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[良い点]
拝読させていただきました。
三十年経っても引き摺られた因縁……重みがありますね。
まゆりちゃんがどう出るかは怖くて仕方がありませんが、どこか覚悟をもって来た妻にも、底の見えない怖さがあります。
もしも相手がその気なら、妻だけじゃ済まされないんじゃないだろうか。

ただ呼ばれるまで出てこなかったぶん、妻の覚悟に対する救いがあるのか、それともここが始まりになるんじゃないかとか、いろいろな想像を掻き立てられます。

怖かったです。ありがとうございました!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2016年 08月01日 21時56分
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読んで下さりありがとうございます。

いきなり恐怖の世界に引きずり込まれた夫がかなり被害者ではありますが(笑

このあと妻を見守るのか、妻と我が子をまゆりから守るのか、はたまた自分だけ逃げだすのか!? ラストは読者様に委ねました。

悪く言うと投げっぱなしのラストなので、怖かった、想像をかきたてられると言っていただけて嬉しいです。

こちらこそ、本当にありがとうございました。
[一言]
ふさふさしっぽ様

お久しぶりです。
八月も終わってしまいますが、最終日に感想を失礼いたします。

はじめ読んだときは「思っていたほど怖くなかったな」というのが正直な感想なのですが、それはラストがどうなったのか書かれていなかったためだと思います。
当初、「ふらふらゴミを引きずりながら歩く黒い枯れ木」のまゆりちゃんは、何もできないように感じました。
仕返ししようとしても、妻のもとに到着した途端に崩れ落ちて消滅するんじゃないかとか、いやいや、きっと弱々しいのはフェイクで本当は強靱な力で首絞められるかもとか……時間が経つうちに続きを考えるようになって、「これがホラーか!」と一人、内心で震えていました。
暗い場所を歩いていたら、「ひょっとして、あの物影まゆりちゃんじゃね? こっち来るんじゃね?」と何度も後ろを振り返ってしまうこともありました。

いろいろな可能性が考えられる、こんな後味のホラーもあるんだ、と思いました。
まだまだ知らない世界がたくさんあります
。゜(´^`)ゝ゜。

私の考えた最終的な終わり方は、みんなでふらふらのまゆりちゃんを介抱して、お風呂にでも入れてきれいにしてから、供養して成仏してもらってハッピーエンドです!
これでまゆりちゃんが出てくることは二度とありません。めでたしめでたしです!(逃)

想像の余地があるホラーって良いですね。お陰様で今年の夏も乗り切ることができました。
ありがとうございました。
  • 投稿者: うさぎ
  • 2015年 08月31日 09時00分
ご無沙汰です、一羽の兎様。返信が遅れて申し訳ありません。

たしかにまゆり自体は何もできないでしょう。ただ単に「わー、本当にでてきちゃったー!」みたいな感じです。

まゆりは恨んでいるわけではなく、ただ単純に友達(だと思っている)妻に「もういいよ」って言ってもらえるのをひたすら待っていただけです。その「思い」だけで、形になって登場しました。だから一羽の兎様の考えたラストは有りうるラストです。

じゃあもっとこぎれいな格好で登場しろよと思われるかもしれませんが、そこがもうこの世のものではないものと、生きてる人間の違いというか、なんというか(笑)


夏ももう終わりですね……、学校に仕事と、現実がはじまり、優鬱になる時期です(笑)が、お互いに頑張りましょう。もう暑さがぶり返さないといいんですが。

[良い点]
こんにちは。
なんとも言えない恐怖感です。
ラストがどうなったのか分からないのが余計な想像をかきたてますね。
自分の好きなように決着をつけられるのでいろいろ続きを考えてしまいました!!
恐怖感を上手に描写できる方を尊敬します~
面白かったです!!
  • 投稿者: 猫又
  • 2015年 08月29日 09時16分
感想ありがとうございます、猫又様。

わたしも続きをちょっと考えたりしました~。ハッピーエンドにもアンハッピーにもできますけど、やっぱりハッピーがいいですね、続き書くなら。

尊敬などと言われると大変恐縮です。でもうれしいです。今後もがんばります。

今回は本当にありがとうございました。
[良い点]
拝読させていただきました。
人の行いの怖さと霊的な怖さの両方を味わえるホラーでした。
校庭で子供たちが鬼ごっこをしていることが既に不安感を感じさせられました。お盆で、午後(もしかしたら夕暮れも近づいている?)で、鬼で、追う者と追われる者……。さりげなく不安要素を散りばめられていて、そこに死に向かう蝉。じわじわと来る恐怖を感じました。
ずっと避けてきた過去なのに、微笑み、夢見るような目の「妻」が不気味です。
淡々とした語り口が「妻」の語る回想と相まって、ひんやりとさせていただきました。
拙作を読んでいただきありがとうございます、霜月透子様。感想やご指摘はありがたく、今後の執筆の糧にさせていただきます。

蝉は効果を狙ったのですが、鬼ごっこは無意識でした。その部分も作中の効果として、なるほど使えそうですね。

短編ははやく仕上がってお得だと書き始めは思っていたのですが、必要部分とそうでない部分の取捨選択が難しく、いつも誤っているような気がします。ひんやりとしていただけたなら、ホラー作品として幸いですが、これからも精進しようと思います。

今回は本当にありがとうございました。
[一言]
怖いだけではない読後感です。
子供特有の残酷さ。でも子供だからでは済まされない、子供はいずれ大人になり……。上手く言葉にならない想いが巡っています。

こんな告白を淡々とする奥様も怖いです。ご主人にとっては奥様そのものがホラーという気が……。

さりげなく挿入されている蝉の描写が効果的だと思いました。
ラストの「蝉の声がやけに遠く感じる」
この描写で、ご主人の動転している心理、現実ではないのではないか……そんな想いが「蝉」によってよりリアルに感じられました。

  • 投稿者: 退会済み
  • 2015年 08月25日 13時45分
管理
お読みいただきありがとうございます、樹里様。

読んでいただいた他の方にも言われるんですが、わたし自身も巻き込まれた旦那がお気の毒だと思います(笑

樹里様が仰る通り、妻は三十年間も暗い過去を背負っていて、未だそれを自分なりに消化できていなかったので、旦那にとっては得体の知れなさを感じたかもしれません。

ラストは蝉の描写をいれて、現実世界との乖離を表現してみました。こういうストーリーを引き立たせるような効果は難しいです。

これからも精進します。本当にありがとうございました。

[良い点]
早速、お邪魔します。

短いながらも、次第にせまりくる影――的なところが怖ったです。最後、背筋がかなりぶるっとなりました。
彼女――30年という期間をどうお過ごしになったのでしょうね。近づいてきた彼女の正体、そして、最初に発する言葉とは???
非常に想像力くすぐられる物語、ありがとうございました。
  • 投稿者: 鈴木りん
  • 男性
  • 2015年 08月21日 11時06分
拙作を読んでいただきありがとうございます。

一年ぶりの執筆ですが、読後の余韻も含めてじわじわくる怖さが伝えられたらいいなと思っておりました。

三十年って長いですよね……。なにか心に秘めたものをこじらせるには十分な長さです。人格も変わってしまうし。

そういう意味では、三十年経っても純粋に「もういいよ」の声を待っているまゆりは「死んだ人間」の象徴になっています。

こちらこそ、励みになるご感想、どうもありがとうございました。
[一言]
 遅ればせながら、感想言上に参上しました。
 罪の独白が意外性を伴って現在に繋がり、そしてそっくりの娘の声が、という構成が緊迫感をぐいぐいと高めていっていたと思います。
 加えてこの後一体どうなったのかがひどく気になる、とても秀逸なラストでした。
 最後に現れた彼女は一体どうするつもりで姿を見せたのか。その意図が描写から何一つ伺えないだけに、とても想像を掻き立てられます。
 旦那さんの視点からだと完全に巻き込まれホラーですけれど、でも奥さんからするとどうだったのかが気になりました。
 日傘を取り落としてからの描写を見るに、罪の意識ごと埋葬していた感情が、彼女と一緒に出てきたようにも思えます。これから何が起こるにしても、奥さんにとっては「やっと楽になれる」「やっと責めてもらえる」的な福音であったりもするのでしょうか。
 あとまゆりちゃんの本名は理奈だったりしたのかなと、邪推をしてみたりもいたします。
お読みいただきありがとうございます、鵜狩さん。

恐れ多くも鵜狩さんから「秀逸なラスト」のお言葉をいただけるとは思いませんでした。
お察しのとおり旦那にとっては「え? ちょっとこれまずいじゃん!!」と真っ青なラストなのですが、奥さんにとっては救われたラストです。

>あとまゆりちゃんの本名は理奈だったりしたのかなと、邪推をしてみたりもいたします。

そ、それは考えていなかった……ですが、もしそうだとしたらそれも「子どもをもうけて幸せになってしまった自分」に対する罪の意識からそうしたのかもしれませんね。まゆりへの贖罪のつもりで。

とにかく今回は復帰第一作目なのでいつもどおりの自分の作風で書こうと思っていました。夏ホラーはそういう意味で有りがたい企画でした。「学校」縛りには苦戦しましたが。

それでは、またぼちぼち活動を続けてゆくので、気が向いたら立ち寄ってやってください。今後ともよろしくお願いします。
[良い点]
文字数と内容のバランス。お互いが高いレベルで釣り合っていますね。

[一言]
サクッと読めて、しっかりホラー。短編のお手本のような見事な完成度でした。旦那さんの心境を考えると、生きた心地がしませんよ…。
ラスト、この部分で終わっているのが、ミソですね。この後どうなるのかが非常に気になりますもの! 読者をそういう気分にさせるのも、作家の腕。経験か、或いは天性か…とにかく筆力を感じさせるオチ方でした。また、ここへ持ってくるまでの「転」の部分が上手い。娘さん使ったか、そう来たか…あくまで自然な流れなのに、あっ…と読者を狼狽えさせてくれる。こういったところ、私も見習いたいです。
まゆりちゃん、ずーーーっと待ってたんですねぇ…想像すると背筋が凍ります。何故か「貴方が罪を犯しても、償うのが貴方とは限らない」という言葉を思い出しました。あれも学校の怖い話だったなぁ。


追伸。
一度感想を書いたつもりが、なぜか反映されていなかったので書き直しました(;´Д`) なにこれホラー。


  • 投稿者: 雪麻呂
  • 2015年 08月12日 13時51分
返信が遅れて申し訳ありません、雪麻呂さん。

わざわざ書き直しまで……! 拙い作品にもったいないお言葉、10回読み返させていただきます! 

わたしはどうも文字を書く持久力に欠けるというか、3000字でもへとへとになります。長編を書けるようになるのは、いつのことやら(笑)
長編を書ける方、連載を持っている方に憧れます。

>「貴方が罪を犯しても、償うのが貴方とは限らない」という言葉を思い出しました。あれも学校の怖い話だったなぁ。

なんとも意味深な言葉ですね。相手によっては自分で償うより辛くて、残酷だと思います。これも学校ホラーなんですか? 
今回の夏ホラー、学校、という縛りがあって最初はテンパリましたけど、つくづく学校、とは怖い話と切っても切れない場所なんだなと思いました。

最後になりましたが、身に余るご感想、本当にありがとうございます。これからも精進します。
[良い点]
真綿で絞められていくような、ジワジワとした恐怖が心地よかったです。
読んでいて何度『もう、いいよ』と心で叫びたかったか……。

特に、死にそうな蝉の描写が印象的でした。

有難うございます楽しい時間でした。

読んで下さりありがとうございます、れきそたん様。

死にそうな蝉は仕事帰りに道で見かけて、小説に使いたいなあと思っていたので、不吉な予感の空気感をだしたくて、とりいれてみました。

楽しんでいただけたのならよかったです。

ありがとうございました。
[一言]
読ませていただきました。

自分もその場所にいるかのように思える文章で、頭の中で作品の舞台を思い浮かべやすく、奥さんの淡々とした口調がより恐怖を引き立たせられました。

最後のオチは読み手次第なのかもしれませんが、もしからまゆりちゃんではなく、いじめっこのリーダー各の子だったんじゃないかなと勝手に想像してしまいました。
  • 投稿者: よっしー
  • 男性
  • 2015年 08月09日 18時57分
拙作をお読みいただきありがとうございます。

お褒めの言葉は今後の励みになります。嬉しいかぎりです。

ラストは読者様にゆだねる形で曖昧にしてありますので、よっしー様が感じられたままがお答えです。
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