感想一覧
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『拝啓 負け犬へ』、そして『拝啓 勝ち逃げへ』、読ませていただきました。
最初は『青春の再会もの』なのかと思っていました。けれど読み終えた時に残ったのは、もっと苦くて、もっと誠実な、創作を続ける人間と、途中で降りた人間の物語でした。
特に強く刺さったのは、
『私は勝ち逃げなんかしていない。お前が勝手に負けた場所で寝転がっている間、私はこっちで別の負け方をしていただけだ。』
という一文です。
前作では、七瀬凛は「勝った側」「先へ行けた側」に見えていました。けれど続編で、夢を追い続けた側にも別の敗北がある、と描かれたことで、この物語が単なる青春回顧ではなく、『創作者の生存記録』になったと感じました。
新人賞を取っても終わらない。
デビューしても安心できない。
次回作に怯え、数字に怯え、書けなくなる。
その現実を真正面から描いたからこそ、二人のやり取りが綺麗事ではなく、痛みとして届きました。
また、このシリーズで特に好きなのは、
恋愛に逃げていない、再会にも逃げていない、成功譚にもしていない、というところです。(*´ω`*)
普通なら、再会して抱き合ったり、共作したり、大ヒットしたり、という方向へ行きそうな題材なのに、この作品はあくまで、「また書き始める」ことだけを救済として置いている。
そこに強い誠実さを感じました。
そして、「三百二十一ページで止まっていた物語が、ようやく三百二十二ページを開いた」
という感覚が、二作を通して本当に美しかったです!(≧▽≦)
過去を取り戻したわけではない。失った時間が消えるわけでもない。
それでも、続きを書くことでしか前へ進めない。
その不器用さが、どうしようもなく好きでした。
個人的には、「くそつまんないのに、面白い」という感覚も非常に刺さりました。
整っている作品ではなく、未熟で、逃げ腰で、でも変なところだけ本音が光る作品に救われることがある――という描写が、創作そのものへのラブレターみたいで、読んでいて何度も胸が痛くなりました。
本当に素敵な作品でした。
ありがとうございました!(人*´∀`)。*゜+
最初は『青春の再会もの』なのかと思っていました。けれど読み終えた時に残ったのは、もっと苦くて、もっと誠実な、創作を続ける人間と、途中で降りた人間の物語でした。
特に強く刺さったのは、
『私は勝ち逃げなんかしていない。お前が勝手に負けた場所で寝転がっている間、私はこっちで別の負け方をしていただけだ。』
という一文です。
前作では、七瀬凛は「勝った側」「先へ行けた側」に見えていました。けれど続編で、夢を追い続けた側にも別の敗北がある、と描かれたことで、この物語が単なる青春回顧ではなく、『創作者の生存記録』になったと感じました。
新人賞を取っても終わらない。
デビューしても安心できない。
次回作に怯え、数字に怯え、書けなくなる。
その現実を真正面から描いたからこそ、二人のやり取りが綺麗事ではなく、痛みとして届きました。
また、このシリーズで特に好きなのは、
恋愛に逃げていない、再会にも逃げていない、成功譚にもしていない、というところです。(*´ω`*)
普通なら、再会して抱き合ったり、共作したり、大ヒットしたり、という方向へ行きそうな題材なのに、この作品はあくまで、「また書き始める」ことだけを救済として置いている。
そこに強い誠実さを感じました。
そして、「三百二十一ページで止まっていた物語が、ようやく三百二十二ページを開いた」
という感覚が、二作を通して本当に美しかったです!(≧▽≦)
過去を取り戻したわけではない。失った時間が消えるわけでもない。
それでも、続きを書くことでしか前へ進めない。
その不器用さが、どうしようもなく好きでした。
個人的には、「くそつまんないのに、面白い」という感覚も非常に刺さりました。
整っている作品ではなく、未熟で、逃げ腰で、でも変なところだけ本音が光る作品に救われることがある――という描写が、創作そのものへのラブレターみたいで、読んでいて何度も胸が痛くなりました。
本当に素敵な作品でした。
ありがとうございました!(人*´∀`)。*゜+
- 投稿者: かぐつち・くまナぱ(便乗期間限定w)
- 2026年 05月17日 05時44分
エピソード2
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