感想一覧

[一言]
前回に引き続き、光アゲハの描写がとても美しかったです。ランタンのような光が全員を包み込む光景が目に浮かんで、自分もその中にいられたらなあと思いました。でも物語を読むって、一瞬でも主人公たちと同じ光の中にいるということなのかもしれませんね。

浩が意地悪をしていたのは、そういう理由だったのですね。すっかり気のいい頼りになる彼が当たり前になっていたので、最初の頃が嘘のようです。
私もマイムマイム好きだったなあと、懐かしい気分にもなりました。

[一言]
今週は木曜更新だったのですね。見逃さずに済んでよかったです！

最後の昆虫はどんなに暴れ者なんだろうと思っていたら、美しい光アゲハだったとはびっくりです。
緑をこの世界にとどまらせるために、このアゲハが最後になるように待っていてくれたのかもしれませんね。

星降り湖にアゲハを解き放ったらさぞ素敵な光景になるでしょうね。夢野さんの文体にぴったりのシーンが見られるのを、今から楽しみにしています。

[一言]
ゾウのように大きなブルドッグですか！さぞ鳴き声も大きくて顔も立派でしょうね。美奈子たちを気に入っていたのかなと思いましたが、そこまでの大きさでじゃれついてきたら命に関わりますよね。
でもこんな犬に乗って世界中を駆け抜けたら愉快だろうなと思います。

最後の昆虫は今までに増して長い名前ですね。夢野さんのネーミングはいつも綺麗で幻想的ですね。いったいどこからこんな名前が思いつくんだろうと思います。
こんなにすごい名前なのに失敗作なんて……どんな虫なのか楽しみです。キラキラネームの不良みたいな？？(⌒-⌒; )

[一言]
全てを珍しがる緑が可愛くて、生きているような雪だるまが楽しくて、景色は美しくて……何より今の暑さをひんやり和らげてくれるような、幸せな回でした。

湖から生まれて湖へ帰っていくなんて、神秘的な雪ですね。
そこに緑を重ねることで寂しさがいっそう増しますが、もしかしたら永遠の別れにはならないかもしれない、という希望を持ってしまいます。

しんみりしながら読み終えると、次回予告のタイトルに笑ってしまいました。ぶ、ブルドッグー！？楽しみにしています。

[一言]
魔法昆虫が見つかる喜びと、今度こそ緑が帰ってしまうかもしれないという不安がせめぎあう美奈子の気持ちがよくわかります。
あと一匹と思うと、恐ろしいような、わくわくするような、寂しいような……読んでいる私も複雑な気持ちです。

「姿なき虫」のお話が好きだったので、今回のセミの登場はとても嬉しかったです。録音した声って、自分の声じゃないみたいに聞こえますが、このセミに限ってはそんなことはなさそうですね。声イコール自分だから、間違えようがないですものね(^-^)

[一言]
ろっ、ロリババア……！？
可愛い赤ちゃんや子供に尊大なものが取り憑いて、あり得ないような口調で喋るのは滑稽なようで神秘的。こういうの大好物なんです！江美利ちゃんのファンになってしまいそう。

彼女の豹変はいったい何だったのか、別の宇宙や次元から何かを受け取っていたのか、気になります。
元之は、初めて自分と同じレベルで哲学や科学の話ができる相手ができて、ちょっと嬉しそうでしたね。

[一言]
タンポポ団、すっかり有名になってしまったのですね。自分たちの冒険が知れ渡るのは嬉しくても、個人的なことや噂まで広まってしまい、良いことばかりではないですよね。

和久のように、グループの中で劣等感を感じていたり、場違いなんじゃないかと不安に思ったりする気持ちはよくわかります。それが他の人にも知られてしまうなんて、よほど辛かっただろうと思います。
ともすればいじめや裏切りにもつながるような危機ですが、元之がさりげなく気がついてフォローしているところが素敵ですね。

好奇心旺盛ではない自分にも良いところがあると、実感できるようなことが和久に訪れるといいですね。
自分の弱いところを知っている和久は、本当はとても勇敢なんじゃないかと思います。

[一言]
浩目線のお話が読めて嬉しいです。彼のキャラが好きなので＾＾

夢の続きのような、不思議な朝の散歩でしたね。美奈子たちと一緒にする冒険とは少し違って、男の子らしい大らかさが良いなあと思いました。

ラブタームーラは不思議な世界ですが、サリーナに乗って見下ろす場面を見ていたら、ますますそれが広がって、謎はどこまでも果てしなく続いているんだなという気がしました。どの世界にも、ご当地の不思議があるんじゃないかと（笑）

[一言]
骨まで虹色なんて、不思議だけど可愛い恐竜ですね！
以前「夢を観た」シリーズで恐竜の幽霊がさまよっていましたが、あれもやっぱり足りない骨のパーツを探していたのかもしれませんね。

ナナイロサウルスが実体化したら、いったいどんな色なのでしょうね。骨だけでも美しいのだから、肌はさらに鮮やかな七色なのか、それとも光が遮られてパールカラーにぼやけて見えるのか、想像が膨らみます。

私もちょうど虹の話を書いていたので、ますますこの恐竜に出会ってみたくなりました。

[一言]
不思議なことばかり起きるラブタームーラでも、台風はやっぱり非日常なのですね。
不安感とわくわく感が入り混じった気持ち、すごく身に覚えがあります。

戸締りをして家族で身を寄せ合って過ごすシーンや、ろうそくの灯りでお互いの顔が幻のように見えるシーンが、まるで実際に映像が浮かんでくるようで、こういう具体的な描写が夢野さんはお上手だなと思いました。

台風の目玉を見たら、ついその全貌も見たくなってしまいますね。この世界には、誰も見たことのない不思議がまだまだある気がします。