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その存在が消え、それにともなってその存在の記憶さえも消滅してしまう。
そこには何も残っていない。
これは恐怖です。
  • 投稿者: keikato
  • 2026年 07月09日 07時44分
感想ありがとうございます<(_ _)>

ヒトの形が消え、他人の記憶から消え、残ったのは1羽のソウシチョウだけ…………。
哀しそうな声で鳴く彼女が何処へ辿り着くのか。それは感想欄にいらっしゃいます「かぐつち・くまナぱ」さまをご覧下さい( ̄∇ ̄)
幻想的で、詳細は分からないけど、それがまた怖いという印象でした。

最初遠くからだった囃子の音が、徐々に近づき、狂気を帯びて行く様子、そしてラストも事態が何も好転していない所にホラーとしてのゾクゾク感を感じました。
感想ありがとうございます(・ω・)

そうですね。
本編だけなら詳細はわからず、ただヤバいという状況だけが表に出た話になります。
でもホラーというのはそういうところもありますし。
ただ前作にあたる「囃子の音の物語」とかぐつちさんの「祀ノ少女(まつりのしょうじょ) ― かっては ―」を一緒に読むと詳細、とまではいかなくても何となく輪郭が見えてくる、かも知れません( ̄∇ ̄)
再び|*´ω`*)<失礼いたします。まずは、元姫神様や彼等、相思鳥などに続きの物語を考えておられたのなら、申し訳ありません。

ご返信を読ませていただき、胸が熱くなりました。

私が「元姫神様」の視点から、祭囃子の終わったあとの小さな救済を書いたのに対し、笹門様は「祭神たち」の側から、その終焉を書いてくださったのですね。

> 「彼等もちからを失う。望みも、欲も、感情も、長く長く保てるモノではない。」

この一節に、鳥肌が立ちました。(ꈍᴗꈍ)

妄執すら永遠ではない。人に忘れられれば、神も怪異も静かに風化していく。

ホラーとして始まった世界が、最後にはどこか鎮魂歌のような静けさへ辿り着いていて、とても美しかったです。

そして、
> 「ソウシチョウが鳴く。高く高く遠くの誰かに呼び掛ける様に。」 「ここは彼等の杜。」 「妄執の囃子はもう聞こえない。」

この締めが本当に好きですね。

私のでは「番を見つけたのは姫神の力ではなく、あの子自身の声だった」と書きましたが、その先に「妄執の囃子はもう聞こえない」と続くことで、この世界がようやく安らぎを得たのだと感じられました。

ホラーでありながら、どこか優しく、切なく、美しい余韻。

まるで一つの伝承を、お互い違う場所から少しずつ語り継いで、一つの物語になっていくような感覚でした。

素敵な返歌……いえ、返物語を、いつも本当にありがとうございます。とても嬉しかったです。(人*´∀`)。*゜+
ガラッ|○´∀`○)はい、どうぞいらっしゃいませ。
以前の短編「赤は風に巻かれて踊る」の時もそうでしたが、短編の時はスパーンと話を閉じてしまうヒトなので何の問題もありませんよ。
むしろお話を広げて頂きありがとうございました。
なんだかこうやって書くのも瞬発力企画みたいで面白かったですし(≧▽≦)
そういえば、もうご覧になったかも知れませんが、ワタシの割烹でイラストの紹介だけではなくこの辺りの紹介(?)もしてしまいました。
よく考えなくとも先にそちらの意向を確認すべきでしたが…………大丈夫だったでしょうか?
『相思の囃子』

遠く。
遠く。
どこかで、鳥が鳴いている。

ヒョッ ヒョッ ピョロロロロ――

ああ。
その声だけは、今もよく聞こえた。
あれは、もう聞こえぬというのに。
 
かつて世界を満たしていた音。
人が祈り、願い、畏れた音。
誰もが私を呼び、私もまた応えていた音。

今は静かだ。

風が竹を鳴らし、
雨が瓦を叩き、
鳥だけが唄う。
 
それで良い。
私はもう姫神ではない。

祈られることも、
捧げられることも、
祭られることもない。

残ったのは、
この小さな山と、
誰にも忘れられた社だけ。

そして。

一羽の小鳥。

ソウシチョウ。

人はそう呼ぶそうだ。

あの日、あの子は泣いていた。

人の言葉を失い、翼を得ても、涙だけは人のままだった。

だから私は笑って言った。

「番を探してあげよう。」

山を巡った。
谷を越えた。
古い森を訪ねた。

けれど。
私にはもう何の力も残っていない。

祭囃子も呼べぬ。
神風も吹かせられぬ。
鳥を導く神使さえ遣わせられぬ。

出来るのは、
枝を一本選び、
陽だまりを教え、
静かな場所を見つけることだけ。

「ほら。」
「ここなら……来るかもしれぬ。」

なんと滑稽なのだろう。

神であったものが。
願い一つ叶えられず。
鳥の止まり木を探して歩いている。

笑うがよい。

私を。

祭られなくなった神など、ただの昔話。

力を失った姫神など、ただの影。

──どうか笑っておくれ。

そう言うと。

あの子は、くるり、と空を舞った。

ヒョッ ヒョッ ピョロロロロ――

その歌は、私の慰めでも、祈りでもなかった。

ただ。

生きるための歌だった。

空へ。
風へ。
森へ。

誰かを呼ぶ、たった一羽の声。

すると。

遠くから。

ヒョッ

小さく返事がした。

もう一度。

ヒョッ

そして。

ピョロロロロ――

歌が重なる。

寄り添う。

響き合う。

──私は何もしていない。

番を見つけたのは、

私の力ではなく。

あの子自身の声だった。

……そうか。

そうだったのだな。

誰かを想う者は、

神に導かれるのではない。

己の声で、

想う相手へ辿り着く。

だから、相思鳥。

私はもう、祭囃子を鳴らせない。

けれど。

今日も山には、

二羽の歌が響いている。

囃子は、

もう聞こえない。

代わりに聞こえるのは。

ヒョッ。

ヒョッ。

ピョロロロロ――

それだけで、

──もう十分なのだ。

https://42725.mitemin.net/i1194779/
<i1194779|42725>
ああ 姫様は何処に居られるのか
ああ 歌い手は何処に行ってしまったのか
見つからぬ
見つけられぬ
ああ 社が木々に埋もれてしもうた
ああ 村が森に埋もれてしもうた
如何にしたら善いのじゃろう
如何にせねばならんのじゃろう
わからぬな
解らぬよ
ああ 我等は如何なるのであろうか
ああ 我等は如何に在り続けるのか
ああ 我等のちからが薄れていく
ああ 我等の声が消えていく
姫様
姫神様
我等は
我等は

いつしか彼等もちからを失う。
望みも、欲も、感情も、長く長く保てるモノではない。
妄執も愛憎もやがて消えるのだ。
彼等が祭神の与り知らぬ所で、そっと姿を消してしまった様に。

ソウシチョウが鳴く。
高く高く遠くの誰かに呼び掛ける様に。
ここは彼等の杜。
妄執の囃子はもう聞こえない。

などと今思いつきで書いたから、誤字脱字矛盾があるかも知れません(・ω・)
ともあれ、秀麗な物語と美麗なるイラストを頂きありがとうございます(≧▽≦)
いないのに聞こえる囃子の音ヤバいですよね……

縁くんは何者なんだ〜?記憶消されたのか…はたまたグルなのか?
感想ありがとうございます(・ω・)

はい、ヤバいです。
守るべきモノも祀るべき者も、存在意義すらなくした彼等はただかつてを求めて練り歩くだけなのですよ。

縁くんは~ > 彼はただの被害者のつもりでしたが、なるほど。そうも見える(;゜д゜)
そうやってお練りを維持・拡大していくお囃子の一部だった存在というのもアリですよね。
廃村なのに祭囃子が聞こえるの怖い……。
((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
  • 投稿者: 元毛玉
  • 2026年 07月04日 04時23分
感想一番乗りありがとうございます(≧▽≦)
って朝早っ!?

見えないお練り、聞こえる人と聞こえない人のいるお囃子。
彼等は守るべき村を失い、先導を失い狂っていったのです。
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