感想一覧

[良い点]
設定は興味が惹かれる
[気になる点]
登場人物の行動に思慮を感じない
[一言]

あらすじを読んで設定が面白そうだと感じたため読み進めていたのですが……
率直に言って登場人物に脳内お花畑が目立つな、と。

別に完璧超人が読みたいと言っているわけではなく、欠点が無い人間はいないし、その欠点を克服したり補う過程は物語の魅力になり得る要素だと思うのですが、今回指摘しているのは登場人物達の安直すぎる行動についてです。

他の方も仰っていますが、商人の娘が公爵令嬢にイジメの件。
現代風に置き換えるなら、取引相手の中でも影響力の大きい大企業で、そこの経営者一族の子どもは親の命を助けてくれた大恩人。
ケント視点に立てば公私ともに重要な存在である大企業様が大事にしている令嬢に、妹が嫌がらせをしていたなんて知ったら普通は真っ青になって取り乱してもおかしくないと思うんですよね。
理由を聞くと「大好きな兄に近づくなんて気に食わない」「常に男を側に置いてるなんて不潔」という稚拙な、正味馬鹿げた理由。
ケントは「大事な取引相手さん家の娘に何してくれとんじゃこのボケェェェェ！店潰す気か！！」と妹にブチ切れてもおかしくないと……思うのですよ。
すぐさま出向いて妹の頭を地面に押し付けつつ平身低頭で謝罪して土下座して、ケントの父親も真っ青になって親子でさらに謝罪するくらいしてもいいはずなのに、実際に妹に言ったのは一緒に謝りに行こうでも謝罪してこいでもなく、「反省してくれたまえ」ですから。
読者としては、「イヤうん世間一般の正義に当てはめるならそうなんだけど、それだけで終わる話じゃないよね？この世界の設定なら」とモヤモヤしてしまうんですよ。
主人公やその実家の家族が人格者だとしても、話を聞いた他の貴族や商売敵から鬼の首を取ったようにねじ曲がった噂を言いふらされて閉店まで追い込まれてもおかしくないのに、ケントからはそういった危機感がまるで感じられない。
実は感じていたのだとしても、言動や描写からは読み取れない。身内が貴族に喧嘩売ってるのにこの対応。いち社会人として、コイツは本当に経営者として店を大きくしたいのかなと疑ってしまいました。

教師も教師で療養を終えたか弱い少女を唆して、実力折り紙つきの主人公に歯が立たないだろうと分かっていてけしかけるとか正気かと思いました。
教師の役目は生徒の成長の手助け、生徒の仲間意識を育てるという考えはわかりますが、それは「生徒の安全を守る」という当たり前の前提あってこそじゃないですか？
長期の療養が必要なくらい体調が思わしくなかった少女に、拳で語り合えと言わんばかりの脳筋な対応を教師自らがしていて半笑いになりました。いくら元気になってきたからといって、授業でトーナメントが行われるからといって、わざわざ「直接戦うんだ」と争いを推奨しちゃダメでしょう。結果そういう運びにならざる得なかったとしても。
ただでさえ入学試験で殺人にまで発展しそうなアクシデントがあったばかりなのに。

あと主人公もクラスでケントの妹の罪を暴く際、猫妖精のことは微塵も考えなかったんですかね。猫妖精がどういう扱いを受けているかはわかりませんが、「お前の使い魔に聞いた」と言えば「余計なことしやがって！」となった主人に酷いめに合わされるのではと少しくらい考えそうなものなんですが、そういった躊躇は全く無く、クラスメイトみんなの前での「あなたの使い魔に聞きましたけどあなたが犯人ですわね！」な展開にオイ、ド直球過ぎだろと笑ってしまいました。

まだ明かしていませんがこれはこういう設定で、こういう世界で、こういう展開があるんですと言われてしまえばそれまでですが、とりあえず現段階の感想として。

[一言]
抱き寄せたときに隣のリアンはくやしいと思ったのだろうか？(たぶん口には出せず顔に出たんじゃないかと)ミーチャはこの時どう思ったのか知りたい(たぶん頭の中は友達が安心したのとお花畑かと)
男女が抱き合う姿って周りから見れば羨ましいとか嫉妬とか様々な感情が出ると思いますよ？
それを出さないってことは…今後書かれるんですね！

[良い点]
嫌がらせ程度で動じない主人公の安定感が頼もしいです
[気になる点]
大恩ある公爵家の令嬢に仇をなしたと社交界に噂が流れれば、商会から客が離れそうですが
ケントは随分やんわりとしか怒らないんですね
[一言]
一介の商家の娘が公爵家令嬢に対してする事でも、親の命を救ってくれた相手に対して取る態度でも無いですね～
誘拐事件の顛末は公になってないかもですが、世間から見える範囲でも公爵家は商会の信用が揺らいで苦しい時期も変わらず取引して支えてくれた（多分そうですよね）有難い上客でしょう
サーナにはその辺りを告げて失礼のないよう念押ししなくてはいけなかった筈です
ケントは妹に甘すぎる上に主人公にも甘えてるように見えます
本来なら父親に報告して２人で土下座するのが筋かと…サーナの主張する不潔で不健全という評価を否定する意味でもです、実はそう思ってるなら別ですが

[一言]
最初の方から読んでいて、主人公は頑張り屋で好感が持てます。
嫉妬や意地悪なんかも、思春期の少女らしい反応な訳なので。
ただ、自分は変わらなければという心構えは大切ですが、必要以上に
反省して、王子達を持ち上げる行為にこそ反感を持ちました。
食事の件も、王子達や花乙女達の行為はありがた迷惑です。そこまで
大事にするのなら、さっさと全員気にせず食べてくれた方が待たせた
側としては助かるだろうし。
そういう意味では、王子やエリミヤは偽善者なのかなと疑問に持ちます。
主人公への気遣いよりも、自分が周囲にどうみられるかアピールする事
を無意識(ここ重要)に優先するタイプかと。

このお話を読んでいる人は、基本的に主人公が好きだと思います。
（じゃないと読まないかと）
必要以上に主人公を反省させて、王子やエリミヤをヨイショされると、
主人公スキーとしては不快に感じます。なぜなら振った相手だから。
成長物語は好きですが、だからといって主人公を振った相手に媚びは
売って欲しくないです。
できれば、主人公にも悪いとこはあったけれど、王子やエリミヤにも
悪いところがあったと、一方的に過去の頑張り屋の主人公だけが悪い
と否定して欲しくないのが主人公スキーの願いです。

基本的に主人公が一番好きな読者のひとつの意見なので、無視して構
いません。これからの主人公の成長を願います。

[一言]
サーナリアに対して無事指導が出来たように考えられていますが、
現状だと対話による解決を放棄して、暴力による排除を助長させただけなわけで、
彼女の精神の問題は何一つ改善されてないですよね？

レティシアが負ければクラス内の人間関係が劣悪になり、彼女の性格も更に悪化するでしょうに、
解決可能な問題を更に炎上させる教師の行動が、軽率に感じます。

[良い点]
乙女ゲームの悪役令嬢からヒロインポジションに変わっていきそうな流れになっていますね。

テンプレシチュエーションが起こってもそれをへし折っていって、テンプレじゃないどういう落とし処に行くのか楽しみです。
[気になる点]
王子とか絶対的な威光、人気があるポジションの人がいないようなのに、入学からわずか１週間で嫌がらせが起こるというので、不自然に思っていて、その起因となるならパートナーを申し込んだウォルグ関連だろうと思っていました。


でも、ケントの妹だったのが意外というよりも、不自然に感じました。
２年もお世話になった家の家族構成を全く知らないというのも不自然ですし、同じクラスになってお互いの名前くらいは一通り知っていて、サーナリア・ミンクレール　という名前を聞いていて、親類縁者かどうかくらいは、確認していなかったということは不自然に思いました。

まだウォルグの妹だったということのほうが筋道建てとして収まるように思いました。
[一言]
乙女ゲームのヒロインとしたなら、攻略対象が一癖も二癖もあるようなのばかりですね。ケントが唯一まともな様に見えます。


ある意味ウォルグのハーフエルフの設定が一番危ない奴のように見えました。（昔読んだ漫画で鬼は本来穏やかな性質で人とのハーフが人の欲望に引きずられ、傍若無人に振舞ったというのを思い出しました）

[一言]
試験で知り合った人が全員集合しているとは……意図的に仕組んだものとしか思えない。
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寮もクラス分けもすべて入学試験順に区切られていたなら、不自然でもなんでもなかったかも。

[一言]
花乙女に選ばれたマリアンヌはレティシアを抜いて3人目と主人公は言っていますが、親の大人の事情で勝手に参加させているんじゃないかな〜と考えてみたり…参加させていないと損でしょ！

マリアンヌがお店の常連さんになったらパーティに誘われてあの王子にばったりってところまで妄想しすぎました

[良い点]
レティシアはマリアンヌの歴史を変えちゃった。

レティシアがあった時にはマリアンヌが可愛いデザインを纏っていたのが、レティシアが可愛いデザインを纏うように仕向けた事になり、事情が変わってきそうですね。

なんかバタフライ効果が出てくるのかな？

[一言]
返信有難うございます。でも、地の文でもケントさんになってますよ。