感想一覧

[良い点]
　「動物」と「家畜」という独特の概念が物語に落とし込まれていて説得力がありました。話を追うごとに世界の構造が理解できる作り込まれた設定が素晴らしいです。
　第一章のムギの台詞は動物と家畜の違いについて考えさせられると共に、いずれサゴシがその選択を迫られるのを予感せずにはいられなかったですね。
　第四章の最後はわかっていたのに、悲しさのあまり読む手を一度止めてしまいました。
　そこから組織を越えて皆が協力する展開が熱いです。任務を遂行する特畜隊は格好良く、各々に見せ場があるのも良かったです。
　餡の描写が控えめだった分、最後の彼女にはやられました。30秒を敢えて語らない演出も憎いです。
　素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。

[一言]
うぅーん、考えさせられるシーンでした(´・ω・`)
それを語るのがオネェというのが空気を軽くさせますが、中身は重い。ずっしりきますね。家畜の尊重。

ここまでお邪魔しました！

[良い点]
エスは家畜として扱われることを受け入れても、成したいことがあるのですね。
特畜としてのお名前はサゴシさん。
好きな食べ物から選ぶなら一歩間違うと、とろろ昆布さんになっていたのですね。サゴシさんでよかった(っ´ω`c)

[良い点]
発想がまず面白いです！
ハードボイルド系のお話大好きなので、世界観もすんなり入っていました。
これから家畜の餡とサゴシとの関係がどうなっていくのか……気になります。
[一言]
個人的にはムギが結構好きかも。
あと、サエズリが妙にかわいいです。
続きも楽しみです

[一言]
完結、おめでとうございます。お疲れ様でした。
空白の３０秒。サゴシがなにをしたのか、なんとなくわかりますが……。
ラストの餡の微笑みが、とてもまぶしく見えました。

[一言]
白毛だけを残して消えてしまったスピカ。
スピカに語りかける餡の言葉も悲痛ですが、それに応えたスピカもまた家畜としての意思を通したのでしょうか。動物の命令に従うことが定めとはいえ、使い捨てにされたみたいで哀れでした。それでもムギのように意思を通せただけ幸せだったのか。
苦い思いが残りますね。

[気になる点]
ブランマンジェの指示がスピカに届いたのはよかったのですが、どんな言葉を伝えたのでしょう？
それ、タテガミが空腹を抑え込むことが出来た台詞なんですよね。なんだったのでしょう、気になるなぁ。(タテガミの名誉のためには、あまり追求しない方がいいのかしら)
[一言]
スピカの変形は一端落ち着いたようですが、まだまだ予断を許さない状況は続いていますね。
足場を失って落下する餡ちゃん、慌てることなく危険回避。差し出した手を払われたサゴシに嫌味を言われても無反応なのが、いかにも「らしく」思えました。特畜隊メンバー間の連携がスムーズに機能していて、このままスピカを封じ込めることが出来るといいのですが。

[気になる点]
タテガミ、すっかりおんぶ係に。３人を連れて脱出するのは大変だろうな。
そんな非常事態にならないことは祈っています。
[一言]
キメラのスピカはどんどん変形を繰り返し、体型が変わっていくという不思議な設定で、とてもＳＦらしいのですが、ちょっと絵空事（←すみません、他にいい言葉が浮かばなくって）っぽい。
でも最後にスピカの排泄物の匂いの描写があって、そこで存在にグッと現実味を帯びてくるのが面白いなと思いました。

[一言]
崇高な目的のためには……、そういう輩がいますよね。犠牲がつきものとか、貴い犠牲とか。絶対そんなこと思っていないだろうな。先生のセリフにも「どうです、上手くいきましたよ」感が滲んでいる気がします。
怒る典巻警部。シンバル視線で警部の怒る姿が描かれているので、このときの警部の感情は様々なことが混じり合った、複雑なものだったのだろうなと想像してしまいました。

[一言]
この人物、間違いなく化けるの上手そうですよね。しかも古〇〇〇だから、狡猾そう。
典巻警部、一対一の真っ向勝負。頑張れ！！