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[一言]
こんばんは
昨日見つけてから、【1】章から【6】章まで一気読みでした。
こういったノリノリなタイプのTS入れ替わりモノはあまり見なかったので楽しんで読めました。

主人公夫妻以外の登場人物もなかなか個性的だったり、心理や情景などが詳細に描写されて凄いクオリティだったと思います。


ただ作中でもそれなりにはありましたが、個人的には優さんの日常をもっと見てみたいと思いました。衣服関連や人形とかマニキュアだったり、機械音痴でやらかした場面は結構気に入ってます。
他の日常的なものとしては例えば、彼女の私室の内装や三浦氏目線の仕事姿とかも気になりますね。

どうやら現在【7】章は見られないようですが、今後更新されるようなら楽しみにしてます!
  • 投稿者: ノリ
  • 2017年 02月21日 02時46分
感想ありがとうございます!

一気読みとのことで本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。この作品を書き始めた時、「TS」というジャンルの小説には触れたことがなかったので「あまり見なかった」と言っていただけるのかも知れませんね。

主人公以外の登場人物の個性……確かにそうなんですよね。特に愛衣なんかは書いていて勝手に動くような子なので個性的といえるでしょうか。そして、特に心理面なんかは重要になるテーマを扱っていますので、そのように言っていただけて本当に嬉しいです!

あと、優の描写が少ないことは把握していて、実はこれが【7】のテーマの一つだったのです。ただ最終的な結末がかなり難しいものを扱っていて、現在お休み中……しかし、楽しみにしていると言って頂けていますし、ちょっと頑張ってみたいですね。

この度は本当にありがとうございます!
[一言]
【7】が更新されている事に気づかなかった…無念です。

さっそく読みます ('ω')
  • 投稿者: 緋月
  • 2016年 01月20日 17時54分
感想返信遅れて申し訳ありません。

ここまでの期間で短編などは投稿しており、放置になってしまったのは弁明のしようもありません。すみませんでした。



【7】は作品の在り方的に【1】~【5】+【6】でよいのではないかと思い、現在は削除しております。エピソード的には最終的に大きな意味を持つ予定でしたので、何とか投稿したいとは思ってますが。


本当に失礼いたしました。
[一言]
 【7】ナルシスト夫婦の心機一転、七話まで拝読しました。
 今回もまた波乱の予感ですね。大波が起こる予感の強さでいえば、【6】以上かもしれません。

 会社のお姉さん。隣に引っ越してきた親子。
 妹さんと婚約していることが知られたらどうなるのか。今はつかみどころがない人で、大抵の秘密も大して気にしなさそうですが、「何故妹と気まずいのか?」というその理由がわからないので戦々恐々としてしまいますね……
 お姉さんは勇さんにとっても優さんにとっても大きな動きを招きそうですが、別の意味で未知数なのが白井さん。

 子どもという存在を勇さんが見据えて、冷静さを取り戻す。というんは凄いなあと思いました。ああ、大人だなあと。
 以前優さんに怒った時の彼であれば、怒っていたかもしれません。彼にとってドゥーニャちゃんは明るいエネルギーをくれた偶像(アイドル)みたいなものなのでしょうから。
 ただ、それをおいても、まず冷静になって柔らかな態度におさめられる。本当に凄いと思います。もし私だったらちょっといじけてしまうかもしれません。
 しかし今のところ娘さんとのエピソードによって将来と今の成長が描かれたわけですが、白井さんが一体何者でどういったものを抱えているのかはさっぱりで……展開が読めません。こういった方をダークホース、というのでしょうか。
 
 それにしても、勇さんとみいこさんのやりとり、いいですね。
「嘘つくかどうか考えてました」
と正直にいっちゃう。このノリと思い切り、面白さ。いいなあ!
 もしこれが修羅場になるのかもしれないと思うと、うう……。
 続きがとても気になりますね。執筆、応援しております。

感想返信遅れました!
申し訳ございませんー!

まずは新キャラに触れて頂いてありがとうございます。
そうですね。みいこは随分とつかみどころがない感じですね。馬鹿なようでその反面、頭の良い人物(今の所、そんな面は見せてないけれど)として書いているだけに怪しげな雰囲気が漂ってますが――白井もそう映るのですねぇ。
作者的には面白いなぁと思います。
どういう意味でかは明言できませんけれど(笑)

室木様の言葉通り、ドゥーニャちゃんは勇にとっては唯一「沸点」に達するものであって、それを抑え込むだけの理性という事で彼には我慢してもらいました。この辺り、室木様は簡潔に纏めて頂いて……もっと短く説明出来たらよかったなぁ。

それはさておき。

全然、話が動き出していない【7】ですが、不穏な空気は感じて頂けたようで……さてさて、これからどうなるのやら。



勇とみいこのやりとりは個人的に「勇と愛衣」「優と三浦」並に筆が乗る組み合わせですね。脱線しかねない勢いでどんどん馬鹿話だけが増えていく感覚が(笑)

あと、勇が優位に立って会話出来るのはみいこが初めてではないでしょうか。上司なんですけどね。



丁寧に感想を頂き、解釈まで述べて頂いてありがとうございます!
室木様の作品にも必ず伺いますので、お待ち下さい~。

それでは。
[良い点]
遅くなってしまいましたが、新章突入おめでとうございます!
穏やかに見えながらもところどころに不安な影が見え隠れする展開でした。新しい登場人物達が、波乱を巻き起こしそうでハラハラしますね。
[一言]
こんにちは、最新話まで拝読させていただきました!

新生活が始まった二人。勇さんの、 「これだけの人間が会社へと向かい、仕事をして、世の中が動いている。でも、この光景だって世界の一握りだって考えると……何だか、恐ろしいですね」の台詞がとでもいいなぁ、と感じました。二人の掛け合いは、社会の一員となって働くことへの緊張とか心構えみたいなものを分かりやすく表わしていると思います。勇さんのネクタイを整える優さんに萌ました。

新しい職場に緊張しっぱなしの勇さんに、自分にもこんなことがあったなぁと懐かしい気持ちになりました。優さんの意味深な台詞から予想はできていたんですが、上司が優さんのお姉さんというのはかなり気まずいですね。

すみれちゃんが可愛い。優さんが俺と口にして笑ってしまったところなどは、きちんと歳相応の幼女を描かれていて凄いなと感じました。こういう年齢ごとの言動というのは、表現するのが非常に難しいと感じます。人物描写の幅が広く、そのテクニックを学ばせていただきたいです。

今までで勇さんたちの入れ替わりを怪しむ人は何人もいましたが、今回はその誰よりも早く感づかれてしまいましたね。肉親を騙すのは難しいので、仕方がないことかもしれません。勇さんが彼女の下で働いていることを黙っていることで、後々大きな問題に発展しそうで怖いです。しかし、仕事ができるのにどこか抜けたところがある彼女も、ギャップがあって好感が持てる人です。

彼女が出ていった理由、本当のところはどうなんでしょう? 見えそうで見えない乙女心。まさか実の弟に結婚を迫るとは……流石肉食系女子。こういうところは、愛衣さんに通じるものがたりますね。

以前活動報告にも書きましたが、優さんがお姉さんしていて微笑ましいです。これもすみれちゃんが母性本能を擽るからでしょうね。男性は趣味の部屋には中々女性を入れたがらないと聞いたのですが、趣味を共有しようという考えが如何にも勇さんらしくていいなぁ、と感じました。精神が入れ替わったのだから、二人は普通の夫婦よりもよっぽど互いの距離が近いのだと思いますね。同人誌は気まずい。プライバシーは大事ですね。早くも認識の齟齬が生まれていますね。アニメに親しみがない優さんにしたら、不気味に感じてしまうのも無理はないかもしれません。きっと可愛い女の子を愛でたいだけなんです。そうですよね?

アニメの敵役には友達がいない、という優さんの意見にはなるほどなぁと思いました。寂しいと暴れたくなりますよね。確かに歳を取ると、子供の頃楽しめていた本や漫画に物足りなさを感じてしまいますよね。だから子供の内に純粋なものや綺麗なものを見せることが大切なのでしょうね。ふんふんと感心していたので、その後の助太刀にはずっこけそうになりました。

親の目がなくなると、子供は自由気ままに振る舞ってしまうものですね。アニメのパスケースを持ち歩くくらいドゥーニャちゃんを愛してやまない勇さんの気持ちが分かるだけに、優さんの態度にはもどかしさを覚えてしまいますね。

これが近い年齢の相手だったら怒りを露わにしても不自然ではないのですが、相手は幼女ですからね。今まで描写された勇さんの性格を考えると、感情より理性を優先するという印象が強いので、子供相手に怒鳴り散らす様は想像できませんね。修正前よりも勇さんの苦悩が全面に押し出されていましたね。正に踏んだり蹴ったりです。

やっぱり勇さんは大人ですね。思い入れの強い、大切にしてきたであろう物を壊されても、怒り続けたり悲しみ続けたりしないなんて。二人の未来のために、趣味を我慢してお金を貯めているなんて……これは期待していいんですね? でも、今回負った心の傷は相当深いと思います。優さんのサプライズがどのようなものなのか、とても楽しみです。

いつにも増して、長くなってしまいました。申し訳ありません。とても面白かったです!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2015年 09月26日 13時48分
管理
感想返信、遅くなりました!!
ちょっと忙しかったもので……。
まぁ、それはさておき。

ピックアップして頂いたそのセリフはまさに【7】の象徴的な所ですね。テーマが「新しい一歩」みたいな所があるので、景様も書かれているように「自分にもあった」を盛り込んでみました。共感を得られたようで何よりでございます!

そして、すみれ。
何度も消しては書いてを繰り返すのですが、この年代というのはもう分からないですね。我が子であったり、歳の離れた家族だとかがいれば掴めるのでしょうけれど……まぁ、結局は想像になってしまいまして。そのように言って頂けて安心しました(笑)

あと、みいこ。
愛衣と並べるのは鋭いというべきか……「ユウ」の姉だったり、妹という事で名前にも一定の共通点のある彼女ら。それ以上に同じなのは動かしていて楽しい事ですね。肉食系女子、いいと思います(笑)


部屋に入れる理由は後付けになってしまいましたが、それなりに「らしさ」が出たかなとは自分でも思っています。やはり彼らは「理解されたい」という欲求が強いと思いますのでね。

フィギュア破損の件はいずれ、という事になりましたね。随分と悩みましたが、あのような形で感情を抑えてもらう形となったわけでして。【6】を読み返して、勇がお金を使い果たしていたので趣味を我慢してもらいました。雑な作者で申し訳ないと思います(笑)



丁寧に感想ありがとうございます。
景様の作品にもお邪魔しなくては……。
活動報告にも意見頂いて本当に感謝しております!
それでは
[一言]
おはこんばんにちは!
[6]まで拝読しました!

TSスキーな私としては、非常に考えさせられるいい作品だと思います。特に、この作品のテーマの一つであると思われる「性別」について、ここまで深く考えて書かれている作品は初めてです。本来肉体と精神の性別が一致する事が当たり前であるのに、それを誤って生まれ、生きるということは一体どれほどの事なのか。
自分の認識する自分の性別は、人間の意識そのものに大きな影響を与えているのは間違いないので、精神が女なのに体は男、またはその逆の状態で生きるということがどのような事なのかは、きっと実際に性同一性障害に、またはそれに近しいものにならなくては到底理解出来ない、というのが私の考えです。そんな難しい(と私が思う)性同一性障害について、色々なキャラクター、色々な視点から深く考え、このような素晴らしい作品を書く事が出来る浅間雅先生を尊敬します。マジリスペクトです。
とまあ、ここまで色々と真面目に書いてきましたが、私が主人公ズの次に気に入ったのは、三浦さんです。
周りにどのような事を言われても、決して自らの姿勢を変えず、飄々としている三浦さんに憧れます。そこにシビれる!あこがれるゥ!
きっと同性愛者であることも彼の魅力を引き出しています。多分。
[6]で私の中の三浦さんの株価がさらに急上昇しました。

でも美少女が抱き合っているのと筋肉質の男2人が抱き合っているのを一緒にしたくはないなぁ(ボソッ

あ、あとキツい口調なのに乙女を垣間見せる優に萌えました。まる。


以上!長文すみませんでしたっ!
読み終えて興奮も冷めないうちに深夜テンションでよく考えずに書いたので支離滅裂なところもあると思いますが、大目に見てください!
素敵な作品をありがとうございましたっ!
[7]も応援してます!
  • 投稿者: 镹徠 ミエ
  • 15歳~17歳
  • 2015年 09月02日 01時43分
どうも、おはこんばんにちは!

初めまして。そして、感想ありがとうございます!

まずは良い作品との評価、ありがとうございます!
僕もこの作品にて性同一性障害に向き合う事となったですが、当事者でないだけにやはり想像に頼る部分は多かったです。その辺りの描写は何やら、上手くいっているようで、ほっと胸を撫で下ろす思いです。

さてさて、お気に入りは三浦ですか。
このキャラクターは本当に……何というか【6】で弾けましたよね。ぶれたと言えるかも知れませんが。ただ、それが魅力的に映ったようでよかったですねぇ。

地味に良いセリフを言わせて、何となく漂う気持ち悪さを中和しているという奇妙な人物なので(笑)

そして、優は萌えられるキャラだったのかっ!
男口調という事もあって、厳しいのかなと思ってましたが……アリだったのですね。まぁ、内心は乙女ですからねー。


僕もこのようなありがたく光栄な感想を頂いてハイテンションで感想返信を書いております。

本当にありがとうございます!
何とか、【7】も頑張りたい思います!!!
[一言]
こんにちは、最終話まで拝読させていただきました! オールスター勢揃いという感じで、皆の賑やかな日常を見ることができて良かったです。各人物の意外な一面が見れて、微笑ましかったです。

台詞がユニークで、ところどころくすりとしてしまいました。会話が魅力的で羨ましいです。一番のお気に入りは、夕映が言った「気持ち悪いのに無害ってすげーですね」です。

勇さん、運転の仕方を知らないのに、レンタカーを借りるなんて自殺行為です! 私も似たような経験があり、感情移入してしまいました。

只野くんに、ついに告白したんですね。こうやって周りの人々が受け入れてくれると、本当に二人は良い友人に恵まれたのだと、胸が熱くなります。車内での四人のやり取り、とても良かったです。

なんだか三浦さんがどんどん残念なキャラに。初登場時のクールな印象はどこに……。「ええ。……残念ながら」「この人、頭おかしいんですー」の台詞がツボには入りました。

マニキュアを一人練習する優さん、涙ぐましい。確かに、女性が爪先をごちゃごちゃ飾り付けていても、男性は興味を持たないかもしれませんね。男女の性差が丁寧に描かれていて、こういうところがこの作品の素晴らしいところだと再確認しました。

真奈さんが鋭すぎて怖い。彼女はもう、完全に悟ってしまっている感じがあるので、正直に話してしまってもいいような感じがするのですが。彼女の驚愕具合には驚きました。自分の中で正解に近い予想をして、答えを引き出そうとしていると思っていただけに。

皆どちらかといえば冷静に(お父さんは違いますが)受け止めていただけに、夕映の驚きっぷりは新鮮でした。彼女、こんなキャラだったのですね。勇さんの火に油を注ぐやり取りは、読んでいてとても楽しかったです。

寝室でのやり取りは、恥ずかしいやらドキドキするやらで堪りませんでした。簡単に身体を許してしまう人間が多い中、優さんの貞操感は非常に好感が持てます。

夕映の苦悩も頷けますね。自分を偽っていた勇さんに感じていた好意が、よりにもよってこんな休日に行き場を失ってしまったのですから。彼女に助言をする優さんは、本当に心根の強い人だと思いました。

最後の最後に、こんなに夕映にスポットが当たるなんて。意味深な台詞に彼女の心情が滲んでいて、やるせない気持ちになります。最後は切ないながらもどこか清々しく、叶わないけれども夕映の想いが汲み取られて良かったです。言葉が足りないですが、邪気がなく綺麗な展開だと思いました。

こんな良い作品を最期まで読むことができた満足感と、清々しいながらも切ない読後感を得られて、この作品に出会えて本当に良かったと感じました。あとがきで触れておられましたが、この作品は、悩み苦しんできたゆう達が親や友人達と向き合い、自分の本当の人生を取り戻していく物語だと感じました。これから先、肉体か正反対だった時にできなかった発見や体験を積み重ねて、また二人は成長していくのでしょうね。二人の未来を想像すると、心温まるものがあります。

長文乱文になってしまい、申し訳ありません。素敵な作品を、ありがとうございます!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2015年 08月06日 13時38分
管理
とうとう最終話!
ありがとうございます!

【6】はよりコミカルに、というのがテーマでもあったのでセリフがユニークというのは嬉しいですね。
それにしてもレンタカーで似たような経験って……一体、何があってのでしょう(笑)

マニキュアに関しては本体【1】~【5】までに語りたかったのですが、カットしたものですね。男性の感じる「理解出来なさ」と女性のこだわりの擦れ違うは確かに本作らしさを体現してますね。ありがとうございます。そこに着目して頂けるのは光栄です!

真奈が結局は何も分かっていない……というのは、彼女が初登場した時から決めていた設定でした。こういう無自覚に急所を突くキャラは動かしていて楽しいですし、表現が正しいかは分かりませんが作者的には「小回りが効く」人物でもあります。天然なので、突拍子の無い事を言わせられますしね。

寝室でのやり取りは「いつか書きたい」と思っていた部分でしたね。ちょっと生々しい部分も押さえておきたいという事で、描いたのですが……なるほど、身持ちの固さを好意的に捉えていただけるのですね! ちょっとやり過ぎかとも思いましたが、この夫婦にはまだ一般常識は適用できないですし……あれくらいでいのでしょう。

最後に夕映。
僕としてはちょっと意外な意見ですね。他の方も「夕映にスポットライトが当たるなんて!」と仰るものですから、個人的には「それなりに仄めかしたつもりだったのだけれど」という書き手と読み手のギャップを感じました。まぁ、意外である方が良いので結果オーライですね。


ここまで長かったとは思いますが、読み切って頂いてありがとうございました。作品のテーマである「再生」は景様の解釈されているとおりでして、どんどんと二人は普通の方へと歩み寄って行くのでしょう。そういった作品を通して描いていたテーマを受け止めて頂いた事へ、最上の感謝を。

ありがとうございました!!!!!!!
[良い点]
「辛かった?」
「うん」
「苦しかった?」
「うん」
「ちゃんと産んであげられなくて、ごめんね」

短い文ですが主人公兼ヒロインの心境を考えるとなんとも切ない文ですねぇ。
涙腺が緩んで危うく滝の様に流れる所でした。
[一言]
さて、漸く読み終えました。
過去2回程感想を書きましたので改めて言わせて頂きますと大満足な作品でした。

少々長くなりますが宜しいですか?宜しいですね?ええ。(笑)

優が中々打ち明けられなかった理由のひとつに、
親から早急に死ねと言う例を本で読んでしまったのもきっとひとつの原因でしょう。
気持ちが分かると言うのは烏滸がましいですがあえて優の気持ちが分かると言いましょう。
実例として私の知り合いで2名程その様な事を経験している性同一性障害の方がおられます。
一人は家出してしまい、もう一人は父親に何度も殴られていました。

殴られていた方は私が卒業してさよならする時点でもまだ両親とは和解しておらず、
その後どうなったかは私も会っていないのでわかりませんね・・・
もう一人は大学で再開しましたが和解とまではいかないもののある程度理解してもらえた様子。
話を聞く所受け入れられないのは父親の方で母親の方は受け入れてくれていたようです。
これを見ると優が打ち明ける事にどれほど勇気が必要か分かるような気がします。

個人的に凄く気に入った部分はと言いますと、
作中で語られるアニメについての各々での捉え方。
優の様に否定的に捉える方もあれば勇の様にプラスに捉える方もいるでしょう。
その描写が鮮明に描かれていて大変気に入りました。
この作品は入れ替わりなので性転換手術ありませんが
このテーマに関係する事であろう性転換手術についての捉え方も恐らく各々違うでしょう。

・性転換手術で形だけでも女性に近づきたい。
・性転換手術しても所詮は男と言う現実は変わらない。

恐らく多くは前者の方でしょう。
前者の方を否定するわけではありませんが私の場合答えるなら後者に当てはまりますね。
前回の浅間雅様の意見で「どうしても女性になりたい訳ではない点」と仰っていましたが、
私は逆ですが、ですが!!・・・上記の後者の理由でつまづきますね。
と言う所を見ると私も性同一性障害に近い?と言う立ち位置にいるのかもしれません。

ですからゲームでは女性キャラで、一般の漫画や少女漫画も感情移入するのは女性側で、
妄想と分身で満足させてはいます・・・と言えば嘘になりますね。
満足はしていませんが、現実は変えられませんので 笑

作中のお話に戻りますが心が女性で有る優がの体で男を十数年演じて来た為、
女性の体を得ても口調が変わらないのは単なる癖だからと言う理解で宜しいでしょうか。
優が言っていた人間は根本的な所は変わっていないと言う事なのでしょうか。

ニュアンスや意味を理解する事に関して其れ程上手では無く意味を履き違えているか心配です。
受け取り方を間違えればキャラの見方も変わってしまいますよね。
時間が有れば再度読み直し、理解していない部分も理解していこうと思っています。
流暢に日本語で書き込んでいるので言い訳がましいですが日本で数年過ごした外国人です。
純粋に日本で育ちずっと日本語を使っている日本人と同じ理解が出来ているのかが心配です。

さて、作中のような出来事を何故私が都合よく出会っていたかと言いますと・・・
タイと言う国をご存知でしょうか?日本の番組でも時折紹介されていますね、
性同一性障害や同性愛の方が比較的多い国です。

現在でも外出する際には軽く数名と出会うくらいには 笑
  • 投稿者: 緋月
  • 2015年 08月05日 01時24分
丁寧な感想ありがとうございます。




○まずは良い点に挙げて頂いた文章。

これは僕個人の涙腺が反応する言葉を選んだ、「作中で一番、自信のある台詞」です。これはこの先、どれだけ続きを書いたとしても揺るがないでしょう。執筆前から、この母親の発言をゴールとして書いたとすら言えるので、ここをピックアップして頂いてありがとうございます。



○打ち明けられなかった理由

語って頂いている通り、優が読んだ本が影響しています。現在の日本は割とこの「性同一性障害」が言葉は悪いですがメジャーになったため、理解される場面も多いです。しかし、それは過去には理解されない場面が多かったという事であり、そんな頃のエピソードが書かれた書籍は実際に僕も目にして「これを実際にその障害を持っている人間が見たら怖がらないだろうか?」と思い、優の設定としました。カミングアウトに関する恐怖心の助長という事で描いたシーンですが、裏設定的には(このような言葉は大袈裟ですけれど)きっと勇もパソコンで性同一性障害についてある程度の情報を得て、迷いを感じたのではないでしょうか。肯定的な意見にも出会えるでしょうが、きっとマイナス面の方が人間には色濃く映るでしょうし、カミングアウトは一度失敗すれば「する方とされる方」の溝は途轍もないものとなるでしょう。そういった「カミングアウトへの忌避」を描いたシーンですね。




○アニメに関して

あとがきにも書いた通り、「この『ナルシスト夫婦の適材適所』を作中で否定する意味」として扱っています。この作品が、性同一性障害の方にとって「馬鹿にされている」とか「ネタとして軽く見られている」と思われた時のため、作中で優が否定する形を取っています。作者の逃げと言えばそれまでなのですが、「どうしてもネタとして使っているという部分が否めない」本作に対する自虐ですね。



○手術に関して

そういった葛藤があるでしょうね。
誰もが、体を作り返れば満たされるものではない……それは分かります。そこで満足出来なければ、待っているのは我慢でしょうからねぇ。

ちなみに、これは余談なのですが、この作品の没(というか入りきらなかったエピソード)に「実際に性転換手術を行った人間との邂逅」というものがありました。「あんた達二人はもう、我々のような悩みを共有できる人間ではない」と言われるような。そういう意味では性同一性障害の方々とは、入れ替わった時点で感覚が少し違うかも知れませんね。完璧に正しい性を得ていますから。




○優の口調について

これに言及される方は初めてですね。

確かに優は女性的とは言い難い「俺」という一人称を用いていたりします。これは正直、癖と解釈してもらうしかないです。確かに違和感しかないのですが、優が「入れ替わったからといって、女性口調で話す」というのはあまりに普通過ぎてインパクトがない――という、物語上の理由だったりします。この辺りは優が忌み嫌う「創作故の都合の良さ」みたいな部分でして……癖で把握出来ないと言われると、それ以上は何も言えません。
優は確かに「人間は変わらない」という理論を持っていて、それは物語では【6】でも一貫しているのですが、その理屈によるものだとは言いたくないですね。あくまで、癖。人間は変わりませんが、偽る事は出来る。偽りの口調が染みついて、慣れない口調へ切り替えるタイミングも見失っている……そういう状況として描いたのは間違いないのですが、「ただの癖かよ」と言われると、それ以上の深みは提示できません。
二人が入れ替わった時、「一人称を変えがたい」と語っている事の延長だと考えて頂くのが一番正しいですかね。




タイに関しては全く知識がなかったですね。あくまで日本の範囲でしか性同一性障害を捉えていませんでしたので。外国におけるこの障害の割合というのは、言い方は悪いですが「物語の要素」に組み込めそうな可能性は感じます。踏み込む深度も気にしつつ、触れなければならないのですけれど。



最後に。

大満足といって頂いてありがとうございます。
こういった意見のやり取りは本作において避けられないと思いながら、なかなか訪れませんでした。とりあえず、頂いたご意見に対してこちらの思う所を書いてみましたが、果たして答えになっているのやら……。


とはいえ、本作に対してこのように向き合った意見を頂き、嬉しいと同時に光栄です。懸念しておられた日本語に対する解釈は間違いないと思います。

本当にありがとうございました!
[良い点]
こんばんは。【6】の最後まで読ませて頂きました。

途中から夕映さんスポットで驚きました。正直なところノーマークなキャラでしたので「やられた!」と思いましたね。
読み終わって思い返してみると、勇&優の一人称の文体を崩さないのに夕映の内面や葛藤が真に迫ってきた感じを受けました。一人称物でこういう書き方ができるのは素直に凄いと思います。

夕映に限らず、登場人物全員が自分の意志とか欲望(笑)を持っており、「誰がどの情報を持っているか」もきちんと管理されているので読み返した時にも矛盾が無く、「あぁこれはこういうことだったのか」と新たな発見がありました。出来の良い推理小説を読んだ気分です。
入れ替わりや障害の話は薄めと仰ってましたが、それを補って余りある「人間ドラマ」を堪能させて頂きました。


あと個人的に良かったエピソードはマニキュアの所で、「あの瓶が良いんだ」という拘りになるほどなあと思いました。
実物系はコレクター魂とかを刺激しますね(笑)

【6】読了!
ありがとうございます!

突然の夕映主役回ですもんねぇ(笑)
夕映を取り上げる事を思いついたのは、同時に喋ると勇、愛衣と敬語が被る瞬間があるという事でして……あと、一番キャラが薄いのでこのようになりました。

葛藤が真に迫ってきたとのお言葉、光栄です。夕映はあんな感じで「案外、ヤバい事を言っているキャラ」を目指していたため、夫妻の視点からそう受け取ってもらえましたか!
一安心……。

情報管理。
これは大変でしたねぇ……各々、情報の認識が違う状態で動かすので頭がパンクするかと思いました。まだ読み返してませんが、矛盾はないようでこれも一安心……。推理小説は身に余る褒め言葉ですね……頂戴していいのだろうか(笑)



マニキュアの所。
ちょっとこういう感覚は男性的かな、とも思ったんですが……まぁ、見た目に華やかですのでアリかな、と。ちょっと不安な部分ではありましたね。(そんなんばっかりだなぁ)


長かったとは思いますが、感想ありがとうございました!

TAM-TAM様が新作を投稿された際には必ず、伺います!
[一言]
およそ折り返し地点まで読まさせて頂きました。

正直読み始めた頃は入れ替わり設定で一般的なコメディだと思っていたのですが、
意外にも…と言えば失礼と感じるかも知れませんが性の悩みや
当事者の心境が鮮明に描かれていてとても引き込まれます。

浅間雅様の「近い願望……どんなものでしょう」
と言う疑問にお答えしたいのですが上手に説明出来るか自信ありませんね。 笑

まず自分が主人公と同じ性同一性障害なのか…?と言う事を考えてみた所自分でも分かりません。
男を異性としてみようとした場合にどうしても「今の自分」を思い浮かべてしまい、
言葉は悪いですがどうしてもホモと言うイメージが湧いてしまいます。
ですから現実に女性になってみないと…と言うのが現状ですね。

TS好きな人全員では無いですが数名は同じ様な感情を持っている方もいるのではないでしょうか。
私もTS設定が単に好きと言うより憧れ半分羨ましさ半分で読んでいます。

作中のお話に戻りますが、勇が優(入れ替わり後)に
ぬいぐるみを持ち帰ってきた描写…凄くじーんと来ました。
女性が男性の物を好んだり衣類を着たりするのはボーイッシュ、
逆に男性が同じ事をすると……と言うお話は凄く分かります。

私も男性ですが可愛い物が大好きで有り、小物も大好きで
女性の可愛い服を見ていて女性を羨ましいと思う気持ちが有ります。

一人暮らしですので家にはリラックマの人形、テディベアそして花等沢山所持していますね。
部屋には絶対に誰も入れませんが…

さて、続き読んでまいります。(`・ω・́)ゝ
  • 投稿者: 緋月
  • 2015年 08月04日 12時25分
しりる様、またもや感想ありがとうございます!
あと、長々と書いてしまいます。申し訳ございません。


さてさて……そうなのですよね。意外とこういう真面目な部分もこの作品は取り上げているのですよ(笑)


それにしても。

しりる様の感覚、簡単に分かるという訳にはいかにでしょうが……それなりに理解は示せるつもりです。僕自身も割と女性を考える時に「男性的な肉体への興味」よりも「女性の衣服」などに興味が向く事が多かったりします。決して、今の体で着たいとは思わないのですが、「もしも自分が女性だったら、男性である今現在はファッションに割と無頓着だけど、可愛い服ならきっと気を遣う!」という確信に近い予測はありますね。とはいえ、どうしても女性になりたい訳ではない点が自分が性同一性障害ではない証明でしょうか。しかし、女性になったとして困る事もないと思います。ちなみに、子供の頃の僕は自分の性を女性で認識していたそうで……まぁ、子供だとそれなりに無い話でもないそうですが。

などと、そういう自分の心情と、しりる様の書かれている内情が多少響く部分はあるかなぁーとは思います。僕は勝手に思ってるだけですけど(笑)


さてさて、ぬいぐるみの件をピックアップして頂いてますね。
ありがとうございます、お気に入りなんです。ここ。
リラックマ……いいですねぇ。最近は「ぐでたま」も熱い気がしますが、やはり個人的には「シナモン」……などと思うのですが、僕は実家暮らしのためぬいぐるみは買えません。
そういう欲求が実は出ているシーンなのかな……。


何だか、しりる様の内面が知れてよかったと思います。

続けられる限り、続きをお楽しみくださいー。
[一言]
まだ半分ですが楽しませて頂きます。
正直主人公と近い願望があるので共感出来ます…

現実では決して誰にも言えませんがね 汗
  • 投稿者: 緋月
  • 2015年 08月03日 15時03分
感想ありがとうございます!

近い願望……どんなものなんでしょう(笑)


楽しめる限り楽しんで下さい!
本当にありがとうございます!
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