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[良い点]
ですます調の丁寧な女性の語り、しっとりと落ち着いた雰囲気の漂う作品ですね。
控えめに笑いを誘うような所が絶妙で、作品の持ち味にも合っていて好みでした。
天井に上がる入口は、確かに押し入れの中ですよね(笑)
屋根に上がる彼を心配する主人公が可愛らしく微笑ましかったです。
少し前の時代の男女の距離感も奥ゆかしくて印象的でした。
彼が片腕を失って、実は不謹慎ですがほっとしてしまいました。もう戦地に行かなくても良いかもしれないと思ったからです。
彼にしてみれば、彼女にどのように思われるかかなり心配していたと思いますが。
ふたりが幸せになって良かったです。
『早く帰ってきてくれないと、私は霞になって……』の表現が昭和ぽくて彼女らしく、一番気に入った文章でした。
[気になる点]
夕涼み
『彼の窺うような声が〇〇から降ってきました』とありますが、もしかして【頭上】?でしょうか?
[一言]
異性視点でこの表現力、すごいと思いました。
学ばせていただきました。

アルファさんの文学賞応募作品から参りました。
海水さんの作品は、実はパパママ誕生企画と書き出し祭りの1ページ分しか読ませていただいたことがありませんでしたm(__)m
また他の作品も読みに伺いたいと思います。
名木雪乃様

感想をありがとうございます!

私の作品にしては珍しく「しっとり」と言われる作品です(・・;)
いつもは騒がしかったりドタバタしてますので(・・;)

>少し前の時代の男女の距離感も奥ゆかしくて印象的でした。
ここが伝わっていたのがうれしいです!
昭和っぽい、けど、どこか違う国が舞台なので……
昔の日本に空軍はありませんでしたし(・・;)

>『彼の窺うような声が〇〇から降ってきました』とありますが、もしかして【頭上】?でしょうか?
おおおお、ご指摘ありがとうございます!m(_ _)m
直しました(・・;)

>異性視点でこの表現力、すごいと思いました。
この時はなにを思ったか女性っぽいのを書こうとして何作か書いてました。
うーむ、何があったのやら(・・;)

>アルファさんの文学賞応募作品から参りました。
あちらからでしたか(・・;)
ありがとうございました!
  • 海水
  • 2018年 04月09日 15時18分
[良い点]
 主人公がとても可愛かったです! 華やかな派手さはないけれど、読み進めていくうちに自然と愛おしさが募っていきました。
 あの2人はどちらも好きだったので、最後に一緒になってくれて良かったです。
 胸に沁みるような素晴らしい物語でした。
[一言]
 作中の戦争描写を読んで、大戦末期に疎開した祖父から聞いた体験談を思い出しました。戦争と民間人の距離感がまさにそのような感じでした。
  • 投稿者: 退会済み
  • 18歳~22歳 男性
  • 2017年 10月01日 12時09分
管理
草よしか様
感想を有り難う御座います!

地味地味天然「私」さんですが、可愛いと褒められてゴロゴロ転がって悶えてます。

普通の人間の戦争って、こんな感じなんです。
それは現代も変わらない。
自国が戦場にならないならば、悪い例えですが、遠くでなる花火、です。
ただし、身内が出兵していれば、別ですけども。

戦争の無常さと、それでも戦わなければ護れない矛盾。
戦争は嫌だ、でも軍事を認めたくない、なんてお花畑に向けた、私なりの意地悪です(^_^;)
  • 海水
  • 2017年 10月02日 07時54分
[良い点]
主人公が可愛い、これ絶対正義
[一言]
拝読させていただきました。
うん、なんか明治期の日本の雰囲気がとてもよく作品にあっていたと思います。
中世や通信技術が発達した現代の戦場ではこういう雰囲気は出せませんからね。
他の方もおっしゃってますが死に別れにならずに本当に良かった。
私は軍人ではありませんが、まあ片腕ですんでよかったと思います。
国旗に向かって宣誓した時から『我が身わが物と思わず』は防人ならば徹底されます。命があっただけでもめっけもんですね。
とりあえずお父ちゃんがいなければこの出会いもなかったのかと思えば世の中は合縁奇縁ですねえ
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 04月27日 15時46分
管理
精忠岳飛様

いつも感想を有り難う御座います!

「私」ちゃんを可愛いと言っていただいて、彼女が喜んでおります。横にいる「彼」が渋い顔してますけどw

世代は不詳にしてあります。あえて大まかな設定しか露わにはしておらず、読む方の中に浮かぶイメージににお任せです。
言いたいことは、それではないので。

私こと海水はハッピーエンド教狂信者でありますので、ハッピーエンド以外は有り得ないのです!
どんな物語でもです。

お父さん、 グッジョブです。
一期一会とは、よく言ったものですね。
  • 海水
  • 2017年 04月27日 17時22分
[一言]
思わず手を差し伸べたくなるような主人公の愛らしさ、うとさが可愛くて、どんな風になっていくのかとちょっと心配になりながら読み進めました。
父の運んでくれたご縁ですね。
どことなく色っぽくもあり。
ありがとうございました。
にけ様

感想を有難う御座います!

この『白い服の人』はいつもの私の作風ではなく、ちょっとしっとり目な文で書いたモノです。
色っぽくと書いていただいて嬉しいです(∩´∀`)∩バンザーイ
  • 海水
  • 2017年 03月19日 21時15分
[一言]
とっても良い作品に出会えました!
「私」の一人称ということもあり、日常描写の地の文は温かさが伝わってきました。
それと印象に残る地の文がところどころにでてきて、ストーリーや台詞に心動かされることはあっても、地の文の一文に、という経験はあまりなかったので、ガッシリ心つかまれました。
具体的には第一話の最後の文と第四話の最後の文が特に凄くグッときました。
正直最初はなんとなく読んでいたのですが(すみません……)、第一話の最後の文を読んだ時点で、最終話まで読むことは私の中で決定事項になりました笑

言葉にしにくいのですが、ただ単に面白かったというよりも、読んで良かった、読めて良かったと感じる作品でした。
完結お疲れ様でした!
どらねこ様

感想を有難う御座います!
とともに、こんな辺境までようこそ、です。

この作品は徹底的に一人称にするべ、と書いたモノでありまして。最近三人称ばっかりでリハビリを兼ねております。

>それと印象に残る地の文がところどころにでてきて
過分なお言葉であります。嬉しい反面、背筋と背骨がバキンバキンと伸びる思いです。

単に読んで頂いただけでもありがたい事でありますし、なおかつ「読んでよかった」などと過分な言葉をいただき、面映ゆいやらお尻が痒いやらです。

お読みくださり、有難う御座いました!
  • 海水
  • 2017年 02月14日 20時40分
[一言]
完結おめでとうございます! 「沁みる」という言葉が頭に浮かぶしっとりとした作品でした。
冒頭、主人公の柔らかくどこかノスタルジックな口調で始まる物語は、素朴でしんみりとしていてそしてほんのり幸せそうな、とても良い雰囲気を醸し出していたと思います。主人公もどこか呆けているところが、ほわっとしていてとても魅力的に思いました。こういう人いますよね(笑) 朴訥な「白い服の人」も二十年くらい前の言葉で言うと「プッツン」と思いまして、で、天然同士をかけあわせ、どこかコミカルなエピソードを生みだす。さすがだなぁ〜と感心した次第でございます。これだけ湿っぽいラッキースケベ、見たこたあござんせん!
序盤、心温まる話であるのですが、何故か物悲しい。どうしてだろうと考えてみましたら、主人公の棲む空間だけが取り残された感じがいたしました。桜の花が咲いて、散って、葉桜となり、稲穂が首を擡げ、粉雪が舞い、梅の花が咲き始める。そして最後に再び桜の花が散る。時間は経っているというのに、どこか時間が止まっているような感覚がしました。いや、いつものごとく自分の深読み、または見当違いかもしれませんがね(笑) そこら辺は許して下さい。
実直な「私」と実直な「彼」。所詮は惚れた腫れたですが、ストレートな恋愛表現が控えめな「海水節」は「あだち充」世代であります自分の好むところでありまして、特にこの作品にはその作風がフィットしたのではないかと思います。甘酸っぱくもほろ苦い、旨味のあるいい甘味料でございました。
どこか厭戦気分がただようなか、最終話でつきつけられる戦争という現実。感想欄にて実際の戦争とはそのようなものだと仰っていましたが、うむむ、勉強になりました〜。
確かに自分が実際戦争を意識したことは、イラク派兵の時くらいなもんです。それ以外でも派兵していたり近海では小競り合いがありますが、恥ずかしながら単に情報としてしか認識しておりません。
「自分はこう考える」とやんわりと突きつけられたようで、ドキッとしました。

時間の流れを、例えば桜の木だけで表現しても面白かったかもしれません。いや梅の木でも何でもいいのですけどね〜。

重くなりそうなテーマを、綺麗にしっとり描き上げたこの作品は、間違えなく良作に思います。
いいものを読ませていただきました。ありがとうございました!
  • 投稿者: もり
  • 2017年 02月13日 16時11分
もり様

いつも感想を有難う御座います!

>主人公もどこか呆けているところが
天然キャラは書いていて楽しいんですよ。どこでボケさせよう、どこで勘違いさせよう、とか。

>主人公の棲む空間だけが取り残された感じがいたしました
多分、主人公が家から出ていないから、かもしれません。特に必要ないかな、と書かなかったんですよね。あと服装ですかね。寒かったりすると上着を着るはずなんですけど、その辺の描写は一切書かなかったですし。

>ストレートな恋愛表現が控えめな
ははは、実は作者がそーゆーのを書くのが恥ずかしかったりするだけなのでw
あだち充というか、高橋留美子派ですね、アテクシ。カシルダとキースなんて、もろにラムちゃんとアタルですしw 性別逆ですけど。

>時間の流れを、例えば桜の木だけで表現しても面白かったかもしれません
そうなんですよ~。でも秋からつぼみが出てくるまで枯れ枝なんですよ……景色かわらんないじゃーんとなりまして……

戦争の下りは、自分の思想が入っちゃってますから。現実でも既に経済戦争には突入しております。何も武力だけが戦争の道具ではないのです。
……また余計な事を<(_ _)>

お読みくださり、有難う御座いました!
  • 海水
  • 2017年 02月13日 21時01分
[良い点]
静かな語り口が雰囲気出てました。

心配する兄から伝わってくる、ひたひたとした戦争の足音も好きです。
[気になる点]
あれだけ一生懸命引き止めてる時点で、覚悟決めて彼から告白してほしかったかな。
あれはあれで主人公が可愛かったですけどね。
[一言]
透明な空気感のある作品でした。
ハッピーエンドで良かったです!

こういう恋愛は書けない質なので、とても楽しく拝見しました。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2017年 02月13日 14時17分
遥彼方様

感想を有難う御座います!

>静かな語り口が雰囲気出てました。
実は拙作の中では初の試みでして。いつもはちょっと違うんですよ。

>あれだけ一生懸命引き止めてる時点で、覚悟決めて彼から告白してほしかったかな。
やはり結構このご意見をいただきまして……次に何か書く機会があれば……がんばります!

>ハッピーエンドで良かったです!
我こそは、ハッピーエンド教狂信者で御座います!
えぇ、ハピエンしか書きませんとも!

お読みくださり、有難う御座いました!
  • 海水
  • 2017年 02月13日 20時45分
[良い点]
さらっと読めるようでいて、自然に読み進んでいく作品ですが、その実、とても読後の印象が深い味の作品でした。

[一言]
お父さん、ありがとう、の最後のセリフが良かったです。
第四話までは、彼にそこまで慕われたお父さんについての描写が少なくて物足りないと思いましたが、最終話での仏前にむかっての言葉ひとつで、やっぱりこれで良かった!と思わせられました。
足りないくらいが、ちょうどいい!の見本みたいです。

素敵な作品、ありがとうございました。

片平 久様

感想を有難う御座います!
こんな辺境までようこそです。

>読後の印象が深い味の作品でした。
何か心にさざ波を立てられたようで、作者として嬉しい限りです。

>お父さんについての描写
これがうまく挿入できるような展開でもないのと、入れると流れが崩れそうなんです。

>足りないくらいが、ちょうどいい!の見本みたいです
過分なお言葉ですΣ(・ω・ノ)ノ
私の場合「察して!」という書き方が多いのです……手抜きですw

お読みくださり、有難う御座いました!
  • 海水
  • 2017年 02月12日 10時25分
[一言]
完結後に一気読みいたしました。
もしや…と思いながら読み進めておりましたので、無事に二人が再会できてほっといたしました。女性の静かな語り口がとても雰囲気があって良かったです。
そして可愛いらしい猫ちゃん、ところどころに出てきてはほっこりさせて頂きました。
本当に素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。
石川 翠様

いつも感想を有難う御座います!

>無事に二人が再会できてほっといたしました
ワタクシめは、ハッピーエンド教の狂信者ですので……素直にそうとは、いきませんがw

>女性の静かな語り口がとても雰囲気があって良かったです。
個人的にもこれが書きやすかったりしたんです。ちょっとびっくりです。

お読みくださり、有難う御座いました!
  • 海水
  • 2017年 02月11日 18時35分
[一言]
完結お疲れ様です!
良い雰囲気のまま終わりまでいって良かったです。
古き良き時代を作品全体から感じました!
2人で支えあってこれから幸せに暮らしていくのでしょうね。
ひとみんみん様

いつも感想を有難う御座います!

>2人で支えあってこれから幸せに暮らしていくのでしょうね。
天然奥様は旦那に振り回されながら、つつましく生活していきます。
そして、籍を入れた段階で『責任』という言葉の原因が宿っている訳でして……

お読みくださり、有難う御座いました!
  • 海水
  • 2017年 02月11日 18時26分
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