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[良い点]
一週分も含む二話更新、お疲れ様でした。

>それは路頭に迷うのと変わらん。
実に切実な理由で、ただ心配するよりよかったです。
こういう所が本作らしい。
>おそらく世界一豪華な火葬だ、とゼニアは思った。
こちらもそっけなく、醒めている。

>――やるしかない。
>嫌というわけではなかった。
そういう意味では、本作らしくない情熱でした。
しかし、らしくない展開というものは、ここぞという時に使うと読者の感情に火を点けるのです。
燃えさせて頂きました。

そういえば、この二人って今何歳なんでしょう。
[一言]
>大昔の外国に存在していたという、墳墓に従者をも埋めた文化と何も変わりはしない。
今まで出て来た歴史や国のどこに位置するのか、おそらく答えは出ないでしょうが、想像が膨らみました。

>まとまって動くことの重要さ――常に他人の庇護下にあることの利。
精神面でも説得力がありますね。

>「そんなにお強いのに、どうして人類は死にそうだったんでしょう?」
ヒューマンは元々大勢力であったが故にまだ内輪もめをしている余裕があったのではないか、と思っていました。
今ですらややそうなっていますし。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2017年 01月22日 21時01分
フブキは物語開始時点で22歳、やってるうちに時間は経ちましたが、それでもまだ24歳くらいだと思います。
ゼニアはフブキよりそこそこ上なので、もしかするとアラサーくらいに…なってしまうんでしょうかね…。

>ヒューマンは元々大勢力であったが故にまだ内輪もめをしている余裕があったのではないか、と思っていました。
まあかなり非効率な戦い方をしていたことは確かでしょう。
所詮は同盟軍なので、内輪揉め足並み揃わずは当たり前の歴史だったと思われます。
[良い点]
新年おめでとうございます。

序盤の姫様、術者以上に術を把握しておられる。
戻しといいチートもいいところですが、それでもちゃんと苦戦(?)しているのでお話になっていますね。

>小柄な体躯が徐々に濃さを増す闇の空間へと呑み込まれていくのみであった。
こういう表現は好きです。読んでいる思考も引き込まれる。
[一言]
ここ数年での、急激な戦線の変化。
エルフの寿命がもし体感時間(人間より気長)に影響するとしたら、「一寸の間」の遅れが人間を利するターニングポイントになるかもしれませんね。
逆に言えば長いスパンで考え易いという点が、これまで強みになっていたのでしょうが。
(あくまで、人間と感覚が異なると仮定した場合の話)
客人の学童諸君がどれだけ戦力になろうと、政治と軍事を決めるのはエルフの大人。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2017年 01月08日 17時05分
ゼニアは守りと身体能力には長けていますが、攻撃手段に乏しいのであのくらいのレベルの火力だと苦労します。

時間の感覚はエルフとヒューマンで結構違うと思います。もっと言えば客人とヒューマンでも違って、エルフとの間にはさらに開きがあるような感じです。上の層は必要に迫られて矯正していることも多いですが、根はのんびりやです。
[良い点]
主人公陣営のラスボス感。
全てのエルフを滅ぼすというのなら、間違いなくエルフにとってのラスボスなのでしょうが。

あの状況で数人しか取り残されなかった突入部隊は流石に精鋭揃いですね。
[一言]
エルフの人口が過去より多く土地が開発されていることは以前言及がありましたが、それにしてもこれだけ死なせると兵力はもとより生産力に影響が出ないのでしょうか。

寿命が長いからには、その分繁殖力も低くないと土地を食いつぶしてしまうので生物として不味いと思うので。
長い間かけていた(からこそエルフも領域増大に合わせて繁殖出来ていた)戦争の前線が、道化師登場後に急に動くという歴史上の異常事態ではないかと。

数百ならまだしも、今外にいる兵力が大敗でもしたら大変そうだと思いました。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2016年 12月25日 10時26分
あけましておめでとうございます。

この後さらに敗北を重ね、本格的に版図を失うことになれば、エルフ側の生産力にも無視できない影響が現れます。
エルフ的には何十年のスパンで捉えてきたことが、数年でひっくり返されようとしている、激動の時代です。
但し、あれで結構、兵の動員数を絞っているところがあるので(それでもエルフは長い間勝ってきました)、
残存兵力について言えば、まだごく一部を切り取ったにすぎません。
[良い点]
良い内部描写でした。
ハギワラさんはやはり頼もしい。
姫の内面描写でここまで手が込んでいたのは、久しぶりというか初めてではないでしょうか。
[一言]
>隣界隊唯一となってしまった探知魔法家の女性である。広範囲をカバーできるが、精度に若干の難を抱えている。
そして相変わらず名前が出ない脇役。
名前も含めて掘り下げというか、思い入れ(ただしキャラを大事にし過ぎて本筋を狂わさない)があった方が、小説として深みが出ると思います。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2016年 12月18日 18時20分
確かに、彼女も名前くらいは付けておくべきかもしれません。

姫様の内面描写は、ちょっとづつ増えていく予定です。
話が進むにつれて、彼女の背景にも踏み込んでいくと思うので…。
[良い点]
逃げないといけない時に逃げてくれるのはいい味方ですね。

>俺は唐突に、その単語が人名であるという可能性に思い至った。
これだから今風というかやや未来のDQNネームは。

そして一番死にそうに無い姫様が未帰還。

主人公が道化(職業)ですが、対峙するシン自身のやり方も「真剣な馬鹿ほど笑える」という意味で道化。
そのための道化設定であったとすれば、これは感心します。
[一言]
今のところ姫様のヒロイン力が低過ぎるので、万が一死亡してもレギュラーキャラという以上のショックはないでしょうね。死なないでしょうが。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2016年 12月11日 23時17分
主人公も結構キラキラネームというやつですが、そこはご愛嬌ということで…。
[一言]
>「あっハハ! ぬるい攻撃が嬉しくてつい避けちゃったかなァ?」
悪い、しかし正しい。

シンの価値観というか正義感には、非常に(若者にありがちな)透明感がありますね。
それだけに深みがない。理解出来ない物が出て来るのは当然ですし、すぐ想定外にパニックになるのもむべなるかな。
揉まれていない人間ほど綺麗な目をしていると言います。
主人公の目はドブの様でしょうが、汚い水の方が他者を生かす栄養分があります。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2016年 12月08日 21時43分
シンが来るまで16年、揉まれるにはそれこそ「若い頃の苦労は買ってでもしろ」という環境だったに違いありません。
普通買いません。
深みのある高校生になるのはとても大変だと思います。
アルバイトを完全禁止している学校も多いでしょうし、コミュニティも狭いまま終わったりします。
外でスポーツのクラブチームに入ってるならいい方で、部活は大抵閉じていて、それすら所属しない人もいたり…。
それに、彼には揉まれるのを避けるのに使える魔法があります。
[良い点]
描写が丁寧で、文法も間違いが少なく読みやすいです。

主要登場人物が個性的で面白いです。
主人公の敵であるシンやギルダの気持ちも分かり易く、感情移入できるし、応援したくなります。
[気になる点]
地の文で主人公が読者に語りかけてますが、急に切り替わると戸惑います。

一つの段落で視点が変わることがあり、少し読み難いと感じることがあります。
視点変更のときの改行を少し多目にした方が分かり易いと思います。
[一言]
主人公が清々しい程にグズですね!
シンがエルフを守りながら戦っているのを利用して追い詰める、完全に悪役の手法です!
シンくんが完全に正しいとは思いませんが、つい本気でシンくんの応援しちゃってました!

この世界に生まれた人の中で唯一、共存の道を探すギルダさんマジ天使!
親が罪人でも子供に罪はない。簡単なことでもちゃんと理解できる人って少ないですよね。

姫様もギルダもジュンも、ヒロインみんな魅力的です!
  • 投稿者: 名無しさん
  • 2016年 12月06日 09時28分
感想ありがとうございます!
登場人物にちゃんと個性があると言っていただけると嬉しいというか、安心します。
自分だとちゃんと味が付いているのかわからないこともありますので…。
特に女の子はこれでかわいくなってるだろうかと首をひねりながら進めてます。難しいです。

視点というのは、一人称視点や三人称視点のことでしょうか?
その場合の視点を変える時は、間に ~ マークの行を挟むようにしておりますが、結構、部分の初めに入ることが多いので見つけにくかったり、単純に私が入れ忘れていることもあるかと思います。
三行より五行空けの方が見やすいでしょうか?

文章の段落の中でその時(例えば語り手である主人公が)何に注目しているのかという意味での視点変更は、
すいませんこれは詰めて書く癖が未だに抜けきっていない技量不足であります。
最近はなるべく一つの意味のまとまりが終わったら次の段落を作るよう意識しているつもりなのですが、
それでも長いですよね…。気を抜くとすぐくっつきます。初期の頃は特に段落を割っていないと思われます。
好きな作家が詰めまくって書くのにかなり影響されているようです。
[良い点]
>そういう奴らが怒り狂ったり、自分達の思い通りにならなくて取り乱すのを見ると、気分がいいよ。
悪役の台詞ですね。しかし、最適解です。

>だが、奴は俺がもうそれをしないことを知っている。
ついこの間まで一般人であった男の能力とは思えませんが、能力ではなく執念が可能にした思考ですね。

>「オレには、あんたの妄執が理解できない……」
動機なんて、第三者からすれば世間によくある物の中の一つなので、こういうことを他人に言われてもしょうがない。
もっとも、いきなり奴隷&コロシアムという状況から発生した動機は珍しいと思いますが。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2016年 11月30日 06時11分
そうなんです。天地がひっくり返るような感情の動きがあっても、それは他人にはわからんのですね。
主人公はそれが嫌で仕方ないというのも、動機に含めているつもりです。
[一言]
大人は子供の中二病を笑うが、子供は大人の中にある澱が理解出来ない。
表に出ている分、子供の抱えた問題の方がまだ罪がないかもしれませんね。

>あなたは心の中に何を飼っている?
飼っている大人自体は、実はそう珍しくないのかもしれません。
珍しいのが主人公の特権ですが、本作はあまりそういう主人公に有利な点はないので。
ただ、シンに相対出来る(魔法が使えてやる気のある)大人の絶対数が少ないので、今後も「珍しく、理解出来ない存在」であり続ける気がしました。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2016年 11月22日 05時40分
フブキは、なるべく「何の変哲もない駄目な人間」というつもりで設定していますが、
二重人格的な面に関しては、特徴をくっつけようと意識したところはあります。
しかしそれも、召喚されなければ、魔法に触れることがなければ、
心を探られることがなければ、決してスポットライトの当たり得なかった部分です…。
[良い点]
状況がよく分からない(特に前半)がありましたが、主人公の主観描写ですし、その方がよいですね。

>ムソルグスキー
不幸と栄光という面で似ていますが、主人公とどっちが過酷な人生の経験者なのか、ちょっと迷いますね。

>この程度の天井にぶつかってしまうものなのだろうかと、困惑するような気持ちだ。
プライドによる成長阻害でしょうか。ありえそうな。
  • 投稿者: 一絡げ
  • 2016年 11月17日 05時45分
いやあ、ムソルグスキーじゃないでしょうかねえ…。
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