イチオシレビュー一覧

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アポカリプス世界ダークファンタジーの傑作!!

  • 投稿者: 働き蜂   [2024年 08月 21日 19時 14分]
今作の舞台は極限まで発展した文明が崩壊したあとの世界、そんなアポカリプス世界を支えるのがマテリアルという不思議物質、世界の根幹を担う通貨の概念にファンタジー要素を組み込むことで物語の根本に生じてしまいやすい通貨に関するかき消してくれています。その他は丁寧な世界観描写と、作り込みでほとんど矛盾が生じないものとなっています。しかし今作、少し主人公が曲者であり、俗物も俗物、あきれるほど精神性が育ちきっておらず、読まれる方によっては少し苛ついてしまう部分があるかもしれません。そんな時は一度主人公からピントを外し、世界観に触れてみてください。最新話(692話)現在、いまだ世界の根幹は謎に包まれており、主人公が最強だから、無敵だからといってなんでもかんでも解決する世界でもありません。この世界はどうなるのか、なぜ文明は荒廃したのか様々な視点で楽しめる作品なのでぜひ読んでみて下さい

終末世界を混沌が侵食する

  • 投稿者: 令兵士   [2024年 03月 20日 02時 20分]
主人公が転生した世界は、人類圏を脅かす機械種、レッドオ一ダ一と人類が絶えず争う世界。
人の命が簡単に失われ、騙し騙され、人も機械種も殺し合うそんなアポカリプス。


主人公はごく普通の一般人。他人を殺す勇気もなければ、闘う技術もないただの現代人。

そんな男がこの世界で、絶えず葛藤し、身の回りの人達をできる限り幸せにしていく。

そして、その主人公の強大な力『混沌』が世界を侵食し、世界のルールを打ち破る。

世界観も独特で、他の作品にはない設定がたくさん盛り込まれていて、非常に面白い作品でした。


これはハ一レムを夢見る世界最強の男と、世界を兎で埋め尽くす野望をもつ機械種ラビットが世界に混沌を撒き散らしていく物語。

是非とも読んでみてください。

これは贖罪の物語だ。小さな幸せを求めるために、しかし、大きな力を振るわなければならなくなってしまった、弱い男の物語だ

本作の特徴は、他のレビュー者様方が素敵なまとめ方をされていますので、そちらより。

一奥は、少々、違う視点から。

あらすじにて、主人公が「俗物」であると作者様はおっしゃっています。自分が最優先で――失敗を恐れて、バレないならと酷いこともして、でも、あまり大それたことをできるような「大悪党」になる胆力だって無くて。

それでも、彼は己の「罪」と向き合っていく。

初めて読む方。ネタバレスレスレで書きますが、主人公は第一章において、大きな大きな「罪」を背負います。
ただ、目立たずとも幸いに生きたかっただけなのに、大きくすれ違って大きな間違いを犯して、大きな傷と悲劇を背負ってしまう。

でも――。
逃げているようで、自分を守っているようで、しかし自分を守る行為そのものがその実、実は、結果的に回り道してそれと向き合っている。

これは彼の弱さの物語。
そしてこれは、彼の強さの物語です。

面白すぎて一気に15時間読んでました。

  • 投稿者:   [2023年 09月 09日 04時 29分]
本当に面白いです。
まだ最新話に到底到達していません。
180話前後まで読みましたが、軽く見積もって13時間から15時間は読み耽りました。
徹夜確定です。
そのままの勢いでレビュー書いています。

タイトルに反して中身はかなりハードな世界観です。
主人公はバッタバタ人を殺していきますし、スラム街からスタートということもありキツめの描写があります。
処女厨は回れ右です。ヒロインではありませんが、出てくる魅力的な女性キャラクターは大抵経験済みでし。スラム街なため当たり前なんですが…処女厨が好きな方にはクリティカルヒットするかもしれません。
また、ヒロイン候補と主人公が結ばれたIF版も未来視で見れるため、現実に戻った時に他の男性と結ばれていたり、もしくは現在主人公に好意がある女性が、主人公が振った後未来視で他の男性と結ばれていたり擬似的な寝盗られがあります。
その為注意が必要です。

ウサギと和解せよ ウサギの国は近づいた

本作品のおおまかなストーリーや登場人物に対するレビューはほかの方の素晴らしい文章を参照にされたし

ただ、あらすじにもレビューにも、本作の一番大事なものが欠けているので、苦手なレビューを書くことにする

本作品で一番大事なもの、本作品で一番スルーしてはいけないもの、それは、ウサギである!

世の中に星の数ほど動物系のわき役が活躍する物語がある中で、かつてこれほどウサギが活躍した物語があっただろうか

本作品の主たるストーリーは、主人公が一番最初にゲットしたウサギ型機械種が主人公と一緒に成長?しながら最前線で活躍する異世界転生物語なのである

ヒロイン・・?なにそれ美味しいの・・・?

こんなアポカリプス世界で主人公がギリギリ正気を保ててるのはヒロインではなく、白兎のおかげに違いないのである(異論は認める)

ウサギ好きの皆様、白兎の活躍をぜひ一緒に応援しましょう!

荒廃した終末世界が舞台。万人受けは難しいか。

  • 投稿者: sino   [2023年 06月 09日 05時 30分]
隆盛を誇った前文明は滅び、人間以外の生物は死に絶え、環境維持に必要な生物は敵性機械に置き換わった。

機械の猛攻に人類の生存圏は縮小、選ばれた人間達が徒党を組み、前文明の遺産を消費しながら、機械との死闘を延々繰り広げている。

そこにチート主人公が降臨。

世界に降り立ってからの2,3週間は、他作品における2,3年分の描写をギュッと濃縮したかのような濃い毎日が描かれている。

徐々に強い機械を従属させ仲間を増やしていく様は、読んでいて達成感を味わえる。

ただ欠点も明確で、主人公の性格。

降ってわいたチートをまるで信用しないため、常に臆病に振る舞う。

そう聞くと慎重で現実的のようだが、交通事故で死ぬのが怖いからと外出するのをやめるかのような極端さ。

この性格である必要性が説明されないため、単純に多くの読者を取りこぼしているようでもったいない。

主人公を許容出来るかが分水嶺だろう。

異世界チーレムに対する理想と現実わからせファンタジー!

  • 投稿者: falco   [2023年 04月 02日 20時 41分]
主人公がチートを持って降り立ったのは、剣と魔法のファンタジー世界ではなく、銃と機械のアポカリプス世界でした。
異世界チーレムに憧れる主人公は実感していきます。これはゲームや小説なんかじゃない、現実なんだ…と。
そして、そんな主人公のもとにヤツが現れるのです。
それこそ、まさしくーー

「絶対におかしいって!だって、こんな巨大なコンテナがいきなり現れるんだぞ!」
「そう言われましても……宝箱なのだから当たり前では?」     (本文から一部抜粋)

ーーそう、宝箱です。
敵を倒した主人公の前に忽然と、物理法則を無視して出現するアイツです。
現実と向き合おうとした主人公の決意に水を差す、まるでゲームのような謎仕様。徐々に明らかになる異世界の設定。
そして魅力的なキャラクターたちとの出会い、別れ、全てが主人公に大なり小なり影響を与えて、物語に深みが増していき、続きを読む手が止まらなくなります。

ロボットでポ〇モンして世界の謎に迫っていく話

 但し、ロボットはポ〇モンの恐怖設定が現実になった如き殺戮性全開で人間に一撃を加えてくるし、受ければもれなくミートボールかもっとひどい何かに転身する。〇サラ人なんていない。しかも生活基盤はロボットからとれる各種資源に依存。完詰ってこういうことなんですね。
 主人公は至極普通。チートはあるが、初対面の女子を採点し、こっそり美味を味わって罪悪感を感じる一般人メンタル。勇敢な探索者でも凶暴な戦士でもない。ここが一味違う。
 現代人だから終末世界の倫理崩壊に戸惑うし、男なら誰しも目指す夢を語るのに躊躇する。粋がらないと朝日を拝めない斜陽世界で、主人公は強烈な陰影となるだろう。
 おすすめは「夢を語り給え」な学者戦。やけっぱちになった主人公に大いに同情しつつ、現代人を捨てきれない等身大の『人』にクスっとする。

だんだん面白くなってくる

  • 投稿者: ミツホ   [2022年 07月 04日 19時 39分]
主人公がヘタレで序盤と中盤らへんは見てるだけでイライラしました。いつもならそのままブラウザーバックしてしまうのですが、なぜか先が気になる展開が続き、読み込んでしまいました。
読み進めていくと、俗物だけどどこか憎めない、それどころか要所で光る主人公の慎重さと無敵感にワクワクドキドキするようになりました。
今ではいつのまにか500話まで読んでしまい更新が楽しみです。
最後に2つ作者さんとこれから読むかもしれない読者さんに伝えたいことがあります。

・この作品が初投稿って作者さんすごすぎる!
・主人公がちゃんと成長していくから序盤でモヤっとしても読んでみて!

とても人間な、最強チート持ち主人公

  • 投稿者: 羽餃子   [2022年 06月 28日 19時 09分]
この作品の主人公はとても強いです。その理由は転生前に手に入れた『闘神』と『仙術』スキルを手に入れたお陰です。
ですが、そんな強い能力を持っても主人公の人格は変えられるものでは無いので、ヘタレで過剰に警戒心が強いかと思えば、Hな事に流されやすかったり、『内なる咆哮』とかいうほぼデメリットなスキルを持ってたりと普通なら魅力に感じない物を持ってます。
けれどもそんなマイナス要素をプラスに変えるのが主人公が得た能力だったり、転生先の世界観だったりです。

勿論慣れないうちはアレコレグチグチ考える主人公にうんざりしますが、未来視とかいうバッドエンド気味なIFストーリーを見れたり、ヘタレが幸いして色んな人物との関わりや、強いが故に出来たことを見てるのはとても良い気分です。
最近は子供の成長を見てる気分で読んでたりと不思議な気持ちですが、とても面白いのでぜひ読んでください。
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