持が不可能となるまで悪法は続けられることになるだろうな。次の世代ぐらいまでには崩壊しているのではないだろうか。
少なくとも、財源の当てにして新しく課税するのが目的だったのなら、節税対策として人民が一斉に不幸になってしまっては、税収減に繋がってしまったのではないのか。ウェアラブル脳波計の導入費と言い、その費用はどこの財源から出ているのかね。そのデータベースの管理維持という方便で天下り先を増やしたかっただけなのか。
まあ、そこまでしたところで長続きはしないと思う。気持ちが値踏みされるようになった後の価値観の転換が起きて必ず崩壊する。
つまり、『国民は不幸であるべき』という国是であり、それに違反した者は罰金や課税がされるわけだが、裏返すと『金さえ積めばいくらでも自分は幸福であることを主張する』ことが税制として許されているのだ。
だから、いつかは金持ちが自身のマウントとりのために自身が幸福であることを臆面もなく主張するようになる時が来るのではないだろうか。
そういった管理国家のディストピアものはこうした素朴な家庭の中で見受けられる小さな幸福に感化されてのものが定番なのだから、管理国家として長生きしたいのなら国民の目に留まってはならないタブーとして徹底的に弾圧しなくちゃね。
>『当月、少しだけ、幸せでした』
頭空っぽな理想主義者が現実的な危機に陥った議会を劇場にして法案を通したと思われるが、頭空っぽな空理空論とはちがってパンドラの箱から解き放たれたあらゆる事象が詰まった現実はすぐさま頭空っぽな法制度の穴に染み込んで膨らませていく。
そのため、禁酒法と同じように制定された理念は早くも形骸化して、マフィアの肥大化や公務員の汚職が蔓延し、社会の維持が不可能となるまで悪法は続けられることになるだろうな。次の世代ぐらいまでには崩壊しているのではないだろうか。
少なくとも、財源の当てにして新しく課税するのが目的だったのなら、節税対策として人民が一斉に不幸になってしまっては、税収減に繋がってしまったのではないのか。ウェアラブル脳波計の導入費と言い、その費用はどこの財源から出ているのかね。そのデータベースの管理維持という方便で天下り先を増やしたかっただけなのか。
まあ、そこまでしたところで長続きはしないと思う。気持ちが値踏みされるようになった後の価値観の転換が起きて必ず崩壊する。
つまり、『国民は不幸であるべき』という国是であり、それに違反した者は罰金や課税がされるわけだが、裏返すと『金さえ積めばいくらでも自分は幸福であることを主張する』ことが税制として許されているのだ。
だから、いつかは金持ちが自身のマウントとりのために自身が幸福であることを臆面もなく主張するようになる時が来るのではないだろうか。
そういった管理国家のディストピアものはこうした素朴な家庭の中で見受けられる小さな幸福に感化されてのものが定番なのだから、管理国家として長生きしたいのなら国民の目に留まってはならないタブーとして徹底的に弾圧しなくちゃね。
>『当月、少しだけ、幸せでした』
LN58さん、丁寧にお読みいただき、ありがとうございます。
禁酒法との類比は、頭にはあっても作中では一行も書かなかった補助線でした。見抜かれて、少し気恥ずかしくもあります。
とりわけ刺さったのは、「金さえ積めば幸福であることが税制として許されている」「金持ちがマウントのために臆面もなく幸福を主張するようになる」という未来予測です。「国民は不幸であるべき」という国是を転倒させる抜け道が、他ならぬ税制の内側に最初から仕込まれている——続編を書くならそのまま題材にしたい種でした。
『当月、少しだけ、幸せでした』を結びに置いてくださったのも、作者として嬉しく。この一行を「管理国家にとって最も弾圧すべきタブー」と位置づけてくださった読みは、狙っていた射程そのものでした。制度を内側から揺さぶるのはマフィアでも汚職でもなく、山奥で「栗ご飯が世界一美味しかった」と笑う夫婦だろう——と書きながら、そう思っておりました。
同じSF棚に『サブスク地獄』『推し活経済』『才能オークション』などもございます。次作もお付き合いいただければ幸いです。
禁酒法との類比は、頭にはあっても作中では一行も書かなかった補助線でした。見抜かれて、少し気恥ずかしくもあります。
とりわけ刺さったのは、「金さえ積めば幸福であることが税制として許されている」「金持ちがマウントのために臆面もなく幸福を主張するようになる」という未来予測です。「国民は不幸であるべき」という国是を転倒させる抜け道が、他ならぬ税制の内側に最初から仕込まれている——続編を書くならそのまま題材にしたい種でした。
『当月、少しだけ、幸せでした』を結びに置いてくださったのも、作者として嬉しく。この一行を「管理国家にとって最も弾圧すべきタブー」と位置づけてくださった読みは、狙っていた射程そのものでした。制度を内側から揺さぶるのはマフィアでも汚職でもなく、山奥で「栗ご飯が世界一美味しかった」と笑う夫婦だろう——と書きながら、そう思っておりました。
同じSF棚に『サブスク地獄』『推し活経済』『才能オークション』などもございます。次作もお付き合いいただければ幸いです。
- える・あーる
- 2026年 04月19日 06時41分
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