感想一覧

▽感想を書く
最初はコンビニ勤務の描写を描いた作品だと思っていましたが、読んでいくうちに主人公の小さな幸せが静かに失われていく悲しみを描いた話なんだと分かり、引き込まれました。

自分も実家に帰ったら自分の部屋が無くなってたり、行きつけの店が閉店になってたり、当たり前にあるものが消えていく感覚を経験したことがあるので、主人公の気持ちがよく刺さりました。

コンビニの描写も細かくて、世間とこの狭い空間とでは、時の流れ方が違うように思える。という一文が印象に残っています。

仕事あるあるとしてもかなりリアルですが、作品全体の“自分と世界とのズレ”を象徴しているようにも感じました。

ラストの「次の夏は水皎にラムネを買いに行こう」も凄く良かったです。
悲しみからもう一度前を向いてみようとする姿勢が、心地よい読後感を促していてとても好きな作品でした。
  • 投稿者: 夢野 
  • 2026年 05月13日 10時07分
↑ページトップへ