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[一言]
シャンソンといえばやはり、「愛の讃歌」が有名なエディット・ピアフですが、彼女の数々の歌は魂を絞り切るような痛切な歌声で、たまに聴いていて辛くなるときがあります。
次に思い浮かぶのはダミアですが、彼女も「暗い日曜日」が代表するような、孤独や絶望を主題にした歌が多いですので、ズーンという気分になってしまいがちですね。
リュシエンヌ・ボワイエの「聞かせてよ愛の言葉を」は陽気でストレートなラブソングで、現在でも宝塚で何人も歌い継がれています。
本場フランスのシャンソン歌手は、ほとんど辛い過酷な経験をしています。
まるでそういった不幸を経験しないと、シャンソン歌手にはなれないとでもいうように・・・。

主人公のユナ・クロイツも、単に理想主義なだけではなく、何か幼少期に過酷な体験をしたのではないかと想像してしまいます。
欧州では移民の貧困問題などに起因する暴動や政治的なテロなど、身に降り掛かりそうな不幸は枚挙にいとまが無いですしね。
でなければ、最期のときの犯人への言葉など、思想的な行動原理のみで活動していたのであれば、そうそう出るものではないと思います。
そのうえでの平和主義が、この時代の人々の意識をどう変革していくか、興味が湧きます。



日本で一番シャンソンを “聴かせる歌手” は、故・岸洋子さんでした。
現在は、金子由香利さんが第一人者だと思います。
コンサート活動が中心のため、あまりテレビでは見かけませんが、結構「ようつべ」で聴くことができますよ。
やはり、そこらの歌手では出せない雰囲気がありますね。


《ついでに誤字報告》
第一話の神様の[自傷するように笑う]ですが、[自傷=自分で自分の身に傷を負わすこと]なので、大げさに想像すると[自分で自分の手首をカッターで斬り裂きながら笑う]という情景になってしまいます。
嗚呼、何というすぷらった。「すぷらった」と「ばけらった」って、何だか似てますよね。
この場合使うのは[自嘲しながら]だと思います。意味は[自嘲=自分で自分をつまらぬものとして軽蔑すること]です。

あと、神様の呼びかけが「ミス」ですが、せっかくドイツと日本のハーフなので、「フロイライン」なんて呼びかける方が雰囲気が出ないでしょうか。
  • 投稿者: ulysses
  • 男性
  • 2015年 02月24日 00時24分
ご指摘ありがとうございます。
こんなに素晴らしい感想を頂けるなんて思っていませんでした。
この作品に登場するユナは、私が知っている女性をモチーフにしています。
歌については、彼女の過去をイメージした曲が多いです。残念ながら小説なので音楽としては聞くことはできませんが、歌詞だけでも読んで頂ければ、どんな歌かイメージが湧くと思います。
これからもよろしくお願いします。
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