感想一覧

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[良い点]
背すじを正すような姿勢のよさがいいですね。星新一と開高健。わたしも好きな作家です。
[一言]
 興味深く拝読しました。
 わたしはこれといってはっきりとしたことはきめていませんが、なんとなく星新一のモットーは踏んでいるような気がします。「U子」や「博士と助手(金の星)」のような固有名詞をあえて避けた作品もあります。名前にはあまりこだわりがないので、作品の雰囲気に応じたものであればそれで良しとしています。
 怪力乱神に関しては、わたしはファンタジーやホラーも書きますので、イメージを言葉にすることに躊躇いはありません。
 ただ気を付けていることは、読み手に媚び過ぎず、自分勝手になりすぎないことでしょうか。小説の場合は、解説不要なものが好いとは思いますが、詩文の場合は違うと思います。どうしても作者の内面世界が濃くなるので、なんの手引きもなしに全てを理解することは難しいでしょう。もちろん、想像の幅が広がり、読み手ごとの作品になっていく、金子みすゞのような作品なら解説など蛇足でしかないのですが、新川和江も「詩が生まれるとき」で、解説というかエッセー的な文を、すべての詩の後のページに書いています。孤高を目指すのも崇高ですが、なろうのステージではどうも受け入れられにくいようです。
感想ありがとうございます。
「読み手に媚び過ぎず、自分勝手になりすぎないこと」というのは私も同感です。私の創作の励みとなる人達の中には小説家ではなくロックバンドで作詞を担当するアーティストが数人います。最も偉大だと思っているのはカナダのRUSHというバンドのドラマーのニール・ピアート(パートとも)ですが、その言葉に「言葉はそれほど偽善的ではない」というものがあります。自身の表現欲求に正直に、一定のモラルを守った上で紡いだ言葉は必ず真意が他者に伝わるから過度に神経質になる必要はないのだという意味の発言だったと記憶しています。私も、ここはこう言い切ってもいいのかな、とか、もう少し言葉を足さないと伝わらないかな、などと迷うことはありますが、読み手を意識しすぎると文章が硬くなり、勢いが無くなるのを感じるときがあります。
 RUSHの熱心なファンの方による訳詩を掲載したサイトをご紹介しておきますので、興味がおありでしたら一度覗いてみて下さい。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~lerxst21/rush/index.html

 詩に関しては、イメージの広がりを限られた語数で表現するという性質上どうしても読み手と作者のギャップが埋まりにくいと思います。私も他のサイトに拙作『くちなわ坂』を投稿した際に、とある読者から夕陽を見ながらゆったりとくつろぐ姿を思い浮かべたという感想が寄せられ、落胆したことがあります。
 私はこのサイトで詩を鑑賞するとき、可能なかぎり同じ作者の他の作品を読んでその作風や手法を読み取ってから再読するようにしています。それでも理解できなくて首をひねることも多いのですが…
 最後に、自分勝手になりすぎないための工夫として、私は小説も詩も必ず一度Wordに入力し、推敲を重ねてから投稿するようにしています。誤字脱字の帽子はもちろん、場合によっては縦書きや横書きに変換して字面を確かめたりして、他者の眼でしつこく観察しなおしてから投稿することで、筆のすべりを防ぐようにしています。
 参考になれば幸いです。共感とご支持に感謝いたします。
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