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[良い点]
SFとしてきっちり仕上がっている。独自設定など山盛りしてあるのに、それを読みやすく仕上げる筆力が凄い。
[気になる点]
内容に反して、タイトルがなろう的な軽いノリになっているのがミスマッチかなあとか。でも読んでもらう事を考えたら間口を広く取るためにもその方がいいのかな? どうなんでしょう。
[一言]
初めまして、常盤隆一と申します。感想を書かせて頂きます。
なろうで植民星反乱系の星間戦争SFが読めるとは!
設定の構築手法から、雰囲気まで海外のハードSFのようにしっかりしてて凄いと思いました。

サイボーグものとしては、サイボーグとレプリカントという二種の『人外化されたもの』を出す事での対比がいい感じを出してるなあと思いました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2014年 08月21日 03時32分
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 感想ありがとうございます。とても励みになります。なにより『あの』と言って差し支えない、メカバレという概念の提唱者で有られる常盤さまから感想をいただけるなんて、夢にも思っていませんでした。
 何処とは言いませんが、某所ではいろいろと画像などでお世話になりました(笑)
 
 で、さて。いわゆるハードSFですが、どういう訳か、やはりなろうでは思うような作品に当たらず、『ならば自分が読みたいモノを書く』と言うスタンスで約2年ほど突っ走って書き溜めしてしまいました。
 その後、公開までにアレコレ首を捻りながら編集したのですが、改めて見るとあちこち意味がちゃんと通らないだろコレじゃ……という箇所がいくつか発生してしまいまして、実はお恥ずかしい限りです。
 ですが、そもそもに10人から2点ずつ貰うより2人から12点貰いたい!と願いまして、その結果、恐らくなろうの大多数を占める読者の最大層には見向きもされないモノの、ハードSFに飢えてる方にはそれなりに評価していただける状態になっていて、正直に言えば願ったとおりの結末で一人ほくそ笑んでおります。
 
 そろそろ起承転結の起が終わりますが、この先は更にハード路線で突っ走りますので、どうかよろしくお付き合いくださいませ。ありがとうございました。
[良い点]
描写がこまかいのに、よどみなく読めるところ。
[気になる点]
物語スタート時から、描写や設定が雨あられのように襲ってくること。
[一言]
こんにちは。宙孫と申します。
遅くなりましたが、感想を書かせていただきます。
本作の文章レベルは高く、上の良い所にも書きましたが、
描写は細かいのに、よどみなく読めるという点は素晴らしいと思います。
こういった文章が書ける人は、素直に尊敬します。
しかし、
「これ、おすすめされてちょっと読んでよう程度では、読み進めない人が多いだろうなぁ」
と感じました。
現在更新されているところまで読ませていただきましたが、
プロローグ&第一話の時点で、細かい描写や一般的ではない専門単語の羅列が多く、
その時点でブラウザバックの衝動に襲われました。
とは言っても、細かい描写や一般的ではない専門単語の多さも本作の魅力だと思いますので、
プロローグ&第一話の前半は極力そういったのを減らして、“徐々”に増やしていく形にしてはいかがでしょうか?
その方が、この作品に入ってくる読者の窓口が広がるように思います。

と、色々偉そうな事を申しましたが、
私はこういった類の作品は

オール・ユー・ニード・イズ・キル

ぐらいしか読んだ事がないので、見当違いの感想がありましたらご容赦ください。
 こんばんは! 感想ありがとうございます。とても励みになります。読みやすいと言ってくださることが何より嬉しいです。
 設定と専門用語のオンパレードは正直狙ってやってますので、お恥ずかしい限りですがご指摘いただいた通りです。そして、実はここから更に多くなるのです。
 なろうのメインストリームから大きくかけ離れた物語だけに一般ウケしないのはもう覚悟の上でして、きっとプロローグと第1話を読んでいただいた時点で、ブラバされる方が多いだろうなとは私自身も思っていました。それに問題意識が無いのは多々問題でしょうけど(笑)
 
 ただ、自分自身の経験として、ネット開闢前夜の時代からSF小説を読んでいたときに、知らない単語や表現や知識を自分で調べまくったと言う事がありまして、もし、本当に面白いと思ってくれたら、きっと調べてくれるだろうと厚かましい妄想をしている次第です。なんせ、マウスで選んでググるって便利な時代ですからね。
 
 今夜から公開する第5話で起承転結の起が終わります。バーディーを取り巻く様々な舞台が全部揃います。より一層マニアックぶりを加速させますのできっと読みにくいかと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。わざわざのご感想執筆ありがとうございました。

 最後になりましたが、御作の続きを楽しみにしている読者の一人でございまして、ロボット戦闘モノが大好物ですから、続きをお待ちしております♪
[一言]
私もハヤカワは大好きですが、やっぱりSFって良いですねぇ。
恒星間戦争やる時代の宇宙海兵隊モノSFとか、凄く好みの物語です。
それに主人公がサイボーグという機械の身体を持った事により、能力的には非常に強力になっても
境遇等の変化による悩みや葛藤を飲み込んで成長する姿が良いですね。

今後も、貴重な"なろうSF"であるこの作品のこれからを楽しみに読ませて頂こうと思います。
  • 投稿者: 石達
  • 2014年 08月01日 22時51分
 感想ありがとうございます。とても励みになります♪

 公開から1ヶ月を経過し、実は自分でも想像以上に反響があったと驚いております。『小説家になろう』のメインストリームから外れたテーマでの物語ですが、読んでくれる人は確実に居るんだと実感してとても嬉しいです。
 スペースオペラムービー全盛期(?)に多感な時代を過ごした世代なモノですから、拙作のような宇宙を舞台にした成長ストーリー的物語が大好物でして、そんな意味ではなろう内で中々好みと合致するモノが無いから自分で書いてしまえ!と、実はそんなノリでした。
 
 これからもバードは苦しみます。
 苦しみもがいて、涙すら流せない身体の中で自分を呪います。
 だけど、チームの仲間達が彼女を導いて、そして、今よりも高みへ彼女は登っていくでしょう。

 地球とシリウスの関係も徐々に明らかになっていきますので、今後とも拙作をご贔屓くださいませ。ありがとうございました。
[一言]
 シミュレーションのことと共に、「初降下」に有る、『サイボーグの体内にあるサブ電脳は通常の四倍ほど高速な駆動モードに入っている。つまり、バードの時間感覚は四倍程度へ引き延ばされる事になる』、『高速駆動中のサブ電脳は、勝手に精神を戦闘モードへ強制移行していると気が付く』という部分。

 これ、『彼女の脳の精神機能、思考機能を、少なくともその一部を、サブ電脳が肩代わりしている』と考えないと、論理的におかしいのですが。
 まいどです♪

 へい。サブ電脳の件。システム上の設定的なお話ですが、受け持っている機能としては脳と機械のブリッジです。ですから、逆に言うと脳へ送る情報量を四倍にしていると言う事です。

 たとえ話としては少々物騒ですが(汗)
 例えば車の運転中に追突事故を起こしたとしましょう。この時、多くの方が『時間がゆっくり流れた』と証言しています。また、刃物を落として咄嗟に手で取りに行った時、刃では無くグリップを握りにいってキャッチしたと言う話しも多いです。某国民的野球スターなどは、ピッチャーが投げた球の縫い目が見えたとか言いますね。
 恐らくどんな人間でも一時的に脳がクロックアップする時がある筈なんですよ。例えば秒針がコチコチと動く時計を何気なく見た時、1秒以上も秒針が動かずに見える時がある……とかいった話です。

 で、バード達のように適応率が異常に高い人間の場合は、外部からの情報入力密度を一時的に上げてやる事により、脳が強制クロックアップモードに入る……と言う事です。

 以下、自分の体験談ですが、かつて某所でドリフト大会をした際、滑り出したテールをカウンターでねじ伏せながらアクセルonで縦に滑らせている時。タイヤが何処を踏んでいるのかって言うのが手に取るように解った時期がありました。
 当時は何とも思わなかったのですが、今にして思えば、いわゆる剣豪達人モードだなと思うんですよね。人間の脳って凄い!と、そう思います。
[一言]
「シミュレーターの上では一日で一年を経験出来る」って……。
 それを聞いただけで、「敵との対話」で、敵レプリカントの言ったことは、本当なんじゃないか? と疑いたくなりますね。

 人間の脳がそんなに早く思考したり学習したり出来るとは、常識的に考えて思えない。
 だとすれば、シミュレーション中の自分とは、生体脳から主電脳上にロードされた、自分という人格のコピーなのではないか?

 シミュレーション中の記憶は、生体脳からもアクセス出来るがゆえに、後から生体脳にもその記憶がコピーされるがゆえに、主観的には区別がつかないだけなのではないか?
 自分が自分だと、錯覚しているだけなのではないか? と。
 まいどです♪

 鋭い御考察。さすがですね。
 実はこのシミュレーターの部分。ちょっと秘密が隠されて……というより隠してあります。後々のいわゆる伏線という奴です。
 初降下のときにバードが経験した敵との対話とリンクして、これから段々と心を蝕んでいきます。

 で、まぁ、なんと申しましょうか。
 自分探しって今に始まったことじゃ無いし、これからもずっと続くことなんだろうなと思うわけですが(笑)
 サイボーグになった人間が自分をAIじゃ無いかと疑うって、なんだかそれだけでワクワクするなと思うわけです。はい。
 
[一言]
 実を言うと私、もう随分と昔のことですが、「目の前の現実から、現実感が無くなる」という、奇妙な状態を経験したことが有ります。
 目の前のそれは確かに現実で、頭では、理性では、ちゃんとそうだと解るのに、まるで現実味が感じられない。そんな状態を。
 数日で元に戻りましたけどね。

 シミュレーターの中の恵も、そんな状態だったのかもしれません。もっともこちらは、現実ではないと解っていたわけですが。
 纏めて返信ですいません。

 いわゆる『マトリクス』な世界。ヴァーチャルリアリティを突き詰めて行った先のお話ですね。
 人物人形をどんどんリアルに作っていくと、人間に近づけば近づくほど一気に不気味に感じる『不気味の谷』と言う現象があるそうですが、それと同じでVFXを極めた映画などのワンシーンで、リアルに造りこめば作りこむほど、かえって作り物っぽさが強調される時があります。
 それこそもう何度も繰り返し論議されている話ですが『リアル』と『リアリティ』は違うんですよね。以前、東北震災の津波に遭遇されていた方のインタビューで『丘の上から見ていたけど現実の出来事だと脳が理解するのを拒否していた』というシーンが印象深いです。
 なかばショック療法的に恵が放り込まれたヴァーチャル戦闘シミュレーターも、結局はこんなところじゃ無いかと思うんです。撃たれても死なないわけですしね。

 んで、食事ですが、漫画『攻殻機動隊』の中で士郎氏も述べている通り、最終的に食事をするという行為そのものが精神の安定に寄与するはずという説を自分は支持しています。
 充電して、後は専用のリキッドで脳にだけ栄養を補給するのではなく、経口摂取する有機体をリアクターで電源変換し身体を動かす……映画バックトゥザフューチャー』の中じゃ飲み残しの缶ビールとバナナの皮でデロリアンはタイムワープしてますし(笑)
 これからチラホラ出てきますが、バーディー(恵)と食事の関連は色々と膨らんでいきます。良くも悪くも生物には必要な事ですからね。
[一言]
シミュレーター編……しかし、自分の意志で行動しているならともかく、身体が勝手に動くんじゃ、戦争映画の中に居るようなもの。
「かえって現実味が無かった」という彼女の感想も、うなずけます。

一方で、戦争ものでは必ず描かれる、兵士たちの日常生活編ですか……。やはりサイボーグでも、食事は普通にとることが多いようですね。
大半は、当人たちの精神衛生のためなのでしょうが。
[一言]
 話が思ったより長くなってしまい、家族のことを語るところまで至らなかった、ということでしょうか?

「家族に死亡通知が行った」というのが、本当に手違いなのかは、怪しいでしょう。逃げ道をふさぐ手段としては、効果的ですからね。

 その後、家族には真実が知らされたのか、そして、家族の反応は? 大いに知りたいところです。
 おはようございます。連続で感想書いて貰えるのはありがたい限りです♪

 さて、恵の家族の件。
 死亡通知や云々はいろいろとセキュリティ対策という側面もありますから、まぁ、組織という断面で見るとやむを得ない所もあるでしょうか。
 家族の反応はちょっと先になりますが、結構えぐい形で詳らかになります。人と人の繋がりってそう切れないモンですよね。
 
 昨夜のお話で重要な部分は、恵の記憶から父母の情報が一時的に消失していると言う部分です。ただ、製造責任者の広瀬はハッキリと『記憶を消しては居ない』と応えています。でも、最初から記憶があったとも言ってない。
 つまり、サイボーグネタで定番のアレです。自分がAIである可能性を疑うってネタへの伏線です。ここまで書いちゃうと興醒めかも知れませんが(笑)

 さて、どうなります事やら。もう少々お付き合いください。
 恵が月面基地へ配属となるまでのエピソードは、あと6話です。
[一言]
FOP……。FOPは、事実、遺伝子疾患、つまりは先天的な病気です。……が、親から受け継いだものではなく、ほぼすべて、突然変異によるものと考えられています。
『遺伝子疾患の大半と異なり、劣性遺伝ではなく優性遺伝であること』と、『FOPの患者が子供を残すことは、まず有り得ないこと』から、そう考えないと、論理的に辻褄が合わないためです。

 しかし……我が子がそんな致命的な遺伝子異常を抱えていると知った時の、親の絶望は、想像するに難くありません。恵の両親も、その絶望は、どれほどのものだったでしょう。
 これまで物語に登場しなかったのも、「その、絶望的な現実を直視出来ず、逃げていたこと」と、「そのせいで、娘に対し負い目があること」ゆえでしょうか?
 またまたコメントありがとうございます。なんか楽しいです♪

 バード(恵)の場合は架空の病気での闘病ですが、定常的に圧迫を受ける事が無いよう無重力の環境下へ一人で旅立ったと言う事にしました。
 レプリカントの身体を手に入れるべく旅立つ……という課程で家族が話し合い、兄が管理官の資格を取った。そう言う話しをプロローグに混ぜ込んだんですけど、やっぱりわかりにくかったかなと(汗)

 やがてレプリカントの身体へ乗り換えた娘が帰ってくる。そう信じた父母の思いは最悪な形で踏みにじられる事になるわけですが、そこにもいろいろと人間ドラマを挟み込みました。
 高度先進医療センターは基本的に家族の立ち入りを一切許されない環境になっている。そしてそこで働くスタッフは基本全部サイボーグ。こっちは裏設定ですけどね(笑)

 で、FOPと闘う患者とその家族ですが、遺伝子系疾患で苦しむ方の大半が、周りが思っているよりサバサバしていると言う印象が強かったです。自分の場合は友人がFOPだったのですが、死は免れないと言う運命を受け容れ、その上で『死ぬまでに何をしておくべきか?』をリストアップする姿が印象的でした。
 土壇場になった時、人間って強いんだな……と、そう思った遠い日の出来事です。
[一言]
 戦争ものにおいて、軍用サイボーグとか、特殊部隊のチームのメンバーとかは、大抵暗い過去を背負っているものですが……この話でも、ご多分に漏れなかった。
 バードなど、まだ随分と甘い方、まだずっとましな方だった、というわけですね。

 少なくとも彼女は、騙されたわけでもなく、裏切られたわけでもなく、テロリストなどにより理不尽な運命を強いられたわけでもなかったのだから。

 でも……あれ? そう言えば、彼女の家族はまだ登場していませんね。天涯孤独でなかったとすれば、家族とはどんな関係だったのでしょう?

追伸
 彼女の病気ですが……珪素化、というのは、SFとしても現実的じゃなさそうです。そもそも珪素は、人間はもちろん、他の生き物の体にも、ごくわずかしか含まれていません。
 人間を初めとする高等な生き物は、珪素という物質を、ほとんど利用していないのです。
 生き物が、珪素を利用出来ない(代謝出来ない)わけではありません。体内に多量の珪素を含む生き物が、いないわけではありません。しかし、それは全体から見ればごくわずか。
 どんな特殊な代謝異常が有ったとしても、人間の体内で、「珪素化」なんて現象が起こり得るとは、考えにくいのです。

 作中での病名から見ても、「進行性骨化性線維異形成症」を、イメージしておられるようですが……。
 この病気は、筋肉や腱、靭帯等の結合組織が、骨組織に変化して硬化するもの。つまり、組織にリン酸カルシウムが沈着して、骨になってしまうもので……「珪素化」などという現象とは、まったく異なるものなのです。
 またまた感想ありがとうございます。いやぁ。嬉しいものですね。感想を貰えるというのは!

 で、Bチームの面々はだいたい碌でもない過去を持ってるとんでも無い集団なんですが、その中でもライアンとペイトンの2名は過去が絡み合った複雑な関係という設定でした。
 後々、この件でちょっと問題が発生する予定ですが、隊長の言う『ファミリー』と言うなの絆で乗り越えていく様になっています。
 そして、実はチームの中で一番面倒な過去を持っているのがロックなんですけど、これは起承転結の『承』の部分のストーリーその物になるので、次の約50万字をお楽しみに……です、はい。

 あ、あとご指摘の『進行性繊維珪質化変異症候群』という架空の病気ですが、ご賢察の通り『FOP』(進行性骨化性線維異形成症)からヒントを得ています。
 骨化してしまう難病なのはご存じかと思いますが、これが珪素転換してしまう病気は、常識的に考えれば当然あり得ません。ですが、SFとは『すごく不自然』なお話にどうやって説得力を持たせるか?こそ一番楽しい部分だと考えて、あれこれ屁理屈をこね回します。その辺ももうちょい先ですが(笑)
 で、実はもう一つ言うと、学生時代のリアル友人がFOPで亡くなってまして、そのまんまの名前を使うのが嫌だったと言う部分もちょっとあります。『早くサイボーグが一般化しないかなぁ』と言いのこした友人の最期の言葉をいまも忘れる事が出来ません。まぁ、軽く20年前ですが(汗)

 最後に、バーディーの父母ですが、これは今夜更新のお話で種明かしします。まぁ、いろいろとあるんですよ。いろいろと(汗)
 
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