エピソード50の感想一覧

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[気になる点]
ファイヤーピストンで火種を作る場合、ピストン内に火口(ほくち)の塊を入れてから圧縮点火し、火口の火が消えない内に素早く火口を取り出し、火の点いた火口を枯れ葉や藁、紙等の燃えやすいものに接触させた上で、息を吹き掛けて火を大きくする、という手順になりますが、その際重要なのは火口や枯れ葉や藁、紙等はしっかり乾燥していなければならず、もしどちらか一方でも湿気っていれば火は燃え上がる事なく消えてしまいます。
 それは火口を使う以上、どのような着火方法を用いたとしても変わりはありません。
 そして乾燥した火口と焚きつけが必要という事であれば、火打ち石を使って火種を作る場合と比べて、手間の面で殆ど変わりはありませんから、ファイヤーピストンを使っても便利にはなる事はないという事になります。
 この乾燥した火口と焚きつけが必要、即ち十分乾燥した環境でなければ火をおこす事は困難という難点があるが故に、火打ち石と火口によらずに火をおこせる火縄や火の点いた炭等の火種が重宝されているのであり、ファイヤーピストンを持ち運んでも湿気によって火がおこせない場合もある以上、火種を持ち運んだ方が湿気に強いのですから、火種を持ち運ぶ代わりにファイヤーピストンを使う意味は無いのではないでしょうか?
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