感想一覧
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[一言]
こちらも感動いたしました。
二人も揃いましたね。
琴音に再開できてよかった。
バトルシーンが多く、思わず続けて読んでました。
目はつかれましたけどね…はは、気にしませんよ。
掟を破ってコハクはどうなったか…気になるので3を読んできます。
こちらも感動いたしました。
二人も揃いましたね。
琴音に再開できてよかった。
バトルシーンが多く、思わず続けて読んでました。
目はつかれましたけどね…はは、気にしませんよ。
掟を破ってコハクはどうなったか…気になるので3を読んできます。
エピソード50
キハ様
この作品まで続けて読んでくださるなんて、もうお礼の言葉も見つかりません……!
個人的にこの『2』はシリーズ中一番好きになれる作品でして、感動していただけたことは率直に嬉しいです。
ピックアップしてくださった琴音との再会はじめ、様々な要素を過不足なく描き切れたと感じていましてね。
次作の『3』は個人的に、色々な面が劣化してしまった気がしていまして……正直、半ば『黒歴史』認定の作品でして。
読む価値なしと判断された場合は、遠慮なく捨て置きくださいね。
重ね重ね、ご覧いただき本当にありがとうございます。
この作品まで続けて読んでくださるなんて、もうお礼の言葉も見つかりません……!
個人的にこの『2』はシリーズ中一番好きになれる作品でして、感動していただけたことは率直に嬉しいです。
ピックアップしてくださった琴音との再会はじめ、様々な要素を過不足なく描き切れたと感じていましてね。
次作の『3』は個人的に、色々な面が劣化してしまった気がしていまして……正直、半ば『黒歴史』認定の作品でして。
読む価値なしと判断された場合は、遠慮なく捨て置きくださいね。
重ね重ね、ご覧いただき本当にありがとうございます。
- 灰色日記帳
- 2022年 02月25日 18時26分
[良い点]
一月の発言にはやっばり重みがありますね。前主人公が良い先輩ポジションにいてくれる展開って、個人的にすごく好きです。
一月の発言にはやっばり重みがありますね。前主人公が良い先輩ポジションにいてくれる展開って、個人的にすごく好きです。
エピソード3
八番出口様
お世話になっています。
このような昔に書いた作品を掘り起こしてくださり、誠に感謝の至りです!
一月だからこそ、あの言葉にも重みが出るのだろうと思います。
お読みいただき、本当にありがとう御座います!
お世話になっています。
このような昔に書いた作品を掘り起こしてくださり、誠に感謝の至りです!
一月だからこそ、あの言葉にも重みが出るのだろうと思います。
お読みいただき、本当にありがとう御座います!
- 灰色日記帳
- 2021年 09月20日 08時42分
[良い点]
前作を読んでいただけに一月が登場した瞬間にキター! となり、千芹が登場した瞬間にキターー! となるという、終始脳内がうるさい読者でした。
とても面白かったです。
世莉樺のトラウマは想像以上に重く、どう乗り越えるのかと手に汗握る思いでした。
登場人物それぞれの心情が上手く描かれていて良かったです。
感想欄を見た所、随分と加筆か修正をされたのかな?という印象を受けました。
お陰さまでバッチリ読みやすく、分かりやすかったです。
一月と琴音、瑠唯ちゃんとお母さん。無事に仲直りも出来て、読後は本当にスッキリできました。
[一言]
私は精霊の二人がお気に入りでして。
掟を破った炬白君は大丈夫なのだろうか……とちょっと心配になりつつ、3に行ってきます。
前作を読んでいただけに一月が登場した瞬間にキター! となり、千芹が登場した瞬間にキターー! となるという、終始脳内がうるさい読者でした。
とても面白かったです。
世莉樺のトラウマは想像以上に重く、どう乗り越えるのかと手に汗握る思いでした。
登場人物それぞれの心情が上手く描かれていて良かったです。
感想欄を見た所、随分と加筆か修正をされたのかな?という印象を受けました。
お陰さまでバッチリ読みやすく、分かりやすかったです。
一月と琴音、瑠唯ちゃんとお母さん。無事に仲直りも出来て、読後は本当にスッキリできました。
[一言]
私は精霊の二人がお気に入りでして。
掟を破った炬白君は大丈夫なのだろうか……とちょっと心配になりつつ、3に行ってきます。
お世話になっています。
そして、お読みいただきありがとう御座います!
作者としては、本作はシリーズ内で最も好きな作品でして、様々な要素を過不足なく描き切れたと自負していたのです。
世莉樺がトラウマを乗り越えるシーンとかも、作者的にお気に入りのシーンです。
次作の3は最高傑作と仰ってくれる方もいましたが、作者的には2には及ばなかったかな……と感じています。それでも、お読み頂けるのであれば感謝の限りです。
感想、誠にありがとう御座いました。
そして、お読みいただきありがとう御座います!
作者としては、本作はシリーズ内で最も好きな作品でして、様々な要素を過不足なく描き切れたと自負していたのです。
世莉樺がトラウマを乗り越えるシーンとかも、作者的にお気に入りのシーンです。
次作の3は最高傑作と仰ってくれる方もいましたが、作者的には2には及ばなかったかな……と感じています。それでも、お読み頂けるのであれば感謝の限りです。
感想、誠にありがとう御座いました。
- 灰色日記帳
- 2020年 05月06日 17時55分
[良い点]
「鬼哭啾啾 ~置き忘れた一つの思い出~」からすると、さらに完成度が上がっていますね!
少女が命を落とす直前に何があり、どうして鬼に取り込まれることとなったのか、前作の琴音よりも読者へよりよく訴える内容にまとまっていると思いました。
一月が、とにもかくにも、かっこいいです。悲惨な経験を通して、さらにかっこよく成長したのだと思います。最後の琴音とのシーンは素敵でした!
[気になる点]
メリハリを付けられるとこの作品はさらに良くなると思います。
創作で描かれるシーンには大きく分けて静的シーンと動的シーンがありますが、虹色冒険書さまのこのお作品での課題は「動的シーン」にあると思います。
すなわち、鬼遭遇による切迫シーンにおける、危機感を助長するためのテンポです。
会話文で充分情景が説明付いているにもかかわらず地の文でもう一度説明を繰り返すことによる冗長性(話の流れが折れる。残念)
地の文があまりにも冷静すぎるための、切迫感の欠如。
もっともっと危機迫る文章で読者を煽ってみてください。読者を危機に陥れてこそ、ホラーは完成します。
「鬼哭啾啾 ~置き忘れた一つの思い出~」からすると、さらに完成度が上がっていますね!
少女が命を落とす直前に何があり、どうして鬼に取り込まれることとなったのか、前作の琴音よりも読者へよりよく訴える内容にまとまっていると思いました。
一月が、とにもかくにも、かっこいいです。悲惨な経験を通して、さらにかっこよく成長したのだと思います。最後の琴音とのシーンは素敵でした!
[気になる点]
メリハリを付けられるとこの作品はさらに良くなると思います。
創作で描かれるシーンには大きく分けて静的シーンと動的シーンがありますが、虹色冒険書さまのこのお作品での課題は「動的シーン」にあると思います。
すなわち、鬼遭遇による切迫シーンにおける、危機感を助長するためのテンポです。
会話文で充分情景が説明付いているにもかかわらず地の文でもう一度説明を繰り返すことによる冗長性(話の流れが折れる。残念)
地の文があまりにも冷静すぎるための、切迫感の欠如。
もっともっと危機迫る文章で読者を煽ってみてください。読者を危機に陥れてこそ、ホラーは完成します。
- 投稿者: 退会済み
- 2019年 04月28日 10時03分
管理
この作品に感想を頂くのはおよそ五年ぶりです。
実はこの作品、ストーリー面では作者的に最も好きになれる作品でして、自己採点ではシリーズ一位なのです。『鬼哭啾啾 ~置き忘れた一つの思い出~』より完成度が上がっていると言って頂けて嬉しいです。
切迫シーンにおけるテンポの低さ……これはこの作品を書いた当時の力量不足か、単なる私の表現力の無さが原因かもしれません。地の分が淡々としているとは以前から言われてきたのですが、安易に擬音などを使うとチープさが目立ってしまうと考えています。
私自身、『どっかーん!』や『ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!』みたいな表現を使った作品を幾度か目にし、辟易したこともありまして。悩みどころですよね。
危機迫る文章……どうすれば読者に恐怖感を与えられるのか、やはりそれが課題だと感じていました。このシリーズ、全体的に残酷描写に頼り過ぎかな? とも思っていた所です。
参考になるご意見、誠にありがとう御座いました。
現行のシリーズ作品、『鬼哭啾啾 再 ~繰り返された一つの恐怖~』の参考とさせていただきます。
実はこの作品、ストーリー面では作者的に最も好きになれる作品でして、自己採点ではシリーズ一位なのです。『鬼哭啾啾 ~置き忘れた一つの思い出~』より完成度が上がっていると言って頂けて嬉しいです。
切迫シーンにおけるテンポの低さ……これはこの作品を書いた当時の力量不足か、単なる私の表現力の無さが原因かもしれません。地の分が淡々としているとは以前から言われてきたのですが、安易に擬音などを使うとチープさが目立ってしまうと考えています。
私自身、『どっかーん!』や『ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!』みたいな表現を使った作品を幾度か目にし、辟易したこともありまして。悩みどころですよね。
危機迫る文章……どうすれば読者に恐怖感を与えられるのか、やはりそれが課題だと感じていました。このシリーズ、全体的に残酷描写に頼り過ぎかな? とも思っていた所です。
参考になるご意見、誠にありがとう御座いました。
現行のシリーズ作品、『鬼哭啾啾 再 ~繰り返された一つの恐怖~』の参考とさせていただきます。
- 灰色日記帳
- 2019年 04月28日 20時52分
[一言]
『秘密基地』でご依頼を受けました橘です。
完結まで読了いたしました。
実にお見事な構成と展開だったと思います。かなりの話数がありましたので、ひとまずキリのいいところまでと思っていたのですが、最後まで引きこまれるように読んでしまいました。
前作と比べて、文章・内容ともに大きく進歩なさっていると感じました。
以前に三人称における「視点のブレ」を指摘したように思います。それが本作では改善されていて、ヒロイン世莉樺の視点からほとんどブレることがなく、すっきりと読めました。一部一月視点の部分もありましたが、そこは逆に彼の目線に固定されていたので違和感はありませんでした。
文章は相変わらずお上手ですね。ダークな雰囲気の作品に相応しい語彙選びができていて、独特な空気感を醸し出していました。ところどころ説明過多な部分や、不自然な言い回しがなくはないのですが、それでもグイグイと読ませる筆力は尊敬いたします。しかもこれは一年以上前の作品ですから、現在はさらに腕を磨かれているのでしょうね!
文章面で気になった点を二つだけ挙げさせて頂きます。高い文章力をお持ちなので、おのずとこちらの期待レベルも高くなってしまうのだとご承知おき下さい。
「!」や「っ……」などの、声にならないセリフ表現の多さが目につきます。癖なのか意図的なのかは分かりませんが、たまに使うのならばアクセントになるにしても、一話に一回以上出てくるのはさすがに多すぎかと。かっちりした文章なのに、ここだけひどく幼稚に思えて勿体ないです。「悲鳴は喉の奥で押し潰された」「思わず小さく息を飲んだ」など、地の文で表現できるようになるといいですね。
それから、クライマックス前にいきなり一人称記述にシフトしたのが残念でした。なんでここで変えちゃうかな~とちょっとびっくりしました(笑)。先にも申しました通り、世莉樺視点のお上手な三人称になっているので、彼女の感情はしっかりと伝わってきていたんです。あえてここで一人称に変える必要はなかったような気がします。一月のシーンはまた三人称に戻っていますし、統一感を欠いたのが残念です。
次に内容についてですが、非常にきれいにまとまっていたと思います。鬼と戦うに至った理由がまず「妹を救うため」というものであり、ヒロインがしっかり者の姉であることからも説得力があります。鬼になった瑠唯との縁、世莉樺自身の過去のトラウマ、前作の主人公である一月の手助けと、様々なパーツが過不足なく描かれていました。他の方の感想にもある通り王道展開ではあるのですが(前作を読んだせいか炬白の正体はすぐ分かってしまいました……)、むしろ期待通りの展開といった感じで安心して楽しめました。
一月があまり出しゃばらず、オブザーバーとしてサポートに徹したのがいいですね。あくまで主人公は世莉樺だったので、一月と琴音の決着も押し付けがましくなかったです。
クライマックスで世莉樺が辛い過去を追体験し、自らトラウマを克服する展開もよかったです。どこかで立ち直るんだろうとは予想していましたが、実にうまい演出だなあと感心してだったと思います。
タイトルになっている「月光蝶」が効果的に使われていましたね。光る蝶が月光を浴びて舞う姿は、凄惨な戦いの中でとても幻想的でした。ラストの「月送り」のお祭りのシーンも美しく、彼らの別れに相応しい舞台でした。瑠唯の浴衣姿が目に浮かぶようです。
おどろおどろしいシーンと、こういった美しく情緒的なシーンが、鮮やかに書き分けられていたと思います。
さて、新作の要素として何が必要かというご依頼でしたが、展開や構成、世界観については十分なのではないかと思います。あえて物足りなかったところを考えると、「鵲村のリアリティ」と「より深い人間の心理描写」でしょうか。
前作と本作は鵲村という閉じた世界の中で起こっているわけですが、主人公たち以外の生活感や事件に対する反応が今ひとつ伝わってきません。人口の多くない村で行方不明者が続出しているわけですから、不安を抱く住民たちの描写がもっとあってもよいと思います。警察や消防団が廃墟や林の中を捜索するでしょうし、幼稚園・小学校は集団登下校になるはずです(真由と一緒に肝試しに行った男の子は未だに行方不明扱いですよね?)。鬼の言い伝えがある土地柄、神隠しじゃないかなんて噂も流れそうです。現状では、世莉樺たちだけが大騒ぎしているようにも受け取れてしまうので、全体を俯瞰する描写があればリアリティが増すのではないかと。
それと、登場人物たちの気持ちはものすごく伝わってきて破綻したところもないのですが、本作が人間の恨みや怨念をテーマにしたホラーであること考えると、あともう一歩深い洞察がほしいような気がします。たとえば瑠唯の母親。我が子にぶつけた心ない言葉を後悔していましたが、おかしな力を持つ瑠唯をずっと重荷に思っていたからこそ出た言葉ではないでしょうか。子供が死んで、本当は心のどこかでホッとしていて、だからこそ罪悪感に苛まれて……などと考えると、瑠唯の悲しみがいっそう引き立ちます(救いようがないですが)。母親と言えば、世莉樺の母親の行動もちょっと首を傾げたくなるところがあって、かつて留守中の失火で我が子を失っていながら、未だに留守がちの生活ってどうよ? と率直に思ってしました。これも深読みすると、母親も父親も家事のトラウマを引き摺っていて、そのために家庭と真っ直ぐ向き合えないないのかな……なんて。だとすると、世莉樺自身、あまり恵まれた家庭環境とはいえないのかもしれません。
まあこれは私の勝手な深読みで、作者様の意図とは違うことは百も承知していますが、そのくらい深くて暗い人間の業のようなものを描ければ、「鬼」に取り込まれる人間の恨みも自然に表現できると思うのです。
ずいぶん好き勝手に書き散らしてしまいました。的外れの指摘もあったことと思いますが、どうぞご容赦下さい。あくまで一読者の感想として受け止めて下さると幸いです。
完成度の高い作品であることは間違いないです。このような独特な雰囲気が描ける個性を大切に、これからも頑張って下さいね。
ご依頼ありがとうございました。
『秘密基地』でご依頼を受けました橘です。
完結まで読了いたしました。
実にお見事な構成と展開だったと思います。かなりの話数がありましたので、ひとまずキリのいいところまでと思っていたのですが、最後まで引きこまれるように読んでしまいました。
前作と比べて、文章・内容ともに大きく進歩なさっていると感じました。
以前に三人称における「視点のブレ」を指摘したように思います。それが本作では改善されていて、ヒロイン世莉樺の視点からほとんどブレることがなく、すっきりと読めました。一部一月視点の部分もありましたが、そこは逆に彼の目線に固定されていたので違和感はありませんでした。
文章は相変わらずお上手ですね。ダークな雰囲気の作品に相応しい語彙選びができていて、独特な空気感を醸し出していました。ところどころ説明過多な部分や、不自然な言い回しがなくはないのですが、それでもグイグイと読ませる筆力は尊敬いたします。しかもこれは一年以上前の作品ですから、現在はさらに腕を磨かれているのでしょうね!
文章面で気になった点を二つだけ挙げさせて頂きます。高い文章力をお持ちなので、おのずとこちらの期待レベルも高くなってしまうのだとご承知おき下さい。
「!」や「っ……」などの、声にならないセリフ表現の多さが目につきます。癖なのか意図的なのかは分かりませんが、たまに使うのならばアクセントになるにしても、一話に一回以上出てくるのはさすがに多すぎかと。かっちりした文章なのに、ここだけひどく幼稚に思えて勿体ないです。「悲鳴は喉の奥で押し潰された」「思わず小さく息を飲んだ」など、地の文で表現できるようになるといいですね。
それから、クライマックス前にいきなり一人称記述にシフトしたのが残念でした。なんでここで変えちゃうかな~とちょっとびっくりしました(笑)。先にも申しました通り、世莉樺視点のお上手な三人称になっているので、彼女の感情はしっかりと伝わってきていたんです。あえてここで一人称に変える必要はなかったような気がします。一月のシーンはまた三人称に戻っていますし、統一感を欠いたのが残念です。
次に内容についてですが、非常にきれいにまとまっていたと思います。鬼と戦うに至った理由がまず「妹を救うため」というものであり、ヒロインがしっかり者の姉であることからも説得力があります。鬼になった瑠唯との縁、世莉樺自身の過去のトラウマ、前作の主人公である一月の手助けと、様々なパーツが過不足なく描かれていました。他の方の感想にもある通り王道展開ではあるのですが(前作を読んだせいか炬白の正体はすぐ分かってしまいました……)、むしろ期待通りの展開といった感じで安心して楽しめました。
一月があまり出しゃばらず、オブザーバーとしてサポートに徹したのがいいですね。あくまで主人公は世莉樺だったので、一月と琴音の決着も押し付けがましくなかったです。
クライマックスで世莉樺が辛い過去を追体験し、自らトラウマを克服する展開もよかったです。どこかで立ち直るんだろうとは予想していましたが、実にうまい演出だなあと感心してだったと思います。
タイトルになっている「月光蝶」が効果的に使われていましたね。光る蝶が月光を浴びて舞う姿は、凄惨な戦いの中でとても幻想的でした。ラストの「月送り」のお祭りのシーンも美しく、彼らの別れに相応しい舞台でした。瑠唯の浴衣姿が目に浮かぶようです。
おどろおどろしいシーンと、こういった美しく情緒的なシーンが、鮮やかに書き分けられていたと思います。
さて、新作の要素として何が必要かというご依頼でしたが、展開や構成、世界観については十分なのではないかと思います。あえて物足りなかったところを考えると、「鵲村のリアリティ」と「より深い人間の心理描写」でしょうか。
前作と本作は鵲村という閉じた世界の中で起こっているわけですが、主人公たち以外の生活感や事件に対する反応が今ひとつ伝わってきません。人口の多くない村で行方不明者が続出しているわけですから、不安を抱く住民たちの描写がもっとあってもよいと思います。警察や消防団が廃墟や林の中を捜索するでしょうし、幼稚園・小学校は集団登下校になるはずです(真由と一緒に肝試しに行った男の子は未だに行方不明扱いですよね?)。鬼の言い伝えがある土地柄、神隠しじゃないかなんて噂も流れそうです。現状では、世莉樺たちだけが大騒ぎしているようにも受け取れてしまうので、全体を俯瞰する描写があればリアリティが増すのではないかと。
それと、登場人物たちの気持ちはものすごく伝わってきて破綻したところもないのですが、本作が人間の恨みや怨念をテーマにしたホラーであること考えると、あともう一歩深い洞察がほしいような気がします。たとえば瑠唯の母親。我が子にぶつけた心ない言葉を後悔していましたが、おかしな力を持つ瑠唯をずっと重荷に思っていたからこそ出た言葉ではないでしょうか。子供が死んで、本当は心のどこかでホッとしていて、だからこそ罪悪感に苛まれて……などと考えると、瑠唯の悲しみがいっそう引き立ちます(救いようがないですが)。母親と言えば、世莉樺の母親の行動もちょっと首を傾げたくなるところがあって、かつて留守中の失火で我が子を失っていながら、未だに留守がちの生活ってどうよ? と率直に思ってしました。これも深読みすると、母親も父親も家事のトラウマを引き摺っていて、そのために家庭と真っ直ぐ向き合えないないのかな……なんて。だとすると、世莉樺自身、あまり恵まれた家庭環境とはいえないのかもしれません。
まあこれは私の勝手な深読みで、作者様の意図とは違うことは百も承知していますが、そのくらい深くて暗い人間の業のようなものを描ければ、「鬼」に取り込まれる人間の恨みも自然に表現できると思うのです。
ずいぶん好き勝手に書き散らしてしまいました。的外れの指摘もあったことと思いますが、どうぞご容赦下さい。あくまで一読者の感想として受け止めて下さると幸いです。
完成度の高い作品であることは間違いないです。このような独特な雰囲気が描ける個性を大切に、これからも頑張って下さいね。
ご依頼ありがとうございました。
返信が遅れて大変申しわけ御座いません。
数々の貴重なご意見、感謝感激です。
視点のブレについては、小説を書き始めて間もない頃から指摘されてきた場面ですので、その点が改善されていると仰って頂けて良かったです。
声にならない台詞表現……この点は完全に、自分の癖でした。ご指摘ありがとう御座います、今後は気を配らせて頂きたいと思います。
そしてクライマックスに世莉樺の一人称に変わる所……戦闘場面はこの作品のハイライトとも呼べる場面ですので、彼女自身の気持ちを表現するために前作同様、一人称に変えたのです。しかし橘様のように感じる方も居る、という事が分かりました。次作以降はどうするか、考慮いたします。
内容に関しても褒めて頂き、ありがとう御座います。私はこの作品を作るにあたって、キャラそれぞれの『行動原理』を意識したんです。世莉樺が危険だと分かっても鬼と戦う理由、などですね。同時に、彼女が過去のトラウマを克服するシーンも同様に力を入れましたので、その点を読み取って頂けて幸いです。
また、暗い場面と神秘的な場面(蝶が飛んでいく所など)のメリハリも意識した点です。ここも挙げて頂き、嬉しく思います。
新作の要素として教えて頂いた二点、「鵲村のリアリティ」と「より深い人間の描写」、大変参考になりました。
瑠唯の母の心の動きについて、そういった描き方もあったのだと気付きました。本当に参考になるご意見です。
拙作の為にこれ程の貴重なご意見の数々、重ね重ねありがとう御座います。
完成度が高いなんて……勿体ないお言葉です。
こちらの方こそ、依頼を受けて下さりありがとう御座いました!
数々の貴重なご意見、感謝感激です。
視点のブレについては、小説を書き始めて間もない頃から指摘されてきた場面ですので、その点が改善されていると仰って頂けて良かったです。
声にならない台詞表現……この点は完全に、自分の癖でした。ご指摘ありがとう御座います、今後は気を配らせて頂きたいと思います。
そしてクライマックスに世莉樺の一人称に変わる所……戦闘場面はこの作品のハイライトとも呼べる場面ですので、彼女自身の気持ちを表現するために前作同様、一人称に変えたのです。しかし橘様のように感じる方も居る、という事が分かりました。次作以降はどうするか、考慮いたします。
内容に関しても褒めて頂き、ありがとう御座います。私はこの作品を作るにあたって、キャラそれぞれの『行動原理』を意識したんです。世莉樺が危険だと分かっても鬼と戦う理由、などですね。同時に、彼女が過去のトラウマを克服するシーンも同様に力を入れましたので、その点を読み取って頂けて幸いです。
また、暗い場面と神秘的な場面(蝶が飛んでいく所など)のメリハリも意識した点です。ここも挙げて頂き、嬉しく思います。
新作の要素として教えて頂いた二点、「鵲村のリアリティ」と「より深い人間の描写」、大変参考になりました。
瑠唯の母の心の動きについて、そういった描き方もあったのだと気付きました。本当に参考になるご意見です。
拙作の為にこれ程の貴重なご意見の数々、重ね重ねありがとう御座います。
完成度が高いなんて……勿体ないお言葉です。
こちらの方こそ、依頼を受けて下さりありがとう御座いました!
- 灰色日記帳
- 2014年 07月21日 17時58分
[良い点]
非常に文章が上手いです。
私もこれくらいの文章が書けるようになりたいです!
よい点については、今回もたくさんの感想がかかれていらっしゃるようですので、割愛させていただきます。
[気になる点]
話がまとまりすぎていて、
各話の最後でそっとブラウザの戻るを押してしまう。
わかりやすくいうのであれば、
主人公が大ピンチな状況でキラキラと輝く剣が現れた。
ここで終われば次の話も読んでみようと思いますが、
剣を掴んで敵を倒すところまでやってしまうので、
その話だけ読んでスッキリしてしまうのです。
読んでいる読者にはすごく助かりますが、
引きと言う面では弱いかと思います。
テレビのようになんでもない場面なのに、
『CMのあと驚きの展開に!』なんて引きを作るのも大事ですね。
これを展開に当てはめると
0話目の最後『そうしたら、ずっとずっと一緒に居られるよね。』
で終わってしまうと、
読み手として「そうだね」と自分で答えを見つけられます。
その結果、次の話が気にならなくなります。
こういうのが非常にもったいないです。
文章力も高く話も非常にうまいので、
次のページをクリックしてもらう為にあと一歩の努力をすれば、
ほんとうに名作を量産できるのはないかと思います。
今回の場合『もしもまた会えたら……お姉さんもてるてる坊主にしたいな。』
こっちで終わった方が格段に次が気になります。
お姉さんも、てるてる坊主にするってなんだよ! って思いますので
「そうだね」と日常的な返しが読者には出来ません。
気になるので、次へをクリックするわけです。
1話も同様に最後が
『彼女の悲しげな面持ちを見つめる者は、そこには誰一人として居ない。』だと、
「なら問題ないじゃん」で終わってしまいます。
反対に『彼女の悲しげな面持ちを見つめていた者が、気持ち悪い笑みを浮かべて消えた』
だと、お前はだれだよ! となりますので、次を読みたくなります。
さらに上記の文章自体が伏線になりますので、次の伏線を張りやすくなります。
このあとの話もすべて各話で綺麗に話が終わっているので
どこでやめても問題ありません。もったいないです。
各話の終わりを番組の終わりではなく、
CMの前と考えると話の最後がもっと違うもので終われると思います。
『其ノ六 ~日和坊主~』に出てくる幽霊が、
『其ノ零 ~呪詛~』の女の子でだと思うのですが、
このあたりでギブアップしました。
話がまとまりすぎているため、
日記やエッセイなら読みやすくて良いのですが、
作り話だと面白みに欠けるために続きを読もうとは思いません。
もう少し、個を出されるような書き方を混ぜていただくと
より面白い作品になるかと思います。
[一言]
メッセージありがとうございます。
さっそくお伺いいたしました。
非常によく出来ていますが、
出来すぎている為に些細なことが荒に見えてしまう状態です。
文章力や表現などは非常に上手ですので、
あとはキャラの感情と、自分の感情をより激しく表現すれば
エンターテイメントに近いものになると思います。
ぜひ頑張ってみてください!
さらなる良作品を生み出されるように期待しております!
非常に文章が上手いです。
私もこれくらいの文章が書けるようになりたいです!
よい点については、今回もたくさんの感想がかかれていらっしゃるようですので、割愛させていただきます。
[気になる点]
話がまとまりすぎていて、
各話の最後でそっとブラウザの戻るを押してしまう。
わかりやすくいうのであれば、
主人公が大ピンチな状況でキラキラと輝く剣が現れた。
ここで終われば次の話も読んでみようと思いますが、
剣を掴んで敵を倒すところまでやってしまうので、
その話だけ読んでスッキリしてしまうのです。
読んでいる読者にはすごく助かりますが、
引きと言う面では弱いかと思います。
テレビのようになんでもない場面なのに、
『CMのあと驚きの展開に!』なんて引きを作るのも大事ですね。
これを展開に当てはめると
0話目の最後『そうしたら、ずっとずっと一緒に居られるよね。』
で終わってしまうと、
読み手として「そうだね」と自分で答えを見つけられます。
その結果、次の話が気にならなくなります。
こういうのが非常にもったいないです。
文章力も高く話も非常にうまいので、
次のページをクリックしてもらう為にあと一歩の努力をすれば、
ほんとうに名作を量産できるのはないかと思います。
今回の場合『もしもまた会えたら……お姉さんもてるてる坊主にしたいな。』
こっちで終わった方が格段に次が気になります。
お姉さんも、てるてる坊主にするってなんだよ! って思いますので
「そうだね」と日常的な返しが読者には出来ません。
気になるので、次へをクリックするわけです。
1話も同様に最後が
『彼女の悲しげな面持ちを見つめる者は、そこには誰一人として居ない。』だと、
「なら問題ないじゃん」で終わってしまいます。
反対に『彼女の悲しげな面持ちを見つめていた者が、気持ち悪い笑みを浮かべて消えた』
だと、お前はだれだよ! となりますので、次を読みたくなります。
さらに上記の文章自体が伏線になりますので、次の伏線を張りやすくなります。
このあとの話もすべて各話で綺麗に話が終わっているので
どこでやめても問題ありません。もったいないです。
各話の終わりを番組の終わりではなく、
CMの前と考えると話の最後がもっと違うもので終われると思います。
『其ノ六 ~日和坊主~』に出てくる幽霊が、
『其ノ零 ~呪詛~』の女の子でだと思うのですが、
このあたりでギブアップしました。
話がまとまりすぎているため、
日記やエッセイなら読みやすくて良いのですが、
作り話だと面白みに欠けるために続きを読もうとは思いません。
もう少し、個を出されるような書き方を混ぜていただくと
より面白い作品になるかと思います。
[一言]
メッセージありがとうございます。
さっそくお伺いいたしました。
非常によく出来ていますが、
出来すぎている為に些細なことが荒に見えてしまう状態です。
文章力や表現などは非常に上手ですので、
あとはキャラの感情と、自分の感情をより激しく表現すれば
エンターテイメントに近いものになると思います。
ぜひ頑張ってみてください!
さらなる良作品を生み出されるように期待しております!
- 投稿者: 退会済み
- 2013年 07月12日 14時53分
管理
押し付けがましい要望でしたが、受けて下さり恐縮です。そして、また多くの貴重なご意見、感謝いたします。
これまで挙げられた事のない意見を頂き、大変参考になります。
引きが弱い、ですか……振り返ってみても、確かに私は一話一話纏めてしまう傾向があったようです。
なるほど、これでは次を読んでもらえなくなってしまうのですね。
次回作では次話への引きを意識してみたいと思います。
>>非常によく出来ていますが、
>>出来すぎている為に些細なことが荒に見えてしまう状態です。
感激いたしました、私には勿体ないお言葉です。
ご期待に添えるよう、今後とも頑張ります!
これまで挙げられた事のない意見を頂き、大変参考になります。
引きが弱い、ですか……振り返ってみても、確かに私は一話一話纏めてしまう傾向があったようです。
なるほど、これでは次を読んでもらえなくなってしまうのですね。
次回作では次話への引きを意識してみたいと思います。
>>非常によく出来ていますが、
>>出来すぎている為に些細なことが荒に見えてしまう状態です。
感激いたしました、私には勿体ないお言葉です。
ご期待に添えるよう、今後とも頑張ります!
- 灰色日記帳
- 2013年 07月13日 10時47分
[良い点]
王道な話は好きです。
こういうホラー要素があるファンタジー(?)な作品の感じがお気に入りだったり
[気になる点]
ありません
[一言]
読了してからももう1度盛り上がる場面を流し読みで読んでしまったくらいです(最新話を更新されるごとに読ませてもらっていました)
一月先輩が世莉樺と共闘しているシーンでワクワクしっぱなしでした。千芹ちゃんが登場したのでもっと瑠唯ちゃんの苦しみが世莉樺の戸惑いが……描写も素晴らしかったです。
カササギユキシズクという蝶が瑠唯ちゃんを助けるのに関係したのも納得でしたし。
妹を精霊の掟を破ってまで助けたかった炬白――掟なんかよりという世莉樺姉弟の優しさがわかりやすかった。
世莉樺と炬白、やはり炬白は弟のあの子でしたね。途中で何となく想像できていたものの先を想像する楽しみが!
まとまりのない文章申し訳ありませんでした。
作品、堪能しましたよ^^
王道な話は好きです。
こういうホラー要素があるファンタジー(?)な作品の感じがお気に入りだったり
[気になる点]
ありません
[一言]
読了してからももう1度盛り上がる場面を流し読みで読んでしまったくらいです(最新話を更新されるごとに読ませてもらっていました)
一月先輩が世莉樺と共闘しているシーンでワクワクしっぱなしでした。千芹ちゃんが登場したのでもっと瑠唯ちゃんの苦しみが世莉樺の戸惑いが……描写も素晴らしかったです。
カササギユキシズクという蝶が瑠唯ちゃんを助けるのに関係したのも納得でしたし。
妹を精霊の掟を破ってまで助けたかった炬白――掟なんかよりという世莉樺姉弟の優しさがわかりやすかった。
世莉樺と炬白、やはり炬白は弟のあの子でしたね。途中で何となく想像できていたものの先を想像する楽しみが!
まとまりのない文章申し訳ありませんでした。
作品、堪能しましたよ^^
お読み頂き、ありがとう御座いました。
確かにこの作品、ホラーと言うよりはファンタジーに近い所がありますね。
王道が好き、と言って頂けて嬉しいです。
重ね重ね、本当にありがとう御座います。
確かにこの作品、ホラーと言うよりはファンタジーに近い所がありますね。
王道が好き、と言って頂けて嬉しいです。
重ね重ね、本当にありがとう御座います。
- 灰色日記帳
- 2013年 06月09日 21時58分
[良い点]
おどろおどろしい、幽霊絵の様な出だしで始まりながら、
最後は、綺麗な一枚の水彩画の様な澄み切った終わり方が
無理なくできている点は素晴らしいです。
[気になる点]
唯一、気になったのが、ヒロインの妹を最後に救う部分が
なんとなくあまりにさらりと流れてしまった所。
[一言]
非常に綺麗な終わり方だと思います。
純粋に感動できました。
思わず、目頭が熱くなって……
おどろおどろしい、幽霊絵の様な出だしで始まりながら、
最後は、綺麗な一枚の水彩画の様な澄み切った終わり方が
無理なくできている点は素晴らしいです。
[気になる点]
唯一、気になったのが、ヒロインの妹を最後に救う部分が
なんとなくあまりにさらりと流れてしまった所。
[一言]
非常に綺麗な終わり方だと思います。
純粋に感動できました。
思わず、目頭が熱くなって……
- 投稿者: 退会済み
- 2013年 05月29日 23時04分
管理
お読み頂き、ありがとう御座います!
澄みきった終わり方……そういう物を目指していましたので、そうお仰って頂き嬉しいです。
ヒロインの妹の部分……もっと濃厚に描いた方が良かったでしょうかね?
加筆を検討いたします。
拙作で感動して頂けたなんて……勿体ないお言葉です。
澄みきった終わり方……そういう物を目指していましたので、そうお仰って頂き嬉しいです。
ヒロインの妹の部分……もっと濃厚に描いた方が良かったでしょうかね?
加筆を検討いたします。
拙作で感動して頂けたなんて……勿体ないお言葉です。
- 灰色日記帳
- 2013年 05月30日 12時44分
[良い点]
相変わらずの高い文章力・表現力。
文章の安定感が抜群ですね。とても読みやすく、そしてなにより描写が美しいです。
この描写の美しさは、鬼哭啾啾シリーズの魅力の一つだと思います。
一月先輩、まじかっこいいですw
[気になる点]
悪いというほどのことでも無いですし、良い点の裏返しになってしまうのですが……。
特にシリアスな場面や大切な場面で、描写過多になりがちと言いますか、回りくどくなっているように感じました。
作者様の情熱が籠もっているのを感じますが、あえて簡潔に表現した方が胸に響くこともあると思います。
とても難しい事ですが、このへんのバランスが調整されればより読みやすく引き込まれやすくなるのではと感じました。
[一言]
ご依頼ありがとうございます、つたれもんです。
こちらには活動報告のコメント覧に書き込んで頂いた点について述べていこうと思います。
1、続きが気になるかどうか
展開が王道、かつ伏線が分かりやすいため、先読みしやすい作品ではあると思います。
ですが続きが気にならない、ということはありません。
例えば正体を主人公に隠しているキャラがいるとして、その正体は読者様にならすぐばれてしまっても問題無いのです。
主人公が読者と同じように正体不明キャラの正体に気がついたとき、どのような反応をするのか、どのような物語が展開されるのか。
例え王道だ、先読みできるぞと言われても、「いつどんな風に気がつくのかな?」とそれを楽しみに読み進めることができます。キャラの正体だけでなく、事件の真相もまたしかりです。
この作品は、そういった謎の楽しみ方も出来ると思います。それだけストーリーやキャラが作り込まれていて、心情の描写も丁寧ですので^^
長々と書きましたが、纏めると続きは気になる作りになっていると思います^^;
2、前作に劣る点、勝る点
ほとんどの点で進化していると思います。
キャラクターの立ち位置が明確になったり、戦闘シーンにキレが出ていたり。
前作を読んだ方はもちろん、今作から読み始めても何ら問題無いつくりになっていると思います。
これは超個人的な感想ですが、どちらを先に読んでも「一月先輩かっけぇぇぇぇぇっ!!」ってなるかとw
ただ、ホラージャンルである、という点では前作の方が……と私は思ってしまいました。
戦闘シーンにキレが生まれたりミステリー要素が強まったりしているように感じるため、前作にあった怖さとは違うおどろおどろしさが減ってしまったように思います。
長々と偉そうなことを書き並べてしまい申しわけありませんm(_ _)m
なんだかんだ言いましたが、本当に良いシリーズ、作品だと思います。
完結目指して頑張って下さい^^
相変わらずの高い文章力・表現力。
文章の安定感が抜群ですね。とても読みやすく、そしてなにより描写が美しいです。
この描写の美しさは、鬼哭啾啾シリーズの魅力の一つだと思います。
一月先輩、まじかっこいいですw
[気になる点]
悪いというほどのことでも無いですし、良い点の裏返しになってしまうのですが……。
特にシリアスな場面や大切な場面で、描写過多になりがちと言いますか、回りくどくなっているように感じました。
作者様の情熱が籠もっているのを感じますが、あえて簡潔に表現した方が胸に響くこともあると思います。
とても難しい事ですが、このへんのバランスが調整されればより読みやすく引き込まれやすくなるのではと感じました。
[一言]
ご依頼ありがとうございます、つたれもんです。
こちらには活動報告のコメント覧に書き込んで頂いた点について述べていこうと思います。
1、続きが気になるかどうか
展開が王道、かつ伏線が分かりやすいため、先読みしやすい作品ではあると思います。
ですが続きが気にならない、ということはありません。
例えば正体を主人公に隠しているキャラがいるとして、その正体は読者様にならすぐばれてしまっても問題無いのです。
主人公が読者と同じように正体不明キャラの正体に気がついたとき、どのような反応をするのか、どのような物語が展開されるのか。
例え王道だ、先読みできるぞと言われても、「いつどんな風に気がつくのかな?」とそれを楽しみに読み進めることができます。キャラの正体だけでなく、事件の真相もまたしかりです。
この作品は、そういった謎の楽しみ方も出来ると思います。それだけストーリーやキャラが作り込まれていて、心情の描写も丁寧ですので^^
長々と書きましたが、纏めると続きは気になる作りになっていると思います^^;
2、前作に劣る点、勝る点
ほとんどの点で進化していると思います。
キャラクターの立ち位置が明確になったり、戦闘シーンにキレが出ていたり。
前作を読んだ方はもちろん、今作から読み始めても何ら問題無いつくりになっていると思います。
これは超個人的な感想ですが、どちらを先に読んでも「一月先輩かっけぇぇぇぇぇっ!!」ってなるかとw
ただ、ホラージャンルである、という点では前作の方が……と私は思ってしまいました。
戦闘シーンにキレが生まれたりミステリー要素が強まったりしているように感じるため、前作にあった怖さとは違うおどろおどろしさが減ってしまったように思います。
長々と偉そうなことを書き並べてしまい申しわけありませんm(_ _)m
なんだかんだ言いましたが、本当に良いシリーズ、作品だと思います。
完結目指して頑張って下さい^^
感想をありがとう御座います!
描写過多、力を入れて描写した部分でも、そう取られてしまうという事もあるという事ですね。
ですが力を抜くと『メリハリ』が無いという意見を頂いてしまいそうで、悩みどころです。
やっぱり、ホラーという点では断然前作でしょうかね。
というか正直、私としても『鬼哭啾啾』はホラーに区分していいのかと思いつつあります。
頂いたご意見を糧とし、完結まで頑張らせて頂きます。
描写過多、力を入れて描写した部分でも、そう取られてしまうという事もあるという事ですね。
ですが力を抜くと『メリハリ』が無いという意見を頂いてしまいそうで、悩みどころです。
やっぱり、ホラーという点では断然前作でしょうかね。
というか正直、私としても『鬼哭啾啾』はホラーに区分していいのかと思いつつあります。
頂いたご意見を糧とし、完結まで頑張らせて頂きます。
- 灰色日記帳
- 2013年 05月11日 15時48分
[一言]
再び失礼します。三十話まで拝見しました。ストーリーについての意見が欲しいとのことでしたので、内容・展開・構成について言及しようと思います。
奇をてらったというよりは王道まっしぐらの展開で非常に読みやすいです。伏線もわかりやすく、一つひとつ確実に回収されています。次はこうなんだろうな、と想像するとおおよそその通りに進むので安心感もありました。ただ、ホラーというジャンルですので、おかしなことをしろという訳ではありませんが、読者の想像の上をいく恐怖感が欲しいと思いました。悪くいってしまうと、展開が見えます。ですので伏線ももう少し分かりにくいくらいで良いと思います。
いくつか例をあげておきます。
『ゆっくりと、しかし確実に瑠唯の手が世莉樺に向けて 伸ばされていく。 窓の外で雷鳴が鳴り、瑠唯の黄色いパーカーに覆われ た腕が照らされる。 眠っている世莉樺に気付く様子は無い。 それどころか彼女は、自身の側に瑠唯が居る事にすら 気付かない。』
・他のシーンでもそうなのですが、怖くないシーンでも怖そうな雰囲気を出すようにすることが大事だと思います。
『ゆっくりと、しかし確実に瑠唯の手が世莉樺に向けて 伸ばされていく。』
↓
『ゆらゆらと白い手が暗闇に浮かぶ。ゆっくり、ゆっくりと。しかし確実にそれは世莉樺に触れようと伸ばされる』
・人間とは違うという部分をしっかりと描写しておく。
『窓の外で雷鳴が鳴り、瑠唯の黄色いパーカーに覆われ た腕が照らされる。』
↓
『窓の向こう側では雷鳴がうねりをあげて轟く。瑠唯の腕が。いや、蛍光色のパーカーがくっきりと写し出された』
・蛍光色かはわかりませんが、黄色とわざわざ書くのならば、瑠唯との対比という意味でもどういう黄色なのかを示した方がいい。
『 眠っている世莉樺に気付く様子は無い。 』
↓
『 眠っている世莉樺は気付く筈もない。 』
・文章について今回は控えますが、これだけついでに書いておきます。これだとせりかが気がつかないのか、瑠唯が気がつかないのか曖昧です。
『「だけど、あの子が亡くなったのはきっと、私にも責任 が……!」』
・この台詞は主人公には聞こえなかったそうなので、ここではっきりと見せなくても良いと思われます。
・呟くようにとあるのに感嘆府がついていて、ちぐはぐな印象でした。
・「私のせいだわ」「それだけじゃない」などと一言にまとめた方が効果的ですね。
話は面白いと思います。ただ王道を貫く限りはここぞというところで外すか、表現で魅せるかという個性がない限りはベタと言われて終わってしまいます。文章の雰囲気は個性があり、優しい印象を受けます。あとは演出をもう少し考えてみるといいのではないでしょうか。
他の方がおっしゃるように魅力的な作品です。ただこういう見方もありますよ、という形でお役に立てれば幸いです。
再び失礼します。三十話まで拝見しました。ストーリーについての意見が欲しいとのことでしたので、内容・展開・構成について言及しようと思います。
奇をてらったというよりは王道まっしぐらの展開で非常に読みやすいです。伏線もわかりやすく、一つひとつ確実に回収されています。次はこうなんだろうな、と想像するとおおよそその通りに進むので安心感もありました。ただ、ホラーというジャンルですので、おかしなことをしろという訳ではありませんが、読者の想像の上をいく恐怖感が欲しいと思いました。悪くいってしまうと、展開が見えます。ですので伏線ももう少し分かりにくいくらいで良いと思います。
いくつか例をあげておきます。
『ゆっくりと、しかし確実に瑠唯の手が世莉樺に向けて 伸ばされていく。 窓の外で雷鳴が鳴り、瑠唯の黄色いパーカーに覆われ た腕が照らされる。 眠っている世莉樺に気付く様子は無い。 それどころか彼女は、自身の側に瑠唯が居る事にすら 気付かない。』
・他のシーンでもそうなのですが、怖くないシーンでも怖そうな雰囲気を出すようにすることが大事だと思います。
『ゆっくりと、しかし確実に瑠唯の手が世莉樺に向けて 伸ばされていく。』
↓
『ゆらゆらと白い手が暗闇に浮かぶ。ゆっくり、ゆっくりと。しかし確実にそれは世莉樺に触れようと伸ばされる』
・人間とは違うという部分をしっかりと描写しておく。
『窓の外で雷鳴が鳴り、瑠唯の黄色いパーカーに覆われ た腕が照らされる。』
↓
『窓の向こう側では雷鳴がうねりをあげて轟く。瑠唯の腕が。いや、蛍光色のパーカーがくっきりと写し出された』
・蛍光色かはわかりませんが、黄色とわざわざ書くのならば、瑠唯との対比という意味でもどういう黄色なのかを示した方がいい。
『 眠っている世莉樺に気付く様子は無い。 』
↓
『 眠っている世莉樺は気付く筈もない。 』
・文章について今回は控えますが、これだけついでに書いておきます。これだとせりかが気がつかないのか、瑠唯が気がつかないのか曖昧です。
『「だけど、あの子が亡くなったのはきっと、私にも責任 が……!」』
・この台詞は主人公には聞こえなかったそうなので、ここではっきりと見せなくても良いと思われます。
・呟くようにとあるのに感嘆府がついていて、ちぐはぐな印象でした。
・「私のせいだわ」「それだけじゃない」などと一言にまとめた方が効果的ですね。
話は面白いと思います。ただ王道を貫く限りはここぞというところで外すか、表現で魅せるかという個性がない限りはベタと言われて終わってしまいます。文章の雰囲気は個性があり、優しい印象を受けます。あとは演出をもう少し考えてみるといいのではないでしょうか。
他の方がおっしゃるように魅力的な作品です。ただこういう見方もありますよ、という形でお役に立てれば幸いです。
返信が大変遅れ、申し訳御座いません。
拙作の為にこれ程の助言を下さり、感無量です。
頂いた点に関しては早速修正し、反映させて頂きました。
とりあえず、演出に関してあるアイデアが浮かびましたので、ベタと言われて終わらないようにしたいと思います。
ありがとう御座いました。
拙作の為にこれ程の助言を下さり、感無量です。
頂いた点に関しては早速修正し、反映させて頂きました。
とりあえず、演出に関してあるアイデアが浮かびましたので、ベタと言われて終わらないようにしたいと思います。
ありがとう御座いました。
- 灰色日記帳
- 2013年 04月29日 20時05分
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