エピソード891の感想一覧

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[一言]
『追記』

>「……菜切り包丁だよな……」
>仁がこっちに来て見た包丁は、牛刀か三徳包丁といった形状の物ばかりだったが、ここに展示されていたものの中には菜切り包丁、柳刃包丁と思しきものがあったのである。

シュウキさんの世界放浪の旅では持ち運べる道具の量も限られていたでしょうから、世界に広めた包丁は汎用性の高い牛刀や三徳包丁のような形状の物に限られてしまったのかも知れませんね。

料理人では無いシュウキさんなら、旅の調理道具として持って行った包丁は汎用性の高い三徳包丁だったでしょうから、旅先で出会った人達も菜切り包丁や柳刃包丁を見た事が無かったのだと思います。
 ご感想ありがとうございます。

>菜切り包丁
 土地によって形が違うということを聞いた気もしますが……

 いつもありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いいたします。
[一言]
『何度目かの読み返しの最中です』

高度な工業製品を工場任せにして自分達で作ろうとしなかった先祖の態度が原因で、現在のミツホには高度な工業技術を持つ技術者がいないのかも知れませんね。

先祖の誰かが自分で工業製品を作ろうと努力して、その人物に共感して工業を発展させようとした人達が過去に存在していれば、現在のミツホのような工業技術の衰退は起こらなかったように思えますよ。
 ご感想ありがとうございます。

>自分達で作ろうとしなかった
 依存しすぎですね
>工業技術を持つ技術者
 というか職人もいそうにない?

 ご意見ありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いいたします。
[良い点]
>「その工場はどこにあるのかな?」
>「……もう動いていないんです」
>「聞くところによりますと、300年ほど前に停止してしまい、それきり」
>「それで、今、この国の文化はゆっくりと衰退し始めています。でも、先日、ジョン・ディニー様がいらして下さったので、随分と助かりましたが」

これがミツホの人々とアキツさんの一番すごいところだと感じます。

『工場』によって多くのものが造られていた。
その『工場』が停止してしまってとても困ってる。

そして、自転車とかをどんどん直せたジョン・ディニーさんが来てくれた……
そのとき、ミツホの人々は『工場』のことよりアキツさんを優先した。
そして、アキツさんが直ったあとも、その直してくれたジョン・ディニーさんの希望を優先して送り出した。

ほんとにすごいです。
ミツホの人々がアキツさんを思うのと同じような気持ちを感じる人が苦しんでたら、私もそちらを優先するつもりはあります。
でも、その人が治ったとき、その治してくれた人についでに『工場』も、と頼まず、その人の希望を優先できる自信はない。
自分だけの豊かさじゃない。周りのひとも、そしてこれからの子供たちの豊かさにもなるけど、それを諦める。
それはほんとにすごいことだと思います。

物質的豊かさよりも精神的な導きを重んじる、それを一切揺るがすことのない確固たる意志。

理性ではわかってます。
理念なき豊かさはけっして幸せにはつながらない、むしろそれが原因となっての争いなどにすらつながりかねないと。
でも、それを実行できるかは別ですからねぇ。
  • 投稿者: Who
  • 2021年 03月06日 22時23分
 ご感想ありがとうございます。

>『工場』のことよりアキツさんを優先
 ここまではわかります
>希望を優先して送り出した
 これはちょっとできることではないですね。
 おそらく過去のアドリアナや賢者《マグス》が拘束されることを嫌ったと知っているのか、言い伝えられているのか……


 いつもご考察ありがとうございます。
 励みになります。

 今後ともよろしくお願いいたします。
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