イチオシレビュー一覧

丁寧に謎を重ねて溜めたフラグを最後に一気に回収していくスピード感が最高でした！

段々と不穏になる物語と主人公の快進撃にページを進める手が止まりません！

200年前に圧倒的強さとカリスマを持つが故に使えていた国に殺されてしまった主人公、アンデットになり生きていた頃の無念を晴らさねば死ぬことさえできないが200年たった今では弁解することすらできない。それどころか後世には裏切り者として名を刻まれてしまった主人公の後日譚。最高です！！

動きや感情、バックボーンに細かな描写が小説好きにはとても助かります。

いかにストーリーが面白くても、
細かな描写がなければ想像をする事が出来ず途中で読む気がなくなった作品もありました。

しかしまさか、敵が殺されてその敵に対して心が動かされるとは思わなかった。


世界観がしっかりしており、とても没頭して小説を見る事が出来ます。

気付けば涙が止まらず自分でも驚きました。

一度読めば二度読む事がほぼない私ですが、
この作品は恐らくまた見返すだろうと確信しております。

報われないけど、報われる。
なんと素晴らしい切なさ。

壮大なストーリーに魅力溢れる世界観が溢れている輝かしい作品ですなぁ。

設定の切り口から広がる世界観や構成は読み手様を魅了すること無違いなしの一級レベルの作品であり、丁寧に綴られていく文体は心地よいですなぁ。

作品が冒頭から終わりまで引き締まっており作者様の高いセンスと研磨がみられますなぁ。

プロ作家レベルのセンス感が読み手にも伝わってくるので安心して読み進めていける作品ですなぁ。

皆様、こちらの壮大な物語を春の夜長に読まれてみてはいかがでしょうか。

　地獄のような時代を生きた大将軍が、200年後の未来に無敵のアンデットとなって蘇った。
　一見平和になった王国にも、断ち切れなかったランベールの未練のように、次々と悪意が姿を現す。
　時を同じくして再び蔓延る『悪』を、超重量の鎧騎士が豪快に斬り裂いていく爽快劇。
　いかな巨悪であれ、強大な敵であれ、この者の大剣に斬れぬ『悪』無し━━。


　この作品に友情努力勝利はありません。
　あるのは絶対的な正義と圧倒的な強さのみ。

　悪夢のような敵方も、見どころの一つだと思います。

ランベールは強い。強いという言葉では過小評価になってしまうのが、レビュワーとしては困るところだ。

ランベールは強い。111話の今日まで手を替え品を替え、(いや、変わっていないのか？)、ただそれだけが語られて来たと言ってもいい。

読書は未知から始まり、読めば怒涛の映像を経験することになるだろう。
これが凄い。
そびえ立つクソのような敵との対決を見るにつれ、あなたもランベールの性質が分かってくるはずだ。

ランベールは強い。
それだけかって？

大丈夫。
あなたも素直に喜べるようになる。

そのプロセスも楽しければ、新たな面白さだって今も出て来ているところだ。

だから何も心配はいらない。

心ゆくまで、いざランベール！