感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
1 2 Next >> 
[良い点]
 深みがあり、人の心などの哲学的な命題を読者に考えさせる設定。自分もこういうの好きです。
 凪咲編では、恐怖におびえるヒロインと彼女が主人公がそこから踏み出すキッカケになるというストーリー。一見すれば王道ですが、能力の設定がよりありありと彼女の心の闇・苦しみの象徴となっており、その能力が意味するところなど、想像力が掻き立てられました。一見地味だけど格好いい木原さんの能力の描写も凄いと思いました。見た目に派手な能力・字面だけでもチートな力は多いものですが、個人的にはこういった使い手しだい・個性のある能力の方が好きです。

 Burst ballon編では、可愛らしい見た目の能力とそのうちに秘められた荒れ狂う感情という構図が印象的でした。小学生という小さくフワフワと浮く風船のような年齢の子が抱えてしまった憎悪。コントロールできるはずもなく爆発してしまう。想い、案じる母がいても、劇場という突風に吹かれ、風船(心)が飛んで行ってしまう前に掴んで離さないものがいなかった……。切ないお話でした。

 Crazy for you編。好きだから、嬉しかったから一生懸命になっていたはずなのに、得られる価値や期待が大きくなりすぎて押しつぶされかけ、「好き」を忘れてしまった少女。歌詞も違和感がなく、それまでにでていたキーワードを取り入れながらわかりやすく洒落た、まさに「ノエルというわたし」の歌だなあと心揺さぶられました。

 ひとつひとつの話をコンパクトにまとめる工夫。自分は熱を入れ過ぎてコンパクトにできないので尊敬します。

[気になる点]
 説明口調の文が多い。同じ文末(~た。~る。など)で終わることが多く、語呂が悪いのが残念でした。人は読むときに頭の中で音読しているといいますので、語呂が悪いと読み味が悪く感じられます。私だけかもしれませんが…。
 また、時折複数の描写がまじりあい、わかりづらい時がありました。時に凪咲編では、凪咲ちゃんと栗原くんの目線が混同している場が多かったような。一話で複数人の視点が入るのはいいのですが、区別をつきやすくする何かが必要かと。
 時折、誤用をしている箇所もありました。一気に読んでから感想を書こうと思ったので、読み返したときに見失ってしまったのですが、「栗原ははっと息をのむ」という描写がありました。「はっと息をのむ」は驚きの描写であり、そのシーンで彼が驚いたわけではないと思え、違和感を感じたのです。
 他にも何か所か、よく考えると意味が違う・現在形のはずなのに過去形で書かれている、というところもありました。色々と惜しい作品だと思われます。
[一言]
 色々とエラそうにいってしまい、申し訳ございません。既に三つ目まで書きあがってから読んだため、長くなってしまいました。
 ですが設定といい、物語の方向性といい、とても好みです。ストーリーに魅せられます。あくまで「悪い点」は私の個人的意見であり、間違っている箇所もあるかもしれませんが、恐縮ながら参考になれば幸いと書かせていただきました。
 これからも応援しております。執筆、頑張ってください。

室木 柴様
ご感想どうもありがとうございます。

私の作品は基本、人の感情に趣を置くことをテーマにしております。それが作品を通して伝わっているようで、とても嬉しく存じます。
それぞれの話にも各テーマを決めており、それがしっかりと伝わっているということに関しましても一安心しています。

ご指摘された箇所につきましても、私自身思うところが多々あり課題でもあります。少しずつではありますが、修正していけたらと思います。

お気に入り登録までして頂き、ありがとうございました。
これからも是非、よろしくお願い致します。

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 06月18日 00時55分
[良い点]
ノエルが魅力的でした。
今回、地の文に力を入れていたことがよくわかりました。
[気になる点]
> 伊織は能力を解除する。先ほどよりも出血が激しくなるり
たぶん「り」が余計です(笑)可愛らしい響きですけど。
[一言]
石(指輪)が盗まれたという新たな局面を迎えましたね。
楽しみにしています。

読ませていただきありがとうございました。
  • 投稿者: 古都ノ葉
  • 女性
  • 2015年 05月15日 20時50分
古都ノ葉様
ご感想どうもありがとうございます。

最近の悩みなんですけど、もっと語彙力をつけたい笑
比喩表現は私の個性であって、どんどん取り入れて行きたいのですが、末尾の表現が乏しいというか。もっと上手な変換が出来れば、魅せたい文が映えそうなのですが……。

もっともっと努力してきます(>_<)

誤字報告、感謝してます。

いつもありがとうございます^ ^

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 05月17日 15時44分
[一言]
 こんばんは、marco8様。上野文です。
 御作をburst balloon編の最後まで読みました。
 限界にを超えた激情がはじけ飛ぶ、章タイトルにふさわしい物語だったと思います。
 学くんというキャラクターを、ちゃんと描ききったがゆえの、伊織くんの咆哮と無力感。
 一貫したストーリーテリングが、物語をより陰影を濃く映し出していたと息を呑みました。
 面白かったです!
  • 投稿者: 上野文
  • 2015年 04月25日 19時50分
上野文様
ご感想どうもありがとうございます。
お時間かかってしまい申し訳ございませんでした。

お褒めのお言葉恐縮でございます。
今作はどうしても主人公にDPBの大変さ、能力者の心の闇を取り除くことがいかに困難かを表現したかったのです。主人公は挫折を乗り越えいろいろな経験を積んで成長していくものだと勝手に思っています。

クレイジーフォーユー編はこのことを踏まえて彼のプロ意識が目立ってくるかと思います。

これからもよろしくお願いします。
ありがとうございました。

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 05月04日 15時43分
[良い点]
burst balloon編を読ませていただきました。
全章がぶれずに、一定のレベルで書かれていることに関心しました。
やはり哀しさと優しさを感じました。
最後の
>「だ、だめです。こんな姿になっても息子は息子なんです。だから……」
というセリフに母と子の愛情が見えます。
[気になる点]
悪いということはないですけれど(個性かもしれません)
会話によって話を進めてしまう傾向があると思いました。
話としてはわかりやすいですが、同時にわかりすぎて印象に残りにくいです。
できればエピソードで展開を進めて行くことをお勧めします。
[一言]
読ませていただきありがとうございました。
  • 投稿者: 古都ノ葉
  • 女性
  • 2015年 04月17日 01時24分
古都ノ葉様
ご感想どうもありがとうございます。

burst balloon編は会話でのやり取りを多くしようと心がけていました。しかし、バランスが悪くなっていたかもしれませんね。
おっしゃる通り地の文で進めたほうが物語の進行としては、スタンダードです。違和を感じられたのは凪咲編との執筆の違いにあるのかもしれません。修正出来るところはクレイジーフォーユーを投稿し次第、修正をして行きたいと思います。

いつもありがとうございます。
クレイジーフォーユー、楽しみにしていて下さい。ひねりのない、私らしい物語になっているかと思います。

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 04月17日 08時47分
[良い点]
・異能ものでありながら、バトルだけに主軸を置かない点。
心に主眼を向けるという作者様のこだわりと共に、この作品における強烈な個性になりうると思います。

・一貫したテーマと丁寧な話の構成
最後までブラすことなくしっかり着地させること。当たり前のようでこれが出来てる作品は少ないので、凄く好感が持てました。

・設定の小出し感
話がある程度進んでからの長めの種明かしやら設定開示は苦もなく読めますが、序盤に設定を一気に説明されると、私は結構「お、おぅ」みたいな感じになってしまう口です。
その点本作は設定を少しづつ出すのが良いと感じました
[気になる点]
長めの台詞が多い。
背景を語る上では欠かせないのかもしれませんが、もう少し区切ってもいいように感じました。
もっとも、こんな指摘をする私も合間に表情やら何らかのアクションを入れる位しか思い付かないのですが(--;)
marco8さんなりのこだわりやらがあれば仕方ないので、こう思う人もいるんだな程度で捉えて下されば幸いです。
凪咲編が特にこの傾向が顕著のように思えました。
[一言]
唐突に参上しました黒椋鳥です。
最新話更新前からちょくちょく読んでいて、この度ようやく感想に漕ぎ着けました。良い点やらは上で述べたので、ここでは思った事を。
凪咲編の恐怖は、彼女だけでなく伊織の恐怖の回想も含んでおり、その辺が上手いと感じました。
異能の個性豊かさ(戦闘に役立ちそうなものから役立ちそうもないものまで)が光りますね。木原氏の能力発動の仕方とかかっこよくて震えました。
特にburst balloon編は話の流れから畳み方まで私好みでした。失敗しない。悔しい思いをしないのは主人公でないと思うので。
最後の虚像との会話が、もろに伊織の悔しさの具現になっててとても良かったと思います。
今後の展開も楽しみに読ませて頂きますね。

ではまた……
黒椋鳥様
ご感想どうもありがとうございます。

お褒め言葉の数々、とても心に響きました。
この作品はバトルメインものではないので、なろうでは評価されにくいことは自負している点でございました。しかし、そこをあえて個性と表現してくださったことはとても励みになると同時に嬉しく存じます。

長めの台詞が多いというのは意識していない点でした。多分、人物描写に自信がないという所から来てしまってるのかもしれません。クレイジーフォーユーまで投稿が終わったら、長い台詞を区切って描写を入れてみようかと思います。ご指摘感謝です。

いつも難しい題材を選んで自分の首を締めてしまっています。もっと沢山練習してイメージを書き出せるようにしなくては……。
どうもありがとうございました。
近々、伺いに行きますね^ ^

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 04月17日 08時24分
[一言]
作品のテーマと内容の整合性について色々なご意見があるようですので、僕なりの考えなどを書かせて下さい。

小学六年生の時に遭遇した事件ですが、作中ではこのように記載されています。
>二人組は、黒いジャケットと黒いキャップを被っていた。>そのことが原因で、凪咲は黒い服装と黒い帽子に恐怖を覚えるようになった

この点から【凪咲編 最終話】にて黒尽くめの男のチャラいチンピラ達が登場するのは分かります。
ですが、やはり唐突感は否めません。
僕が読む限りでは、チャラいチンピラ達はいままでどこにも記述のない存在なのです。
いくら姿恰好が似ているとしても、読者としては御都合的展開過ぎると思ってしまうのではないでしょうか。
結果、伊織君が力ずくで助ける展開に、あれ? と思うのではないかと。

「凪咲編 第二話」で登場するホームレスという要素も使いこなさせていないのも気になります。
凪咲編は全5話と短いため、使える駒は出来るだけ使わなければならず、使い捨てる余裕はないかと。

以上の点から、僕なりの考えを書きますね。

チャラいチンピラ達とは「細い路地に入ったところで」偶然出会う展開を変えるのです。
彼等は「凪咲編 第二話」で登場するホームレスに暴行をしていた。その場面を凪咲が目撃する。
登場人物は違い舞台は違えども、小学六年生と似たような場面を再現する、というのはどうでしょうか。


二部構成での感想という長々とした内容になってしまい、申し訳ありませんでした。
満月 ノヨルの、今後のさらなるご活躍を期待しております。
  • 投稿者: 大本営
  • 男性
  • 2015年 04月03日 19時57分
大本営様

ご感想及びご指摘、どうもありがとうございます。

納得できるところが多々ありました。
本当にありがとうございます。感謝してます。

凪咲編は数話での完結をもともと考えてまして、よりスマートにストーリーを構成しようと自分なりにまとめました。なるべく無駄なものを省いてコンパクトにしたつもりだったのですが、その分、唐突感や違和感などが浮き彫りになってしまいました。
自分でもなんかしっくりこないなと思うところがあり、もっと上手に工夫出来ないかなと考えていました。
ご意見を参考に、作品ともう一度向き合って自分なりの解答をだしてみますね。

とても細かいご感想ありがとうございました。

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 04月04日 02時02分
[一言]
満月 ノヨル様は作品を丁寧に書かれている方なのは存じていますが、中々難しい題材に取り組まれたなと感じました。
色々感じる点や僕なりの意見や提案はあるのですが、少し感想が長くなってしまうので、二部構成を感想を書かせて下さい。

今回は気になって箇所を上げさせて下さい。
(1)
【序編】
>死者が四名と少ないのは、能力を職としたエリート集団が集う本拠地であったため。
>能力者の精鋭達がプライドをかけて『しのぎを削った。』
>なんとかこの場を乗り切ることができたのだ。
⇒微妙に不可解な文章に感じました。

「しのぎを削る」とは、激しく刀で切り合う。転じて、激しく争うという意味のようです。
あくまでの僕の個人的な印象なのですが、「しのぎを削る」には激烈な争いや競争という印象は持ちますが、死闘という印象は受けないのです。
それで、あれ? と感じました。

僕の感覚は別にすれば、『しのぎを削った。』で一旦文章が途切れているのも気になります。
例えば、
「能力者の精鋭達がプライドをかけてしのぎを削り、なんとかこの場を乗り切ることができたのだ。」
とかですと、文章に連続性が出るのではないでしょうか。


(2)
語尾について御指摘されている方がいらっしゃいましたが、僕個人はそこまで気になりませんでした。
僕が愛読している筒井康先生の「創作の極意と掟」によると、同じ語尾は連続して使用しないのが小説の作法と記載されいますが、
同時に筒井康先生は、ハードボイルド作品で「だった」「た」のような断定調の語尾を多用することを否定的に書かれてはいませんでした。
作者の個性と捉える事が出来ると思いますよ。
ただ気にされる方は気にされるかもな、とも思いました。
もし気にされるようでしたら、筒井康先生の「創作の極意と掟」を一度読んでみては如何でしょうか?
きっと、色々なことが見えて来ると思いますよ。

(3)
【凪咲編 第一話】
全体として若干説明調すぎる展開かな、と思わないでないです。
第一話は作品の惹きという意味で、極めて重要なファクターですが、それを考慮すると些か弱いと感じてしまいます。

似たような指摘は「第3回なろうコン」の総評にもありますね。
>日常シーン、キャラの掛け合いを長々と書いてしまう人も非常に多くみうけられます。
>「これは盛り上がりそうな場面だ」と思うようなところに行くまで話数が 多く、キャラクターの描写を優先しているなという印象です。

例えばですが、「序編」での混乱と戦闘シーンをさっと流さず、激しい戦闘シーンを描くことで日常シーンとのギャップが出せるのではないでしょうか。

(4)
【凪咲編 第二話】

「彼女」という単語が少し多すぎるように感じました。
「彼女」とは「渋谷凪咲」を指し示していると思うのですが、冒頭から「彼女」と書かれていますと誰なのか分からなくなりました。

下記の文章までは「彼女」とすることで、伊織の発言を読んだ読者に確認を促す効果を狙ったのかもしれません。

>「渋谷凪咲、さんで間違いないかな? 
>今日、君の家にプリントを届けにいったんだよね。
>とても立派なところに住んでいるんだね」

それなら上記まで問題ないのですが、その後の文章はどうかなと思いました。


> 「彼女」は伊織の言葉がまるで耳障りとでも言うように、今度は川の方に視界を移し、完全に無視していた。

少なくとも、こちらだけでも「凪咲」とされた方が変化が分かりやすいですし、読者が混乱することはないのでしょうか?

(5)
【凪咲編 第三話】

ズボンを濡らしてまで凪咲を庇った伊織ですが、帰宅した彼が美織に叱られるシーンは少し気になりました。
事情も聞かずに怒り出す美織が一人相撲をしているように見えるのです。
意図しているのは分かるのですが、僕ならすこしフォローを入れる展開を挟むことで、美織が一人相撲しているようにみえる印象を和らげますね。
それは、凪咲の母が電話で事情を知らせてくれる展開です。
何故なら凪咲の母は、自分の娘を庇ってくれた伊織の家にも対して謝罪と謝意をして然るべきだからです。
それが大人の対応でもありますから。
凪咲母の謝意があれば、美織が一人相撲しているようにみえる印象は薄まるのではないでしょうか。

出過ぎた意見を書いて御不快に思われたらお許しください。
次の感想では、皆様が問題提起されています凪咲編のテーマや、僕なりの意見、御提案を書かせて下さい。

  • 投稿者: 大本営
  • 男性
  • 2015年 04月03日 17時54分
[良い点]
黒い格好をしている人を見る度発作が起こる、など最終話の部分の解説が特にわかりやすく好印象です。
コンパクトに話が作られているので、とっちらかりがないところが物語が散らばりやすい私にとっては羨ましく思えます。悪い点については他の章とくっついてからでないと色々まだ判断できませんです
[一言]
スマホとPCでそれぞれ見させて頂きましたがスマホでの方が見やすい感じですね。
ひびき澪様

ご感想どうもありがとうございます。

全体的にお褒め頂き光栄に存じます。
ストーリー全体としての起承転結と一編一編の起承転結をしっかり作るということを意識していたので、そこを評価していただき嬉しく存じます。
また、発作の部分は実は次編以降の伏線にもなっております。

初期投稿の時に読みづらいというお話を頂いたので、スマホでも読めるように改行を大幅に入れました。

ラストの部分はちょっとテコ入れをする予定です。
次編以降もお付き合い頂けたら光栄に存じます。

ありがとうございました。

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 04月01日 18時33分
[良い点]
お上手だと思います。
ツボを押さえている展開をしているし、ドーナッツという小物の使い方もうまいし、これといった欠点がないくらいです。
[気になる点]
悪いとは思いませんが、この作品のテーマが「恐怖」だということには疑問符が飛び交います。
ラストに救いが入るところは、何か伏線を張っておかないとご都合主義に読まれてしまいます。
[一言]
読ませていただきありがとうございました。
恐怖というより優しさが目立ちました。
  • 投稿者: 古都ノ葉
  • 女性
  • 2015年 03月31日 00時22分
古都ノ葉様

ご感想ありがとうございます。

ラストの部分は少し自分でも引っかかっている部分があります。
本当は凪咲自身で克服させるつもりだったのですが、綺麗に終わらせようとしてしまいました。
もう一回、凪咲と相談しながら決めたいと思います。

ありがとうございました。
またよろしくお願いします^ ^

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 04月01日 18時20分
[良い点]
・負の感情によって獲得する異能力という設定が物語に溶け込んでいる。
・異能力が社会性を獲得したという舞台が珍しい。
[気になる点]
・恐怖をテーマとした凪咲編ですが、追い詰め方が足りません。まな板の上の鯉のように震えていて、伊織君が助けに来ちゃう。
 自発的に逃げる→追い詰められる→抗う→踏み潰される→それでも戦う→で、援護が入るのならわかる。
 凪咲ちゃんが恐怖を克服するなら、彼女自身が、彼女の意志で戦い、傷ついてなお、抗いの叫びをあげるべきではないか、そう、私は思います。
[一言]
 こんばんは、満月 ノヨル様。上野文です。
 御作を凪咲編最終話まで読みました。
 謎がちりばめられていて、ぐいぐいと引き込まれました。
 テーマに沿った舞台を、良く練って作りこまれたなあ、と感嘆しました。
 バトルシーンも力が入っていて、とても面白かったです。
 続きを楽しみにしています。
  • 投稿者: 上野文
  • 2015年 03月29日 16時43分
上野文様

ご感想どうもありがとうございました。

ご指摘されたことは本当にその通りだと思います。
これじゃあ結局、伊織くんかっこいいの作品に収まってしまってますよね。根本的なテーマがぶれてしまっていて、最後に何を伝えたいのか分からなくなってしまってると思います。綺麗に終わらせようとし過ぎて、凪咲の成長を作者自身が止めてしまったかもしれません。
ラストを大幅に変えるか、最後の最後に凪咲の克服描写を付け足すか、はたまた根本的なストーリーを見直すか、とても悩んでいます。
凪咲と相談しながらどうするか決めたいと思います。

ご指摘ありがとうございました。
とても感謝しています。
では、後ほどお会いしましょう。

marco8/満天ノソラ/満月ノヨル
  • 満月 ノヨル
  • 2015年 03月30日 16時43分
1 2 Next >> 
↑ページトップへ