感想一覧
▽感想を書く文学に出会った、という印象の作品でした。
なろうでは珍しい、純文学寄りの作品だと思います。
父親が家を出ていったことで、明美が父だけでなく、父の職業だった野球そのものまで嫌悪している描写がとても生々しかったです。野球部員の声や金属バットの音、ユニフォームを見るだけで身体が反応してしまうところに、父の不在がただの設定ではなく、明美の中に深く根を張った傷として描かれていると感じました。
ただ父を憎む話ではなく、その憎しみが少しずつ揺らいでいく過程が丁寧でした。藤瀬君に父の過去を指摘されたこと、真中君との出会い、そして野球場で楽しそうにプレイする人たちを見ることによって、明美の中の「父」や「野球」の意味が少しずつ変わっていく。その変化がとても文学的でした。
特に、好きな人である真中君と、嫌いだった野球が重なる場面が印象に残りました。嫌悪していたものの中にも、誰かにとっての喜びや誇りがあると知る瞬間で、明美の世界の見え方が変わっていくのが良かったです。
母と娘の関係も魅力的でした。明美が母を大切に思い、母に報いようとして料理をするところや、母が強さと弱さの両方を抱えているところに、母子家庭の生活感と痛みがありました。
派手な作品ではありませんが、父の不在、憎しみ、恋、自立、母子の絆が静かに絡み合っていて、読後に残るものがある作品でした。もっと評価されてもいい純文学作品だと思います。
なろうでは珍しい、純文学寄りの作品だと思います。
父親が家を出ていったことで、明美が父だけでなく、父の職業だった野球そのものまで嫌悪している描写がとても生々しかったです。野球部員の声や金属バットの音、ユニフォームを見るだけで身体が反応してしまうところに、父の不在がただの設定ではなく、明美の中に深く根を張った傷として描かれていると感じました。
ただ父を憎む話ではなく、その憎しみが少しずつ揺らいでいく過程が丁寧でした。藤瀬君に父の過去を指摘されたこと、真中君との出会い、そして野球場で楽しそうにプレイする人たちを見ることによって、明美の中の「父」や「野球」の意味が少しずつ変わっていく。その変化がとても文学的でした。
特に、好きな人である真中君と、嫌いだった野球が重なる場面が印象に残りました。嫌悪していたものの中にも、誰かにとっての喜びや誇りがあると知る瞬間で、明美の世界の見え方が変わっていくのが良かったです。
母と娘の関係も魅力的でした。明美が母を大切に思い、母に報いようとして料理をするところや、母が強さと弱さの両方を抱えているところに、母子家庭の生活感と痛みがありました。
派手な作品ではありませんが、父の不在、憎しみ、恋、自立、母子の絆が静かに絡み合っていて、読後に残るものがある作品でした。もっと評価されてもいい純文学作品だと思います。
感想ありがとうございます。
詳細に読み込んでいただけたようで、大変嬉しいです。
当時は純文学に憧れて、見よう見まねで書いていましたが、なかなかうまく書けませんでした。
そんな時、親子の血の繋がりについて考えることがありました。どれほど憎んでいても、血の繋がりは断ち切れない。それに縛られてしまうことは、やはり不幸なのだろうかと。
答えが見つからないまま、書き始めました。書き終えても、答えは見つかりませんでした。
でも、明美は答えを見つけました。将来、きっと幸せになることでしょう。
今はエンタメに移行していますが、私の基礎は純文学ですので、これからも心の機微を表現していけたらなと思います。
創作の励みになります。改めてありがとうございました。
詳細に読み込んでいただけたようで、大変嬉しいです。
当時は純文学に憧れて、見よう見まねで書いていましたが、なかなかうまく書けませんでした。
そんな時、親子の血の繋がりについて考えることがありました。どれほど憎んでいても、血の繋がりは断ち切れない。それに縛られてしまうことは、やはり不幸なのだろうかと。
答えが見つからないまま、書き始めました。書き終えても、答えは見つかりませんでした。
でも、明美は答えを見つけました。将来、きっと幸せになることでしょう。
今はエンタメに移行していますが、私の基礎は純文学ですので、これからも心の機微を表現していけたらなと思います。
創作の励みになります。改めてありがとうございました。
- 白崎由宇
- 2026年 06月15日 16時38分
Xでいいねやフォローありがとうございます!
状況が目に浮かびます。
とてもいいお話し、そして考えさせられるお話しでした。
みんな幸せになって欲しいですね。
チチノチ
タイトルもとってもいいです(^^)
状況が目に浮かびます。
とてもいいお話し、そして考えさせられるお話しでした。
みんな幸せになって欲しいですね。
チチノチ
タイトルもとってもいいです(^^)
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