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この作品を読んだら、
『ハックルベリィ・フィンの冒険』に出てくる、「公爵」を思い出した。

この公爵が、印刷所に勝手に残した詩のタイトルが、
『そうだ、冷たき世よ、打ち砕け、この破れし胸を』だ。

公爵は己の不遇を世の中のせいにする、劇団員崩れの詐欺師だが、
ロマンチストで、根っこのところでピュアなのだ。

公爵は私刑になるのだが、俺には憎めなかった。共感できるから。
人って、そういうものだと思うから。

まして、隠遁生活の「私」は、悪党ではなく、詐欺師でもないのだから、
共感しないことなどあるものかね。
感想ありがとうございます!
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