イチオシレビュー一覧

　主人公にはチートがありません。抜群な身体能力も、「持っているだけで上手くいく」ような特殊能力も持っていません。
　むしろ主人公は、「物語の主人公」となることを拒絶します。それから、自分自身の力で生き抜くため、定められた運命に立ち向かい己として生きるために、強くなろうとするのです。

　ロマンスもご都合主義もありません。そこにあるのはナイフ、ダガー、水と食物。生きるための知恵と、自分が生きるために相手を屠る覚悟。（一部登場人物はロマンスを追い求めている場合もあります。）
　物語の中の人間も魔物もみな生きていて、それぞれの価値観があり、それぞれの生きる指針に沿って生きています。快楽のため、金のため、復讐のため、誇りを守るため、様々です。ぼうっとしていれば命を落とします。弱肉強食の世界だからです。

　思惑渦巻く中、生きるために闘う主人公の姿を、見届けてください。

取っ掛かりはAmazonで閲覧したコミカライズ版でした。
描かれていた表紙の主人公に何となく興味が有って一巻目を購入し読み進めていくと益々主人公に魅了されていく読み終えた途端に検索し原作に辿り着いてそのまま原作を徹夜で読み終えた。
興奮して余計寝れなくなった！
主人公が圧倒的に強い！
何処が強いかと言うと【心が強い！】そして頭脳明晰で自分の状態や周りの状況等の把握が圧倒的！
所謂、心は熱く冷静な対応が出来るからこそ格上の相手を屠る事が出来る！
主人公は圧倒的な装備や能力が備わっていないし、常に状況最悪の中で戦い続け生き抜いていく！
そして気高く美しく成長していく！
この作品は乙女ゲーの設定は何となくあるが恋愛要素は一切ない！
最高の乙女ゲー作品です！

私がこの作品を読んだ理由は、『乙女ゲーム』の運命に抗う物語が好きだからだ。
この作品も今まで読んできたような、『乙女ゲーム』の運命から"逃げ"て"背を向ける"お話だと思った。
でも違った。
いい意味でこの作品は私の考えを裏切った。
そう、この作品は『乙女ゲーム』の運命を"拒絶"し、運命を"ぶち壊す"お話だったのだ。

読んでからはもう、本当にアリアに魅了された。
花を摘むように人の命を刈り取るアリアに。
冷酷かと思いきや、意外と優しいアリアに。
殺すと決めたら必ず殺すアリアに。
真面目だと思ったら猫ちゃんと遊ぶ意外な一面を持つアリアに。
耳が赤くなってしまうアリアに。
全てが愛おしい。
アリアの可愛さに、強さに、"魅せられた"
この作品を読まない人は100損してます！
絶対読んで欲しい作品！

この作品のタイトルから「何らかの理由で追放されたヒロインが様々な便利なチートスキルで悠々とサバイバルをする」、そんな物語を想像するかもしれない。
しかしこの作品にそんな「甘さ」は存在しない。
自然界や戦場でのミスはそのまま死に繋がることもある。
生か死か。１歩のミス、１つの油断が命取り。
そんな過酷な環境で主人公である少女「アリア」が「乙女ゲームのヒロイン」ではなく「アリア」として生きていく為に戦い、殺し、成長していく。
これはそんな物語である。

基本的に主人公に特殊なチート能力はなく、持てる知識や道具、手段を全て用いて貪欲に勝ちを狙う戦い方をするためハードな戦いが多いが、その分ちゃんと死線をくぐり抜けた主人公の成長や強さには説得力があり、かなり読み応えのある作品となっている。
ファンタジー作品が好きな人は是非一読してみてほしい。

まだ全部読めでないが、個人的には今まで見てきた中で一番そそられるヒロインかもしれん。強さを求め、邪魔するものは皆殺し、　それていて時時無防備....ちょっとエロい展開にもなる。本当に最高としか言いようがない。ずっとこのままでいて欲しい。
運命に抗う、自由を手に入れる。
格好いい乙女ゲーヒロイン
乙女ゲームからこんな所まで来るとは本当に予想外だった。
一度読むとやめられない。
アリアがかっこよすぎて......
漫画更新遅すぎ......いずれアニメ化されて欲しい逸品級。

チート無し、ご都合主義無し、乙女ゲーム要素ほぼ無い。
もしこれらの要素を求めて無いなら絶対この作品を好きになるでしょう。
これらの要素を求めてる人にとってもきっとこの作品は退屈させないでしょう。

背景は乙女ゲームに酷似した剣と魔法のファンタジー世界
主人公はそのヒロイン、が
「乙女ゲーム」という運命を嫌った主人公は運命を壊し、自由を自分の手で掴むため、強くなって最強になる

心への誓いは我を見失わず全ての敵を糧に荊の道を進む


世界一かっこいい主人公、本作のNo.1ヒーロー、攻略対象顔負けの漢前、ギャップが可愛い。

あなたもきっと彼女の魅力に惚れるでしょう。

悪役令嬢達との関り合いは熱い

他の異世界転生物の様にチートに走らず地道に力を付けていき、美食に時間を割かず、ストイックな主人公がかっこいいです。
コミカライズ版から本作を読みましたが、原本は濃いですね。
主人公以外の脇役も個性的で、楽しめます。
「私の中では、小説家になろう」でトップクラスの作品です。
書籍化版も楽しみにしています。
アニメ化もよろしくお願いします。
ご一読をお勧めします。

心を通わせた相手がラスボスになる作品が好きなのですが、既存の作品に比べて情念の濃さが圧倒的でした。準主人公として活躍し、主人公を世界一愛している、最高に魅力的なラスボスです。
主人公もチートを拒否し、あくまで自力で至弱から至強まで成長します。
何が悔しいかというと、男性主人公の類似作品でこれ以上のものがないのが悔しいです。

乙女ゲーム転生フレームワークですが、まさに異色作ですね。

まあこの業界、アイドル育成ゲームをアニメ化したら大気圏外ロボット対戦アニメになってしまったとか、魔法少女アニメを作ったら宇宙艦隊砲撃戦アニメになってしまったとか、いろいろありますから。読んで面白いから良いのではないかと。特に最初の『第一部放浪編・第一章／第二章』が好きです。

表題にもある「乙女ゲーム」という言葉。その響きからして、メルヘンチックで恋バナが散りばめられた、女子も大好きな公爵令嬢の物語……、を想像するのが常であろうが、それは「良い意味」で裏切られる。
過酷と言うには生ぬるい主人公アーリシアの生い立ち。孤児院での生活は凄惨という言葉が相応しい。だがとある出会いが彼女の運命を更に凄まじいものへと連れて行く。
自身の目的の為呼吸の様に人を屠るその生き様。まるでそれは感情を失った殺戮マシーンかの如く振る舞いだが、その宿命に抗い、または受け入れながら戦い続けるヒロイン。
それでも信じられる出会い、血縁との触れ合いから徐々に人の心を芽生えさせていく。
アーリシア（アリア）を取り巻く環境、各国の政略等、描写がとても詳細で丁寧。これを無料で読めるなんて中々ないかと。
最近の公爵令嬢ものに飽きてきた方、オススメです。