感想一覧
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[良い点]
源氏物語と火星、古典と最先端の融合が斬新です。また偽物世界の描写は、今ある私たちの何気ない風景に、ありがたみを起こさせてくれました。コウが渇望することを、私はたちは享受していると。
[気になる点]
六条院でなぜ寝る状況になったのかが?でした。またユカリが部屋に入ってきて隣で寝るあたりの状況がいまいちイメージできませんでした。
>兄もまた、キリカを亡くしたことでどこかおかしくなっていたのでしょう。彼の愛の深さだと思っていただければと、思います。
メッセージなので丁寧語はいいんですが、尊敬語はちょっと違和感がありました。
[一言]
とてもよかったです。謎が気になり一気に読みました。コウが人間でホッとしました(^^ゞ コウとユカリの千年の恋。澄んでいて、みずみずしくて、初々しい、そんな恋が始まる予感をもって終わるラストが気持ちいいですね。ありがとうございました。
源氏物語と火星、古典と最先端の融合が斬新です。また偽物世界の描写は、今ある私たちの何気ない風景に、ありがたみを起こさせてくれました。コウが渇望することを、私はたちは享受していると。
[気になる点]
六条院でなぜ寝る状況になったのかが?でした。またユカリが部屋に入ってきて隣で寝るあたりの状況がいまいちイメージできませんでした。
>兄もまた、キリカを亡くしたことでどこかおかしくなっていたのでしょう。彼の愛の深さだと思っていただければと、思います。
メッセージなので丁寧語はいいんですが、尊敬語はちょっと違和感がありました。
[一言]
とてもよかったです。謎が気になり一気に読みました。コウが人間でホッとしました(^^ゞ コウとユカリの千年の恋。澄んでいて、みずみずしくて、初々しい、そんな恋が始まる予感をもって終わるラストが気持ちいいですね。ありがとうございました。
- 投稿者: 退会済み
- 30歳~39歳
- 2010年 02月13日 11時49分
管理
weeelcomさま。
読んでいただき、感想まで頂き、本当にありがとうございました。
ユカリがコウの部屋に入ってきたのは、ありていに言えば作者側の都合だったのですが(こらこらこら)違和感がなく、そのシーンにキャラを居させる事の難しさに、気がつく事ができました。
ご指摘、本当にありがとうございました。
普通に私たちが過ごしている、この世界。きっと宇宙に出ても、私たちはそういうものを切望する人種なんじゃないかなと思って、そんな火星を描いてみました。
心あたたまるコメントをありがとうございました。
読んでいただき、感想まで頂き、本当にありがとうございました。
ユカリがコウの部屋に入ってきたのは、ありていに言えば作者側の都合だったのですが(こらこらこら)違和感がなく、そのシーンにキャラを居させる事の難しさに、気がつく事ができました。
ご指摘、本当にありがとうございました。
普通に私たちが過ごしている、この世界。きっと宇宙に出ても、私たちはそういうものを切望する人種なんじゃないかなと思って、そんな火星を描いてみました。
心あたたまるコメントをありがとうございました。
- 桂まゆ
- 2010年 02月14日 21時33分
[一言]
源氏物語を読んだことのある人には「クス」っとなる名前や場面があって楽しかったです。
ユカリは「紫」と書くのですね?
源氏物語を読んだことのある人には「クス」っとなる名前や場面があって楽しかったです。
ユカリは「紫」と書くのですね?
律子さん。感想をありがとうございます。
そう、ユカリちゃんは「紫」と書いてユカリと読みます。そう思う人にだけそう思ってもらったら良いと思いましたので、本文中にはあえて書きませんでした。
気づいていただけて、また楽しいと言っていただけて、ありがとうございました。
そう、ユカリちゃんは「紫」と書いてユカリと読みます。そう思う人にだけそう思ってもらったら良いと思いましたので、本文中にはあえて書きませんでした。
気づいていただけて、また楽しいと言っていただけて、ありがとうございました。
- 桂まゆ
- 2009年 11月11日 21時38分
[一言]
愛する人がいない永遠を、生きる事は辛いから
この一文がとても印象的で、胸をうたれました。
テンポの良い会話に耳を傾けながら、ふとした疑問を持ちつつ読み進めました。コウは人間? それともロボットなの? と先を読み進めるのがもどかしいほど。源氏物語を背景になぞらえたお話は、とてもイメージが沸きやすく普段SFを読み慣れない私にもずーっと入りこめたお話だったと思います。だったと思いますと言いながら実は、私にとってとても感慨深いお話で、何度も読み返してしまったりしています。題名もお話と合っていますね。亡くなってしまった両親の切ない想いと、これから始まるであろう若い2人。とても良く表現されていたと思います。素敵なお話をありがとうございました。きっとまた読み返す作品だと思います。
愛する人がいない永遠を、生きる事は辛いから
この一文がとても印象的で、胸をうたれました。
テンポの良い会話に耳を傾けながら、ふとした疑問を持ちつつ読み進めました。コウは人間? それともロボットなの? と先を読み進めるのがもどかしいほど。源氏物語を背景になぞらえたお話は、とてもイメージが沸きやすく普段SFを読み慣れない私にもずーっと入りこめたお話だったと思います。だったと思いますと言いながら実は、私にとってとても感慨深いお話で、何度も読み返してしまったりしています。題名もお話と合っていますね。亡くなってしまった両親の切ない想いと、これから始まるであろう若い2人。とても良く表現されていたと思います。素敵なお話をありがとうございました。きっとまた読み返す作品だと思います。
飯野こゆみさま、感想をありがとうございます。
こゆみさまに、読み返したくなる作品だと言われ、舞い上がってしまいました。(笑)
「永遠の命」とか「不死」とかをテーマにした作品は、色々あると思います。
でも、どんなに才能があっても。どんなに美しくて、その美しさを永遠に留めていても。
賞賛してくれる誰かがいないと、意味がない。
ましてや、愛する人がいない「永遠」とは、なんだろう。
そんなことを考えていたら、出来上がった物語です。
読んで頂き、ありがとうございました。
こゆみさまに、読み返したくなる作品だと言われ、舞い上がってしまいました。(笑)
「永遠の命」とか「不死」とかをテーマにした作品は、色々あると思います。
でも、どんなに才能があっても。どんなに美しくて、その美しさを永遠に留めていても。
賞賛してくれる誰かがいないと、意味がない。
ましてや、愛する人がいない「永遠」とは、なんだろう。
そんなことを考えていたら、出来上がった物語です。
読んで頂き、ありがとうございました。
- 桂まゆ
- 2009年 10月13日 20時52分
[一言]
※故あってSF企画のレビューを降りたので削除したものをこちらに転記する。
申し訳ない。
イマドキの「ものがたり術」と古風なロマンチズムを兼ね備えたお嬢さんの作品である。ケータイ小説を書き慣れた若い女性作者の中にも、この様に地に足を付けている人がいると妙に安心である。
題名と冒頭の桐壺からファンタジー臭を嗅ぎ取るが、こういう時、私の読解センサーは集中力100%にアップするか、50%にダウン、逆に速読に切り替えるかを選択する。今回はひとつのキーワードを見出し、しばらく前者で行くことにした。
結果を先に言えば、最後まで私の読解センサーは100%のままだった。それは正解だったろう。なるほど、この作者の魅力が何処にあるかがよく現れた作品に仕上がっている。普段書き慣れないジャンルを書くと、作者は剥き出しの素顔を見せることが間々ある。そういう意味で今回、作者には良い経験だったのではないか、と思われる。チャレンジは大切だ。
さて、作品自体、SFとしては未消化な部分(というより、踏み込まない部分)が散在し、SFをガッツリ読みたい方には欲求不満であろう。別に本作だけではない。今、連載中の作品にもそれは散見する。
しかし、だ。この作品での作者は、SFを目指していない。いや、本人は目指しているのだろうが、書き下ろした作品は、そうは言っていない。
永遠の恋。悠久の時を経て伝わる恋愛。輪廻を使う時もあれば、不老不死を使う時もあったが、ファンタジーやSF作家が婦女子(本来の意味のふじょし、である)をターゲットにそれこそ星の数ほど書き流して来た。必然似たものをデコレートで変化させ、キャラでの勝負で売り上げを伸ばそうとしていた。この作品もそれらの後に続くと思われる。
だが、意外なことに作者は小市民的な、本当に日常の、ご近所の、そう、何処にでもある話に軟着陸させているのだ。壮大な歴史絵巻にも、永遠のサーガ(この作者なら絵巻物か)にも料理出来る素材を・・・
フルコースの素材を使って庶民の夕飯を作って見せた。SFは単なるデコレートだった。ここにこの作者の持ち味があるのだ、と気付いた。
等身大の素直な女の子の顔。何か爽快でちょっぴり胸が締め付けられる、あの頃のスタイル。なるほど、目を惹く訳である。
※故あってSF企画のレビューを降りたので削除したものをこちらに転記する。
申し訳ない。
イマドキの「ものがたり術」と古風なロマンチズムを兼ね備えたお嬢さんの作品である。ケータイ小説を書き慣れた若い女性作者の中にも、この様に地に足を付けている人がいると妙に安心である。
題名と冒頭の桐壺からファンタジー臭を嗅ぎ取るが、こういう時、私の読解センサーは集中力100%にアップするか、50%にダウン、逆に速読に切り替えるかを選択する。今回はひとつのキーワードを見出し、しばらく前者で行くことにした。
結果を先に言えば、最後まで私の読解センサーは100%のままだった。それは正解だったろう。なるほど、この作者の魅力が何処にあるかがよく現れた作品に仕上がっている。普段書き慣れないジャンルを書くと、作者は剥き出しの素顔を見せることが間々ある。そういう意味で今回、作者には良い経験だったのではないか、と思われる。チャレンジは大切だ。
さて、作品自体、SFとしては未消化な部分(というより、踏み込まない部分)が散在し、SFをガッツリ読みたい方には欲求不満であろう。別に本作だけではない。今、連載中の作品にもそれは散見する。
しかし、だ。この作品での作者は、SFを目指していない。いや、本人は目指しているのだろうが、書き下ろした作品は、そうは言っていない。
永遠の恋。悠久の時を経て伝わる恋愛。輪廻を使う時もあれば、不老不死を使う時もあったが、ファンタジーやSF作家が婦女子(本来の意味のふじょし、である)をターゲットにそれこそ星の数ほど書き流して来た。必然似たものをデコレートで変化させ、キャラでの勝負で売り上げを伸ばそうとしていた。この作品もそれらの後に続くと思われる。
だが、意外なことに作者は小市民的な、本当に日常の、ご近所の、そう、何処にでもある話に軟着陸させているのだ。壮大な歴史絵巻にも、永遠のサーガ(この作者なら絵巻物か)にも料理出来る素材を・・・
フルコースの素材を使って庶民の夕飯を作って見せた。SFは単なるデコレートだった。ここにこの作者の持ち味があるのだ、と気付いた。
等身大の素直な女の子の顔。何か爽快でちょっぴり胸が締め付けられる、あの頃のスタイル。なるほど、目を惹く訳である。
- 投稿者: 四十万
- 2009年 09月17日 07時53分
四十万様。
レビューをありがとうございます。
「お嬢さん」にぶっとびました。(苦笑)
私が作品に込めたかった事がすべて、このレビューの中に込められているような気がします。地に足がついた作品を、描きたかったのです。(それしか書けないとも言う)
欲張らず、自分の書けるものを書こう。自分の書きたいものを書こうとしたら、この作品が出来ました。
この作品は、私ひとりの力で仕上げたものではないような気がします。
「力まずに書けばいい」と言ってくれた人がいました。肩に力が入りそうになるたびに、その言葉が思い出されました。
だから、「地に足がついた作品」だと言っていただけてとても嬉しいです。「フルコースの食材を使って庶民の夕食」には「なるほど、上手い」と妙に納得してしまいました。
四十万様のレビュー、楽しみにしておりましたので、残念でなりません。
こちらに転記までしていただき、ありがとうございました。
レビューをありがとうございます。
「お嬢さん」にぶっとびました。(苦笑)
私が作品に込めたかった事がすべて、このレビューの中に込められているような気がします。地に足がついた作品を、描きたかったのです。(それしか書けないとも言う)
欲張らず、自分の書けるものを書こう。自分の書きたいものを書こうとしたら、この作品が出来ました。
この作品は、私ひとりの力で仕上げたものではないような気がします。
「力まずに書けばいい」と言ってくれた人がいました。肩に力が入りそうになるたびに、その言葉が思い出されました。
だから、「地に足がついた作品」だと言っていただけてとても嬉しいです。「フルコースの食材を使って庶民の夕食」には「なるほど、上手い」と妙に納得してしまいました。
四十万様のレビュー、楽しみにしておりましたので、残念でなりません。
こちらに転記までしていただき、ありがとうございました。
- 桂まゆ
- 2009年 09月18日 16時13分
[一言]
拝読致しました。
冒頭で驚いて、あれ、SF? と思わずカテゴリを二度見してしまいました。
読み進めてみたらしっかりSFじゃないですか、あとがきでSFじゃないなんてウソ吐いちゃって、もう。
深いSFでした、ロマンでした。
言うことないです、ごちそうさまです。
それだけじゃなんなので。
冒頭の惹き付けが素晴らしかったです。
古典なんか殆ど忘れてますが、この意訳には思わず唸りました。
文章の読みやすさも手伝って物語にぐいぐい引き込まれ、気がついたら読み終わっていました。
両親の心境を思うと、きゅんとして切なかったです。
熱い愛と対を成すかのような、青い恋模様も良いですね。
甘酸っぱい。
光源氏と違って、コウがプレイボーイじゃなくてほっとしました。
感動と程良い満腹感をありがとうございます。
すぐ泣くから恋愛はあんまり読まないですし、横文字覚えられないからSFも普段読まないのですが、本当に面白かった。
食わず嫌いはダメですね。
執筆お疲れ様でした。
それでは。
拝読致しました。
冒頭で驚いて、あれ、SF? と思わずカテゴリを二度見してしまいました。
読み進めてみたらしっかりSFじゃないですか、あとがきでSFじゃないなんてウソ吐いちゃって、もう。
深いSFでした、ロマンでした。
言うことないです、ごちそうさまです。
それだけじゃなんなので。
冒頭の惹き付けが素晴らしかったです。
古典なんか殆ど忘れてますが、この意訳には思わず唸りました。
文章の読みやすさも手伝って物語にぐいぐい引き込まれ、気がついたら読み終わっていました。
両親の心境を思うと、きゅんとして切なかったです。
熱い愛と対を成すかのような、青い恋模様も良いですね。
甘酸っぱい。
光源氏と違って、コウがプレイボーイじゃなくてほっとしました。
感動と程良い満腹感をありがとうございます。
すぐ泣くから恋愛はあんまり読まないですし、横文字覚えられないからSFも普段読まないのですが、本当に面白かった。
食わず嫌いはダメですね。
執筆お疲れ様でした。
それでは。
TKさま。
程良い満腹感。すごい有り難い言葉です。
「おなかいっぱい」でも「物足りない」でもない。(とは言っておれれませんが)
そう言うのを、目指して書きました。
多分、「本格SF好きな人には物足りない」とは思います。
だから、TKさんの言葉が凄く嬉しいのです。
普段は読まないジャンルを読んで頂き、面白いと言っていただき、ありがとうございました。
程良い満腹感。すごい有り難い言葉です。
「おなかいっぱい」でも「物足りない」でもない。(とは言っておれれませんが)
そう言うのを、目指して書きました。
多分、「本格SF好きな人には物足りない」とは思います。
だから、TKさんの言葉が凄く嬉しいのです。
普段は読まないジャンルを読んで頂き、面白いと言っていただき、ありがとうございました。
- 桂まゆ
- 2009年 09月15日 00時29分
[一言]
面白かった。しっかりスペースロマンだったと思います。
SFと古典の融合は、他作品にあるのかもしれませんが、普通の生徒を持ってきたところが逆に馴染みやすくて良かったです。
ずっとひっぱってきた謎が、最終話では一気に解き明かされましたね。告白だけで謎解きに性急すぎる感がありましたが、コウの記憶が削除されていた事を思えば無理もないと思います。けれど人間はロボットと違って、完全に記憶を失くすることなんて出来ないのだと思います。DNAに刻み付けられているって言うのか。
>この意見についての不平不満は、家で聞きます。
この言葉にほっと安心感を覚えました。
ロマンにひたっていたと思ったら、またあたりまえの日常がはじまるんですね。
最後の主人公の中での思いは別として。
面白かった。しっかりスペースロマンだったと思います。
SFと古典の融合は、他作品にあるのかもしれませんが、普通の生徒を持ってきたところが逆に馴染みやすくて良かったです。
ずっとひっぱってきた謎が、最終話では一気に解き明かされましたね。告白だけで謎解きに性急すぎる感がありましたが、コウの記憶が削除されていた事を思えば無理もないと思います。けれど人間はロボットと違って、完全に記憶を失くすることなんて出来ないのだと思います。DNAに刻み付けられているって言うのか。
>この意見についての不平不満は、家で聞きます。
この言葉にほっと安心感を覚えました。
ロマンにひたっていたと思ったら、またあたりまえの日常がはじまるんですね。
最後の主人公の中での思いは別として。
- 投稿者: 退会済み
- 2009年 09月13日 14時09分
管理
香穂里さま
読んでいただき、ありがとうございます。
スペースロマンでしたか? 良かった。
謎解きに関しては、すごく難しくて(関係者のほとんどが今はいない)四回ほど書き直したのですが現行の「告白」が一番しっくりしたので、そうしました。
叔母さんの一言、安堵感を産んでくれましたか。そこまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
これからも、お互いに良い作品を生みましょう♪
読んでいただき、ありがとうございます。
スペースロマンでしたか? 良かった。
謎解きに関しては、すごく難しくて(関係者のほとんどが今はいない)四回ほど書き直したのですが現行の「告白」が一番しっくりしたので、そうしました。
叔母さんの一言、安堵感を産んでくれましたか。そこまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
これからも、お互いに良い作品を生みましょう♪
- 桂まゆ
- 2009年 09月13日 15時35分
[一言]
るうねです。
『千年の恋をしよう』、拝読させていただきました。
まず文章から。
読みやすく、かつイメージが湧きやすい。読んでいて気持ちのいい文章でした。特に指摘するところもないのですが、いくつか誤字報告だけ。
『夢〜遠い物語』より抜粋。
>【不適】に笑い、彼女の最も苦手とする分野を指摘するコウに、ユカリはますます唇を尖らせる。
>聞いて【見たい】が聞くのが怖い
まあ、文章的に意味が取れれば、誤字なんてあまり気にすることないと個人的には思いますけど。
さて、ストーリー。
芯の通った物語だなぁ、と。土台が安定しているので、安心して読める。登場人物の心の動きも自然で捉えやすかったです。
ただ一点、テーマパークの設定に関して。
開発中止になった理由が、「『火山帯に近い』という理由で政府は見捨てた」とありましたが、これかなり危険ですよね。早々に取り壊すか、少なくとも、人の立ち入りを禁止するぐらいの対処はあってしかるべきだと感じました。さらに、ユカリにテーマパークからの招待状が届きますが、そんな危険で怪しげな場所に親が子供を連れていくかな、と。七年前というとハイスクール=高校と仮定して、ユカリは十歳前後。一人で行くとも考えにくいですし……。
他の部分がかなり練り込まれているので、テーマパークに関する設定の甘さが目についてしまった印象です。
まあ、いろいろ書きましたが、最後に一言でまとめるとするならば「面白かった」、この一言であります。
というところで、お開き。
それではでは。
るうねです。
『千年の恋をしよう』、拝読させていただきました。
まず文章から。
読みやすく、かつイメージが湧きやすい。読んでいて気持ちのいい文章でした。特に指摘するところもないのですが、いくつか誤字報告だけ。
『夢〜遠い物語』より抜粋。
>【不適】に笑い、彼女の最も苦手とする分野を指摘するコウに、ユカリはますます唇を尖らせる。
>聞いて【見たい】が聞くのが怖い
まあ、文章的に意味が取れれば、誤字なんてあまり気にすることないと個人的には思いますけど。
さて、ストーリー。
芯の通った物語だなぁ、と。土台が安定しているので、安心して読める。登場人物の心の動きも自然で捉えやすかったです。
ただ一点、テーマパークの設定に関して。
開発中止になった理由が、「『火山帯に近い』という理由で政府は見捨てた」とありましたが、これかなり危険ですよね。早々に取り壊すか、少なくとも、人の立ち入りを禁止するぐらいの対処はあってしかるべきだと感じました。さらに、ユカリにテーマパークからの招待状が届きますが、そんな危険で怪しげな場所に親が子供を連れていくかな、と。七年前というとハイスクール=高校と仮定して、ユカリは十歳前後。一人で行くとも考えにくいですし……。
他の部分がかなり練り込まれているので、テーマパークに関する設定の甘さが目についてしまった印象です。
まあ、いろいろ書きましたが、最後に一言でまとめるとするならば「面白かった」、この一言であります。
というところで、お開き。
それではでは。
- 投稿者: 退会済み
- 2009年 09月13日 14時03分
管理
るうねさま
感想、誤字報告をありがとうございます。
気をつけたもつもりですが、結構ありますね。誤字……。(^_^;)
「開発中止になったテーマパーク」の設定は、多分「火山帯が近いため」という理由は建て前で(実は現在の富士山並の活火山)「公表できない別の理由」があるのだと思います。(こらこらこら)
確かにその当たりの設定は、甘いですね。(反省)
ありがたい言葉を頂き、感謝です。
感想、誤字報告をありがとうございます。
気をつけたもつもりですが、結構ありますね。誤字……。(^_^;)
「開発中止になったテーマパーク」の設定は、多分「火山帯が近いため」という理由は建て前で(実は現在の富士山並の活火山)「公表できない別の理由」があるのだと思います。(こらこらこら)
確かにその当たりの設定は、甘いですね。(反省)
ありがたい言葉を頂き、感謝です。
- 桂まゆ
- 2009年 09月13日 15時29分
[一言]
SFは何より設定や世界観が大事。ファンはまずそこに酔いしれる。
桂まゆさんは、どの作品をとってみても、その中に独自の世界観を持っています。
感性が、ちょっと神秘的。
だからこの作品も、不思議系SFといったところでしょうか。
どういうものに影響を受けて出来上がった作風なのか、ぜひ知りたいところです。
とにかく文章が綺麗。流れるように繋がっていて読みやすいし、例え長文でも全然苦にならないと思います。ストーリーの流れも自然で、「やっぱ、そうなるよなあ」と共感が持てました。ただ、『六条院』へ至るまでの部分、もう少し字数を割いてみても良かったかな。
あと個人的に思ったのですが、コウ君は、もっとモテモテのプレイボーイに描いた方が、さらに面白かったのでは。そして、その中においてユカリちゃんとの、何か因縁めいた結びつきが、やがてかつての壮大な恋愛叙事詩をフィードバックさせてゆく、みたいな。(やばい、ちょっとボクの妄想入ってる……)
あと、アオイ・サオトメは魅力的でフレンドリーなキャラクターなので『叔母さん』ではなく『アオイさん』と呼ばせてあげたた方が良かった。個人的に好きなので……。
ともあれ、読み終わってジーンとくる素敵な物語でした。
でわでわ
SFは何より設定や世界観が大事。ファンはまずそこに酔いしれる。
桂まゆさんは、どの作品をとってみても、その中に独自の世界観を持っています。
感性が、ちょっと神秘的。
だからこの作品も、不思議系SFといったところでしょうか。
どういうものに影響を受けて出来上がった作風なのか、ぜひ知りたいところです。
とにかく文章が綺麗。流れるように繋がっていて読みやすいし、例え長文でも全然苦にならないと思います。ストーリーの流れも自然で、「やっぱ、そうなるよなあ」と共感が持てました。ただ、『六条院』へ至るまでの部分、もう少し字数を割いてみても良かったかな。
あと個人的に思ったのですが、コウ君は、もっとモテモテのプレイボーイに描いた方が、さらに面白かったのでは。そして、その中においてユカリちゃんとの、何か因縁めいた結びつきが、やがてかつての壮大な恋愛叙事詩をフィードバックさせてゆく、みたいな。(やばい、ちょっとボクの妄想入ってる……)
あと、アオイ・サオトメは魅力的でフレンドリーなキャラクターなので『叔母さん』ではなく『アオイさん』と呼ばせてあげたた方が良かった。個人的に好きなので……。
ともあれ、読み終わってジーンとくる素敵な物語でした。
でわでわ
りきてっくすさま
お読み頂き、感想・評価を憑けて頂きありがとうございました。
舞台の設定は、きちんと決めておかないと、まとまらないですよね。特にSFは作者の思い描く世界を読者にきちんと伝えないとおもしろさが半減すると思い、想像するのが簡単そうな(笑)「火星」に舞台を置きました。
不思議系、ですかぁ? そんな事言われたのは、初めてです。
コウ君は、それこそ「光源氏」並のプレイボーイにしようかなとも考えたのですが、それをすると短編の枠に収まりきらなくて……普通の子になっちゃいました。でも、顔はイケメンな筈。
叔母さんは、確かに「アオイさん」と呼んで欲しかったかも知れませんね。
指摘を受けている間に、また構想が膨らんできました。SF企画が終わってから大幅改訂していたりして……。(^_^;)
本当にありがとうございました。
お読み頂き、感想・評価を憑けて頂きありがとうございました。
舞台の設定は、きちんと決めておかないと、まとまらないですよね。特にSFは作者の思い描く世界を読者にきちんと伝えないとおもしろさが半減すると思い、想像するのが簡単そうな(笑)「火星」に舞台を置きました。
不思議系、ですかぁ? そんな事言われたのは、初めてです。
コウ君は、それこそ「光源氏」並のプレイボーイにしようかなとも考えたのですが、それをすると短編の枠に収まりきらなくて……普通の子になっちゃいました。でも、顔はイケメンな筈。
叔母さんは、確かに「アオイさん」と呼んで欲しかったかも知れませんね。
指摘を受けている間に、また構想が膨らんできました。SF企画が終わってから大幅改訂していたりして……。(^_^;)
本当にありがとうございました。
- 桂まゆ
- 2009年 09月13日 15時21分
[一言]
拝読させていただきました。
素晴らしいです!
『イケメンの草分け』
『みやびやかなる、ケダモノ』
ユニークなプロローグで一気に引き込まれました。
火星に人が住むという未来の話に、はるか昔の物語が絡んでいて凄く面白い!
内容も僕からすれば充分にSFでしたよ。
本格SF小説ではないでしょうが、SF企画だからと言って何もコテコテのSFに仕上げる必要はない訳で、そのエッセンスの多寡が作品の素晴らしさに直結する訳でもありませんしね。
早乙女博士と聞くと何やらゲッターロボを思い出します。懐かしいっすなあ……
読みながら、コウはひょっとしてロボットではないか? とか、叔母がロボット、もしくは実の母? とか、あれこれ考えましたが、外れた(;^_^A
最後、コウの両親の話。切ない。切ないっす。泣けてきました。
あ、叔母がいい味でてましたね^^ あの叔母さん好きです。今度紹介して下さい(笑
と、冗談はおいといて、
素晴らしいお話をありがとうございました^^
拝読させていただきました。
素晴らしいです!
『イケメンの草分け』
『みやびやかなる、ケダモノ』
ユニークなプロローグで一気に引き込まれました。
火星に人が住むという未来の話に、はるか昔の物語が絡んでいて凄く面白い!
内容も僕からすれば充分にSFでしたよ。
本格SF小説ではないでしょうが、SF企画だからと言って何もコテコテのSFに仕上げる必要はない訳で、そのエッセンスの多寡が作品の素晴らしさに直結する訳でもありませんしね。
早乙女博士と聞くと何やらゲッターロボを思い出します。懐かしいっすなあ……
読みながら、コウはひょっとしてロボットではないか? とか、叔母がロボット、もしくは実の母? とか、あれこれ考えましたが、外れた(;^_^A
最後、コウの両親の話。切ない。切ないっす。泣けてきました。
あ、叔母がいい味でてましたね^^ あの叔母さん好きです。今度紹介して下さい(笑
と、冗談はおいといて、
素晴らしいお話をありがとうございました^^
- 投稿者: 退会済み
- 男性
- 2009年 09月13日 10時20分
管理
かじゅぶさま
「イケメンの草分け」や「みやびやかなるケダモノ」などの下りは、ノリにのって書いていたので、そこから引き込まれたと言っていただけると、本当に嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
「早乙女博士」で、ゲッターロボ……「スーパーロボット大戦」は、プレイしたことはありますが、それは気が付かなかった。(笑)
アオイさん、気に入って頂けましたか。40歳ぐらいですが、良いですか?(笑)
「イケメンの草分け」や「みやびやかなるケダモノ」などの下りは、ノリにのって書いていたので、そこから引き込まれたと言っていただけると、本当に嬉しいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
「早乙女博士」で、ゲッターロボ……「スーパーロボット大戦」は、プレイしたことはありますが、それは気が付かなかった。(笑)
アオイさん、気に入って頂けましたか。40歳ぐらいですが、良いですか?(笑)
- 桂まゆ
- 2009年 09月13日 15時13分
[一言]
ども、近藤です。
うまくて面白くて短い。まるで近藤のために書かれたような作品ではないかと勝手に感謝しております。長いの読み書きする気力がないですから。
とはいえ恋愛がお話の屋台骨になっていて、近藤とは大変相性が悪い。バンカラだから。バンカラさんが通る、ってくらいで。あ、世代的にご存じないか。
だいたいね、日本語は厄介だと思うんだけど、日本語の古典はもう言葉が違うんだよ。外国語より始末が悪いもん。でも原文で読まなくちゃ本物じゃない、なんて無駄に堅苦しい考え方をする人がいるからますます読まれなくなってしまう。
あ、話が変なところにいっちゃった。
確かに、千年の恋という視点で考えれば、主人公君のルーツ探究という成分が濃い。ああそういえば恋愛だったという感じにもなるんですが、千年に及ぶ切なる恋心のみでお話を引っ張ってみたところで、近藤的には病気なんじゃないかと気の毒になる程度ですから、いい塩梅なのではないでしょうか。
無茶苦茶書いてるなあ近藤。ごめんなさい。
ではまた。
ども、近藤です。
うまくて面白くて短い。まるで近藤のために書かれたような作品ではないかと勝手に感謝しております。長いの読み書きする気力がないですから。
とはいえ恋愛がお話の屋台骨になっていて、近藤とは大変相性が悪い。バンカラだから。バンカラさんが通る、ってくらいで。あ、世代的にご存じないか。
だいたいね、日本語は厄介だと思うんだけど、日本語の古典はもう言葉が違うんだよ。外国語より始末が悪いもん。でも原文で読まなくちゃ本物じゃない、なんて無駄に堅苦しい考え方をする人がいるからますます読まれなくなってしまう。
あ、話が変なところにいっちゃった。
確かに、千年の恋という視点で考えれば、主人公君のルーツ探究という成分が濃い。ああそういえば恋愛だったという感じにもなるんですが、千年に及ぶ切なる恋心のみでお話を引っ張ってみたところで、近藤的には病気なんじゃないかと気の毒になる程度ですから、いい塩梅なのではないでしょうか。
無茶苦茶書いてるなあ近藤。ごめんなさい。
ではまた。
- 投稿者: 退会済み
- 30歳~39歳 男性
- 2009年 09月12日 23時22分
管理
近藤さま
読んでいただき、さらに感想や評価までいただき、ありがとうございました。
近藤さまの感想を読んで。「バンカラさんなのか」とか「確かに古典は言葉が違うな」とか頷いておりまして。
最後の「いい塩梅」で吹き出してしまいました。
恋愛もの、古典ものと相性が悪いのに……読んでいただけて、「いい塩梅」の誉め言葉を頂き、本当にありがとうございました。
読んでいただき、さらに感想や評価までいただき、ありがとうございました。
近藤さまの感想を読んで。「バンカラさんなのか」とか「確かに古典は言葉が違うな」とか頷いておりまして。
最後の「いい塩梅」で吹き出してしまいました。
恋愛もの、古典ものと相性が悪いのに……読んでいただけて、「いい塩梅」の誉め言葉を頂き、本当にありがとうございました。
- 桂まゆ
- 2009年 09月13日 15時07分
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