イチオシレビュー一覧

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トリアエズナマが欲しくなる

お酒を余り飲まない私ですら読んでると飲みたくなってしまう、そんな生唾をゴクッとしてしまう料理の表現が続く食テロ作品です。

異世界ファンタジー物としては異色のテンポで進むこの作品はライトノベルという分野で括るよりも食事小説とでも言うべき物ですね。

世界の様子や出来事など、少しずつ明らかにされていく中でこの次はどんな料理が出てくるのかなと期待してしまうそんななかでほのぼのと繰り広げられる居酒屋での遣り取りと人間ドラマが面白い。

突拍子の無い話は無く非常に読みやすい内容でした。
食事の内容で楽しんだら人間ドラマで楽しめる、そしてこの世界はどんな異世界なのだろうかと惹きつける魅力があります。

できれば長く続く事を願う作品の一つです。

料理を通して窺う古都の日常

  • 投稿者: 退会済み   [2014年 06月 05日 00時 17分]
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これを読むと、無性に居酒屋に行って普通の料理を食べたくなります。

のぶは決して華やかな物語ではありません。悪く言えば地味、しかしそれは素朴さと暖かさを感じるものでもあるのです。

世界観設定ははっきりとされていません。あくまでお客の話す言葉から察することしかできず、けれど想像を働かせるものであります。

ドラマというものは絶対に広い舞台である必要はありません。居酒屋という狭い世界ではありますが来店者の言葉から彼らの繋がりやその世界の深さを感じ取れることでしょう。

ぜひ異世界居酒屋のぶを読んで、素朴で心温まる料理を堪能してください。

人に飯を食わせるのは楽しい

  • 投稿者: ななとし   [2013年 01月 03日 00時 33分]
個人的な好みですが、食べ物の話は好きなのでとても楽しめました。
あっさりした内容ではありますが、その分読みやすく、複数回読んでも飽きませんでした。

舞台となる居酒屋とその繋がる世界からは、異世界物の楽しさも味わえるとは思いますが。
細かい設定などについては、作中で細かく語られない事もあり、今一のめり込めない感覚があるかもしれません。

料理をテーマにした作品では共通のテーマかもしれませんが。人に旨いものを食わせるのは楽しい。
そういった部分を求める方にはお勧めです。

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