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[気になる点]
 誤字脱字のご報告です。
 
 【トンネル】
 ■ひとりで暗闇のなかにいれば、叫びたくに決まっている、と塔子は思う。 
 □叫びたくなるに、でしょうか?

[一言]
 掲示板から参りました。【第三章・決意】まで拝読した感想となります。
 

 ■文章■
 非常に読みやすかったです。
 自然と頭の中に流れてくる文章と、それでいて風景が目に浮かぶような細やかな描写には感嘆するばかりでした。流れつつ細やかにという、この二つを両立させている文章力は「なろう」では間違いなく高水準であり武器でもあると思います。
 

 ■人物■
 突飛であったりあざといと感じるような人物はおらず、それぞれに自然な息遣いを感じました。 
 総じて落ち着いた雰囲気は私好みなのですが、そう思うと同時に、高校生である事を考えると主要人物の皆が皆、大人びすぎているようなとも感じてしまいました。
 そういう意味では真帆、涼子あたりがいいアクセントになっていたように思いますが、一度しか登場しておらず個人的には少し残念でした。
 
 (塔子)
 癖のない主人公なので同じ目線で物語を追う事ができました。
 事なかれ主義で地味めな性格がよく伝わってきました。落ち着いた雰囲気も、個人的には好きです。
 そんなふうに大人しく温室育ちに見えた塔子ですが、良司の悪癖を見抜くという鋭い洞察力も垣間見え、それも王の気質のひとつなのだろうなと思わされました。
 こうした鋭さや大人びた印象を序盤で読者に与えておく事により、後々『獅子』に選ばれる際に説得力がより増しますよね。とても良いと思います。
 
 (良司)
 爽やかで嫌味のない明るい性格はとても好感が持てました。
 運動神経が良い所もポイントが高いです(笑) 塔子との今後の関係が非常に気になりますね。

 (紗也加、真帆、涼子)
 柊一を前にして三人が騒ぐ場面ですが、どの台詞が誰のものか判別するのに忙しかったです。しっかり地の文で補足されてはいるのですが、口調も似ていて更に三人ともファンという同じ立ち位置なので会話の内容で判断する事ができず、読者としては全く気を抜けない状態でした。
 何と言いますか、少しでも地の文を読みこぼしたら混乱してしまう、というある種の緊張感がありました。
 やはり多人数を同時に描写するのは難易度が高そうです。
 もちろん、物語上、同時に登場する必要があるのならばなんら問題はありません。しかしながら、この場面以降は真帆も涼子も登場しておらず、となりますと、ここで二人同時に顔見せする必要があったのかなぁという疑問が生じました。
 差し出がましい事を言わせて頂くなら、ここでは真帆か涼子のどちらかだけの登場にとどめておくのも選択肢としては有りなのかもしれません。その方が作者さんも読者も忙しさを感じなくてすみますし。
 

 ■ストーリー■
 前述しましたように情景が目に浮かぶようでしたし、日常と非日常の狭間に身を置いているような不思議な世界観を、塔子と同じ目線でじっくり堪能させて頂きました。
 物語の起伏はどちらかと言えば緩やかだと感じましたが、それでも、お上手な文章にぐいぐい引っ張られて、最新話付近まで読み進められました。
 文章だけではなく展開運びも非常に丁寧で好感が持てたのですが、ただ、そこが利点と断定できない気持ちである事も否定できません。率直に述べさせて頂くなら、本題に入るまでの道のりがやや長いと感じました。
 『獅子・王』という主題に入るまでが長いので、このお話の方向性を忘れかけてしまう事が度々ありました。
 やっと本題の獅子に焦点があてられてからも、なかなかその全貌(獅子そのもの)が掴めず、また物語が大きく動いたわけでもなく、徐々に気持ちが物語から逸れていきました。
 せっかちな私は、塔子が獅子に選ばれた事で、すぐに物語に何かしらの変化(動き)が見られるものだと期待していたものですから。
 読ませる文章力は十分にお持ちなので、そこに読者を引き込み続ける緩急が加わればより素晴らしい作品になるのではないでしょうか。
 

 色々と申しましたが、不思議で心地よい物語でした。
 今回は途中までの感想になってしまいましたが、改稿後にはぜひまた拝読させて頂きたいです。
 それでは、この度はご依頼ありがとうございました。

  • 投稿者: 退会済み
  • 30歳~39歳 女性
  • 2013年 07月30日 21時01分
管理
 高橋さん、この度は拙作に目を通して頂き、本当にありがとうございます。
 返信が遅れまして申し訳ありません。
 とても参考になるご感想に、目から鱗が落ちる思いでした。重ねてお礼申し上げます。

 以下、項目毎に返信させて頂きましたので、ご確認くださいませ。

 ◆脱字
 ご報告ありがとうございました。お恥ずかしい限りです。
 早速改訂致しました。

 ◆文章
 お褒めの言葉、本当に励みになりました。
 文体はできるだけ平易に、描写はイメージしやすいようにと注意を払っていますので、苦心した甲斐があったとほっとしています。私自身風景描写が好きなこともありますが、とりわけ今回は、舞台である森を影の主人公にしたいと思い描写していました。今後も情感のある物語を目指して、日々精進していきたいと思っています。

 ◆人物
 登場人物が総じて大人びすぎているとのご指摘、仰る通りでした。
 学園物であるのに、十代の少年少女をきちんと表せておらず、とても反省しています……。
 以前感想を頂いた方からも同様のご指摘があり、懸念事項でしたので、改稿の際には登場人物の整理・性格の見直し等おこなっていきたいと考えています。

 また真帆・涼子・紗也加の掛け合いの場面ですが、たしかに新しいキャラクターを二人も登場させる必要性がありませんでした。読みづらい文章になっており、申し訳ありません。
 改稿時には場面ごと変える予定ですが、彼女達をどのように登場させるか(あるいはさせないか)、再検討したいと思います。適切なアドバイスをありがとうございました。

 塔子・良司に関しては、好印象を持って頂き、とても嬉しく思います。
 特に塔子のエピソードは迷っていたところでしたので、お言葉に安堵いたしました。
 改稿後は塔子の性格付けやエピソードも少し変更したいと思っていますが、説得力のある展開となるよう心がけていきたいと思います。良司との関係性も、丁寧に書きたいところです。
 ちなみに運動神経が良い人は、私も好きです(笑)

 ◆ストーリー
 大変有用なアドバイスをありがとうございます。
 本題に入るまでの道のりが長いことは、私もこの物語の一番の問題点だと感じていました。そのため今回の改稿で「どこを削るか」ばかり考えていましたが、アドバイスを頂き、ストーリーの起承転結も再考すべきだと反省いたしました。
 伏線を張ろうとするあまり、読む方の立場でストーリーを練れていなかったと思います。確かに獅子に選ばれたのにも関わらず、物語が動いていないですよね。どの辺りで緩急をつければ良いか、自覚できていませんでした。今一度プロットを見直し、読者の方により楽しんで頂けるような展開を考えていきたいと思います。

 また不思議で心地よい物語と仰って頂き、本当にありがとうございます。日常と非日常の間にあるような世界観は目指したいところでしたので、お言葉はとても胸に沁みました。


 長い物語を精読して頂き、心から感謝いたします。
 おかげさまで、拙作の問題点・改善箇所もはっきりとし、改稿への大きな前進となりました。
 完全な改稿までには少しお時間を頂くかもしれませんが、よろしければまたぜひお越し下さると幸いです。
 ありがとうございました。

 【追伸】
 お気に入りユーザー登録も、ありがとうございました。
 今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
[一言]
わあ、おかえりなさい!
またこの作品が読めてとても嬉しいです。

正直一部のキャラクターはうろ覚えですが…(>_<)
って、そこで切っちゃいますか~

次話も楽しみにしてます(`_´)ゞ

あ、「頭打ち」って表現、ちょっと違和感があります…。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 07月14日 22時51分
管理
鹿紙さん、お久しぶりです!

感想ありがとうございます。
いろいろと考えているうちに、ずいぶん長くかかってしまいました…。
次話を投下できて、私自身もほっとしています笑

頭打ちの表現、間違っていましたね。
ご報告ありがとうございます!
早速訂正いたしました(^ν^)

次はキャラクターを思い出せるうちに投稿したいと思います!笑
いつも本当にありがとうございます。
お互いマイペースに頑張りましょうね!!
[一言]
執筆、お疲れ様です。
以前お伝えしてからだいぶ経ってしまいましたが、修正版を含めて今日段階の最新話まで拝見させていただきましたので、感想を残したいと思います。

まず、改稿された部分について。
以前に拝見したものから良くなったと思います。ただ、修正後は塔子の煮え切らなさを描写することになり、そこが気になるといえば気になりました。
現実世界でのことを考えると、彼女のような態度はあって当然です。ただ物語として「読ませる」ことを視野に入れると、もう一工夫が必要なのかなと感じました。

これに関係しますが、改稿以降~最新話(大人の話)について。
『決意』以降も比較的穏やかに時間が過ぎていくので、(後述する僕の指摘によって)塔子が無理に肩肘張るぐらいなら、今のままの方が雰囲気に合っているのかなと思う一方、物語の大きなターニングポイントを迎えた後も雰囲気がそのまま(むしろ若干軽くなった?)というのはあまり良くないとも思います。
塔子が役員になってから多くの名前持ちキャラが一度に登場しますが、これは善し悪しかなと感じます。これまでの物語では、登場人物は基本的に塔子と一対一の関係で描写されてきたので、「地に足が付いた人物像」を見ることができたのですが、ここにきてキャラの密度が一気に変わった気がします。それぞれに分かりやすい特徴付けがされていますが、その特徴がかえって「(こういうキャラに)よくある反応」でしか語られなくなった印象を受けました。もちろん、こういう空気が好きという方もいらっしゃると思いますので、一概に悪いと言えない部分でもあります。
個人的に、会長の性格が掴みにくくなりました。

続いて、細かな指摘について。
今回改稿されたということで、改めて初めから読ませて頂きました。その中で気づいたことについて、以下に書き連ねたいと思います。執筆の一助になれば幸いです。

(部活勧誘)
・塔子の隣の席の坂本良司は、のっけの自己紹介から、得意教科は実技、苦手教科はそれ以外だと豪語して、担任を絶句させた強者である。(中略)
――この学校に入りたくて、必死で勉強しました。得意教科は実技、苦手なのはそれ以外です。テスト前にはサポートをよろしく。
 と、きたものだ。
⇒ここは繰り返して強調するより「――この学校に」以下にまとめた方がインパクトが強いかなと思う。

(怖い行事)
・後半は完全に良司の独白だった。めずらしく考え深けに呟く姿に、塔子もきょとんとして見つめる。
⇒「考え深げ」かなと。

・(調子いいんだから)
 塔子はぶぜんとして思った。
⇒「ぶぜん」は「失望して呆れたり、驚いてぼんやりとしているさま」が本来の意味のようなので、「腹を立てているさま」で用いるのは本当は正しくないそうです。とりあえず、参考までに。

(誓約)
・誓約書の内容ですが、主語が明確でないと思われるので、次のようにしてはどうでしょう?(なお、もし変更されるのならば、後の『継承』の章に誓約書の引用があるのでご注意を)

(案)
私は、校内の伝統に関わる諸事について、次の事項を遵守することを誓約します。
一、決して外部に明かさないこと
一、上級生となった暁には、機を読み正しく下級生へと継承すること
一、松高生の自覚と誇りに準じ、高潔におこなうこと


 
(入寮式)
・「ここが、このトンネルが、今日のクライマックスです」
⇒ニュアンスは分かるが、何となく副会長の雰囲気に合わない気もする。
「……本日の最後の目的地です」とか「……入寮式の要となる場所です」などが良いかも。

(平穏の終わり)
・塔子はゆっくりと相槌を打った。たしかにそれは、そのとおりである。どうやら王には、王の役目というものがあるようだった。
・塔子はまだどんな判断も下せず、疑問が疑問のまま、自分のなかで消化しきれないことを感じた。その喉につかえたような様子を見て、詩織は微かに笑ったが、やがて真剣な眼差しに戻る。
・それくらい、まれなことなのよ、と詩織はいたずらっぽく笑った。
・すでに緑の王国は、塔子をからめ取ってしまっていた。茂る緑のその奥――深い深い森のなかへと。
⇒これらの文に、改行の後の一字空けが漏れていました。

・獅子からの直接の司令
⇒「指令」の方がより適切かと。もし変更するならこの章にいくつか同様の箇所がありますのでご注意を。

(王の血統)
・いつまでも母ひとりに塔子を背負わせるわけにいかないと、ずっと前から思っていた。
⇒「塔子」よりも「自分」の方が良いかと思います。

・じつを言えば塔子はここでの生活を~(中略)~自分ひとりで生きていくので、精一杯だ。
⇒この部分に少し違和感。無理に否定の材料を塔子に独白させているように見える。
個人的には「自分一人で生きていける力をつけるために入学した」という意志があれば、「獅子」の誘いは多少なりとも惹かれるものがあるのではと思ってしまう。
ただ、言わんとしていることは理解できる。

・「……自分がやりたいのか、やりたくないのか。それだけを考えて決めればいい。……きみは、だれかの為に生きているわけじゃないんだから」
⇒獅子になることに対して拒否権がある(=簡単に拒否できる)ように見えるので、表現を変えた方が良いのでは。また、塔子は現状「やりたくない」気持ちが強いので、会長がこう言ってしまっては余計ややこしくなるのではないかと。

(決意)
・事実上の「棚上げ」が結論なら、ここまでの流れをもう少し短くしても良かったと思う。塔子は「獅子になるかならざるか迷っている状態」ではなく「拒否したいけど半ば押し切られそうになっている状態」だと思うため。個人的には、

「会長のおっしゃることはわかりました。でも、まだぜんぜん納得出来ません。だから私、会ってみようと思います。今の獅子に。どうして私を、私なんかを選んだのか、直接聞きたいんです。でないと、何も決められません」

……ぐらいの台詞を塔子に言わせたい。要するに、「獅子に会って真意を確かめる」ということを塔子自身が決めた決意として明示してほしいなと。

(大人の話)
・ 威嚇しあう直哉と「総長」に、良司が呑気な声をかけた。放っておくと話が長くなると学習したらしい。
「お前が坂本良司か。総司先輩によく似てる」
 仁科と呼ばれた生徒が口を出した。……
⇒「お前が……」の台詞、一瞬「総長」の言葉と勘違いしてしまいました。


以上です。長々と書きましたが、参考になるところだけ抜き出してくださいね。
描写力の高さに加え、キャラを書き分ける力もお持ちだと思いますので、これからのさらなる飛躍を期待します。
お互い頑張りましょう!

ソウイチさん、こんにちは!
返信が遅くなり申し訳ありませんでした。
お忙しいなか来訪頂き、そしてこんなに丁寧な感想を頂き感激しています。
同じ話を最初からお読み頂き、沢山の時間と手間をおかけしたかと思います。
本当にありがとうございます!

まず、文中の細かなご指摘についてですが、ほとんど仰る通りの箇所でした……!
自分の筆が走りすぎていたり、細かなミスがあったりとお恥ずかしいばかりです。
今週中に必ず改訂をさせて頂きたいと思います。ご助言感謝します。

大きな改訂が必要な部分に関して、以下で改訂方針をお伝えします。

1.誓約書の主語について
修正案を提案くださり、本当にありがとうございました。
お言葉ごもっともでした。あえて主語を取って表現したのですが、ストーリーの流れから見ても「伝統に関わる諸事」と主語を言明してしまった方がすっきりすることに気が付きました。
恐縮ではありますが、ソウイチさんの改訂案をもとに直しを入れたいと思っています。ありがとうございます!

2.「王の血統」
・「いつまでも母ひとりに~」のくだり(塔子)
やはり違和感がありますね。わたしも読み通したときに違和感があったのですが、しばらく迷いそのままにしていました。無理やりな感じがするので、削除したいと思います。

・「……自分がやりたいのか~」の文(榊葉)
作者のひとりよがりの文章になっていました。仰る通りこの発言は、獅子になってほしい榊葉が告げるものではありませんでした。彼の気持ちに沿うよう改訂したいと思います。

3.「決意」塔子の決意表明について
後述します。

続いて、ストーリー全体、そして最新話辺りのご指摘についてです。
改稿前より良くなったと仰ってくださり、とても励みになりました。あわせて問題点についての、的確な批評を本当にありがとうございます。

改訂を考える箇所もありますので、以下詳しく記述します。

1.塔子のキャラクターについて
改稿によって煮え切らない側面が全面に押し出され、読ませる魅力が弱くなったことは、重要なご指摘だと思いました。
反面、作者としてはこの「煮え切らなさ」を感じて頂けて良かったとも思っています。
そろそろ読み手の方に、イライラしてほしいと思って書いているためです(ストーリー上の理由です)。
ですので、このご指摘に関しては今も迷っています。
物語も中盤にさしかかっているので、ここまでくれば主人公の魅力が弱くなっても読んで頂けるのではないかと思ったり、何かしら小さな決意を見せて話に入り込みやすくすべきなのかとも思います。
もう少し考えて結論を出したいと思いますので、一度この件は保留にさせて頂きたいと思います。申し訳ありません。
しかし仰って頂いたように、「王の血統」・「決意」はこれを踏まえても話が冗長なので、短くしていこうと思っています。

2.改稿以降~最新話(大人の話)の展開・キャラクターの多さについて
話の雰囲気が軽くなったこと、そしてキャラクター造形についてのご助言もありがとうございました。
まず雰囲気ですが、最新話は緩急でいうところの「緩」の部分ですので、ここから重くしていきたいと思っています。またあの場面はいきなり話を明るくしたのではなく、わたしとしては榊葉・高橋(総長)がいたから場が明るいのだという認識です。

これに関してはキャラクター造形にかかわりますが、まずは読者の方にそれぞれの特徴を覚えておいてほしい、という理由で今回の話は単純に紹介しました。
初対面かつ大勢で居合わせる状態で、一人一人を掘り下げるのは難しいので、次回以降で深められたらと思っています。そのために密度がかわるのはいなめませんし、だったら多人数を出すなという話ですが(笑)、獅子をめぐるやりとりのなかで、あの人数は必要だったのです。
ですので、造形はもう少し話が進むまで様子見をさせて頂きたいと思います。ご容赦ください。

ただ、ストーリーや台詞でやりすぎな(軽くしすぎな)部分はあると思います……! そのあたりは、すぐに改稿させて頂きます。
榊葉の言動も、見返していきますね。


本当に一話一話を丁寧に読み込んでくださり、ありがとうございました。
とても参考になり、また大きな励みになりました。
多人数を書くのは初めての経験なので(笑)書き分けができていると仰って頂きほっとしています。
すぐ改訂できる箇所は今週中に直し、その他の頂いたアドバイスは頭に留めながらまた連載を続けたいと思います。

これからも本当に、お互いに頑張りましょうね。
ありがとうございました!
[一言]
こんばんは~。鹿紙です。

「(前略)質問は?」
 早口かつビジネスライクな口調に、塔子と良司はただ頷くしかない

→「質問」がないのであれば、「うなずく」のではなく首を振るなどの否定の仕草で答えるのでは?

今回は人がたくさん出てきましたね~

谷下さんのネーミング好きです。新鮮だけど古風な感じで。ただ、しのぶ君の「志」の字は同じ1字目でしづかさんとかぶっているので、(二人は実はきょうだいでしたとかでないかぎり)避けた方が覚えやすいのではないでしょうか。

以上です。ではまたヾ(^▽^)ノ
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 08月27日 22時52分
管理
鹿紙さん、いらっしゃいませ!
いつも本当に本当に! ありがとうございます。感激です。

〉頷く
確かにおっしゃる通りです……!!
完全にケアレスミスですね(泣)
ご指摘ありがとうございます!

〉「志」信
かぶっていますね……。なぜ気付かなかったんだろう、わたし。

男性陣が似たり寄ったりの名前にならないように物凄く気をつけたくせに、女性陣の名前を完全に見落としていました。
ショックです(笑)
おっしゃって頂かないと、なかなか気付かなかったと思います……!
本当にありがとうございます!
同じ「し」で良いネーミングを探してすぐに直します。
幸い彼の登場回なので、定着していない今のうちがチャンスですね。ご指摘とても助かりました。

明日中に上記二点は直したいと思います♪
ありがとうございました!

ネーミング、褒めて頂けて嬉しいです。
よくあるようで個性的な(凝りすぎない)名前、性格が出る名前を目指しています。
古風なのは、あまり今時っぽくしたくないせいですね(笑)

本当に今回は人がわらわらと出てくる回でした……!
次回でとりあえず登場人物が出揃いますね。一安心です。
じつはキャラクターが多い話なんだなあ、と自分でも驚いていますー(笑)

いつもながら非常に為になるアドバイスを、ありがとうございました!
鹿紙さんの最新話、ドキドキして読みました。
また顔を出しに伺いますね♪
[一言]
とりあえず一言だけ。「ハリネズミ」って何ですか? 動物のこと…ではないですよね?
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 08月19日 10時17分
管理
鹿紙さん、いつも本当にありがとうございます!

ハリネズミ、やっぱり変ですか……!?

ここでは動物の意味そのまんまでしたー(笑)
影が大きく映るとそんな風に見えるかなあと。ちょっと現実的ではないですかね……。
そこで立ち止まってしまうと、本題が頭に入らなくなると思いますので、訂正しますね。

読んで頂いて、そしてコメントをくださり有難いです!
本当にありがとうございます♪
[一言]
 評価依頼を頂いた武道家です。遅くなってしまったこと、お詫びします。
 大変、申し訳ありませんでした。
 最新話まで読み終えましたので、感想を書かせて頂きます。
 まず、やはりと言うか、主題となる獅子が出てくるのが遅いと感じました。
 何気無い学園生活の中で謎を少しずつ入れているので、序盤から先が気になる展開でした。僕としてはもう少し早く出して欲しかったなと思いました。
 文章の書き方は、文句のつけどころはないですね。非常に完成されていて、僕は違和感なく読めました。 ストーリーとしては、やはり、主題がなかなか出てこないのが唯一の難点かなと。気にならない人は気にならないと思いますが、適当にあらすじや題名を見に来て、目を通した人には、遅いと感じるのではないかと思いました。
 キャラクターは魅力溢れているんですが、学園で起こる様々な出来事に対して、みんな大人だなと思いました。それはそれで構いませんが、動揺したり、泣いたり、混乱するような、子供っぽいキャラクターが居ると、もっとリアルな感じが出たかなと思います。僕は高校の頃、寮でしたが、三日でホームシックになりましたよ(笑)

 以上です。
 時間が掛かった割りに、大した事も言えずに申し訳ありません。
 これからも頑張って下さい。
  • 投稿者: 退会済み
  • 18歳~22歳 男性
  • 2012年 08月18日 23時22分
管理
武道家さん、感想をありがとうございます!
最新話まで読んで頂き、恐縮です。本当にお手数をおかけしました。
しかしとても感謝しています。

序盤に問題有りですね。
自分のなかでもすっきりとしました。ご指摘頂きありがとうございました。
やはり、本編が一段落ついたときに、思い切り手入れをしようと思います。
武道家さんのコメントや、今までのご感想のおかげですね。少し先になってしまうとは思いますが、必ず改稿します。

そして、キャラクターに関してもご意見をくださり、ありがとうございました。
武道家さん寮生だったのですね……!! ご意見、本当に参考になります。
やはり全員が落ち着きすぎていますね。わたしも振り返ってみると、確かにそうでした(笑)
子どもっぽいキャラクター、とてもいい案ですね。もしくは、全体のムードとして描いていこうかなと思いました。
本当に、リアリティって大切ですね。しかし難しい……!
もう少し考えて、反映していきたいと思います。

貴重なご意見ありがとうございました。
今後の執筆の大きな参考になりました。仰って頂いたことを本編で活かせるよう、これからも本当にがんばります!!
武道家さんも、ご健筆をお祈りしています。
また読みに伺います。
[一言]

評価依頼掲示板からやってまいりました、青空の約束です。
感想が遅れたこと、大変申し訳ないと先にお詫びしておきます。

さて、今回の「獅子の系譜」という作品は非常に完成度の高いものだと私は思いました。
他とは明らかに頭一つぬけている文章力とでもいうのでしょうか、風のようにさぁーと私の頭を通り過ぎていくものには驚きを隠せませんでした。
単純にいうと、すごく読みやすかったです。その点ではすごい力のある文章なんだなと思いました。

次にストーリーについてですが、特にこれといった不満はありませんでした。

しかし、あえていうのならば、ここからは僕の感じたことになりますので、無視してくださってもかまいません。
それでは。

掲示板にも書かれていたように、まず主人公に共感できるかという点においては、ごめんなさい、共感はできませんでした。

なぜかというと、主人公が大人びていすぎるせいだと思います。主人公が大人びているのは、獅子となる素質のようなものを現すために必要なのはわかりますが、もう少し不安定な部分があってもいいのではないでしょうか。
高校生ならではの弱さ、考えの幼さなどがあまり見られなかったため、こいつ本当に高校生か?と、途中疑ってしまいました。
後半の主人公も戸惑いのようなものはみせますが、それは獅子についての戸惑いばかりで、一般の高校生の戸惑いは描かれていないようにみえます。
獅子のなれなどと突然いわれれば、大人でも多少は戸惑うと思われます。
それとはまた違った戸惑い……勉強についてだとか、異性についてだとか、そういうのをもっと増やしたらいいんじゃないかなぁと感じました。

次に、ストーリーに違和感がないかという点においてですが、大丈夫だと思います。

一箇所きになったところといえば、主人公が獅子の儀式を終えて会長に話しかけられたとき。
会長は「今年はいないと思っていた。獅子の継承が来年に持ち越されるかと思った」みたいな発言をしています。
後半の流れをみると、獅子は実在する人物のようですのでひとつ。
獅子が卒業するまでに、獅子の継承者となるものが入学してこなかった場合、獅子の継承は終わってしまうのではないでしょうか。
獅子が実在しない人物なら納得できたのですが、どうもそうではないようなので。


今回は依頼ありがとうございました。
本当にこのようないい作品に出会えてよかったです。
これからも応援しております、がんばってください!

それでは、青空の約束でした。
青空の約束さん、感想をありがとうございます!
お忙しいなか依頼を受けて頂き、また最新話まで読んでくださり、本当に感謝しています。
こちらからお願いしたことですし、遅れたなどとも思っていませんので、気になさらないでくださいね。

様々な視点から拙作を読んでくださり、本当にありがとうございました。

まず主人公に共感できないことについてですが、仰る通りだと思いました。
「不安定さ」がない、そのような細やかな感受性がないのは「少女」でないと思います。
表現したいことにも関わってくるので、すぐに見直して改訂、もしくは今後のエピソードの挿入を考えたいと思います。また、獅子以外にも彼女なりの不安もあるのですが、それがなかなか共感しにくかった、という点でも、描写や文章を少しずつ変える余地があるなと感じました。
わたしでは気付かなかった、得難いご意見でした。本当にありがとうございます。

そして、榊葉会長の発言についてですが、これは一応は解消した話ではあるのです。
わたしの文章力が足りず、ぴんとくるようになっていず申し訳ありません……!
簡単に説明しますと、じつは詩織が『継承』の回で、「獅子の指名は2月の進級式、もしくは4月の入寮式でおこなわれる」といった内容の発言をしているんです。
ですので、会長の「次回に持ち越しだとタカをくくっていた」という言葉は、2月進級式(1年の終わり)に持越し、という意味でした。
どちらにしろ、塔子の学年で必ず継承をしようという意図があります。
こうして感想欄で説明するのもお恥ずかしい話です。これは今後の話のなかでさらに言葉をつくして、読者の疑問の解消に努めたいと思います。
率直に指摘して頂き、とても助かりました。本当にありがとうございました。

そして、ストーリーに違和感がないと言って頂き、とてもほっとしました。
破たんしていないか、それが一番の不安でしたので、心から良かったと思っています。
文章についても有難いお言葉を頂き、すごく嬉しかったです。
「平易」であること、リズムをつくることは心がけている部分ですので、大きな励みになりました。

長い話を最新話まで読んでいただき、そして率直で大変参考になる感想を頂き、本当にありがとうございました。これからもがんばります!

また、少しお待たせするかもしれませんが、青空の約束さんの著作にもぜひ伺いたいと思っています。
そのときはどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました!



[良い点]
・相変わらずの読ませる文章。特に話の最初に来る風景描写は何とも味がある。
・柊一が何か可愛らしい性格に。
・良司の「悪癖」についてのところ。
・獅子は自らが見つけていくものだ、というくだり。
・塔子に目的ができたこと。

[気になる点]
・塔子の性格が理解しづらくなってきた。物静かな性格に見えるが、その本質には……という説明になっているが、彼女の言動からは特にそのように感じなかった。

・第二章「平穏の終わり」での「獅子」の描写は非常に巧みだと思ったが、一方で謎を引き伸ばす説明になっているため、現段階では獅子について存在を実感しにくい(理解はできる)。
実感しにくいその状況で、塔子が獅子について拒否反応を見せるので、塔子の態度に共感することが難しい。

・塔子が反発を抱くような(直哉の)勧誘、事実の告げ方は良くないかなと感じた。少なくとも「君に選択肢はない」ということを(事実だとしても)ことさら強調させなくても良かったのではないだろうか。獅子にとって最大の責務が「継承」であるなら、なぜわざわざ円滑な継承を妨げるような真似をさせるのか、どうしても疑問に思ってしまう。
(おそらく、獅子の存在に気づくための伏線、ステップと思われるが……)
「本当はもっと彼女のやる気を出させるような説得、オブラートに包んだ勧誘もできたが、今は敢えてこうした(こうせざるをえなかった)」というフォローが、個人的には欲しい。

[一言]
執筆、お疲れ様です。
前回の続きから最新話まで拝読させていただきました。

良い点でもお伝えしましたが、相変わらずの雰囲気の良さでするりと読むことができました。
多少、読点が多いかなと感じたところはありますが、この雰囲気、特に風景描写は見習いたいところです。

さて、今回は良い点と併せて悪い点についても多く言及しました。
自分のことを棚に上げて申し上げるようで気まずいですが、「読者にとって獅子という存在が現段階でどう捉えられているか」という点がネックになっていると僕は思います。
獅子については自分で見つけるしかない、という素敵な設定があるのですから、問答無用でマイナスイメージを植え付ける(方向性を定める)よりも、読者が塔子と一緒になってひとつひとつ理解していく、という構図から始めて欲しかったかなあと思います。
ただ、いずれ獅子となる人が、獅子に対する印象最悪な状態からスタートすることも、それはそれでありだとも考えます。

以上です。またとりとめのない感想でした。

これから塔子たちがどういう道を歩んでいくのか、続きを拝読したいと思います。
頑張って下さいね。応援しています。

ソウイチさん、いらっしゃいませ! 感想ありがとうございます。
度々訪問してくださり、とてもうれしいです。本当に、ありがとうございます。

しっかりと読み込んでくださり、そして設定について指摘してくださり、感謝します。
やはり、最新話あたりに違和感がありますね……! 
直哉の出方や塔子の人間性については、本当に急激な展開すぎたと反省しています。謎が謎を呼んでいるのに、いきなり拒否反応が出るのはへんですね。
自分の「こう進みたい」という観念が強すぎて、肝心の読み手の方を、置いてきぼりにしてしまっていました。

その点を含めて、現在平穏の終わり~最新話までの大幅な加筆修正を練っているところです(「塔子」の回はのぞく)。ストーリーの大まかな流れはこれで良いかと思うので、台詞や話の運び、主人公や周囲の人間の行動・動機づけなどを変えようと思っています。
ご意見は、今後の改稿にぜひ参考にさせて頂きますね。読点の多さについても、ご指摘ありがとうございます。修正します。

ともかくは しぜん かつ 共感 !! をテーマにがんばります(笑)

そして、良い点についても感想をありがとうございました。
風景描写は、単に自身が好きというのもありますが、話の舞台が簡単にイメージできて、かつ楽しんでもらえたらいいなあと思って書いています。お言葉、とても励みになりました。
柊一はやはり可愛らしいキャラになってますね……! 本当に自分でも想定外でした(笑)

ではでは、本当にありがとうございました。ご意見心から感謝します。
そして……ソウイチさん、連載再開おめでとうございます! 改稿お疲れ様でした。また最初から最新話まで楽しんで読ませて頂き、感想を書きに参りますね。
こちらも応援しています♪
[良い点]
しゅういち君がなんか面白いです(笑)あんな俺様なくせに盗み聞きという姑息さ(*^^*)実はかわいい系なのでしょうか。
[一言]
こんにちは、鹿紙です。
最新話まで読んで思ったことを書かせて頂きます。
主人公が「平穏」でありたいと望む動機と、「獅子」になることでどうしてその「平穏」が破られるかが、少しわかりづらい。そのため、最新話あたりの、主人公の感情に共感しづらい。「平穏を愛する主人公」(いわゆる「無気力型」)というのは、ラノベの男性主人公ではよく見かけますが、このお話の場合は「無気力」ではなさそうですし、過去なにかあったのかなあ(たとえばいじめ等のトラブル)とは思いますが、私が読み飛ばしているだけかもしれませんが、そのようなことを(今後大きく取り上げる予定としても)匂わせる描写もなかったように思います。
これからの主人公の行動の肝になる部分だと思いますので、指摘させていただきました。

では、次回の更新も楽しみにしてます。

  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 07月21日 16時54分
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こんにちは、鹿紙さん。感想を本当にありがとうございます!

まずはじめに。すみません!
思うところがあり、昨日書いた返信の内容を一部変えて、再度コメントし直しています。くどくど書きすぎて、自分で嫌になったのです……!
どうかご了承くださいませ。

慧眼なコメントに、とても考えさせられました。
ひとえに、人物の掘り下げが足りなかった、そしてそれが上手く組み込めなかったというほか、ありません。
仰っていただいた通りで、物語全体のテーマに関わりますし、今後の展開にも大きなダメージを与えてしまう部分でした。共感できないのは、まずいです。
そのあたりについてはよく考えて加筆修正し、次話への展開に組み込みたいと思います。、
筆者だけでは認識が及ばないところでしたので、とてもありがたいご意見でした。
心から、感謝いたします。

ちなみに、しゅういちくんは、自分でもびっくりするほど面白い(つまり変な)性格になってしまいました(笑)
もっとクールなはずなのですが、榊葉と「獅子」は彼を平常の状態にさせてくれません。
つまり全編通して彼は平常じゃなくなってくるのか……と頭を悩ませている所存です。
とはいえ彼を気にしてくださり、何よりです(^-^)

ではでは、鹿紙さん、本当にありがとうございました!
いつも丁寧で的確なアドバイス、心から感謝します。また何か気になったところがありましたら、遠慮なく仰ってくださいね。またこちらからも伺いたいと思います。

これからもよろしくお願いします♪
[一言]

 こんにちは。江戸ノ野良です。ようやく最新話に追いつきました。遅くなってしまい、申し訳ございません。

 情景描写や主人公の心理描写がとても巧みで、始めから驚きました。詳細にまで気を配られているので、状況も目に浮かびやすく、展開も理解しやすかったです。

 私ごときが問題点を見つけられたかというと、見つけられませんでした。ただ、少し気になった点を書かせていただきます。

>「塔子って、お母さん似なのね。目元の辺りがそっくり」

 お母さんがどんな目元だったのかが気になりました。始めは塔子の外見の描写がされていないので。美人という情報だけ与えられると、むず痒いです。

>(それとも……秘密にしてほしいことというのは、参拝のことでなく、別にあるのだろうか?)

()の中の文は塔子の心の声で、口語になっていたと思うのですが、この文だけ地の文のようで、不自然に感じました。おかしいというほどではないですが、少し硬すぎるような気がします。

>けれど、こんなに無関心な表情なのに?
 
 これは()の中の文のようだと思い、違和感を感じました。地の文だったら、「こんなに無関心な表情だというのに」のような文になりそうです。

 塔子の心の声が直接あった方が伝わりやすい部分もあるので、()を使うのはとてもいいと思いましたが、少し上手く出来ていないような印象がありました。頻度もまちまちですし、上記のように中途半端な部分もあったように思いました。

>「ギャ――――――――――!」
>トンネルから絶叫が聞こえた。

 どんな声だったのか、想像し難いです。本当にギャの発音はしない気がしますし、絶叫というのも、程度がわからないような。
 脅かされて咄嗟に出た叫びだったのか、怖いものを見て思わず声をあげたのか……。他のところに比べて、表現が少なかったので、余計に気になってしまいました。

>勝手知ったる様子

勝手知った様子、の間違いですよね。とはいえ、誤字脱字が本当に少なくて、尊敬します。

 あとは、たまに細かく描写しすぎていて、過剰に感じるところもありました。とくに、第三章の「彼女の価値」での館の内装の描写。
 よく考えられていて、文章にも問題はないのですが、正直ここまで必要なのだろうかと思ってしまいました。先が気になっていると、邪魔に思えてしまったり(すみません)。

 文章については、ごく細かいことですら、これ以上は見つかりませんでした。すごく慣れていらっしゃるのだろうと感じました。お役に立てればと半ば無理やり探しましたが、本当は、私になど何もご意見できるところはなかったんです。
 私が指摘した部分に関しては、ほぼ素人の意見ですので、取捨選択していただければと思います。

 ここからは純粋に感想です。

 なんだか少女漫画のような基本設定や流れだと思いました(お気を悪くなさったらごめんなさい)。ですが、表現が巧みで、塔子の心理などがとても現実的でお上手なので、非現実的な雰囲気を主人公と共感することが出来ました。

 しつこくラグビー部の先輩に勧誘される辺りなどは、少し大仰に感じました。まさにシナリオ的展開のようで、正直に言えば私の好みではありません。主人公が塔子でなく、これまた典型的なつまらない女の子だったら、すごくげんなりしていたと思います。しかし塔子だからこそ、どんな展開でも楽しめます。

 後半からの会長とのやりとりや、鷹宮柊一が呼びに来るシーンなどは好きです。もっと好きなのは、良司との関係ですが。良司と塔子は人物として作りこまれていて、二人の関係はリアルですごくいいです。

 これ以上語ると言いたいことがまとまらなくなる気がしてきたので、この辺でやめにします。

 鋭い目線などがないので、ただただ率直に書いてしまい、お役に立てないばかりか余計なことばかり言ったかもしれません。申し訳ないです。

 長々と失礼いたしました。塔子がどうなっていくのか、楽しみです。
 また、これからもよろしくお願いいたします。

 
こんにちは。江戸ノ野良さん、感想をありがとうございます!

長い物語を読んで頂き、丁寧に批評してくださり、本当に感謝しています。とてもうれしいです。

指摘して頂いた文章表現は、すぐに修正いたします。どれも仰る通りです。
ただ、トンネルでの叫びと主人公の心の声「()」のバランスは、どちらも意図したものでした。

前者は暗闇のなかで、女の子が一人きりでいると、触れる感触も気配も敏感になり、何もなくとも思わず叫んでしまうんじゃないかなと考えたためです。
たとえば、塔子のように苔のようなものを触れただけでも、大げさな反応をする子はきっといるかなと思いました。
そして誰かが思わず叫んじゃうのは、毎年恒例のことであり、志津香たちには何の感慨もない声だと表現したかったのですが……わたしの独りよがりだったかもしれません。
「ギャ―――――!」はさすがに大げさですよね(笑)すぐに直したいと思います。

また心の声に関しても、自分のなかでは大まかな決まりがあったんです。人と話しているときには基本的に声は使わない。そして会話中でも使うとすれば、より効果的に感情を表現する手段として、取り入れることを考えていました。逆に沈思黙考が続くときには、「()」だらけにないように、地の文にも思考を取り入れています。
ただ、この配分に関しては、独りよがりなところや、筆が進みすぎてしまっているところもあると思います。全編読み直して修正していきますね。お言葉、本当に参考になっています。

また描写過多に関しては、ぐうの音もでません(笑)
とくに「彼女の価値」に関しては、塔子の心理状態からいっても、あそこまで細々と描写するのは間違いでした。これもすぐに見直したいと思います。

そして、ストーリーの感想もありがとうございました。
塔子が共感できるキャラクターのようで、ほっとしています。
少女マンガのような設定は、現代ファンタジーかつ女性向けに書いているので、狙ってやったところもあります(笑)

けれど、まさに仰るとおりで、勧誘の部分はじつは一番削りたい部分でもあります。ご指摘にあったように、やりすぎました。そもそも他の皆さんからも仰って頂きましたが、序盤が冗長に過ぎるので、入学式の一日全部をカットしようという、改稿案があります。
けれど、それをするとなると、良司が出てこないし、紗也加との関係もいちから書いていかなければならない、何より大切なエピソードを繋ぎ合わせる工夫が必要、と大変な改稿になるので、いまは文章の推敲程度に留めています。完結してから直そうと思っている部分です。
率直に指摘して頂いて、やはり改善の余地はじゅうぶんにあると感じました。感謝します。

最後に、良司と塔子をリアルな関係だと言って頂けて、本当にうれしかったです。
主要なふたりですので、読み手の方がどんな風に感じていらっしゃるのか、気になるところでした。
今後主要な人物が増えていくので、ひとりひとりをきちんと描けるように、頑張りますね。
次話は会長出ずっぱりですので、よろしければまた読みにいらっしゃってください。

ではでは。とても鋭く、そして貴重な感想をありがとうございました。
心から感謝します。

こちらこそ、今後もよろしくお願いいたします!
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