感想一覧
[良い点]
物価やら流通やらが雑過ぎてストレスたまる作品が多いなか、布についてきちんと考察されていて読んでてスッキリしました。
布以外にも平原にある城塞都市を作った石切場はどこにあったのか(魔法で簡単に作れるなら村レベルでもしっかりした防壁があるはず)とか、本位貨幣っぽいのに金貨が銀貨の百倍の価値に固定されてたりとか、輸送維持コスト考えたら奴隷ってもっと高いよねとかつっこんだら限りがないのですけれど。
[気になる点]
麻布にももっと目を!
異世界特有の成長が早い謎植物の繊維からなら素材の確保に関してはなんとかなる……かも。
あとは工場制ゴーレム工業なるもので紡績の時間・面積あたりの生産力は確保している作品を見たことがあります。
[一言]
そもそも魔物がうじゃうじゃいる中でホモサピエンス(と思われる主人公)と生態が似ている人型生命体が発生する時点で神の手が入っている事は明らかなんですけどね。
ろくな装備もない原始人が狩猟生活を送るには異世界は厳しすぎる。
物価やら流通やらが雑過ぎてストレスたまる作品が多いなか、布についてきちんと考察されていて読んでてスッキリしました。
布以外にも平原にある城塞都市を作った石切場はどこにあったのか(魔法で簡単に作れるなら村レベルでもしっかりした防壁があるはず)とか、本位貨幣っぽいのに金貨が銀貨の百倍の価値に固定されてたりとか、輸送維持コスト考えたら奴隷ってもっと高いよねとかつっこんだら限りがないのですけれど。
[気になる点]
麻布にももっと目を!
異世界特有の成長が早い謎植物の繊維からなら素材の確保に関してはなんとかなる……かも。
あとは工場制ゴーレム工業なるもので紡績の時間・面積あたりの生産力は確保している作品を見たことがあります。
[一言]
そもそも魔物がうじゃうじゃいる中でホモサピエンス(と思われる主人公)と生態が似ている人型生命体が発生する時点で神の手が入っている事は明らかなんですけどね。
ろくな装備もない原始人が狩猟生活を送るには異世界は厳しすぎる。
感想ありがとうございます。
経済に関しては、考えれば考えるほど、異世界は別の意味でファンタジーですね。
『よく回ってるな』としか思えない。
神が介入するだけなら、よくはないけど、まだいいと思うのです。
ちゃんとシミュレーションして、一〇年二〇年続く社会を作ってくれるなら。
だけど小説に描かれる場面(主人公がいる時だけ)『じゃ、値段これくらいで』なんてエーカゲンで決められているとしか思えないから、主人公がいなくなった後、大恐慌が起こること確実な経済なんですよね。
超成長する植物は……布に関してはクリアできるのですが、別の問題が発生しかねないかと。
外来生物と同じなのです。完全に栽培地域を隔離しないと、飛んできた種が小麦や野菜の畑にある栄養素を奪い取り、作物が実らない可能性があります。21世紀の現代でもこの問題はよく取り沙汰されるため、魔法で植物の判別して死滅させるなんて真似ができない限り、駆除は不可能だと思います。
ゴーレムはいいアイディアですね。エネルギーを大量に確保できて、外部から誰でも供給できるなら、産業機械と同じですし。
- 風待月
- 2016年 07月27日 22時56分
[良い点]
確かに布(縫製技術レベル)について突っ込んだ作品って見かけませんね
まあ布自体が我々にとって身近に存在しすぎるので安易に安く扱ってしまうのかもしれません
製鉄・農業・製薬など自分の生活圏内からかけ離れている技術ほど目が向いてしまうからかな
自分も一つ不満(?)に思うのが、異世界にいった主人公達って直ぐに現地の服に着替える作品多いですよね(換金目的、追い剥ぎされたとか除く)
中世レベルの服と現代レベルの服って明らかに着心地で差がでると思うんだけど…
まあ中世レベルの着心地は解らんがw
[一言]
最低賃金… 地元だった… (・_・、)
確かに布(縫製技術レベル)について突っ込んだ作品って見かけませんね
まあ布自体が我々にとって身近に存在しすぎるので安易に安く扱ってしまうのかもしれません
製鉄・農業・製薬など自分の生活圏内からかけ離れている技術ほど目が向いてしまうからかな
自分も一つ不満(?)に思うのが、異世界にいった主人公達って直ぐに現地の服に着替える作品多いですよね(換金目的、追い剥ぎされたとか除く)
中世レベルの服と現代レベルの服って明らかに着心地で差がでると思うんだけど…
まあ中世レベルの着心地は解らんがw
[一言]
最低賃金… 地元だった… (・_・、)
感想ありがとうございます。
これは以前の感想返信でも書きましたが、なんで香辛料や砂糖が高いのに、布には触れられないのか、疑問です。
中世の服の着心地ですか。それは確かに。
しばらく着続けた後なら「慣れた」で済むのですが、着替えた最初くらいは触れてもらわないと。
最低賃金は……なんというか……
これは以前の感想返信でも書きましたが、なんで香辛料や砂糖が高いのに、布には触れられないのか、疑問です。
中世の服の着心地ですか。それは確かに。
しばらく着続けた後なら「慣れた」で済むのですが、着替えた最初くらいは触れてもらわないと。
最低賃金は……なんというか……
- 風待月
- 2016年 07月25日 21時25分
[一言]
こう言った感想と言うのも面白いですね。
意見を交える事で実際の中世ヨーロッパの文化から推測して仮想の中世ヨーロッパ風の異世界の産業に付いて色々と想像が膨らみます。
異世界での生活圏が魔物に寄って限られてしまうと言う説を出されましたが、そう成ると税金で払うお金は一体何処から産まれて鋳造されて居るのでしょう?
鉱山にしても魔物の生活圏に在ると思います。
其ならお金で税を支払うと言うには圧倒的にお金で在る金や銀と言った鉱石迄不足する事態に成り、先に貴方が主張した税をお金で支払うと言う事が出来なく成ります。
まぁ仮想の中世ヨーロッパ風の異世界の場合は冒険者ギルドや傭兵ギルドの様な組織が在り人類事態も決して魔物事態を絶対的に驚異として居る訳では無い様です。
そうで無ければ街や城塞都市等作れません。
物語の際に俺スゲェー的な主人公の設定が高過ぎて一般の傭兵や冒険者達が見えにくいと言う事も在るので生活圏に驚異的な魔物が出る中で城塞都市の建築が出来る人類の方を見落として居るかとも思います。
他にも魔物が居ると言う事は魔物こそが布の素材に成り得るとも言えます。
魔物の種類に寄っては毛を羊毛の様に使い、または昆虫系統の魔物なら蚕の様に糸を採ったりとか、植物にしても其れが言えます。
魔物が居て魔物の素材が取れるなら直の事此方の世界とは違う方法で布の素材を造るでしょう。
例として中世ヨーロッパのイタリア寄り北上の地域では森林が多く各都市や農村は樹海の中の孤島の様だったそうです。
切り開かれてまともな道が出来るのは中世ヨーロッパ後期くらいです。
其の間は魔物と迄は行きませんが狼や熊、中には虎やライオンすら居たと言う話しも在ります。
実は、そんな中でも実は放牧は出来て居ました。
意外かも知れませんが被害は我々が思う以上に酷かった様で狼等がヨーロッパ地域の童話で必ずと言っていいほど悪者扱いされるのは其の影響だとも言われています。
しかしそんな中でも意外な事に当時の中世ヨーロッパの中東イスラム圏等に対する輸出製品は羊毛に寄る布だったそうです。
ヨーロッパ地域意外にも輸出する程に布が在った事に驚きですね。
イギリス等は十四世紀辺りには国家ぐるみで羊毛輸出の為に農家を潰して放牧地を作り潰した農家の人達を毛織物工業の労働力に変えた程です。
此れを第一次エンクロジャー運動と言われて居ます。
こうしてイギリス国内では海外に輸出するほど羊毛の布が大量に出され儲けます。
まぁ作り過ぎて布価格が暴落したりポンド高に成り海外輸出が下手ったりもしますが、後に植民地から大量に簒奪した綿花に押されて衰退何かもします。
先に書いた小説家デフォーさんの愚痴にも関係して来ます。
この様に売れるからこそ無茶してしまうのも人類です。
魔物が居ようと生活圏が狭い状況でも城塞都市を建築して魔物の生活圏の山や谷に行き鉱山を掘って一般農民に行き渡る程の金貨や銀貨を流通させる程の異世界の人達なら問題無く出来ると思います。
こう言った感想と言うのも面白いですね。
意見を交える事で実際の中世ヨーロッパの文化から推測して仮想の中世ヨーロッパ風の異世界の産業に付いて色々と想像が膨らみます。
異世界での生活圏が魔物に寄って限られてしまうと言う説を出されましたが、そう成ると税金で払うお金は一体何処から産まれて鋳造されて居るのでしょう?
鉱山にしても魔物の生活圏に在ると思います。
其ならお金で税を支払うと言うには圧倒的にお金で在る金や銀と言った鉱石迄不足する事態に成り、先に貴方が主張した税をお金で支払うと言う事が出来なく成ります。
まぁ仮想の中世ヨーロッパ風の異世界の場合は冒険者ギルドや傭兵ギルドの様な組織が在り人類事態も決して魔物事態を絶対的に驚異として居る訳では無い様です。
そうで無ければ街や城塞都市等作れません。
物語の際に俺スゲェー的な主人公の設定が高過ぎて一般の傭兵や冒険者達が見えにくいと言う事も在るので生活圏に驚異的な魔物が出る中で城塞都市の建築が出来る人類の方を見落として居るかとも思います。
他にも魔物が居ると言う事は魔物こそが布の素材に成り得るとも言えます。
魔物の種類に寄っては毛を羊毛の様に使い、または昆虫系統の魔物なら蚕の様に糸を採ったりとか、植物にしても其れが言えます。
魔物が居て魔物の素材が取れるなら直の事此方の世界とは違う方法で布の素材を造るでしょう。
例として中世ヨーロッパのイタリア寄り北上の地域では森林が多く各都市や農村は樹海の中の孤島の様だったそうです。
切り開かれてまともな道が出来るのは中世ヨーロッパ後期くらいです。
其の間は魔物と迄は行きませんが狼や熊、中には虎やライオンすら居たと言う話しも在ります。
実は、そんな中でも実は放牧は出来て居ました。
意外かも知れませんが被害は我々が思う以上に酷かった様で狼等がヨーロッパ地域の童話で必ずと言っていいほど悪者扱いされるのは其の影響だとも言われています。
しかしそんな中でも意外な事に当時の中世ヨーロッパの中東イスラム圏等に対する輸出製品は羊毛に寄る布だったそうです。
ヨーロッパ地域意外にも輸出する程に布が在った事に驚きですね。
イギリス等は十四世紀辺りには国家ぐるみで羊毛輸出の為に農家を潰して放牧地を作り潰した農家の人達を毛織物工業の労働力に変えた程です。
此れを第一次エンクロジャー運動と言われて居ます。
こうしてイギリス国内では海外に輸出するほど羊毛の布が大量に出され儲けます。
まぁ作り過ぎて布価格が暴落したりポンド高に成り海外輸出が下手ったりもしますが、後に植民地から大量に簒奪した綿花に押されて衰退何かもします。
先に書いた小説家デフォーさんの愚痴にも関係して来ます。
この様に売れるからこそ無茶してしまうのも人類です。
魔物が居ようと生活圏が狭い状況でも城塞都市を建築して魔物の生活圏の山や谷に行き鉱山を掘って一般農民に行き渡る程の金貨や銀貨を流通させる程の異世界の人達なら問題無く出来ると思います。
感想ありがとうございます。
根本的な部分まで踏み込まなければならなくなった……
感想としていただいた内容の順からすると、話があちこちに飛びますが、そこはご容赦ください。
まず明確化おかなければならないのは、自分と吉人様が思考方針が全く違うことです。
吉人様は中世ヨーロッパ風異世界を、現実のすぐ隣にあるパラレルワールドとして捉えていると見受けられます。更に言うなら、結果ありきで語られています。
現実・史実という実例があるから、魔法をはじめとする要素を加えても同じような発展をし、かなり近い世界ができあがる前提で、個々の問題を解決なさろうとしていますよね?
対して自分は、かなり遠いパラレルワールドだと考えています。
物理法則のひとつに魔法なんて要素を加えておいて、現実と同じように発展するはずがない。発展の際には大規模な問題が起こり、21世紀相当に到達する前に文明が崩壊し人類が絶滅する可能性もありうる。そういう考えの下に考察しています。
その違いをご理解ください。
次の前提を語る上で、ここから抜粋します。
>他にも魔物が居ると言う事は魔物こそが布の素材に成り得るとも言えます。
>魔物が居て魔物の素材が取れるなら直の事此方の世界とは違う方法で布の素材を造るでしょう。
>其の間は魔物と迄は行きませんが狼や熊、中には虎やライオンすら居たと言う話しも在ります。
>実は、そんな中でも実は放牧は出来て居ました。
修正したエッセイ内容で軽く触れていますが、この点は完全否定するしかありません。
吉人様は、『魔物=野性動物』として考えられています。
よく『魔力を帯びた野生動物が魔物になる』なんて設定がありますが、魔力の有無の時点で区分しているのですから、この時点で『魔物=野性動物』は成り立たちません。
生態からして、魔物を野生動物と同じと見るのは、無理があります。
野生動物は基本的に、積極的に人間を襲いません。動物からすれば人間は未知の生命体ですし、大人なら大抵の動物よりも大きいですから、警戒します。
もしクマやサメに襲われたら、鼻先を殴れなんて言うように、身体能力は確実に人間を上回っているのに、負傷や敗北を恐れて諦めることも多いです。
対して魔物は。
人間を見たら、体の大きさなんて関係なく、積極的に襲いかかるようなのばかりですよね?
少々ケガした程度では怯まず、息の根を止めるまで戦い続ける魔物がほとんどですよね?
野生動物なら飢餓状態か防衛か、よほど切羽詰ったレアな反応を、魔物は普通に行いますよね?
そんなのが一匹二匹ではなく、大量にいるんですよ? しかも身体能力だけならば、人間よりも動物が上回っているのに、魔物は更に上回るのですよ?
動物なら高い山脈や海でテリトリーが区分されることもありますが、魔物は空や地中を移動するのも珍しくありません。
こんなのがいる世界なら、いつ人間が駆逐されても不思議ありません。よほどの事情がない限り、安全地帯を出ること自体が正気ではないでしょう。農業や畜産のために外に村を作るなんて、安全確保がなされない限り不可能です。
しかも、魔物が野生動物から変化する設定であれば、家畜も魔物化する可能性があるわけです。
更に言うなら、植物の魔物だって存在するなら、魔物化のプロセスが明確に判明していない限り、農業だって危険なのです。(ここまで言えば、周囲に生えてる植物を全部処分することになるため、現実的ではありませんけど)
SFホラー映画の『エイリアン』をご存知でしょうか?
あれの2作目のイメージが一番近いと思います。映画だとコロニー内で大繁殖してますが、植民地惑星で住民が少ないという設定であれなら、生物が大量に住む地球型惑星ならどうなるのか。
エイリアンは生物としてデタラメなので、もう少し大人しめに、パニック映画のゾンビやモンスターでもいいです。繁殖力も大人しめで。
文明は成長どころか、現状維持すら危ういでしょう。
中世ヨーロッパは暗黒時代なんて言いますが、異世界でも、しかも魔王なんて存在しなくても充分暗黒時代だと考察します。
それらから根本的な部分を考えると、中世ヨーロッパ風異世界とは、史実から分岐したパラレルワールドと考えるのは無理があるのです。人間はサルから進化し、身体能力を道具と火で補って万物の霊長となり、集落が集まって国になったとは、考えることができません。『当時のヨーロッパはこうだったから』という理屈は通用しません。
①作られたばかりの神の箱庭
②先進的な文明が崩壊し、衰退している世界
説得力を持たせるなら、よくある内容ですが、世界設定がこの二つに集約されると考えます。
①は要するに、ミニスケープ型のシミュレーションゲームです。
データ上なりテラフォーミングされた惑星なり、聖書のように短期間で作られた世界に、データ生命体や人造生命体が生きている。実際には子供も大人も老人も生まれたばかりで、国家や世界の歴史なんて存在せず、神がそういう記憶(データ)を与えているだけ。法制度や文化も長い時間の中で試行錯誤して生まれたのではなく、最初からそういう条件を設定されて、これからシミュレーションを開始します。
全て主人公のために神が一から用意し、主人公が現れた瞬間から歴史が刻まれる、赤ん坊のような世界です。
②は先に挙げたパニック映画後の世界。生態系だけでなく文明全体の話なので、災害パニックになりますが。
昔は超文明なんて設定をよく使われていましたが、最近はあまり見かけなくなったような気も。
大局で見ると滅亡に向かっているものの、人々は精一杯生きようとしている、死に掛けた世界です。
だとすれば人々がのん気すぎると思うので、人類はかなり長い時間しぶとく生存して、歴史や真実は風化してしまい、一部の者以外は忘れてしまったのでしょう。
その上で頂いた意見を細かく見てみると。
>まぁ仮想の中世ヨーロッパ風の異世界の場合は冒険者ギルドや傭兵ギルドの様な組織が在り人類事態も決して魔物事態を絶対的に驚異として居る訳では無い様です。
>そうで無ければ街や城塞都市等作れません。
①ならば関係ありません。街や城塞都市は発展したわけでも建造されたのでもなく、ある日神がゲームの駒としてポンと置いただけですから。冒険者ギルドや傭兵ギルドがあろうとなかろうと、そこに『ある』のですから。
②ならば旧文明の生き残りが、残った施設を利用して生活し、結果子孫たちが生きる都市や国になったと考えるべきでしょう。そこから巣立った人々が、苦労の末になんとか新たな安全地帯を作ったとも考えられます。道具や知識を持っての開拓なので、長い時間の中で街や国が自然発生するよりは説得力があります。
>異世界での生活圏が魔物に寄って限られてしまうと言う説を出されましたが、そう成ると税金で払うお金は一体何処から産まれて鋳造されて居るのでしょう?
>鉱山にしても魔物の生活圏に在ると思います。
①の場合は定義できません。ある日突然、神の気まぐれで設定されたため、鉱山開発の経緯や、化学や地質学や治金学なんてなんの意味もありません。普段は安全地帯なのに、なぜかある人物(主人公)が訪れた時にだけ魔物が出現する設定です。
②の場合、鉱山と呼ばれる場所は遺跡の一部で、安全地帯にしながら生き残り続けた人々が、旧文明の金属をリサイクルしているとも考えられます。
すごく乱暴な説を作るとすれば、『魔石』という物質は『魔力を溜める』くらいしか設定されていないため、錬金術の『賢者の石』のように、大量の貴金属・卑金属を作る触媒として利用されているというのもあります。
そして布の場合。
①の場合は、なんでもありです。考える必要はありません。安全な綿花畑や羊の大量飼育地ががあろうと、織機が勝手に糸を生産しようと、なぜかみせさきで服が増殖しようと。主人公が確かめて小説の一部として描写されない限り、なんでもあります。シミュレーターとしては存在意義がありませんけど。
②の場合は、自分がこれまでに考察した内容に被るので、端折ります。
- 風待月
- 2016年 07月25日 21時12分
[一言]
ドロップ系なら確かに成り立つよね。
制作時間に関しては経験取得型スキル系かな?
ドロップ系なら確かに成り立つよね。
制作時間に関しては経験取得型スキル系かな?
感想ありがとうございます。
スキルも結局魔法と同じだと思います。
一分野だけでも、俺Sugee主人公と同レベルの超人たちがゴロゴロいないと、低価格衣料品はつくれないかと。
スキルも結局魔法と同じだと思います。
一分野だけでも、俺Sugee主人公と同レベルの超人たちがゴロゴロいないと、低価格衣料品はつくれないかと。
- 風待月
- 2016年 07月24日 21時06分
[一言]
感想へのご返答有り難うございます。
異世界の中世ヨーロッパ風の社会が税を金で支払う物なら尚更価格破壊が起きると思います。
何せ税を納める為には金を稼がなければ為らないからです。
そう成った場合、農家は農業生産だけでは無理が在るからです。
作った農作物を売って金に変える必要が在る為に商売もしなければ為らないからです。
しかも生成食品は明らかに長持ちしません。様は腐ります。
その為にも長持ちして農繁期に左右されない物として布を作る必要せいが出て来ます。
勿論、布だけでは無いとも言えます。
様は加工する事で値段の価値が変わるからです。
布だけ売る寄り衣類に仕立て直して売る方が高く売れて金に成る。
しかし商売をする為には限られた村の社会寄りも都市部で売った方が金に成る。
其処で村から都市部に行商をする様に成る。行商人の誕生です。
まぁ異世界でも普通に行商人が居るのは当たり前ですし村から都市部への移動の面倒を嫌って行商人に自分達の布を売ってお金を稼ぐ事に成るでしょう。
中世ヨーロッパ以前の古代ヨーロッパでもお金の誕生とお金の価値が高まるに連れて物価の価値が駄々下がりしてます。
何せ物々交換の時寄りも間にお金が入る事で物の価値や代替え的な価値も起こります。
食品は腐って売れなく成るけどお金は腐りませんから貯蓄の意識も変わります。
中世ヨーロッパに於いても商工業市民と言う存在が産まれて経済共同体が発生する程です。
因みにこの中世ヨーロッパ経済共同体が異世界のギルドと呼ばれ元に成って居ます。
各地域で自分達の地方は何が売れるのかと言うのを見極めて商業組合を結成して居た様です。
ドイツの中世時代ネルトリンゲンは今も残って居る商工業市民都市ですね。
税をお金にする為には、実はお金に対する価値を共同体全体で理解する必要が在ります。その為に如何にお金を稼ぎ税を納めるかと言う事で実は様々な文化的発展に繋がるのです。
これは古代ヨーロッパや中世ヨーロッパでも起きた現象です。
古代ヨーロッパや中世ヨーロッパに於ては皇帝の居る都や王の居る王都寄りも交易や貿易が盛んな商売を中心に栄えた都市国家も在ります。
そう成ると中世ヨーロッパ風の異世界で税をお金で納めると言うのが普通の社会なら逆に商売の為の流通が高まり物価が下がる事に成る可能性が高いでしょう。
何せ他の人寄り売らなければ税金は稼げません。
売る工夫や方法を思考する事でどうしても余剰してしまうからです。
特に布や服が高いなら皆高い物を作って売った方が特だと考えるからです。
しかし皆がそう考えて作るとあっと言う間に余剰分に成ってしまいます。
其れに寄って価値が下がるのです。
これは現代社会で簡単に起きて居る現象です。
お隣の中国でも鉄の製造を遣り過ぎて国際社会から文句言われるくらいです。
中世ヨーロッパでも実は多く観られた現象です。
先に書いた小説家のディフォーが大量の棉花の流入寄って羊毛農家が衰退する嘆きの話も此れに通じます。
税の物納と言うのは実は昔の社会では以外と社会の経済を調整する事が出来たのです。
何せ物納した布を時の政府が市政に流す時に売値や売り時をコントロール出来たからですね。
しかし現代の様にお金を税にした場合、お金の価値を強く理解して大企業等が強い権限を持つ様に成る。
これは先に書いた古代ヨーロッパや中世ヨーロッパの世界でも起きた現象で交易や貿易で儲けた商工業市民都市の多く王や皇帝からお金で自治権を買って自立していたりして居ました。
時にはお金の力で王を倒して現在でも残る国と成った商工業市民都市も在るくらいです。
お金を税で払うと言うのは其の社会の実は文明や文化の発展度合いを示す事にも成るり社会が実はお金を中心に生活出来るだけの余剰生産が在るとも言えます。
実際古代ヨーロッパや中世ヨーロッパで税をお金で納める事の出来る場所は都市国家レベルの街くらいです。
故に税をお金で払う事の出来る農民の居る村が在る社会は以外と裕福な社会の可能性も在ると言えます。
工業に於てもスーパードワーフが一台一台ミシンを作ると言う所を考え面白いと思いました。
しかし当時の中世ヨーロッパでは必ずしも職人が一台一台手作りで鉄工製品を作って居た訳では在りません。
多くが初めの試作品を職人の手で鉄を加工したり削り出したりとしますが、試作品以降は部品の型枠を作り、作った型枠へ溶けた鉄鋼を流して冷やして固め簡単なパケ取り作業を一般の人達にさせて武器や色んな道具を作ってました。
日本の鍛冶師の様に個人の技巧を強く反映する事は無かったそうです。
其れが西洋の剣と日本刀の鋼の折り返し技術の差にも出て居ると言われて居ます。
中世ヨーロッパ風な社会でも当時の中世ヨーロッパの様に百パーセントの一品では無く製造行程の簡略かに寄る工業製造くらいはして居た思います。
初期の試作品はスーパードワーフが作っても其の後の製品は簡略的な数段下の製品を量産するのは今も昔も変わらない行程です。
量産化=スーパードワーフが一人でコツコツ作ると言うのは普通に考えて中世ヨーロッパ時代の武器や工業製品の製造状況を知らないのではと思います。
ただ先に書いた様に中世ヨーロッパ時代と言うのは長いです。
はっきり言ってヨーロッパ地域を一つの国の様に観て捕らえる為に中世ヨーロッパと言う概念がゴチャゴチャに成って居る状態です。
中世ヨーロッパ時代ですら前期、中期、後期に別けても良いくらいごちゃ混ぜです。
歴史なんて数字の様にスパッと割り切れる物では無く混在して居る期間も長く在ります。
ヨーロッパの人達でさえ国寄っては中世の時代が違います。
其の為に最近は中世と近代の間には近世が在ったとか言い出す始末です。
近代化の一つに産業革命が出ますが産業革命の発端に成ったイギリスでさえ十七世紀の中から後半で在りイギリス以外のヨーロッパではフランスやドイツ、イタリア等の力が在る国が十八世紀に入って前半から中程でイギリスを真似て要約産業革命を成功させて居るくらいです。
中世ヨーロッパ風と言うのが似て非成る物ならどんな事でも在るでしょう。
蒸気機関がと言うなら中世ヨーロッパに魔力や魔法が在ったのか?とも言えます。
設定や文化、文明の元を何に対して居るのかと考えると実は古代も中世も近代も現代も技術や知識の程度の差は在れど商売と言うのは対して変わらないのが実状なのかも知れません。
感想へのご返答有り難うございます。
異世界の中世ヨーロッパ風の社会が税を金で支払う物なら尚更価格破壊が起きると思います。
何せ税を納める為には金を稼がなければ為らないからです。
そう成った場合、農家は農業生産だけでは無理が在るからです。
作った農作物を売って金に変える必要が在る為に商売もしなければ為らないからです。
しかも生成食品は明らかに長持ちしません。様は腐ります。
その為にも長持ちして農繁期に左右されない物として布を作る必要せいが出て来ます。
勿論、布だけでは無いとも言えます。
様は加工する事で値段の価値が変わるからです。
布だけ売る寄り衣類に仕立て直して売る方が高く売れて金に成る。
しかし商売をする為には限られた村の社会寄りも都市部で売った方が金に成る。
其処で村から都市部に行商をする様に成る。行商人の誕生です。
まぁ異世界でも普通に行商人が居るのは当たり前ですし村から都市部への移動の面倒を嫌って行商人に自分達の布を売ってお金を稼ぐ事に成るでしょう。
中世ヨーロッパ以前の古代ヨーロッパでもお金の誕生とお金の価値が高まるに連れて物価の価値が駄々下がりしてます。
何せ物々交換の時寄りも間にお金が入る事で物の価値や代替え的な価値も起こります。
食品は腐って売れなく成るけどお金は腐りませんから貯蓄の意識も変わります。
中世ヨーロッパに於いても商工業市民と言う存在が産まれて経済共同体が発生する程です。
因みにこの中世ヨーロッパ経済共同体が異世界のギルドと呼ばれ元に成って居ます。
各地域で自分達の地方は何が売れるのかと言うのを見極めて商業組合を結成して居た様です。
ドイツの中世時代ネルトリンゲンは今も残って居る商工業市民都市ですね。
税をお金にする為には、実はお金に対する価値を共同体全体で理解する必要が在ります。その為に如何にお金を稼ぎ税を納めるかと言う事で実は様々な文化的発展に繋がるのです。
これは古代ヨーロッパや中世ヨーロッパでも起きた現象です。
古代ヨーロッパや中世ヨーロッパに於ては皇帝の居る都や王の居る王都寄りも交易や貿易が盛んな商売を中心に栄えた都市国家も在ります。
そう成ると中世ヨーロッパ風の異世界で税をお金で納めると言うのが普通の社会なら逆に商売の為の流通が高まり物価が下がる事に成る可能性が高いでしょう。
何せ他の人寄り売らなければ税金は稼げません。
売る工夫や方法を思考する事でどうしても余剰してしまうからです。
特に布や服が高いなら皆高い物を作って売った方が特だと考えるからです。
しかし皆がそう考えて作るとあっと言う間に余剰分に成ってしまいます。
其れに寄って価値が下がるのです。
これは現代社会で簡単に起きて居る現象です。
お隣の中国でも鉄の製造を遣り過ぎて国際社会から文句言われるくらいです。
中世ヨーロッパでも実は多く観られた現象です。
先に書いた小説家のディフォーが大量の棉花の流入寄って羊毛農家が衰退する嘆きの話も此れに通じます。
税の物納と言うのは実は昔の社会では以外と社会の経済を調整する事が出来たのです。
何せ物納した布を時の政府が市政に流す時に売値や売り時をコントロール出来たからですね。
しかし現代の様にお金を税にした場合、お金の価値を強く理解して大企業等が強い権限を持つ様に成る。
これは先に書いた古代ヨーロッパや中世ヨーロッパの世界でも起きた現象で交易や貿易で儲けた商工業市民都市の多く王や皇帝からお金で自治権を買って自立していたりして居ました。
時にはお金の力で王を倒して現在でも残る国と成った商工業市民都市も在るくらいです。
お金を税で払うと言うのは其の社会の実は文明や文化の発展度合いを示す事にも成るり社会が実はお金を中心に生活出来るだけの余剰生産が在るとも言えます。
実際古代ヨーロッパや中世ヨーロッパで税をお金で納める事の出来る場所は都市国家レベルの街くらいです。
故に税をお金で払う事の出来る農民の居る村が在る社会は以外と裕福な社会の可能性も在ると言えます。
工業に於てもスーパードワーフが一台一台ミシンを作ると言う所を考え面白いと思いました。
しかし当時の中世ヨーロッパでは必ずしも職人が一台一台手作りで鉄工製品を作って居た訳では在りません。
多くが初めの試作品を職人の手で鉄を加工したり削り出したりとしますが、試作品以降は部品の型枠を作り、作った型枠へ溶けた鉄鋼を流して冷やして固め簡単なパケ取り作業を一般の人達にさせて武器や色んな道具を作ってました。
日本の鍛冶師の様に個人の技巧を強く反映する事は無かったそうです。
其れが西洋の剣と日本刀の鋼の折り返し技術の差にも出て居ると言われて居ます。
中世ヨーロッパ風な社会でも当時の中世ヨーロッパの様に百パーセントの一品では無く製造行程の簡略かに寄る工業製造くらいはして居た思います。
初期の試作品はスーパードワーフが作っても其の後の製品は簡略的な数段下の製品を量産するのは今も昔も変わらない行程です。
量産化=スーパードワーフが一人でコツコツ作ると言うのは普通に考えて中世ヨーロッパ時代の武器や工業製品の製造状況を知らないのではと思います。
ただ先に書いた様に中世ヨーロッパ時代と言うのは長いです。
はっきり言ってヨーロッパ地域を一つの国の様に観て捕らえる為に中世ヨーロッパと言う概念がゴチャゴチャに成って居る状態です。
中世ヨーロッパ時代ですら前期、中期、後期に別けても良いくらいごちゃ混ぜです。
歴史なんて数字の様にスパッと割り切れる物では無く混在して居る期間も長く在ります。
ヨーロッパの人達でさえ国寄っては中世の時代が違います。
其の為に最近は中世と近代の間には近世が在ったとか言い出す始末です。
近代化の一つに産業革命が出ますが産業革命の発端に成ったイギリスでさえ十七世紀の中から後半で在りイギリス以外のヨーロッパではフランスやドイツ、イタリア等の力が在る国が十八世紀に入って前半から中程でイギリスを真似て要約産業革命を成功させて居るくらいです。
中世ヨーロッパ風と言うのが似て非成る物ならどんな事でも在るでしょう。
蒸気機関がと言うなら中世ヨーロッパに魔力や魔法が在ったのか?とも言えます。
設定や文化、文明の元を何に対して居るのかと考えると実は古代も中世も近代も現代も技術や知識の程度の差は在れど商売と言うのは対して変わらないのが実状なのかも知れません。
感想というか返信ありがとうございます。
結論の出ない架空の話なので、こういう議論はなかなかできる機会がないため、自分も楽しませて頂いています。
で……色々と自己分析していて、完全なる自分の落ち度を発見しました。エッセイ内で軽くでも触れていなければならないことでしたが、前提をすっぽかして、低価格衣料品の可否論を考えていました。
頂いたご意見に対して、『現実的に考えて』なら異論ないのに、『中世ヨーロッパ風異世界に考えて』だと引っかかりを覚えるので、吉人様と自分とでは、考えている状況設定が根本的に異なっていると思われます。
税制や製造業形態より以前の問題として。
『中世ヨーロッパ風異世界』で、繊維産業が一大産業になりえるのか?
この前提を、吉人様は『なる』と。自分は『ならない』と。違う想定をしていると思えます。
・城壁に守られた都市を出ると、魔物や野盗の危険がある。
・魔物は『魔力を持つ獣』であるなど、その世界における固有進化を遂げた生物である。(魔王という存在が作り出した人造生命体的なものではない)
・野生動物の被害よりも、はるかに魔物の被害が深刻。
・農村部ではたびたび魔物の被害に遭う。
・旅をするなら護衛が必須。それでも危険が伴う。
・魔の森、死の渓谷など、魔物が跳梁跋扈する侵入不可地帯が存在する。
よくあるこれらの設定から、自分の想定する『中世ヨーロッパ風異世界』は、人間の生存圏がかなり狭いと考えています。
城郭都市を中心に、数キロ~十数キロで農村が点在。そこから離れると人の立ち入らない土地。
街道沿いに定期的に街がある国や、広い穀倉地帯を持つ国は、国土全体を防壁で囲むような、大規模な防御策があると。
この辺りを詳細に描かれることは少ないので、定義はできませんが。
・作品内で『街の主要産業が繊維業』という設定はまず出てこない。
・広大な綿花畑、家畜の放牧地という設定もまず出てこない。
・馬を除く畜産業はあまり一般的ではない?
更に明確ではないこれらの事情から、限られた土地の大部分を小麦・野菜の食料生産に利用し、衣よりも食を優先させなければならない世界だと想定しています。
ちなみに魔物の肉や皮が利用されている作品が多いため、こんな状況でも人々は生活できなくはないと思っています。
なので、農村部においては、布を作れば金になるのはわかっていても、なんらかの事情(羊の場合は魔物の出現。麻・亜麻・綿花は領主命令とか?)で不可能。ほとんどの土地・労力を食糧生産に割き、自分たちが使う分プラス生活の足しに布を作る、そんな想定でした。税制の問題外として語るべき内容でした。
本文内で例に挙げた生地ドロップ方式だと、この制限は関係ありませんが、社会の仕組みが変わってしまうので割愛します。
ミシンに発端する金属加工・製造業形態については、二度目でようやく理解できました。
それならば十分ありえるかと。
まぁ、実際作品に描写すると、スーパードワーフが解決してしまいそうな気がしますが、一般人でも可能ですね。
結論の出ない架空の話なので、こういう議論はなかなかできる機会がないため、自分も楽しませて頂いています。
で……色々と自己分析していて、完全なる自分の落ち度を発見しました。エッセイ内で軽くでも触れていなければならないことでしたが、前提をすっぽかして、低価格衣料品の可否論を考えていました。
頂いたご意見に対して、『現実的に考えて』なら異論ないのに、『中世ヨーロッパ風異世界に考えて』だと引っかかりを覚えるので、吉人様と自分とでは、考えている状況設定が根本的に異なっていると思われます。
税制や製造業形態より以前の問題として。
『中世ヨーロッパ風異世界』で、繊維産業が一大産業になりえるのか?
この前提を、吉人様は『なる』と。自分は『ならない』と。違う想定をしていると思えます。
・城壁に守られた都市を出ると、魔物や野盗の危険がある。
・魔物は『魔力を持つ獣』であるなど、その世界における固有進化を遂げた生物である。(魔王という存在が作り出した人造生命体的なものではない)
・野生動物の被害よりも、はるかに魔物の被害が深刻。
・農村部ではたびたび魔物の被害に遭う。
・旅をするなら護衛が必須。それでも危険が伴う。
・魔の森、死の渓谷など、魔物が跳梁跋扈する侵入不可地帯が存在する。
よくあるこれらの設定から、自分の想定する『中世ヨーロッパ風異世界』は、人間の生存圏がかなり狭いと考えています。
城郭都市を中心に、数キロ~十数キロで農村が点在。そこから離れると人の立ち入らない土地。
街道沿いに定期的に街がある国や、広い穀倉地帯を持つ国は、国土全体を防壁で囲むような、大規模な防御策があると。
この辺りを詳細に描かれることは少ないので、定義はできませんが。
・作品内で『街の主要産業が繊維業』という設定はまず出てこない。
・広大な綿花畑、家畜の放牧地という設定もまず出てこない。
・馬を除く畜産業はあまり一般的ではない?
更に明確ではないこれらの事情から、限られた土地の大部分を小麦・野菜の食料生産に利用し、衣よりも食を優先させなければならない世界だと想定しています。
ちなみに魔物の肉や皮が利用されている作品が多いため、こんな状況でも人々は生活できなくはないと思っています。
なので、農村部においては、布を作れば金になるのはわかっていても、なんらかの事情(羊の場合は魔物の出現。麻・亜麻・綿花は領主命令とか?)で不可能。ほとんどの土地・労力を食糧生産に割き、自分たちが使う分プラス生活の足しに布を作る、そんな想定でした。税制の問題外として語るべき内容でした。
本文内で例に挙げた生地ドロップ方式だと、この制限は関係ありませんが、社会の仕組みが変わってしまうので割愛します。
ミシンに発端する金属加工・製造業形態については、二度目でようやく理解できました。
それならば十分ありえるかと。
まぁ、実際作品に描写すると、スーパードワーフが解決してしまいそうな気がしますが、一般人でも可能ですね。
- 風待月
- 2016年 07月23日 22時14分
[一言]
生活水準、それこそチート発動のギミックでしかないなら、おかしくなるしかないじゃないですか
美少女奴隷には最初にイニシアチブ握りたいじゃないですか
大抵はエキストラな住人がなに着てるなに食べて生活してるかなんて書かれないですし、美少女な奴隷が貴族な生活しててもそこはヒロイン補正で……
生活水準、それこそチート発動のギミックでしかないなら、おかしくなるしかないじゃないですか
美少女奴隷には最初にイニシアチブ握りたいじゃないですか
大抵はエキストラな住人がなに着てるなに食べて生活してるかなんて書かれないですし、美少女な奴隷が貴族な生活しててもそこはヒロイン補正で……
感想ありがとうございます。
こういうエッセイ書いてて『なに言ってるんだ?』と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけどのように作者さんが中世ヨーロッパ風異世界を描こうと、自由だと思っています。
ただその場合、『読者からの反応を想定しとけよ?』と言いたい。
美少女奴隷にはイニシアチブ握りたいがため、作品内で服を与えようと、別にいいのですよ。現実的に考えるとそれが矛盾していようと、作者さんがそれでいいと思うなら、それでいいのです。
ですが、自分みたいな人間もいますから、ツッコまれる覚悟はしとけよ、と。ツッコまれても返せるよう論理武装しておくか、完全防御の感想シャットアウトをするか。ツッコまれるのが嫌なら最初からツッコミどころのない作品作りを目指しましょうと。
ツッコミどころの多い作品を投稿するということは、格闘技のリングで構えもせずに立っているようなものです。
非難覚悟、ノーガード戦法で我が道を行くのは、その作者さんの戦い方ですから、他人がとやかく言うことじゃありません。
ですが覚悟もなく、単に素人丸出し隙だらけでリングに立っておいて、殴られて文句は言うなよ? リングに上がったキミの責任だからね? ということです。
異世界で美少女奴隷に服を与えるシーンを描きたい。
これだけの条件ならば、服が高い設定でも別に問題ないわけです。作中で『日本と違って服は古着かオーダーメイドしかなくて、ものすごく高いけど~』といった説明を付け加えるだけでOKです。小説なのですから、金銭問題はそれくらいの金は持ってると設定すればいいだけの話ですし、制作時間なんて『後日』の一言で飛ばしてしまえるので、ツッコまれることはないです。
更に、描写があやふやな作品が多い中で、キチンと描いた作品を作っていたら、『テンプレでも他と違う』という評価ポイントになる可能性が生まれます。
「みんなの作品がそうだから」で大した理由もなく低価格にするのは、毒にも薬にもならない書き方ではなく、薬にはならないけど毒になる書き方なのです。
それを容認する読者さんは大勢いるでしょうが、自分は容認できませんので、こういうエッセイを作りました。
こういうエッセイ書いてて『なに言ってるんだ?』と思われるかもしれませんが、ぶっちゃけどのように作者さんが中世ヨーロッパ風異世界を描こうと、自由だと思っています。
ただその場合、『読者からの反応を想定しとけよ?』と言いたい。
美少女奴隷にはイニシアチブ握りたいがため、作品内で服を与えようと、別にいいのですよ。現実的に考えるとそれが矛盾していようと、作者さんがそれでいいと思うなら、それでいいのです。
ですが、自分みたいな人間もいますから、ツッコまれる覚悟はしとけよ、と。ツッコまれても返せるよう論理武装しておくか、完全防御の感想シャットアウトをするか。ツッコまれるのが嫌なら最初からツッコミどころのない作品作りを目指しましょうと。
ツッコミどころの多い作品を投稿するということは、格闘技のリングで構えもせずに立っているようなものです。
非難覚悟、ノーガード戦法で我が道を行くのは、その作者さんの戦い方ですから、他人がとやかく言うことじゃありません。
ですが覚悟もなく、単に素人丸出し隙だらけでリングに立っておいて、殴られて文句は言うなよ? リングに上がったキミの責任だからね? ということです。
異世界で美少女奴隷に服を与えるシーンを描きたい。
これだけの条件ならば、服が高い設定でも別に問題ないわけです。作中で『日本と違って服は古着かオーダーメイドしかなくて、ものすごく高いけど~』といった説明を付け加えるだけでOKです。小説なのですから、金銭問題はそれくらいの金は持ってると設定すればいいだけの話ですし、制作時間なんて『後日』の一言で飛ばしてしまえるので、ツッコまれることはないです。
更に、描写があやふやな作品が多い中で、キチンと描いた作品を作っていたら、『テンプレでも他と違う』という評価ポイントになる可能性が生まれます。
「みんなの作品がそうだから」で大した理由もなく低価格にするのは、毒にも薬にもならない書き方ではなく、薬にはならないけど毒になる書き方なのです。
それを容認する読者さんは大勢いるでしょうが、自分は容認できませんので、こういうエッセイを作りました。
- 風待月
- 2016年 07月23日 22時08分
[良い点]
はじめまして、こういう話が好きなのでじっくり読んでしまいました。
タイトルを見た時はまさか体を売れということか!?と思いましたが予想がいい意味で外れたので嬉しかったです。
[気になる点]
なろうでそれを言っちゃあおしまいよ、と思ったぐらいです。
[一言]
乙嫁語り(作者・森薫)という漫画では布の大切さが丁寧に描写されていましたね。刺繍や、家の伝統も混じってくるので詳しく書くとここの話と少しずれてしまいますが。
ただ、あそこまで調べて小説に反映させるのも難しそうですね……。
このエッセイほどの設定を求めるのは難しいとは思いますが、なんでもすぐに中世ヨーロッパ風と設定するのはやめてほしいと思います。中世ヨーロッパって、魔女狩りとかペストの時代なのに。日本だったら祈祷で病気治していた時代なのに。
内政ものを書きたいなら、自分が書こうとしている話はどのくらいの時代に近い文明を持っているのかな、と少し立ち止まって考えるぐらいはしないと。
私がこういったエッセイのような話は好きでも、内政ものが苦手な理由がわかりました。ありがとうございます。
以上、駄文で失礼しました。
はじめまして、こういう話が好きなのでじっくり読んでしまいました。
タイトルを見た時はまさか体を売れということか!?と思いましたが予想がいい意味で外れたので嬉しかったです。
[気になる点]
なろうでそれを言っちゃあおしまいよ、と思ったぐらいです。
[一言]
乙嫁語り(作者・森薫)という漫画では布の大切さが丁寧に描写されていましたね。刺繍や、家の伝統も混じってくるので詳しく書くとここの話と少しずれてしまいますが。
ただ、あそこまで調べて小説に反映させるのも難しそうですね……。
このエッセイほどの設定を求めるのは難しいとは思いますが、なんでもすぐに中世ヨーロッパ風と設定するのはやめてほしいと思います。中世ヨーロッパって、魔女狩りとかペストの時代なのに。日本だったら祈祷で病気治していた時代なのに。
内政ものを書きたいなら、自分が書こうとしている話はどのくらいの時代に近い文明を持っているのかな、と少し立ち止まって考えるぐらいはしないと。
私がこういったエッセイのような話は好きでも、内政ものが苦手な理由がわかりました。ありがとうございます。
以上、駄文で失礼しました。
感想ありがとうございます。
タイトルはキャッチーにしようと工夫しました。なのでそのような反応は素直に嬉しいです。
言う・言わないはともかく、このサイトだからこそ、抱いた疑問でもあります。
・香辛料⇒すっごく高い
・甘味料⇒すっごく高い
・塩⇒場所によっては高い
・魚⇒内陸ではすっごく高い
・布/毛織物⇒どこでも現代と大差ない
『布が安い』なんて明記されていませんが、読み解けば多くの異世界モノ作品でこうなってます。
なんでやねん!? とツッコミたくなる。
異世界で服が高いとなんか都合悪いのか?
内政モノだとネタをひとつ潰すことになるので、作者スタンスで考えるとちょっと待てよと思ってしまうので、こんなエッセイを書きました。
タイトルはキャッチーにしようと工夫しました。なのでそのような反応は素直に嬉しいです。
言う・言わないはともかく、このサイトだからこそ、抱いた疑問でもあります。
・香辛料⇒すっごく高い
・甘味料⇒すっごく高い
・塩⇒場所によっては高い
・魚⇒内陸ではすっごく高い
・布/毛織物⇒どこでも現代と大差ない
『布が安い』なんて明記されていませんが、読み解けば多くの異世界モノ作品でこうなってます。
なんでやねん!? とツッコミたくなる。
異世界で服が高いとなんか都合悪いのか?
内政モノだとネタをひとつ潰すことになるので、作者スタンスで考えるとちょっと待てよと思ってしまうので、こんなエッセイを書きました。
- 風待月
- 2016年 07月22日 22時13分
[一言]
創作における衣服に関するお話、大変楽しめました。
時代によって善悪や物の価値が変動するのは常ですが、衣服は産業革命で本当に変動したものの一つなんだなと改めてわかりました。
創作における衣服に関するお話、大変楽しめました。
時代によって善悪や物の価値が変動するのは常ですが、衣服は産業革命で本当に変動したものの一つなんだなと改めてわかりました。
感想ありがとうございます。
個人的な感覚では、日本で衣類の価格が下落したのって、ここ40~50年くらいのことではないかと思うのです。データ探したものの、詳しいものが見つかりませんでしたので、想像で書いてますが。
機械化は明治維新から導入されて発展しているので、それまでも中世の価格とは比べ物にならなかったでしょうが、人件費の安い海外に生産拠点を置く、というのが一般化したと思えるのが、それくらいの時代なので。
まぁ、産業革命が起こる前と後では、その比ではなかっただろうと予想できるのですが。
個人的な感覚では、日本で衣類の価格が下落したのって、ここ40~50年くらいのことではないかと思うのです。データ探したものの、詳しいものが見つかりませんでしたので、想像で書いてますが。
機械化は明治維新から導入されて発展しているので、それまでも中世の価格とは比べ物にならなかったでしょうが、人件費の安い海外に生産拠点を置く、というのが一般化したと思えるのが、それくらいの時代なので。
まぁ、産業革命が起こる前と後では、その比ではなかっただろうと予想できるのですが。
- 風待月
- 2016年 07月22日 22時12分
[一言]
中世ヨーロッパと言うのは地域的な物も在るから文明レベルが国に寄ってバラバラだった。
中世ヨーロッパと言うのを地域全体と考えた場合で言う歴史学的には紀元二世記から十七世紀後半くらい指す事が多い。
因みにこの時代の間も国に寄って文明の発達レベルが色々なんで一概には何とも言え無い事も多い。
この時代の税の多くはお金では無く物納が多く小麦もそうだけど布何かも税として納められて居た。
これは中世ヨーロッパだけに限らず日本を含むアジア圏も同じだった。
だから以外と布って余って居た可能性が多い。
寒い冬期に農作物が出来無い事や多くが家の中で過ごす為に機織りをして税を納める等して居たのだ。
因みに機織り機も手動の物で既に十六世紀以前から在った。
此れが寄り効率的に成ったのは十七世紀前半にジョン=ケイ成る人物が飛びヒと言う道具を考えたからと言われて居る。
飛びヒの発明に寄り従来の二倍早く布が織れる様に成り原料の糸が不足する現象が起きた。
処が発明と言うのは多くが現在在る道具の単なる応用で在る事が多い。
飛びヒの発明から更に数十年後にハーグリビズ、ジェニー紡績機を発明し従来の六から八倍の速さで布を織り始めた。
この間はまだ人力で在ったが其の四年後に水車や風車を使ったアークライト水力紡績機が出来た事に寄り六百倍の速さで布を作る事に成る。
更に十年後クロンプトン、ミュール紡績機を発明する。
こう成るともう大変だ。因みに十九世紀迄活躍する程優秀な自動機織り機で在る。
だが人類の欲望は其では留まらずクロンプトン、ミュール紡績機の六年後にはカートライ、力紡績機を発明、蒸気機関を利用した自動機織り機で大量生産を成し遂げる。
因みに此れも十七世紀の間の話で中世ヨーロッパ期間に当たる。
又、この大量生産を支えたのは糸に成る原料の発見も大きく貢献して居た。
中世ヨーロッパの多くが羊毛に寄る糸で在ったが十四世紀頃の大航海時代を経てインドを征服したイギリスが綿(コットン)植物を手に入れた事に寄り糸の生産も莫大に成って行った。
十六世紀から十七世紀の中世ヨーロッパで活躍した小説ロビンソン=クルソーの作者で在るディフォーは当時のイギリス内に於ける綿(コットン)の流入に寄って羊毛農家が衰退して行くのを目の当たりにして嘆いた文章を書いて居たらしい。
因みに東洋も古くから機織り機は存在して居り、鶴の恩返しや七夕の織姫の話にも機織り機が出て来る。
しかし其れを当時の中世ヨーロッパの様に自動化や改良化をする事が無かった。
遣り出したのは精々江戸時代後半幕末期に掛けて海外からの技術導入に寄ってだった。
しかしこの点に於て東洋だけを後れて居る!と言う事は出来無い。
蒸気機関と言う物の発展は主に十六世紀後半から十七世紀の迄に寄って起きた事だが蒸気機関自体は紀元前のギリシャで既に発見されて居た。
当時の哲学者が発見して作ったらしいが、其の有用性に気付かず、こんなの奴隷に遣らせた方が速くねぇ?と言う考えで歴史の表舞台から消されてしまった。
人間とは折角発明された技術を自分達の思考レベルで有用性を否定する為に折角の発展出来るチャンスを潰す事に成る。
ミシンに於ても電機を使わない足踏み式ミシン等は歯車の原理さえ分かれば江戸初期の刀鍛冶でも作れる品物と言う説も在る。
しかし中世ヨーロッパに於て文明の発展や服飾の発展を妨げた物は実は宗教だったと言われて居る。
キリスト教は清貧を好み信者達に贅沢を禁じて居たが当の総本山の教会は権威を見せ付ける為に此でもかと装飾を施し金を掛けた。
其れに寄って神父同士が意見の違いから争う事も在ったが負けた側は異端者扱いでハブッたりされた。
女性の場合も同じで服装に関してはイスラム教原理主義に近い考え方をして居りイギリスで起きた十八世記の最期の魔女裁判の内容は靴下を履いて居なかったと言う理由で魔女認定された女性が火炙りに成ったと言う判例が残されて居る。
服飾と言うのが現代社会の様に許容されて居る物では無く中世ヨーロッパの様な時代の場合では下手すると宗教的排除対象に成る可能性も在る。
物語の中で異世界へと転移若しくは転生した者達が現代の知識を使う際に服飾と言うのも以外と異世界の宗教関係者から異端審問を受ける対象に成るかもしれない。
中世ヨーロッパと言うのは地域的な物も在るから文明レベルが国に寄ってバラバラだった。
中世ヨーロッパと言うのを地域全体と考えた場合で言う歴史学的には紀元二世記から十七世紀後半くらい指す事が多い。
因みにこの時代の間も国に寄って文明の発達レベルが色々なんで一概には何とも言え無い事も多い。
この時代の税の多くはお金では無く物納が多く小麦もそうだけど布何かも税として納められて居た。
これは中世ヨーロッパだけに限らず日本を含むアジア圏も同じだった。
だから以外と布って余って居た可能性が多い。
寒い冬期に農作物が出来無い事や多くが家の中で過ごす為に機織りをして税を納める等して居たのだ。
因みに機織り機も手動の物で既に十六世紀以前から在った。
此れが寄り効率的に成ったのは十七世紀前半にジョン=ケイ成る人物が飛びヒと言う道具を考えたからと言われて居る。
飛びヒの発明に寄り従来の二倍早く布が織れる様に成り原料の糸が不足する現象が起きた。
処が発明と言うのは多くが現在在る道具の単なる応用で在る事が多い。
飛びヒの発明から更に数十年後にハーグリビズ、ジェニー紡績機を発明し従来の六から八倍の速さで布を織り始めた。
この間はまだ人力で在ったが其の四年後に水車や風車を使ったアークライト水力紡績機が出来た事に寄り六百倍の速さで布を作る事に成る。
更に十年後クロンプトン、ミュール紡績機を発明する。
こう成るともう大変だ。因みに十九世紀迄活躍する程優秀な自動機織り機で在る。
だが人類の欲望は其では留まらずクロンプトン、ミュール紡績機の六年後にはカートライ、力紡績機を発明、蒸気機関を利用した自動機織り機で大量生産を成し遂げる。
因みに此れも十七世紀の間の話で中世ヨーロッパ期間に当たる。
又、この大量生産を支えたのは糸に成る原料の発見も大きく貢献して居た。
中世ヨーロッパの多くが羊毛に寄る糸で在ったが十四世紀頃の大航海時代を経てインドを征服したイギリスが綿(コットン)植物を手に入れた事に寄り糸の生産も莫大に成って行った。
十六世紀から十七世紀の中世ヨーロッパで活躍した小説ロビンソン=クルソーの作者で在るディフォーは当時のイギリス内に於ける綿(コットン)の流入に寄って羊毛農家が衰退して行くのを目の当たりにして嘆いた文章を書いて居たらしい。
因みに東洋も古くから機織り機は存在して居り、鶴の恩返しや七夕の織姫の話にも機織り機が出て来る。
しかし其れを当時の中世ヨーロッパの様に自動化や改良化をする事が無かった。
遣り出したのは精々江戸時代後半幕末期に掛けて海外からの技術導入に寄ってだった。
しかしこの点に於て東洋だけを後れて居る!と言う事は出来無い。
蒸気機関と言う物の発展は主に十六世紀後半から十七世紀の迄に寄って起きた事だが蒸気機関自体は紀元前のギリシャで既に発見されて居た。
当時の哲学者が発見して作ったらしいが、其の有用性に気付かず、こんなの奴隷に遣らせた方が速くねぇ?と言う考えで歴史の表舞台から消されてしまった。
人間とは折角発明された技術を自分達の思考レベルで有用性を否定する為に折角の発展出来るチャンスを潰す事に成る。
ミシンに於ても電機を使わない足踏み式ミシン等は歯車の原理さえ分かれば江戸初期の刀鍛冶でも作れる品物と言う説も在る。
しかし中世ヨーロッパに於て文明の発展や服飾の発展を妨げた物は実は宗教だったと言われて居る。
キリスト教は清貧を好み信者達に贅沢を禁じて居たが当の総本山の教会は権威を見せ付ける為に此でもかと装飾を施し金を掛けた。
其れに寄って神父同士が意見の違いから争う事も在ったが負けた側は異端者扱いでハブッたりされた。
女性の場合も同じで服装に関してはイスラム教原理主義に近い考え方をして居りイギリスで起きた十八世記の最期の魔女裁判の内容は靴下を履いて居なかったと言う理由で魔女認定された女性が火炙りに成ったと言う判例が残されて居る。
服飾と言うのが現代社会の様に許容されて居る物では無く中世ヨーロッパの様な時代の場合では下手すると宗教的排除対象に成る可能性も在る。
物語の中で異世界へと転移若しくは転生した者達が現代の知識を使う際に服飾と言うのも以外と異世界の宗教関係者から異端審問を受ける対象に成るかもしれない。
感想ありがとうございます。
個々のご指摘はごもっともですが、トータルで考えて、更に『中世ヨーロッパ風異世界』に当てはめると、自分としては否定的な意見になってしまいます。
ちょっと長くなりますが……
>中世ヨーロッパと言うのは地域的な物も在るから文明レベルが国に寄ってバラバラだった。
このご意見は、ごもっともなのですが。
しかしこのサイトの小説で取り上げられる『中世ヨーロッパ風異世界』は、かなり固まったイメージだと思います。少なくとも主人公が最初に訪れる国は。
地形、気候、食べ物からして、現実にはフランス・ポーランド・ウクライナ辺りが一番近いのかな? と個人的に予想します。主食がジャガイモやトウモコロコシ、米ということはまずなく、ほとんどの作品でパンですし。
>この時代の税の多くはお金では無く物納が多く小麦もそうだけど布何かも税として納められて居た。
税の物納は、全く考えていませんでした……指摘されるまで忘れてました。
しかし改めて考えても、『中世ヨーロッパ風異世界』で布の物納は怪しい、という結論を出します。
古代日本で税は租庸調だったように、『税=税金』ではありませんが、異世界では貨幣で処理されていると考えるほうが自然かと。
詳細が記載されることはまずありませんが、多くの作品で描かれる『中世ヨーロッパ風異世界』での税は、二種類にわけられると思います。
ひとつは農村部の税。要は年貢です。
もうひとつは都市部での、金銭で納める税。多く描かれるのは街に入る通行税。住人に対しては、住民税か営業税か判断できませんし、酒税や煙草税のような物品税が存在するのかも不明ですが、とにかく物納ではない税も描かれます。
『税=税金』とするのは、貨幣経済が発達した、かなり近代の方法です。年貢も物納かハッキリしないので、売却して金銭にしてから納税しているとも考えられます。
なにより『中世ヨーロッパ風異世界』には、労役・兵役が存在しません。明記されていませんが、
概念すら存在していないと、状況判断するしかありません。
内政モノで主人公が大工事で人々を動かす時に、給料を出して食事の面倒も見ることで喜ばれる、といったシーンがよくあります。これは他の支配者階級は、主人公のように公共事業の形にはせず、税という形で従事させたわけでもなく、強権を用いてタダ働きを強要させていた、と取るしかありません。
なによりも『冒険者ギルド』という組織の存在。都市部外の生活域では、徴兵した民兵を常駐させるのではなく、民間組織に委託し、職業軍人と明確に区別化されている。魔物の討伐は治安維持だけではなく、猟師と同じ一次産業としても描かれますが、その収益を国は放棄している。ならば冒険者ギルドは派遣会社として、国に法人税(のようなもの)を支払っていると予想します。
以上のように、納税は全て貨幣で行われている社会と判断するため、布を物納しているとは考えにくいです。
ただし、農家が閑散期や夜間に、内職として布を織り、それを売って生活の足しにしている可能性は充分ありますので、布そのものは一定量存在しても不思議はありません。
>織機・蒸気機関・ミシンの発明に関して
発想や発明そのものはおっしゃるとおり、古くから存在していても、なんら不思議はありません。
問題なのは、その利用です。
仮に主人公がいる場所で、(現実的手段で作られた)低価格衣料品が存在するとすれば、その国・街は、先進的な紡績機・織機を持つ、布の一大生産地と予想します。原材料の問題がありますがそこをクリアして、輸送費なしで生地が加工されて、低価格で販売されていると。
ですが『中世ヨーロッパ風異世界』では、土地の説明として産業を挙げることはまずありません。地形や人種・文化・宗教などで特色を表すことがほとんどです。あったとしても、せいぜい山岳地帯にドワーフが住み着いてて、鉄鋼業が盛んとか、その程度ではないかと。
その場所の特色として『布の一大生産地』と説明されないということは、考えられる理由はふたつ。
ひとつは、衣類が安くても布の一大生産地ではないから。もうひとつは、布の大量生産は自慢にならないから。
そしてどちらの場合も、蒸気機関以上の動力源が存在しない限り、設定破綻します。
余所に布の一大生産地があったとしても、輸送の問題があります。商人が個人で保有している程度の馬車では到底間に合わず、鉄道や蒸気船といった定期的な大量輸送手段がない限り、これは実現できないと考えます。
更に『布の大量生産が自慢にならない』ということは、紡績機も織機も大量輸送もオーバーテクノロジーではない、二一世紀の現代と変わらない文明レベルという意味です。
逆の考え方をしましたが、ミシンに関しても同様です。
『中世ヨーロッパ風異世界』には、主人公が出したアイディアだけで短期間かつ高精度な試作品を作るスーパードワーフが当たり前にいますから、開発自体は可能でしょう。
ですが、衣料品生産のために必要なミシンは、一台や二台ではありません。百単位千単位で必要です。
ミシンの製造だけで数百の人間が携わる、一大産業になってしまいます。つまり家内制手工業から、せめて工場制手工業に発展させないと不可能なことです。(中小企業の工場並みの生産能力がスーパードワーフに存在するなら、話は別ですが)
移動は人力か馬、職人仕事という『中世ヨーロッパ風』にこだわる限り、原理の存在だけで現実的な手段による低価格衣料品を肯定することは、自分には無理です。
>しかし中世ヨーロッパに於て文明の発展や服飾の発展を妨げた物は実は宗教だったと言われて居る。
事実としては充分にありえるでしょうが、低価格衣料品とは直接的に関係はないかと。
宗教が服飾の発展を妨げたとして、取り沙汰されるのは質です。支配階級や宗教階級では、布地の種類やデザインが、TPOに応じて厳格に定められているというのはよくあることです。彼らの言葉で文化の進歩が止まっても、なんら不思議はありません。
ですが低価格衣料品は、質より量の問題です。貴族や聖職者なら見向きもしない、粗末な布でも織るのに手間がかかって高くなるので、宗教観・精神論ではなく、結局は紡績機・織機の技術論に落ち着いてしまうと思います。
個々のご指摘はごもっともですが、トータルで考えて、更に『中世ヨーロッパ風異世界』に当てはめると、自分としては否定的な意見になってしまいます。
ちょっと長くなりますが……
>中世ヨーロッパと言うのは地域的な物も在るから文明レベルが国に寄ってバラバラだった。
このご意見は、ごもっともなのですが。
しかしこのサイトの小説で取り上げられる『中世ヨーロッパ風異世界』は、かなり固まったイメージだと思います。少なくとも主人公が最初に訪れる国は。
地形、気候、食べ物からして、現実にはフランス・ポーランド・ウクライナ辺りが一番近いのかな? と個人的に予想します。主食がジャガイモやトウモコロコシ、米ということはまずなく、ほとんどの作品でパンですし。
>この時代の税の多くはお金では無く物納が多く小麦もそうだけど布何かも税として納められて居た。
税の物納は、全く考えていませんでした……指摘されるまで忘れてました。
しかし改めて考えても、『中世ヨーロッパ風異世界』で布の物納は怪しい、という結論を出します。
古代日本で税は租庸調だったように、『税=税金』ではありませんが、異世界では貨幣で処理されていると考えるほうが自然かと。
詳細が記載されることはまずありませんが、多くの作品で描かれる『中世ヨーロッパ風異世界』での税は、二種類にわけられると思います。
ひとつは農村部の税。要は年貢です。
もうひとつは都市部での、金銭で納める税。多く描かれるのは街に入る通行税。住人に対しては、住民税か営業税か判断できませんし、酒税や煙草税のような物品税が存在するのかも不明ですが、とにかく物納ではない税も描かれます。
『税=税金』とするのは、貨幣経済が発達した、かなり近代の方法です。年貢も物納かハッキリしないので、売却して金銭にしてから納税しているとも考えられます。
なにより『中世ヨーロッパ風異世界』には、労役・兵役が存在しません。明記されていませんが、
概念すら存在していないと、状況判断するしかありません。
内政モノで主人公が大工事で人々を動かす時に、給料を出して食事の面倒も見ることで喜ばれる、といったシーンがよくあります。これは他の支配者階級は、主人公のように公共事業の形にはせず、税という形で従事させたわけでもなく、強権を用いてタダ働きを強要させていた、と取るしかありません。
なによりも『冒険者ギルド』という組織の存在。都市部外の生活域では、徴兵した民兵を常駐させるのではなく、民間組織に委託し、職業軍人と明確に区別化されている。魔物の討伐は治安維持だけではなく、猟師と同じ一次産業としても描かれますが、その収益を国は放棄している。ならば冒険者ギルドは派遣会社として、国に法人税(のようなもの)を支払っていると予想します。
以上のように、納税は全て貨幣で行われている社会と判断するため、布を物納しているとは考えにくいです。
ただし、農家が閑散期や夜間に、内職として布を織り、それを売って生活の足しにしている可能性は充分ありますので、布そのものは一定量存在しても不思議はありません。
>織機・蒸気機関・ミシンの発明に関して
発想や発明そのものはおっしゃるとおり、古くから存在していても、なんら不思議はありません。
問題なのは、その利用です。
仮に主人公がいる場所で、(現実的手段で作られた)低価格衣料品が存在するとすれば、その国・街は、先進的な紡績機・織機を持つ、布の一大生産地と予想します。原材料の問題がありますがそこをクリアして、輸送費なしで生地が加工されて、低価格で販売されていると。
ですが『中世ヨーロッパ風異世界』では、土地の説明として産業を挙げることはまずありません。地形や人種・文化・宗教などで特色を表すことがほとんどです。あったとしても、せいぜい山岳地帯にドワーフが住み着いてて、鉄鋼業が盛んとか、その程度ではないかと。
その場所の特色として『布の一大生産地』と説明されないということは、考えられる理由はふたつ。
ひとつは、衣類が安くても布の一大生産地ではないから。もうひとつは、布の大量生産は自慢にならないから。
そしてどちらの場合も、蒸気機関以上の動力源が存在しない限り、設定破綻します。
余所に布の一大生産地があったとしても、輸送の問題があります。商人が個人で保有している程度の馬車では到底間に合わず、鉄道や蒸気船といった定期的な大量輸送手段がない限り、これは実現できないと考えます。
更に『布の大量生産が自慢にならない』ということは、紡績機も織機も大量輸送もオーバーテクノロジーではない、二一世紀の現代と変わらない文明レベルという意味です。
逆の考え方をしましたが、ミシンに関しても同様です。
『中世ヨーロッパ風異世界』には、主人公が出したアイディアだけで短期間かつ高精度な試作品を作るスーパードワーフが当たり前にいますから、開発自体は可能でしょう。
ですが、衣料品生産のために必要なミシンは、一台や二台ではありません。百単位千単位で必要です。
ミシンの製造だけで数百の人間が携わる、一大産業になってしまいます。つまり家内制手工業から、せめて工場制手工業に発展させないと不可能なことです。(中小企業の工場並みの生産能力がスーパードワーフに存在するなら、話は別ですが)
移動は人力か馬、職人仕事という『中世ヨーロッパ風』にこだわる限り、原理の存在だけで現実的な手段による低価格衣料品を肯定することは、自分には無理です。
>しかし中世ヨーロッパに於て文明の発展や服飾の発展を妨げた物は実は宗教だったと言われて居る。
事実としては充分にありえるでしょうが、低価格衣料品とは直接的に関係はないかと。
宗教が服飾の発展を妨げたとして、取り沙汰されるのは質です。支配階級や宗教階級では、布地の種類やデザインが、TPOに応じて厳格に定められているというのはよくあることです。彼らの言葉で文化の進歩が止まっても、なんら不思議はありません。
ですが低価格衣料品は、質より量の問題です。貴族や聖職者なら見向きもしない、粗末な布でも織るのに手間がかかって高くなるので、宗教観・精神論ではなく、結局は紡績機・織機の技術論に落ち着いてしまうと思います。
- 風待月
- 2016年 07月22日 22時11分
[良い点]
そのお気持ちとってもよく分かります!
一度気になり始めると、もう何読んでも突っ込みしかできなくなりますよね……。
転生主人公が工業分野等で領地を発展させるたび、
ああ~っ……てなった頃もありました。
だって、例えば普通の人間が、「今から蒸気機関作ってください」とか言われても無理だと思うんですよ。
仮にかなり精度の高い知識を持ってて、スーパードワーク爺さんが再現することができても、
今度は原材料や燃料の確保はどうなるんだ?製鉄は?
規格すらないだろうに大量生産できるのか?
爆発事故が起きたら「悪魔の仕業じゃー!」とか石を投げられないのか?
……とか枝葉が気になってしまって話に集中できなかったんです。
技術立身ものを書いてる作者さんの中には、
自分たちが当たり前にしている技術や知識が、長い歴史や試行錯誤の末生まれて、
この世界の豊かな基盤に支えられてるってことを無視して、
まるでポンッと湧いて出たかのように書いてる人がいる。
その点がイライラする理由かもしれません。
[気になる点]
そもそも、貧しい・訳アリで奴隷におとされたような女性なのに、
精神状態がマトモで常識があり、なおかつ美少女であるということがまずおかしい。
と常々思っております。
[一言]
なろうのテンプレ主人公ageファンタジーって、
エロ同人みたいなもんだと思うんですよ。
みんな好みのシチュエーションが書きたい・読みたいから書いてるんじゃないかと思うんです。
ボテ腹モノに出てくるヒロインは、妊娠線が一つもなく腹以外はスリムなままです。
快楽堕ちして全てをなくし、肉奴隷になった女性の30代以降を読者はどれだけ考えているんでしょうか?
もうね、私は自分の気になっちゃう色んなことを「美少女奴隷のワキ毛」みたいなもんだと考えることにしました。
絶対に生えてるだろうし、処理できる環境でもないのになぜか描写されないワキ毛(販売時に剃られるかもしれないがその後処理道具を用意できないだろうし)……だって、奴隷ハーレムモノを読みたい層が(一部の特殊な趣味の人を除いて)望んでる美少女にワキ毛は必要ないんですよ。
でも、感想欄で「奴隷美少女のムダ毛ケアはどうしてるんですか?」なんて聞く人あんまり見ないでしょ?
皆、好みのシチュエーションの話を書くこと読むことが第一で、都合の悪いあれこれを指摘するのは野暮なんです。
なんかとっちらかった感想を書いてしまい失礼しました。
とっても面白かったです。
そのお気持ちとってもよく分かります!
一度気になり始めると、もう何読んでも突っ込みしかできなくなりますよね……。
転生主人公が工業分野等で領地を発展させるたび、
ああ~っ……てなった頃もありました。
だって、例えば普通の人間が、「今から蒸気機関作ってください」とか言われても無理だと思うんですよ。
仮にかなり精度の高い知識を持ってて、スーパードワーク爺さんが再現することができても、
今度は原材料や燃料の確保はどうなるんだ?製鉄は?
規格すらないだろうに大量生産できるのか?
爆発事故が起きたら「悪魔の仕業じゃー!」とか石を投げられないのか?
……とか枝葉が気になってしまって話に集中できなかったんです。
技術立身ものを書いてる作者さんの中には、
自分たちが当たり前にしている技術や知識が、長い歴史や試行錯誤の末生まれて、
この世界の豊かな基盤に支えられてるってことを無視して、
まるでポンッと湧いて出たかのように書いてる人がいる。
その点がイライラする理由かもしれません。
[気になる点]
そもそも、貧しい・訳アリで奴隷におとされたような女性なのに、
精神状態がマトモで常識があり、なおかつ美少女であるということがまずおかしい。
と常々思っております。
[一言]
なろうのテンプレ主人公ageファンタジーって、
エロ同人みたいなもんだと思うんですよ。
みんな好みのシチュエーションが書きたい・読みたいから書いてるんじゃないかと思うんです。
ボテ腹モノに出てくるヒロインは、妊娠線が一つもなく腹以外はスリムなままです。
快楽堕ちして全てをなくし、肉奴隷になった女性の30代以降を読者はどれだけ考えているんでしょうか?
もうね、私は自分の気になっちゃう色んなことを「美少女奴隷のワキ毛」みたいなもんだと考えることにしました。
絶対に生えてるだろうし、処理できる環境でもないのになぜか描写されないワキ毛(販売時に剃られるかもしれないがその後処理道具を用意できないだろうし)……だって、奴隷ハーレムモノを読みたい層が(一部の特殊な趣味の人を除いて)望んでる美少女にワキ毛は必要ないんですよ。
でも、感想欄で「奴隷美少女のムダ毛ケアはどうしてるんですか?」なんて聞く人あんまり見ないでしょ?
皆、好みのシチュエーションの話を書くこと読むことが第一で、都合の悪いあれこれを指摘するのは野暮なんです。
なんかとっちらかった感想を書いてしまい失礼しました。
とっても面白かったです。
感想ありがとうございます。
現実的に考えれば、ポンとアイディアだけを出した主人公よりも、それを形にするスーパードワーフのほうが何倍もすごい人物なんですけどね。
なぜか主人公ageになりますけど。
要は同人作品・二次創作みたいなもの、というのは、おっしゃるとおりだと思います。
そして枝葉を気にせずに見るというのも、なんら問題ないスタンスだと思います。
ただ、自分の考え方は作者寄り――というより、『作者としてこうありたい』という想いがありますので、読者としての立場ではなく、作者としてのスタンスで、こういう重箱の隅をつつくようなエッセイを作りました。
美少女奴隷のワキ毛の例を発展させれば、『そんなモン詳細に書いて誰得?』で切り捨てられてる場合がほとんどでしょう。悪ければ、そんな考えにすら至っていないでしょうが。
ですが、もう少し考えを発展させれば。
『この世界のエルフは、首から下には毛根がない。だからムダ毛がなく美しく見える反面、体温調節が苦手で体が弱い』とか。
『この街は昔、奴隷が多かった。奴隷商人たちは女性奴隷たちを美しく見せるためにムダ毛を処理させる、剃刀を作らせていた。だからこの街は刃物の街として栄え、ムダ毛処理が一般化している』とか。
『この世界では毛深いのが魅力的な女性の証。ワキ毛は男性ホルモンによるものなので、多くの女性は生えていないため、生えてる女性は特別である』とか。
『絶世の美少女だからこそ、魔女にワキ毛が生える呪いをかけられた』とか。
いくらでもネタを考えることができます。実際に設定を作品内で使うかどうかは別問題として。
で。この思考の発展ができない人は、クリエイターとしての生命がすぐに終わります。
一応自分も作る側の人間なので、『お約束』『そういうもの』で思考放棄するのは、すごく危機感を覚えます。
現実的に考えれば、ポンとアイディアだけを出した主人公よりも、それを形にするスーパードワーフのほうが何倍もすごい人物なんですけどね。
なぜか主人公ageになりますけど。
要は同人作品・二次創作みたいなもの、というのは、おっしゃるとおりだと思います。
そして枝葉を気にせずに見るというのも、なんら問題ないスタンスだと思います。
ただ、自分の考え方は作者寄り――というより、『作者としてこうありたい』という想いがありますので、読者としての立場ではなく、作者としてのスタンスで、こういう重箱の隅をつつくようなエッセイを作りました。
美少女奴隷のワキ毛の例を発展させれば、『そんなモン詳細に書いて誰得?』で切り捨てられてる場合がほとんどでしょう。悪ければ、そんな考えにすら至っていないでしょうが。
ですが、もう少し考えを発展させれば。
『この世界のエルフは、首から下には毛根がない。だからムダ毛がなく美しく見える反面、体温調節が苦手で体が弱い』とか。
『この街は昔、奴隷が多かった。奴隷商人たちは女性奴隷たちを美しく見せるためにムダ毛を処理させる、剃刀を作らせていた。だからこの街は刃物の街として栄え、ムダ毛処理が一般化している』とか。
『この世界では毛深いのが魅力的な女性の証。ワキ毛は男性ホルモンによるものなので、多くの女性は生えていないため、生えてる女性は特別である』とか。
『絶世の美少女だからこそ、魔女にワキ毛が生える呪いをかけられた』とか。
いくらでもネタを考えることができます。実際に設定を作品内で使うかどうかは別問題として。
で。この思考の発展ができない人は、クリエイターとしての生命がすぐに終わります。
一応自分も作る側の人間なので、『お約束』『そういうもの』で思考放棄するのは、すごく危機感を覚えます。
- 風待月
- 2016年 07月22日 22時09分
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