感想一覧

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[良い点]
面白く読ませていただきました。個人的なハイライトは、虫が苦手だという男に、直感的?に嫌いだと思うシーンです。理由がない感じがはっとしました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 09月03日 09時32分
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感想ありがとうございます。

このシーンは、自由研究で扱うくらい「わたし」にとっては興味があるものを、口では、その研究は「面白い」と褒めておきながら、返す刀で、「わたし」自身ではなく「姉」に対して、実は苦手だと言う、大人の姑息さ、うわべだけの対応、みたいなものを、幼く、それゆえに敏感な「わたし」の心が察して、「嫌い」だと思う、というシーンになっています。
  • 2016年 09月03日 10時26分
[一言]
港町を舞台に、子供から思春期に至る少女の心情と、四季の移ろいが美しく描けていました。古い小さな家と田舎の町の情景は、その狭量さも含めて少女の内面そのもののようで、繊細な筆致にうっとりしました。

姉に対する子供っぽい独占欲と、大人びた罪悪感、主人公の中にある二つの感情のバランスがとてもリアルで、心を打たれます。本当なら両親に甘えているのが普通な年頃ですものね……。私は年齢的にもお姉さんの方に感情移入してしまうのですが、妹の手を決して振り払わず、自分の幸せも諦めなかった彼女にはやはり喝采を送りたいです。

お姉さんの彼氏が主人公に「解放してあげなさい」と告げた意味。彼が主人公を、恋人の付属物ではなく一人の人間として扱ったということなのかなあと解釈しました。君は君、彼女は彼女、立ち位置を定めた上で家族になりましょうと。確かに少々不器用で冷たくも取れますが、不幸な子供として情けをかけてやる態度よりはよほど紳士的ですね。本当の肉親のようにはなれなくても、長い目で見るといい関係性が築けるんじゃないかと思えます。

8ミリフィルムで撮られた短編映画を観ているような気分になれました。とても面白かったです!
  • 投稿者: 橘 塔子
  • 女性
  • 2016年 08月29日 21時28分
拙作をお読み頂き、感想まで書いて頂き、ありがとうございます。

まず何より、塔子様の感想の文章の美しさに感動しました。
対して、自分の書いた感想文の拙さを思い出して、恥ずかしい限りです。
そして、頂いた感想文を読み、塔子様の作品の感想には書けなかったことですが、改めて思った事が1つあります。
それは、塔子様の文章が持つ、安定感です。
これは、実は、作品を読ませて頂いた時にも感じた事です。
構造がしっかりしているというか、必要な文章が、必要なタイミングで出てきて、読者を置いてけぼりにしない感じ。心地よく、文章に運ばれる感じ。
それを、書いて頂いた感想文でも感じました。
自分の文章はフワついており、言葉足らずなところが多いので、安定した文章を見ると、おぉ、となります(笑

さて、拙作についてですが、色々お褒めの言葉を頂き、恥ずかしいやら、申し訳ないやら、嬉しいやらです。ありがとうございます。
特に、男のあのセリフの意図を、あそこまで深く汲んで頂いた事、ありがたく、感動致しました。男については、うまく書き切れなかった思いがあるのですが、塔子様のこの感想文は、そこを見事に補完して下さったように思います。
それと、姉について。
塔子様も書かれているように、妹に尽くすだけの、自己犠牲的な姉にはしたくないと、それは、最初から思っていました。だから、喝采を送りたい、そう書いて頂けたこと、嬉しいです。
また、8ミリ映画のよう、というお言葉も、とても嬉しかったです。


最後になりましたが、今後も塔子様の作品を拝見させていただければと思い、お気に入り登録させて頂きましたこと、報告させて頂きます。
  • 2016年 08月29日 22時31分
[良い点]
風景描写が良かったです。得に好きだったのが「ちくちくと咲き」
[一言]
主人公のおんなの子の心情が丁寧に綴られているのが、伝わってきます。得に胡瓜を刻む軽やかな音を聞き、穏やかに思うのではなく、姉を困らせたくなるところですとか。素直になりたくとも、できないもどかしさと子供っぽさを感じます。
男が小学生の主人公に、もう姉を解放してあげなさいと言うのには、少々びっくりしました。冷たいのか、主人公をこどもとして扱っていないのか。こういう男性は生理的に好きになれないかも。と思いましたが、最後の写真のところが良かったです。風が吹き、花びらが舞い、3人3様の表情がある。決してぴったりと上手くいかなくとも、なんとなく家族としてやっていけるのかも。そう思えました。
どこかせつなさと、もどかしさを感じる物語でした。
感想、ありがとうございます。

ちくちくちと、というのは、割と自然に出てきました。
気に入ってもらえて嬉しいです。

今回、わたしと姉に重心を置いて書いたせいもあり、男の性格は描写し切れなかった感じがあります。
男の性格については、実は割と、複雑に設定していて、表面上は紳士で、でも中身は冷たい感じで、デリカシーに欠けるところもあり、でも、さらにその奥には、そのデリカシーの無さや冷たさは、ある種の照れのようなもので、とても不器用な一面がある、という、3層構造にしていました。2層目くらいまでしか表現できませんでした(笑

最後の、写真を撮るシーンは、割と自分でも気に入っていて、ちぐはぐで、でも、なんとなく、一緒に生活していけるという、小さな希望みたいのを示せた気がしています。


  • 2016年 08月29日 16時42分
[一言]
わたしと姉が仲良しで、姉と男は親しくなっていても、わたしと男はそう簡単に仲良くはなれないですよね。
夏の終わりのような寂しさを漂わせた作品ですが、いつかわたしの中の思い出が懐かしく微笑んで振り返れる日がくるといいなあ、と思いました。最後の写真を見ると、そう遠くない日にそうなるかもしれませんね。
感想ありがとうございます。
わたしと男の関係は、書いてて、自分ももどかしかったですが、まぁ、時間がかかる事なのだと思います。

後半、終わらせ方で少し迷いました。
わたしが、大人になり、この日々を振り返るような終わらせ方も、実は少し考えていました。
だけれども、結局、時を大きく飛ばすのはやめ、代わりに、小さな未来を示すに留めました。
exa様のおっしゃる、夏の終わりのような日々や空気感が、そのまま読者様に伝わったならいいなと思っております。

お読みいただき、ありがとうございました。
  • 2016年 08月29日 07時06分
[一言]
「男」と呼びつづけることで、義兄とのぎくしゃくした関係を想像しました。
感想ありがとうございます。

この話は、男を含め、登場人物の名前が出てきません。
それにより、錫様が指摘されるような効果も確かにあったと思います。

2人の結婚を認め、共に暮らすことを受け入れながらも、わたしと、男は、錫様が言うように、ギクシャクしているのだと思います。
そして、ギクシャクしながらも、共に暮らしていくのだと思います。
  • 2016年 08月28日 22時55分
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