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日本経済において無視できない見過ごしがあるように思えます。
「経済制裁を受けなければ国内経済は維持できる」というのは苦しいかと。
世界恐慌と同時期に東北飢饉が発生し農村部に甚大な打撃を受け、当時の日本は税収が大きく落ち込み、1932年における国家予算の国債依存度は30%以上、債務残高は対名目GDP比で約60%にのぼっています。
また、景気回復を遂げつつあったとは言え軍需と繊維産業に支えられた重工業中心の復活であり農村部は依然貧困に喘いでいます。
そして軍需は当然再生産性が無いですし、繊維産業はブロック経済化が進む中で何とか売りさばいていた状況であり、これもブロック経済化が加速すると共に締め出されています。
これはアルゼンチンが市場を失い英ポンドブロックに従属したことから言っても明確です。
つまり、満州事変及び大陸による膨張政策が無いと、軍備が金を食い、繊維は捌けず、日本経済は1940年まで持つ見込みが立たないかと。
「経済制裁を受けなければ国内経済は維持できる」というのは苦しいかと。
世界恐慌と同時期に東北飢饉が発生し農村部に甚大な打撃を受け、当時の日本は税収が大きく落ち込み、1932年における国家予算の国債依存度は30%以上、債務残高は対名目GDP比で約60%にのぼっています。
また、景気回復を遂げつつあったとは言え軍需と繊維産業に支えられた重工業中心の復活であり農村部は依然貧困に喘いでいます。
そして軍需は当然再生産性が無いですし、繊維産業はブロック経済化が進む中で何とか売りさばいていた状況であり、これもブロック経済化が加速すると共に締め出されています。
これはアルゼンチンが市場を失い英ポンドブロックに従属したことから言っても明確です。
つまり、満州事変及び大陸による膨張政策が無いと、軍備が金を食い、繊維は捌けず、日本経済は1940年まで持つ見込みが立たないかと。
エピソード1
感想ありがとうございます。
この歴史ifエッセイは、「日本が満州から撤退し、その後太平洋戦争が起きなかったら東南アジアの植民地独立にどう影響するか」、というシミュレーションなのですが、こういう話も歓迎です。
国際連盟の勧告を呑んで満州から撤退するということは、良く言えば国際的秩序のため領土的野心を抑えるということです。
悪く言えば既存の欧米中心、白人中心の秩序に服従することになることを意味します。
となると、このルートに乗った時点で、何らかのブロック経済圏に組み込まれることはあり得るし、国家生存を優先して政治的にそういう選択肢も検討されるんじゃないか、と思います。
また満州、というか中国進出を諦めれば軍事費の負担も減るでしょう。
これは上記の歴史ifにおいてはメインでないので書きませんでしたが、国際連盟の勧告を呑んで満州から撤退した場合に起こりえるのは、経済的破綻より撤退反対派の軍事クーデターのようなものじゃないかな、と思います。
クーデターが成ると正史に近い形に戻るんですけど……それだと、正史の通り太平洋戦争ルートになってしまう可能性が高い。
そうなると、そもそも今回の歴史ifの検討の根本が崩壊するため書きませんでした。
ご指摘の通り、当時の日本は経済的には行き詰っていたので、満州からの撤退をするなら引き換えに日本が生存可能な何らかの経済的利益を英米から得ないといけなかった。
これはなかなか高難度ですけど……既存秩序への服従を示し、極東での対ソヴィエトへの対抗勢力としての存在をアピールするとかすることで何とかするしかないかと思います。
ただ、首尾よく外交的に英米から譲歩(経済ブロックへの参加も含め)を引き出せたとしても、経済的に首根っこを掴まれることになる。
となれば、結局は日本の立場は名誉白人どまり。また、当時のナショナリズムとしてその境遇を受け入れられるか、という感情的な問題もあるでしょうから、中々難しい。
いずれにせよ、そうなれば有色人種は二等人種という世界になるでしょう。
東南アジアが植民地から解放され独立するルートも多分無い気がします。
この歴史ifエッセイは、「日本が満州から撤退し、その後太平洋戦争が起きなかったら東南アジアの植民地独立にどう影響するか」、というシミュレーションなのですが、こういう話も歓迎です。
国際連盟の勧告を呑んで満州から撤退するということは、良く言えば国際的秩序のため領土的野心を抑えるということです。
悪く言えば既存の欧米中心、白人中心の秩序に服従することになることを意味します。
となると、このルートに乗った時点で、何らかのブロック経済圏に組み込まれることはあり得るし、国家生存を優先して政治的にそういう選択肢も検討されるんじゃないか、と思います。
また満州、というか中国進出を諦めれば軍事費の負担も減るでしょう。
これは上記の歴史ifにおいてはメインでないので書きませんでしたが、国際連盟の勧告を呑んで満州から撤退した場合に起こりえるのは、経済的破綻より撤退反対派の軍事クーデターのようなものじゃないかな、と思います。
クーデターが成ると正史に近い形に戻るんですけど……それだと、正史の通り太平洋戦争ルートになってしまう可能性が高い。
そうなると、そもそも今回の歴史ifの検討の根本が崩壊するため書きませんでした。
ご指摘の通り、当時の日本は経済的には行き詰っていたので、満州からの撤退をするなら引き換えに日本が生存可能な何らかの経済的利益を英米から得ないといけなかった。
これはなかなか高難度ですけど……既存秩序への服従を示し、極東での対ソヴィエトへの対抗勢力としての存在をアピールするとかすることで何とかするしかないかと思います。
ただ、首尾よく外交的に英米から譲歩(経済ブロックへの参加も含め)を引き出せたとしても、経済的に首根っこを掴まれることになる。
となれば、結局は日本の立場は名誉白人どまり。また、当時のナショナリズムとしてその境遇を受け入れられるか、という感情的な問題もあるでしょうから、中々難しい。
いずれにせよ、そうなれば有色人種は二等人種という世界になるでしょう。
東南アジアが植民地から解放され独立するルートも多分無い気がします。
- ユキミヤリンドウ
- 2026年 06月23日 11時12分
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