感想一覧
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最後まで拝読させていただきました。
最高の物語でした。
二人の旅路が終わりに辿り着けた事を嬉しく思う一方、終わってしまった事に一抹の寂しさを覚えました。
旅の過程で出会った人々の顛末を描きながらそれぞれの決着に向かっていくのが、まさしくイスラのカナンの歩んだ道の総決算に相応しかったです。
イスラとカナンの物語が伝わらずとも、名前が言葉という『意味』として遺るのが、個人的に好みです。その後の世界でイスラの名と共に、『闇渡り』という言葉にも今後、新しい意味が生まれるといいな、とも思いました。(それこそ地の文で述べられていましたような形で)
これまでの積み上げは物語だけでなく文章表現にも現れていて、ストーリーの質と相まって、『小説を読む』という楽しさを堪能出来ました。
また、後書きの井上様の想いにも感動しました。良くも悪くも世界の在り方を変えるというのは、当然割を食う人間もいる訳ですから。我々読者はイスラとカナンに寄って世界を見てますが、世界の在り方を変えるというのは、功も罪もあるので、報いにしても一方だけでは筋が通らない。それで納得出来て、私がそれだけ彼らの世界と、そこに生きる人々を好きになっていたと気づきました。
色々思うところがあり過ぎて語るのも難しいのですが、一つだけ。
イスラとカナンの物語をこの世に出してくれてありがとうございました。
最高の物語でした。
二人の旅路が終わりに辿り着けた事を嬉しく思う一方、終わってしまった事に一抹の寂しさを覚えました。
旅の過程で出会った人々の顛末を描きながらそれぞれの決着に向かっていくのが、まさしくイスラのカナンの歩んだ道の総決算に相応しかったです。
イスラとカナンの物語が伝わらずとも、名前が言葉という『意味』として遺るのが、個人的に好みです。その後の世界でイスラの名と共に、『闇渡り』という言葉にも今後、新しい意味が生まれるといいな、とも思いました。(それこそ地の文で述べられていましたような形で)
これまでの積み上げは物語だけでなく文章表現にも現れていて、ストーリーの質と相まって、『小説を読む』という楽しさを堪能出来ました。
また、後書きの井上様の想いにも感動しました。良くも悪くも世界の在り方を変えるというのは、当然割を食う人間もいる訳ですから。我々読者はイスラとカナンに寄って世界を見てますが、世界の在り方を変えるというのは、功も罪もあるので、報いにしても一方だけでは筋が通らない。それで納得出来て、私がそれだけ彼らの世界と、そこに生きる人々を好きになっていたと気づきました。
色々思うところがあり過ぎて語るのも難しいのですが、一つだけ。
イスラとカナンの物語をこの世に出してくれてありがとうございました。
遠藤様
長らく本作にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
完結してもう3年近くになりますが、今でもこうして読んでいただけること、感想を頂けることを本当に嬉しく思います。
私にとっては20代の大半を費やした作品で、恐らく今後これ以上の規模のものを書くことは無いだろうなと思います。
それだけに、今でもふとイスラとカナンのことを思い出しては「あいつら元気にやってるかな」と遠くの友達のことを想うような気持ちになります。
頑張ることが生き方そのもののような二人なので、きっとどこまでも戦い続けたのでしょうが、そのなかにはラストのイラストのような穏やかな日々もあったかと思います。
ツァラハトの歴史のなかにイスラとカナンの物語は埋もれて消えていきましたが、二人の旅の記憶を遠藤様の心の片隅に留め置いて頂ければ幸いです。
重ねて、最後までお読み頂きありがとうございました。
長らく本作にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
完結してもう3年近くになりますが、今でもこうして読んでいただけること、感想を頂けることを本当に嬉しく思います。
私にとっては20代の大半を費やした作品で、恐らく今後これ以上の規模のものを書くことは無いだろうなと思います。
それだけに、今でもふとイスラとカナンのことを思い出しては「あいつら元気にやってるかな」と遠くの友達のことを想うような気持ちになります。
頑張ることが生き方そのもののような二人なので、きっとどこまでも戦い続けたのでしょうが、そのなかにはラストのイラストのような穏やかな日々もあったかと思います。
ツァラハトの歴史のなかにイスラとカナンの物語は埋もれて消えていきましたが、二人の旅の記憶を遠藤様の心の片隅に留め置いて頂ければ幸いです。
重ねて、最後までお読み頂きありがとうございました。
- 井上数樹
- 2025年 04月12日 21時50分
光を失った人々と神より与えられた天火、そして大燈台など魅力的な世界設定がしっかりと構築されていて読み応えがありました。特に煌都で「継火の祭」が開催されるなど天火がとても重要で物語の象徴でもあると印象付けられました。
満身創痍となり、セリオンに迫られる絶望的な状況でも「エデンは足を生やして逃げない」と皆を励ますペトラがとても頼もしいです。
時の流れは確かに無常ですが、だからこそ新たな一歩をその上に刻めるのだという勇気が不思議と沸き上がりました。
エデンを再興し、人々やカナンの涙を微笑に変えられる日が待ち遠しくなる作品でした。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
満身創痍となり、セリオンに迫られる絶望的な状況でも「エデンは足を生やして逃げない」と皆を励ますペトラがとても頼もしいです。
時の流れは確かに無常ですが、だからこそ新たな一歩をその上に刻めるのだという勇気が不思議と沸き上がりました。
エデンを再興し、人々やカナンの涙を微笑に変えられる日が待ち遠しくなる作品でした。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。
- 投稿者: ネット小説大賞運営チーム
- 2024年 11月15日 16時58分
コメント頂き誠にありがとうございます。
本作は小説家になろう様に掲載した作品の中で、一番思い出深いものでした。こうして目に留めて頂き本当に嬉しく思います。
重ねて、ありがとうございました。
本作は小説家になろう様に掲載した作品の中で、一番思い出深いものでした。こうして目に留めて頂き本当に嬉しく思います。
重ねて、ありがとうございました。
- 井上数樹
- 2024年 11月16日 12時04分
随分時間が空いてしまいましたが、第三部拝読させていただきました。
今回、一気に話が動いて大変良かったです……。それも単に情勢が変わるだけじゃなく、主役脇役問わず登場人物たちがそれぞれ未来に向かっていくので、読後の満足感が凄かったです。イスラもカナンもそれぞれの壁を破って改めてエデンを目指す決意を固められて、いよいよ佳境という感じでこれからが本当に楽しみです。地味ながらサイモンが身を固めたのも、皆が未来に向かっているようで良かったです。
そして反面、過去に囚われたままの者もいる訳ですが……個人的にオーディスがちょっと心配ですね。エマヌエルが辿り着けなかったエデンを目にした時、何を思うのか。
それから、個人的にギデオンとの決着とそこに着くまでの流れに、本作の色がよく出ているな、と思いました。
本編開始時点と比べれば、確かにイスラは凄く成長しました。とはいえ、戦闘力での強化は明星の存在がかなり大きかったと思われるので、技術で天地ほどの差があるギデオンとは、まともに戦えば勝負にならない。この辺りのバランスもよく考えられていて納得させられました。どんな武器も『当たらなければどうということはない』ですからね。
徹底してこちらの有利になるように事を運んだ上で、相打ち一歩手前の勝利。この安易な『奇跡』や『根性』で片付けない決着は、井上さんの作家としての真摯さを感じさせて、お気に入りの部分です。
そして時折見られるガンダムリスペクトの台詞も楽しませてもらいました。
次の第四部も、楽しみに読ませて頂きます。
今回、一気に話が動いて大変良かったです……。それも単に情勢が変わるだけじゃなく、主役脇役問わず登場人物たちがそれぞれ未来に向かっていくので、読後の満足感が凄かったです。イスラもカナンもそれぞれの壁を破って改めてエデンを目指す決意を固められて、いよいよ佳境という感じでこれからが本当に楽しみです。地味ながらサイモンが身を固めたのも、皆が未来に向かっているようで良かったです。
そして反面、過去に囚われたままの者もいる訳ですが……個人的にオーディスがちょっと心配ですね。エマヌエルが辿り着けなかったエデンを目にした時、何を思うのか。
それから、個人的にギデオンとの決着とそこに着くまでの流れに、本作の色がよく出ているな、と思いました。
本編開始時点と比べれば、確かにイスラは凄く成長しました。とはいえ、戦闘力での強化は明星の存在がかなり大きかったと思われるので、技術で天地ほどの差があるギデオンとは、まともに戦えば勝負にならない。この辺りのバランスもよく考えられていて納得させられました。どんな武器も『当たらなければどうということはない』ですからね。
徹底してこちらの有利になるように事を運んだ上で、相打ち一歩手前の勝利。この安易な『奇跡』や『根性』で片付けない決着は、井上さんの作家としての真摯さを感じさせて、お気に入りの部分です。
そして時折見られるガンダムリスペクトの台詞も楽しませてもらいました。
次の第四部も、楽しみに読ませて頂きます。
遠藤 鶴様
コメント頂きありがとうございます!
第三部は色々な意味で転換点になったパートでした。イスラとギデオンの決着や、カナンとユディトの論争は、本作の目玉だったと自負しております。
ご指摘にもあった通り、イスラがギデオンに対して、色々な優位や条件を積み重ねて勝つ展開は、本作のポリシーに則って書いた箇所でした。
主人公は主人公として立たせなければならないけど、作品全体の支配者や権威者にする必要は無いと思います。上から何番目かぐらいの強さだからこそ、それより強い相手にどう戦うかというドラマが生まれ、それがキャラの魅力につながると信じています。
真摯とまで仰って頂いて、ちょっと気恥ずかしくもあります(照
書き手の立場として、読者の方にあまり自信満々に言うのは憚られるのですが、ここまでお読み頂けたならどうか最後までお付き合い頂きたいです。きっと気に入って頂けると思います。
長々と書いてしまい恐縮です。あらためて、お読み頂きありがとうございます。ぜひ二人の旅路を最後まで見守って頂けたなら幸いです。
コメント頂きありがとうございます!
第三部は色々な意味で転換点になったパートでした。イスラとギデオンの決着や、カナンとユディトの論争は、本作の目玉だったと自負しております。
ご指摘にもあった通り、イスラがギデオンに対して、色々な優位や条件を積み重ねて勝つ展開は、本作のポリシーに則って書いた箇所でした。
主人公は主人公として立たせなければならないけど、作品全体の支配者や権威者にする必要は無いと思います。上から何番目かぐらいの強さだからこそ、それより強い相手にどう戦うかというドラマが生まれ、それがキャラの魅力につながると信じています。
真摯とまで仰って頂いて、ちょっと気恥ずかしくもあります(照
書き手の立場として、読者の方にあまり自信満々に言うのは憚られるのですが、ここまでお読み頂けたならどうか最後までお付き合い頂きたいです。きっと気に入って頂けると思います。
長々と書いてしまい恐縮です。あらためて、お読み頂きありがとうございます。ぜひ二人の旅路を最後まで見守って頂けたなら幸いです。
- 井上数樹
- 2024年 10月26日 10時27分
[良い点]
初めて感想を書きます。
感動しました。
少しでも後日談に触れていただければ幸いです。
初めて感想を書きます。
感動しました。
少しでも後日談に触れていただければ幸いです。
- 投稿者: はる
- 2024年 09月30日 09時54分
はる様
長らく返信が遅れてしまい申し訳ございません。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
本作の後日談について……ということで、しばらくどのようにお返しすべきか考えておりました。
というのも、本編ラストでカナンの余命について触れてから、二人のその後の10年については作者としてもあまり立ち入るべきではないと考えておりました。
作中で様々な困難を乗り越えてきた二人なので、完全無欠のハッピーエンドにすることも考えました。ですが、二人とも他人の困難を見過ごせない人たちなので、自分たちの内に籠っただけの幸せより、他人のために苦しみながら世界に働きかけていくと思ったのです。
その結果として、カナンは後世のために膨大な研究を残し、イスラはそれを支え続けたのだと思います。
はたから見れば必ずしも幸せそうに見えないほど頑張っていたと思いますが、イスラが言った「一緒に歩かせてくれ」というのはカナンと悩みや苦しみを共有するという意味です。そうして一緒にいることが、二人にとっての幸せだったのでは、と思います。
もちろん、日常のなかでささやかな幸せを手にすることは多かったと思いますが、その中身についてはあえて触れず、そっとしておいてあげようと思います。
長らく返信が遅れてしまい申し訳ございません。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
本作の後日談について……ということで、しばらくどのようにお返しすべきか考えておりました。
というのも、本編ラストでカナンの余命について触れてから、二人のその後の10年については作者としてもあまり立ち入るべきではないと考えておりました。
作中で様々な困難を乗り越えてきた二人なので、完全無欠のハッピーエンドにすることも考えました。ですが、二人とも他人の困難を見過ごせない人たちなので、自分たちの内に籠っただけの幸せより、他人のために苦しみながら世界に働きかけていくと思ったのです。
その結果として、カナンは後世のために膨大な研究を残し、イスラはそれを支え続けたのだと思います。
はたから見れば必ずしも幸せそうに見えないほど頑張っていたと思いますが、イスラが言った「一緒に歩かせてくれ」というのはカナンと悩みや苦しみを共有するという意味です。そうして一緒にいることが、二人にとっての幸せだったのでは、と思います。
もちろん、日常のなかでささやかな幸せを手にすることは多かったと思いますが、その中身についてはあえて触れず、そっとしておいてあげようと思います。
- 井上数樹
- 2024年 10月04日 08時06分
[良い点]
最後まで読ませていただきました。
イスラとカナンの2人旅がいつのまにかたくさんの人を巻き込んだ壮大な旅になってとてもワクワクしました。読んでて気づいたら朝になってるというくらい集中して読んでしまいました。2人の後日談もまたみてみたいです。
最後まで読ませていただきました。
イスラとカナンの2人旅がいつのまにかたくさんの人を巻き込んだ壮大な旅になってとてもワクワクしました。読んでて気づいたら朝になってるというくらい集中して読んでしまいました。2人の後日談もまたみてみたいです。
- 投稿者: フレイザー
- 2024年 05月12日 23時25分
フレイザー様
最後までお読みいただきありがとうございます!
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
夜を通して二人の旅路に付き合っていただけたのは、ある意味本作の一番正しい読み方かもしれません(笑
後日談については、私もつらつら考えてしまいます。
まだ書くかは分かりませんが、二人の時代から数百年後に、カナンだけがなぜか復活して、教団の権力者をシバいて回る話とか面白そうだなー、などと妄想してます。
本作のような長い作品に、最後までお付き合いいただきありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございます!
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
夜を通して二人の旅路に付き合っていただけたのは、ある意味本作の一番正しい読み方かもしれません(笑
後日談については、私もつらつら考えてしまいます。
まだ書くかは分かりませんが、二人の時代から数百年後に、カナンだけがなぜか復活して、教団の権力者をシバいて回る話とか面白そうだなー、などと妄想してます。
本作のような長い作品に、最後までお付き合いいただきありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
- 井上数樹
- 2024年 05月15日 08時08分
[良い点]
第二部を拝読しました。
今回は煌都の人間ではなく闇渡りとの闘いを通して、イスラにフォーカスして描かれていましたが、サウルというキャラクターの読み味が非常に独特で、気に入っています。
人格や得物の能力まで小物感が凄く、戦闘力自体も高いとはいえオーディスなら勝てる程度(ギデオンならまともにやれば相手にならないでしょう)。にも関わらず、最後まで存在感を強く保ち続け、イスラの心にも影を残した。本質は小物だけれど、やったことと存在感は大物級。
正直言って、途中までサウルが小物にしか見えず、『第一部のように面白くなるのだろうか』と不安に思う事もありましたが、終わってみれば何の問題もありませんでした。こういった形でキャラクターを只の舞台装置ではなく、強みと弱みのある『人間』として書けるところが、作家としての井上さんの武器の一つだと思いました。
あと、《梟の爪》が個人的にかなりツボでした。ワイヤー系のトリッキーな武器が好きなので(クロスボーンガンダムのスクリュー・ウェッブとか)
物語としても、イスラがカナンに見初められなければどう生きていたのかを示し、サウルを打ち倒す事で『そうでない未来』を掴み取ったかというラインが面白かったです。『明星』を奪われ、取り返して打倒、という流れからもこれからのイスラを象徴しているように感じられて、『明星』というのは改めていい名前だな、と思いました。
後はイスラとカナンが終盤でようやく……!! 想いを通じ合わせる事が出来て、良かったです。後から初恋をした妹に先を越されるユディトは……うん。
それから、マスィルも結構好きです。激しい気性の割に案外聞き分けが良いところとか。ヴィルニクが死んで憎しみに囚われるところとかは見てて辛かったですが、後で自省出来て、ヴィルニクの意に反する生き方をせずに済みそうで良かったな、と。
[一言]
第二部も面白く読ませていただきました。また続きを読ませて頂きます。
第二部を拝読しました。
今回は煌都の人間ではなく闇渡りとの闘いを通して、イスラにフォーカスして描かれていましたが、サウルというキャラクターの読み味が非常に独特で、気に入っています。
人格や得物の能力まで小物感が凄く、戦闘力自体も高いとはいえオーディスなら勝てる程度(ギデオンならまともにやれば相手にならないでしょう)。にも関わらず、最後まで存在感を強く保ち続け、イスラの心にも影を残した。本質は小物だけれど、やったことと存在感は大物級。
正直言って、途中までサウルが小物にしか見えず、『第一部のように面白くなるのだろうか』と不安に思う事もありましたが、終わってみれば何の問題もありませんでした。こういった形でキャラクターを只の舞台装置ではなく、強みと弱みのある『人間』として書けるところが、作家としての井上さんの武器の一つだと思いました。
あと、《梟の爪》が個人的にかなりツボでした。ワイヤー系のトリッキーな武器が好きなので(クロスボーンガンダムのスクリュー・ウェッブとか)
物語としても、イスラがカナンに見初められなければどう生きていたのかを示し、サウルを打ち倒す事で『そうでない未来』を掴み取ったかというラインが面白かったです。『明星』を奪われ、取り返して打倒、という流れからもこれからのイスラを象徴しているように感じられて、『明星』というのは改めていい名前だな、と思いました。
後はイスラとカナンが終盤でようやく……!! 想いを通じ合わせる事が出来て、良かったです。後から初恋をした妹に先を越されるユディトは……うん。
それから、マスィルも結構好きです。激しい気性の割に案外聞き分けが良いところとか。ヴィルニクが死んで憎しみに囚われるところとかは見てて辛かったですが、後で自省出来て、ヴィルニクの意に反する生き方をせずに済みそうで良かったな、と。
[一言]
第二部も面白く読ませていただきました。また続きを読ませて頂きます。
遠藤様、引き続きお読みいただきありがとうございます。
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
第二部は第一部とかなり雰囲気が変わるので、楽しんでいただけるか不安だったので、こうしてご感想を頂けてとても嬉しいです。
サウルは、僕にとっても非常に思い出深いキャラの一人です。
人間の強さにはいくつもの種類があって、それがどんなベクトルで伸びているにせよ、長じれば人を惹きつけ得る力になることを教えられました。
また、サウルを書いていた時期から、物語の悪役というものについて色んなことを考えるようになった記憶があります。
作劇上、悪役ほど主役を引き立てるものはありません。だからこそ、そのキャラが持つ「強さ」の中身を考え、引き立てる必要があると学びました。
実は「明星」が奪われる展開は、当初考えていなかったのですが、主人公の専用装備がボスキャラに奪われる展開を閃いた時に、サウルならそれが可能だろうと自然に思い至り、書きました。まさにキャラが動いたパターンでした。
ヤンシュフ、というかワイヤー系の武器は、キャラの動きを考え易くて好みです。
それとクロスボーン繋がりでいくと、そもそもイスラたちが使っている伐剣の形状はちょい短めのビームザンバーをイメージしてました。長谷川先生は一番富野由悠季の思惑に近いガンダムを創作できる天才だと思います(熱弁
ラストでイスラとカナンが好意を認め合えて、書いてた当人もほっとしたことを覚えてます。ようやくかお前ら、と。
ユディトは……見守ってやってください。
次章からのラヴェンナ編では、そんなユディトとギデオンが再登場します。お楽しみ頂ければ幸いです。
重ねて、ありがとうございました。
返信が遅くなってしまい申し訳ございません。
第二部は第一部とかなり雰囲気が変わるので、楽しんでいただけるか不安だったので、こうしてご感想を頂けてとても嬉しいです。
サウルは、僕にとっても非常に思い出深いキャラの一人です。
人間の強さにはいくつもの種類があって、それがどんなベクトルで伸びているにせよ、長じれば人を惹きつけ得る力になることを教えられました。
また、サウルを書いていた時期から、物語の悪役というものについて色んなことを考えるようになった記憶があります。
作劇上、悪役ほど主役を引き立てるものはありません。だからこそ、そのキャラが持つ「強さ」の中身を考え、引き立てる必要があると学びました。
実は「明星」が奪われる展開は、当初考えていなかったのですが、主人公の専用装備がボスキャラに奪われる展開を閃いた時に、サウルならそれが可能だろうと自然に思い至り、書きました。まさにキャラが動いたパターンでした。
ヤンシュフ、というかワイヤー系の武器は、キャラの動きを考え易くて好みです。
それとクロスボーン繋がりでいくと、そもそもイスラたちが使っている伐剣の形状はちょい短めのビームザンバーをイメージしてました。長谷川先生は一番富野由悠季の思惑に近いガンダムを創作できる天才だと思います(熱弁
ラストでイスラとカナンが好意を認め合えて、書いてた当人もほっとしたことを覚えてます。ようやくかお前ら、と。
ユディトは……見守ってやってください。
次章からのラヴェンナ編では、そんなユディトとギデオンが再登場します。お楽しみ頂ければ幸いです。
重ねて、ありがとうございました。
- 井上数樹
- 2023年 12月13日 20時42分
[良い点]
第一部まで拝読させていただきました。
まず、小説としての魅せ方が上手いと思いました。文章表現の豊かさも勿論ですが、言葉で述べるだけでなく、描写として読者に感じ取らせるという工夫が見えました。
最初のイスラと店主のやり取りの時点で、明らかに不均衡な取引を平然と行っていたところで、闇渡りの煌都での立場を表していたのが、まさにそれです。
また、太陽が消えた世界で日焼けが美人の象徴となるなど、細かい部分まで世界観が作り込まれているのも素晴らしいです。太陽が無いのに『日焼け』というのが一度引っかかりましたが(『火焼け』では? と思ってました)、天火が太陽の代理としての存在だと考えれば、妥当でしたね。
また、これは本当にただ思っただけなのですが、この世界の人々は良く言えば『神をも恐れぬ』人が多いな、という印象でした。
現実でもゾロアスター教を筆頭に、宗教において火は神聖であると同時に恐ろしい(火炙りが最悪の刑罰となる背景など)ものとして扱われますが、この世界においては天火という代理太陽があるので、それを扱う継火手はまさに神に等しい存在でしょう。それに対して崇めると同時に、私欲の為に利用する対象としても見るのは、逞しいなと。まあ、その神様にとっくに捨てられている上にその力を行使する存在がいるとなれば、不敬とか言ってられないということでしょうか。
特に作中で分かりやすく行動にしたレヴィンは、悪役としても、煌都の人間の内面を読者に見せつける意味でも、良い役割を持ったキャラだったと思います。
キャラクターとしては、現実を知る被差別階級のイスラと温室育ちの特権階級のカナン、という主人公・ヒロインの対比構造が美しいですね。とはいっても、カナンだけでなくイスラにも成長の余地があり、カナンとのエデンを目指す旅の過程で、彼が何を得て、どう変わっていくのかが、今から楽しみです。
後は大坑窟でギデオンの強さがより明確になった時は、戦慄しました。かすり傷つけられただけでも大金星ぐらいの実力差があったのか、と。彼も完全無欠の人間でない、どころか間の抜けたところがあって、キャラクター一人一人を、生きた人間として書いているのがよく分かりました。十歳以上歳が離れているとはいえ、ユディトを完全に子供扱いしていることには……頑張れユディト、とため息を吐きましたね。
後はベイベルと、彼女との決着も印象的でした。黒い天火という化け物じみた力を持ったが故に、化け物にならずにはいられなかった。悲劇ではありますが、『狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり』という言葉があるように、周囲から見れば化け物そのもので、罪を重ね過ぎたが故に、是非もなく倒すべき敵となった。力でまともにぶつかったら勝ち目が無い彼女をどう封じるかという答えに、『制御を効かなくさせて自滅させる』というのも、戦術的な有効性は勿論、彼女もまた、完全でない存在、人間であるというカナンの言に説得力を持たせているようで、良い決着だったと思います。
あと個人的に、
「もう、良い! もうお前など要らぬ! ここで消す!!」
「そうやって、自分の求めるものしか見ないから!!」
ここのやり取りが富野節っぽくて好きだったり。
[気になる点]
描写済みでしたら申し訳ありませんが、太陽が消えた、ということで地球の公転周期(そもそも公転している?)なども変わると思うのですが、この点で季節や暦に関して、この世界ではどうなっているのだろうか、と気になりました。
[一言]
書きたい事が多すぎて随分長々と書いてしまいましたが、言いたかったのは、ここまでだけでも非常に楽しませて頂きました、という事です。
第二部以降も読ませて頂きます。一部最後で、自身が姉のような恋心を抱いたことで、カナンがどうなるか。楽しみです。
第一部まで拝読させていただきました。
まず、小説としての魅せ方が上手いと思いました。文章表現の豊かさも勿論ですが、言葉で述べるだけでなく、描写として読者に感じ取らせるという工夫が見えました。
最初のイスラと店主のやり取りの時点で、明らかに不均衡な取引を平然と行っていたところで、闇渡りの煌都での立場を表していたのが、まさにそれです。
また、太陽が消えた世界で日焼けが美人の象徴となるなど、細かい部分まで世界観が作り込まれているのも素晴らしいです。太陽が無いのに『日焼け』というのが一度引っかかりましたが(『火焼け』では? と思ってました)、天火が太陽の代理としての存在だと考えれば、妥当でしたね。
また、これは本当にただ思っただけなのですが、この世界の人々は良く言えば『神をも恐れぬ』人が多いな、という印象でした。
現実でもゾロアスター教を筆頭に、宗教において火は神聖であると同時に恐ろしい(火炙りが最悪の刑罰となる背景など)ものとして扱われますが、この世界においては天火という代理太陽があるので、それを扱う継火手はまさに神に等しい存在でしょう。それに対して崇めると同時に、私欲の為に利用する対象としても見るのは、逞しいなと。まあ、その神様にとっくに捨てられている上にその力を行使する存在がいるとなれば、不敬とか言ってられないということでしょうか。
特に作中で分かりやすく行動にしたレヴィンは、悪役としても、煌都の人間の内面を読者に見せつける意味でも、良い役割を持ったキャラだったと思います。
キャラクターとしては、現実を知る被差別階級のイスラと温室育ちの特権階級のカナン、という主人公・ヒロインの対比構造が美しいですね。とはいっても、カナンだけでなくイスラにも成長の余地があり、カナンとのエデンを目指す旅の過程で、彼が何を得て、どう変わっていくのかが、今から楽しみです。
後は大坑窟でギデオンの強さがより明確になった時は、戦慄しました。かすり傷つけられただけでも大金星ぐらいの実力差があったのか、と。彼も完全無欠の人間でない、どころか間の抜けたところがあって、キャラクター一人一人を、生きた人間として書いているのがよく分かりました。十歳以上歳が離れているとはいえ、ユディトを完全に子供扱いしていることには……頑張れユディト、とため息を吐きましたね。
後はベイベルと、彼女との決着も印象的でした。黒い天火という化け物じみた力を持ったが故に、化け物にならずにはいられなかった。悲劇ではありますが、『狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり』という言葉があるように、周囲から見れば化け物そのもので、罪を重ね過ぎたが故に、是非もなく倒すべき敵となった。力でまともにぶつかったら勝ち目が無い彼女をどう封じるかという答えに、『制御を効かなくさせて自滅させる』というのも、戦術的な有効性は勿論、彼女もまた、完全でない存在、人間であるというカナンの言に説得力を持たせているようで、良い決着だったと思います。
あと個人的に、
「もう、良い! もうお前など要らぬ! ここで消す!!」
「そうやって、自分の求めるものしか見ないから!!」
ここのやり取りが富野節っぽくて好きだったり。
[気になる点]
描写済みでしたら申し訳ありませんが、太陽が消えた、ということで地球の公転周期(そもそも公転している?)なども変わると思うのですが、この点で季節や暦に関して、この世界ではどうなっているのだろうか、と気になりました。
[一言]
書きたい事が多すぎて随分長々と書いてしまいましたが、言いたかったのは、ここまでだけでも非常に楽しませて頂きました、という事です。
第二部以降も読ませて頂きます。一部最後で、自身が姉のような恋心を抱いたことで、カナンがどうなるか。楽しみです。
エピソード98
遠藤鶴 様
お読み頂きありがとうございます。これほどの長文コメントを頂いたのは久しぶりなので、感動してしまいました。また、細部までお読み頂き、嬉しさとともに指摘の鋭さにひやりとさせられてしまいました。
まず世界観の描写というか、風習や言葉遣い、関係性から背景を浮き立たせる方法については、我ながらよく思いついたと自負しております。ただ、肌の色の描写のようなものを、もっと増やすことが出来ていたら、より一層世界観に深みを与えられたかもしれません。それこそ、日焼けという言葉にもひと工夫入れる余地はあったと、今回気付かされて膝を打ちました。
また、継火手と普通の人々との距離感についても、非常に鋭く読んで頂きとても嬉しいです。
仰る通り、天火は神がもたらしたものであり、継火手も神聖な存在です。しかし、一方でとても魅力的な「人間」でもあります。
今後の展開において、半人半神ならぬ半人半聖という継火手の位置付けが重要になってきます。ぜひ続けてお読み頂ければと思います。
キャラクターについて、これは執筆当時から思っていましたが、ある程度書いてからはキャラが勝手に動いてくれている状態でした。
書き終わった今となっては、ユディトはお気に入りのキャラの一人です。脇役だからこそ濃いめの味付けができるキャラになりました。
逆にイスラとカナンは、超強烈とは言えないくらいの個性ですが、これだけの長編を書き切るにはむしろそれくらいでないと無理なのだと教えられました。脇役や敵役は要所要所で出る分、どこか短距離走者に似ています。逆に、イスラとカナンはとことん長距離走者でいてくれました。
富野節は……触発されまくっているのでご容赦ください(笑
公転周期等については、ぶっちゃけて言うと気付いていながら無視した箇所です。
一応理由づけはしたのですが、かなり後半に出てくる上、力技です。
ただ、一点だけ、あるキャラの特徴が世界観と絡めて大きな伏線(というか因果付け?)になっている所があります。よければ探してみてください。
かなり長い作品ですが、今もこうしてご意見、ご感想を頂けるのは嬉しい限りです。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
重ねて、ありがとうございました。
お読み頂きありがとうございます。これほどの長文コメントを頂いたのは久しぶりなので、感動してしまいました。また、細部までお読み頂き、嬉しさとともに指摘の鋭さにひやりとさせられてしまいました。
まず世界観の描写というか、風習や言葉遣い、関係性から背景を浮き立たせる方法については、我ながらよく思いついたと自負しております。ただ、肌の色の描写のようなものを、もっと増やすことが出来ていたら、より一層世界観に深みを与えられたかもしれません。それこそ、日焼けという言葉にもひと工夫入れる余地はあったと、今回気付かされて膝を打ちました。
また、継火手と普通の人々との距離感についても、非常に鋭く読んで頂きとても嬉しいです。
仰る通り、天火は神がもたらしたものであり、継火手も神聖な存在です。しかし、一方でとても魅力的な「人間」でもあります。
今後の展開において、半人半神ならぬ半人半聖という継火手の位置付けが重要になってきます。ぜひ続けてお読み頂ければと思います。
キャラクターについて、これは執筆当時から思っていましたが、ある程度書いてからはキャラが勝手に動いてくれている状態でした。
書き終わった今となっては、ユディトはお気に入りのキャラの一人です。脇役だからこそ濃いめの味付けができるキャラになりました。
逆にイスラとカナンは、超強烈とは言えないくらいの個性ですが、これだけの長編を書き切るにはむしろそれくらいでないと無理なのだと教えられました。脇役や敵役は要所要所で出る分、どこか短距離走者に似ています。逆に、イスラとカナンはとことん長距離走者でいてくれました。
富野節は……触発されまくっているのでご容赦ください(笑
公転周期等については、ぶっちゃけて言うと気付いていながら無視した箇所です。
一応理由づけはしたのですが、かなり後半に出てくる上、力技です。
ただ、一点だけ、あるキャラの特徴が世界観と絡めて大きな伏線(というか因果付け?)になっている所があります。よければ探してみてください。
かなり長い作品ですが、今もこうしてご意見、ご感想を頂けるのは嬉しい限りです。
引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
重ねて、ありがとうございました。
- 井上数樹
- 2023年 11月20日 18時59分
[気になる点]
首切った隙に、体切り刻んでれば良くない?
首切った隙に、体切り刻んでれば良くない?
エピソード94
[良い点]
仕事をサボりつつ1週間ほどで読み終えました。
ただ面白い、とか素晴らしいとか言うのが戸惑われるほどに深みのある美しいお話でした……
登場人物も皆、厳しい現実を強く生き、そしてこんな感想を言うとサウルなどは嘲笑するでしょうが、亡くなった方たちの死に向かう姿もまた美しいものでした。
正直、小説の人物が死ぬ時は大半の作品ではその死の影に作者の意図を大小あれど感じてしまうのですが、この作品では一人一人が自分の為すべきを為し、生の終着点として死んでいったように思えます。もちろん、彼らは死ぬつもりはなかっただろうし、まだ生きてやろうと思ってはいたのでしょうが、そうやって生き抜いていたからこその神様(作者様)に操られない死に様だったのではないか、そう感じられるほどの作品でした。
また、同時に矛盾するようですが、彼ら一人一人の生と死が、カナンとイスラに意味のあるもので、それらがなければこの最期には辿り着けなかったこともわかります。
口から溢れ出して決壊しそうな感想を何とか抑え込んで書いたので、支離滅裂になっていないか心配だし、逆にこれ以上何書けば良いのかよくわからなくなってきたのですが、とにかく私の人生に彩りを与えてくださりありがとうございます。
私は乱読化なんですけど、本当に気に入った作品はひたすら読み返すタイプなので、たぶんこの先少なくとも10回は読み返すと思います。本当にありがとうございます。
仕事をサボりつつ1週間ほどで読み終えました。
ただ面白い、とか素晴らしいとか言うのが戸惑われるほどに深みのある美しいお話でした……
登場人物も皆、厳しい現実を強く生き、そしてこんな感想を言うとサウルなどは嘲笑するでしょうが、亡くなった方たちの死に向かう姿もまた美しいものでした。
正直、小説の人物が死ぬ時は大半の作品ではその死の影に作者の意図を大小あれど感じてしまうのですが、この作品では一人一人が自分の為すべきを為し、生の終着点として死んでいったように思えます。もちろん、彼らは死ぬつもりはなかっただろうし、まだ生きてやろうと思ってはいたのでしょうが、そうやって生き抜いていたからこその神様(作者様)に操られない死に様だったのではないか、そう感じられるほどの作品でした。
また、同時に矛盾するようですが、彼ら一人一人の生と死が、カナンとイスラに意味のあるもので、それらがなければこの最期には辿り着けなかったこともわかります。
口から溢れ出して決壊しそうな感想を何とか抑え込んで書いたので、支離滅裂になっていないか心配だし、逆にこれ以上何書けば良いのかよくわからなくなってきたのですが、とにかく私の人生に彩りを与えてくださりありがとうございます。
私は乱読化なんですけど、本当に気に入った作品はひたすら読み返すタイプなので、たぶんこの先少なくとも10回は読み返すと思います。本当にありがとうございます。
ねこね様、コメントありがとうございます! 嬉しいお言葉の数々、本当に励みになります。
登場人物たちの生と死についてですが、私自身、自画自賛ではあるもののなかなか上手く書けたと思っています。と言うよりも、キャラクターたちが自然と作者の手から離れていってくれたと言うべきでしょうか。
『イスラ』を書いていた期間、何度もキャラクターたちと対話(のようなもの)をしたことを憶えています。「あなたはどういう人ですか」「あなたの幸せは何ですか」「譲れないものは何ですか」……といった調子です。
一人遊びめいていて、側から見ると危ない人と映るかもしれませんが、私はキャラクターが対話可能な状態まで成長してくれるのが、創作をしていて一番手応えを感じる時なのです。「いいや、俺はこっち行くぞ!!」となった場合、なるべくそのキャラの望む方向へ舞台を持っていったように思います。
それが可能であったのも、通常の小説と異なり、新聞小説のような連載形式であったのが大きいかと思います。一話一話が小さく区切られている分、主役の二人以外にメインとなる回を割り振り易かったのですね。これは『なろう』でなければ学べなかった技術でした。
対話の話に戻りますが、主役であるイスラとカナンの到達点は、第244節/足跡まで決まっていませんでした。
後書きにも書いたかもしれませんが、二人にはもっと完全なハッピーエンドを与えることも出来ました。ですが、世界を変えてしまった以上、生き続ける限りその責任も負わなければならないとカナンは考えるでしょう。そしてイスラは、そんな彼女を支え続けていくと誓っているので、あれ以外の終わり方はあり得ませんでした。ですので、やはりこの作品の終わり方は、私ではなくあの二人が決めてくれたのだと思います。
長々と自分語りをしてしまい申し訳ありません。しかし、完結から半年以上経って、また新たに最後まで読んで下さった読者がいると思うと、ことの他嬉しいものです。
重ねて、ありがとうございました。
登場人物たちの生と死についてですが、私自身、自画自賛ではあるもののなかなか上手く書けたと思っています。と言うよりも、キャラクターたちが自然と作者の手から離れていってくれたと言うべきでしょうか。
『イスラ』を書いていた期間、何度もキャラクターたちと対話(のようなもの)をしたことを憶えています。「あなたはどういう人ですか」「あなたの幸せは何ですか」「譲れないものは何ですか」……といった調子です。
一人遊びめいていて、側から見ると危ない人と映るかもしれませんが、私はキャラクターが対話可能な状態まで成長してくれるのが、創作をしていて一番手応えを感じる時なのです。「いいや、俺はこっち行くぞ!!」となった場合、なるべくそのキャラの望む方向へ舞台を持っていったように思います。
それが可能であったのも、通常の小説と異なり、新聞小説のような連載形式であったのが大きいかと思います。一話一話が小さく区切られている分、主役の二人以外にメインとなる回を割り振り易かったのですね。これは『なろう』でなければ学べなかった技術でした。
対話の話に戻りますが、主役であるイスラとカナンの到達点は、第244節/足跡まで決まっていませんでした。
後書きにも書いたかもしれませんが、二人にはもっと完全なハッピーエンドを与えることも出来ました。ですが、世界を変えてしまった以上、生き続ける限りその責任も負わなければならないとカナンは考えるでしょう。そしてイスラは、そんな彼女を支え続けていくと誓っているので、あれ以外の終わり方はあり得ませんでした。ですので、やはりこの作品の終わり方は、私ではなくあの二人が決めてくれたのだと思います。
長々と自分語りをしてしまい申し訳ありません。しかし、完結から半年以上経って、また新たに最後まで読んで下さった読者がいると思うと、ことの他嬉しいものです。
重ねて、ありがとうございました。
- 井上数樹
- 2022年 07月15日 00時52分
[良い点]
読んでいる途中なのですが、ひたすらにイスラがカッコ良すぎました。思わず最後に書こうと思っていた感想を書いてしまいました。読み終わったらまた書きます!
読んでいる途中なのですが、ひたすらにイスラがカッコ良すぎました。思わず最後に書こうと思っていた感想を書いてしまいました。読み終わったらまた書きます!
ゆきや紺子様、コメントありがとうございます! 遅くなってしまい申し訳ありません……。
イスラ、我ながら格好良い主人公だったと思います。というよりも、「格好いいって何だろう?」「昔の作品の格好良さと、今の作品の格好良さってどっちが良いの?」等々、格好良いとは何かを問いながら書いていた記憶があります。
例えば『鬼滅の刃』の炭治郎くんなんかは、昔はいなかったタイプの主人公だと思います。そんな作品がブレイクした理由や、逆に今は通用しないタイプの格好良さを比較したり検討したりしながら、イスラにどういう行動を採らせようか考えていました。
もちろん究極的には「個々人の好み」に行き着くのですが、読者が書き手の好みをどう受け取るかということも、常に考えておくべきだと思うのです。
ポリティカル・コレクトネスという言葉が一般化して久しいですが、そういう観点も常に考えていました。例えば現在放送されている『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の副主人公ポップも、30年前の漫画版と比べて大幅にセクハラ描写が削られているそうです。
書き手としてはある種の制約ではあるのですが、その制約と、自分が書きたい「格好良さ」を妥協することなく表現できる方法……難しい話ではあるのですが、やっぱり考えるのは楽しかったです。
すみません、なんだか冗長な返信になってしまい恐縮です。
重ねて、お読み頂きありがとうございます。
イスラ、我ながら格好良い主人公だったと思います。というよりも、「格好いいって何だろう?」「昔の作品の格好良さと、今の作品の格好良さってどっちが良いの?」等々、格好良いとは何かを問いながら書いていた記憶があります。
例えば『鬼滅の刃』の炭治郎くんなんかは、昔はいなかったタイプの主人公だと思います。そんな作品がブレイクした理由や、逆に今は通用しないタイプの格好良さを比較したり検討したりしながら、イスラにどういう行動を採らせようか考えていました。
もちろん究極的には「個々人の好み」に行き着くのですが、読者が書き手の好みをどう受け取るかということも、常に考えておくべきだと思うのです。
ポリティカル・コレクトネスという言葉が一般化して久しいですが、そういう観点も常に考えていました。例えば現在放送されている『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の副主人公ポップも、30年前の漫画版と比べて大幅にセクハラ描写が削られているそうです。
書き手としてはある種の制約ではあるのですが、その制約と、自分が書きたい「格好良さ」を妥協することなく表現できる方法……難しい話ではあるのですが、やっぱり考えるのは楽しかったです。
すみません、なんだか冗長な返信になってしまい恐縮です。
重ねて、お読み頂きありがとうございます。
- 井上数樹
- 2022年 02月09日 17時08分
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