感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
『カレイド・ショコラ』読了。
すごく不思議な読感の作品でした。
恋人同士の話なのに、「付き合うまで」の恋愛よりずっと“恋”をしている感覚がある。
相手のことを知っているはずなのに、服装や距離感、空気が変わるだけで別人みたいに見えてしまう。
特に印象的だったのは、“仕事中の彼”と“恋人としての彼”の境界の描き方です。
眼鏡、スーツ、香り、指先、視線。
描写されているもの自体は繊細なのに、その積み重ねで空気の温度が変わっていく。
読んでいて、「好き」というより“意識してしまう”感覚に近かったです。
文章もかなりリズム重視で、台詞を削っている分、呼吸や沈黙が残る。
特に後半は、会話より“間”で読ませるタイプの作品だなと感じました。
個人的には『不穏くん。』から『モデルくん。』『妖艶くん。』への流れが好きでした。
嫉妬や不安が、一気に“魅せられる側”へ反転していく構成が綺麗で、「見慣れているはずの相手なのに、まだ知らない顔がある」というテーマが強く出ていた気がします。
あと全体的に、光や匂い、衣擦れみたいな感覚描写が多くて、映像というより“触感”で読む小説でした。
「付き合っているのに、何度でも恋をする」あらすじの言葉、そのままの作品だったと思います。
すごく不思議な読感の作品でした。
恋人同士の話なのに、「付き合うまで」の恋愛よりずっと“恋”をしている感覚がある。
相手のことを知っているはずなのに、服装や距離感、空気が変わるだけで別人みたいに見えてしまう。
特に印象的だったのは、“仕事中の彼”と“恋人としての彼”の境界の描き方です。
眼鏡、スーツ、香り、指先、視線。
描写されているもの自体は繊細なのに、その積み重ねで空気の温度が変わっていく。
読んでいて、「好き」というより“意識してしまう”感覚に近かったです。
文章もかなりリズム重視で、台詞を削っている分、呼吸や沈黙が残る。
特に後半は、会話より“間”で読ませるタイプの作品だなと感じました。
個人的には『不穏くん。』から『モデルくん。』『妖艶くん。』への流れが好きでした。
嫉妬や不安が、一気に“魅せられる側”へ反転していく構成が綺麗で、「見慣れているはずの相手なのに、まだ知らない顔がある」というテーマが強く出ていた気がします。
あと全体的に、光や匂い、衣擦れみたいな感覚描写が多くて、映像というより“触感”で読む小説でした。
「付き合っているのに、何度でも恋をする」あらすじの言葉、そのままの作品だったと思います。
感想を書く場合はログインしてください。