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[良い点]
いい展開、当然の展開ですね。
続きが気になり、とても面白いです。
[気になる点]
>一万弱といったところだと思われます。
多すぎるのではないでしょうか?
ロクオンの人口が4万の伯爵領として、二つの伯爵領合わせて1万弱の戦力とした場合、『ロクオン男子の半数』もの『遠征できる』大戦力を両隣の伯爵領が持っていることになります。
つまり、両隣の伯爵が手を組んでその気になればロクオン領を何の苦もなく滅ぼせるほどの人口を誇るという事になります。
[一言]
最大動員可能戦力と、中世ヨーロッパで常備可能戦力の差の話をします。
中世ヨーロッパで常備できる戦力の限界はおおむね1%程度とされています。
騎士一人につき小姓や従者、盾持ちなど、種別は各種ありますが数名が付き従った小隊を「ランス」といって、戦闘の最小単位としてあつかいます。
ですので、騎士の人口比はせいぜい0.2%とかって数字になります。
※限界を超えて常備しようとすれば財政が破たんします。
※※限界まで常備している場合、農民の負担もまた「限界」までされていることを意味し、経済発展は望めないほど重い税ということになります。
さらに、最低限統治に残さなければならない割合やいざという事態に備えて残しておかなければならない戦力などもあるので、全軍を一戦場に「遠征」させるのは無理だったりします。
伯爵領単位だと半分がいいとこでしょうかね?
それで1万の遠征軍だと、人口が200万を超えるという計算になります。簡単にロクオンをひねりつぶせますね。
では常備でない戦力は?
遠征できる戦力というからには、戦えなければなりません。
戦場に連れて行く途中でへばって置いてきぼりにするしかないような連中や、隊伍も組めずに烏合の衆で、威嚇の雄たけび一つで逃げ出しかねない連中は戦力と言えません。
また、常時の生産の主力といえる成年男子を全部戦力として徴収していたら国家財政が破たんします。
スパルタだと、一人の成年男子を戦えるようにするために実に5人もの奴隷が必要だったとか。
国民皆兵とかいう場合でも、
女は除外(半分)
老人子供は除外(三分の一)
平均より体格のいいもの(半分)
で、12人に一人を徴収できればいいほうです。
また、常備兵ではなく、緊急時のみのようなシステムの場合、当然ながら食事や武装は自弁(自分で用意する)が基本ですので、ごく短期間しか戦力にできません。
三日連続を超すとか、農繁期に呼ぼうとすると大幅な士気の低下や逃亡を招きます。
また、自分の家から半日を超えた場所へ戦いに赴くことは義務にされていない、といった契約がされていることもあったようです。日帰りの距離まで、ですね。
防衛戦の場合、領主が騎士団を招集し、また戦時動員をかけた「有力」農民がクワやフレイル(つまり農具)持参で駆けつけて、なんとか千を超える戦力をかき集めて籠城やら狭隘地で迎撃とか、といった話になります。
ちなみに、ドイツの中世当時(当時は神聖ローマ帝国)の人口が900万ほどでしたので常備戦力は9万ほど。
一か所に集中して出せる戦力は通常で数千単位がせいぜい、一万を超えるとなると歴史に残るような大きな戦いとなります。
大戦力を集めるとなると、農民兵は多数集めることが難しくなっていますので、
各伯爵領などで保有する「遠征できる」常備戦力を集めるしかないからですね。
※戦力が多くないからこそ、少数の精鋭(数個の冒険者チームや数個ランスの戦力で、戦局に影響を与えるほどの大活躍を演出できやすい、英雄譚が生まれやすいです。
これが中世ヨーロッパを舞台にするメリットの一つとなります。
南部のほうが主力とされる国で1万もの遠征軍を編成できるとなると、公爵領が二つ?としても過大なほどだと思います。
そういうわけで、実戦力をせいぜい二千か三千程度に下げ、しかも傭兵の割合がかなりをしめる(割合はあえて書かない)とかにしたほうがいいかな、と思います。
人口2万に満たない領地に3千の敵兵だと、「戦える男子1500」を倍する大戦力となり、「質でも圧倒的に負ける」ので戦闘にならず蹂躙されるだけとなります。
また、ニューカトラ獣人王国の「戦力」が6000となると、全戦力をまとめて出せないと質的に蹂躙されかねないほどとなります。
屯田兵なんかや戦闘訓練をまともにしていない人達ですからね。手際よくすべての戦力をかき集めるってのはものすごく難しいことですから。
敵が3000程度でもかなり緊張感のある戦闘は描写可能だと思いますよ。
いい展開、当然の展開ですね。
続きが気になり、とても面白いです。
[気になる点]
>一万弱といったところだと思われます。
多すぎるのではないでしょうか?
ロクオンの人口が4万の伯爵領として、二つの伯爵領合わせて1万弱の戦力とした場合、『ロクオン男子の半数』もの『遠征できる』大戦力を両隣の伯爵領が持っていることになります。
つまり、両隣の伯爵が手を組んでその気になればロクオン領を何の苦もなく滅ぼせるほどの人口を誇るという事になります。
[一言]
最大動員可能戦力と、中世ヨーロッパで常備可能戦力の差の話をします。
中世ヨーロッパで常備できる戦力の限界はおおむね1%程度とされています。
騎士一人につき小姓や従者、盾持ちなど、種別は各種ありますが数名が付き従った小隊を「ランス」といって、戦闘の最小単位としてあつかいます。
ですので、騎士の人口比はせいぜい0.2%とかって数字になります。
※限界を超えて常備しようとすれば財政が破たんします。
※※限界まで常備している場合、農民の負担もまた「限界」までされていることを意味し、経済発展は望めないほど重い税ということになります。
さらに、最低限統治に残さなければならない割合やいざという事態に備えて残しておかなければならない戦力などもあるので、全軍を一戦場に「遠征」させるのは無理だったりします。
伯爵領単位だと半分がいいとこでしょうかね?
それで1万の遠征軍だと、人口が200万を超えるという計算になります。簡単にロクオンをひねりつぶせますね。
では常備でない戦力は?
遠征できる戦力というからには、戦えなければなりません。
戦場に連れて行く途中でへばって置いてきぼりにするしかないような連中や、隊伍も組めずに烏合の衆で、威嚇の雄たけび一つで逃げ出しかねない連中は戦力と言えません。
また、常時の生産の主力といえる成年男子を全部戦力として徴収していたら国家財政が破たんします。
スパルタだと、一人の成年男子を戦えるようにするために実に5人もの奴隷が必要だったとか。
国民皆兵とかいう場合でも、
女は除外(半分)
老人子供は除外(三分の一)
平均より体格のいいもの(半分)
で、12人に一人を徴収できればいいほうです。
また、常備兵ではなく、緊急時のみのようなシステムの場合、当然ながら食事や武装は自弁(自分で用意する)が基本ですので、ごく短期間しか戦力にできません。
三日連続を超すとか、農繁期に呼ぼうとすると大幅な士気の低下や逃亡を招きます。
また、自分の家から半日を超えた場所へ戦いに赴くことは義務にされていない、といった契約がされていることもあったようです。日帰りの距離まで、ですね。
防衛戦の場合、領主が騎士団を招集し、また戦時動員をかけた「有力」農民がクワやフレイル(つまり農具)持参で駆けつけて、なんとか千を超える戦力をかき集めて籠城やら狭隘地で迎撃とか、といった話になります。
ちなみに、ドイツの中世当時(当時は神聖ローマ帝国)の人口が900万ほどでしたので常備戦力は9万ほど。
一か所に集中して出せる戦力は通常で数千単位がせいぜい、一万を超えるとなると歴史に残るような大きな戦いとなります。
大戦力を集めるとなると、農民兵は多数集めることが難しくなっていますので、
各伯爵領などで保有する「遠征できる」常備戦力を集めるしかないからですね。
※戦力が多くないからこそ、少数の精鋭(数個の冒険者チームや数個ランスの戦力で、戦局に影響を与えるほどの大活躍を演出できやすい、英雄譚が生まれやすいです。
これが中世ヨーロッパを舞台にするメリットの一つとなります。
南部のほうが主力とされる国で1万もの遠征軍を編成できるとなると、公爵領が二つ?としても過大なほどだと思います。
そういうわけで、実戦力をせいぜい二千か三千程度に下げ、しかも傭兵の割合がかなりをしめる(割合はあえて書かない)とかにしたほうがいいかな、と思います。
人口2万に満たない領地に3千の敵兵だと、「戦える男子1500」を倍する大戦力となり、「質でも圧倒的に負ける」ので戦闘にならず蹂躙されるだけとなります。
また、ニューカトラ獣人王国の「戦力」が6000となると、全戦力をまとめて出せないと質的に蹂躙されかねないほどとなります。
屯田兵なんかや戦闘訓練をまともにしていない人達ですからね。手際よくすべての戦力をかき集めるってのはものすごく難しいことですから。
敵が3000程度でもかなり緊張感のある戦闘は描写可能だと思いますよ。
[一言]
やっぱそうきたか・・・
やっぱそうきたか・・・
こういう展開になりましたw
- 森田季節
- 2016年 09月12日 00時19分
[一言]
これラフィエット王国は下手打ったんじゃないですかね。
人口流出はまだまだ続きそうだし、しかもその亡命者が天然の防壁だった国境の砂漠に入植して隣国との距離が一気に近づくわで、新たな火種になりそうですね。
そういうリスクを度外視してもウノーシス信仰は受け入れがたかったんだろうか。
これラフィエット王国は下手打ったんじゃないですかね。
人口流出はまだまだ続きそうだし、しかもその亡命者が天然の防壁だった国境の砂漠に入植して隣国との距離が一気に近づくわで、新たな火種になりそうですね。
そういうリスクを度外視してもウノーシス信仰は受け入れがたかったんだろうか。
[一言]
#41
誤、家も組み立て式ものをばらして、
正、家も組み立て式のものをばらして、
#41
誤、家も組み立て式ものをばらして、
正、家も組み立て式のものをばらして、
- 投稿者: Tony_Lewis
- 23歳~29歳 男性
- 2016年 09月03日 20時33分
修正しました! ありがとうございます!
- 森田季節
- 2016年 09月05日 10時40分
[一言]
もしかして誤字?
「39 砂漠に入植」
砂鹿なかった沙漠
↓
砂しかなかった沙漠
それをほかを人が見てげらげら笑ったりして、
↓
それをほかの人が見てげらげら笑ったりして、
「40 サティーエ建設」
沙漠ほど完膚なきまで野砂地でなければ、
↓
沙漠ほど完膚なきまでの砂地でなければ、
もしかして誤字?
「39 砂漠に入植」
砂鹿なかった沙漠
↓
砂しかなかった沙漠
それをほかを人が見てげらげら笑ったりして、
↓
それをほかの人が見てげらげら笑ったりして、
「40 サティーエ建設」
沙漠ほど完膚なきまで野砂地でなければ、
↓
沙漠ほど完膚なきまでの砂地でなければ、
修正いたしました! ありがとうございます!
- 森田季節
- 2016年 09月05日 10時39分
[一言]
お隣の領は、ざまあといったところで。
お隣の領は、ざまあといったところで。
もうひともんちゃくありそうです。
- 森田季節
- 2016年 09月05日 10時40分
[一言]
ウサギが一段落ついたので、次は騙すのが趣味の狸親父ですかね?
こう書くと詐欺師に信仰されてそうですけど、イメージ的に北欧神話のロキみたいな神様。
ウサギが一段落ついたので、次は騙すのが趣味の狸親父ですかね?
こう書くと詐欺師に信仰されてそうですけど、イメージ的に北欧神話のロキみたいな神様。
セルロトがちょっとロキっぽいイメージで作ったんですよね・・・。ちょっと考えます。ちなみにウサギ編もうちょっと続きます!
- 森田季節
- 2016年 09月05日 10時40分
[一言]
人生?神生では(笑)
人生?神生では(笑)
まあ、そこは慣用語ということでw
- 森田季節
- 2016年 09月05日 10時41分
[一言]
屯田兵の大将みたいな神様だな…
屯田兵の大将みたいな神様だな…
そんなに間違ってないです(笑)
- 森田季節
- 2016年 09月05日 10時41分
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