イチオシレビュー一覧

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中毒必至!ストーリー、キャラクター、戦闘描写全てが秀逸!

  • 投稿者: 釈然   [2024年 03月 18日 23時 59分]
10年弱なろうを読んでいるが、
これ以上の上質なダークファンタジーに出会ったことがない。

〜あらすじ〜
迷宮から齎される素材や資源で栄える巨大都市、ティルナバン。
そこでは今なお、新しい迷宮が数多く産まれては消えていく。
探索者と呼ばれる者たちはチームを組み、富や名声を求めて迷宮を攻略する。

主人公の黒髪の少年ランタンは、生来の人見知りな性格で
徒党を組まず、単独で迷宮を攻略していた。
本来チームで挑むことが常識の迷宮攻略において、まさに単独探索は自殺行為。
しかし類稀な戦闘力とどこか人を惹きつける神秘性を持ったランタンは、
数多くの迷宮を攻略し、着実にその名をあげていく。
〜〜〜〜

一度読み始めると、その世界観にとっぷりと没入し寝食忘れて読み耽ってしまう。
読み始めて八年経った今でも、
極上の料理を食べるように一文字一文字を噛み締めて読む。
この小説、中毒性抜群である。

何度も繰り返し読むほど好きなのにまだレビュー書いてなかった

  • 投稿者: 南谷   [2020年 10月 05日 19時 01分]
 「かぼちゃ頭のランタン」を見つけた瞬間、「これだ!!!」と感じたのを覚えています。硬派で歯ごたえがあって、世界観はがっつりハイファンタジー。なのに根源的なところでは十二分に共感できる素晴らしい小説です。もう何度読み返したか(頭から通しで読んだのは7、8回くらいだと思う)、それでも褪せることは全くないです。
 かなりの文字量ですが、解像度の高い写真を美しいと思う感覚に似て、冗長さは全く感じません。精妙な情景描写もさることながら、擬人法や比喩表現の使い方、特に戦闘シーンにおけるスピード感と緻密さのバランス感覚は並外れていると思います。物語の山を越えると、良質な長編映画を観終わった後のような満足感と疲労感があるほど。それくらい厚みがあります。「文章が書ける」ってこういうことを言うんだなと毎度唸ってしまいます。
 この作品が読めることに感謝…ランタンとリリオンを世に生み出してくれてありがとう…。

10年代幻想文学を代表しない最高の傑作

  • 投稿者: tizu   [2019年 10月 16日 10時 56分 ()]
初めの場面は何度も読み、なんなら諳んじることも出来なくはないのでは、と自分では思います。
ダークなファンタジーの世界観の小説は世に多々あれど、これは中でも卓越する一つ。硬派な世界観が好きな人は読むと良い。軟派で甘い人間関係が好きな人も読んでにやけると良いです。長大な作品は懐が深く、どんな人でも楽しめるところがあります。ただ悲惨さをぶちまけただけでは無い、真摯な人間の物語がここにある。
ぶれない強固な世界観の中で関係性は目まぐるしく変わっていく。物語の深奥は迷宮の最下層にも、人間の心の中にもある。幻想は一つだけあって、あとの世界はそれに応じて自然に導き出されたもののように見えました。だから細部まで血が通った描写があって、リアルに感じられる。ある意味でSF手法的ですね。日本SF大賞はまだですか。

引き込まれる世界観の良作。少年少女のダークファンタジー!

ダンジョンで野営する雰囲気が感じられる良い作品です。
モンスターの返り血、少年少女の汗、肉串の獣臭さと香辛料。
色々な匂いや街やダンジョンの臨場感が素晴らしい。

破落戸(ゴロツキ)にルビが無いのでそれだけは脳内変換して下さい。

何度読み返しても面白い。その世界にずっと浸っていたい。
そう思わせる中毒性の高い作品です。

長編ですが千歳飴のような虚無感はありません。

活字ジャンキーのみなさん! まだ読んで無いなんて大損ですよ!
早くこれを読むんだ!!!




情景描写がスゴすぎる!

  • 投稿者: 小林   [2018年 03月 17日 02時 23分]
本当にすごい!
物語も、主人公のランタンも、ヒロインのリリオンも、全て魅力的。読んでいると、あっという間に時間が過ぎていきます。
その中でも、僕が特にすごいと思ったのが情景描写。これがとにかくすごい!読んでると、語彙力半端ないな、と思うことが多々あるほどの多様な日本語の数々。それらが組み合って構成される文章はまさに圧巻です。
もう3回ほど初めから読み直したりしています。本当に、すごい。
他のWeb小説を見ている時に感じる、「この程度なら僕にも書けそう」が、全く感じられない。ただただ凄いです。
(学生の乱文でした)

素晴らしきダークファンタジー

まず最初に挙げる評価点は秀逸な表現力です、最初の数文で虜になるほど素晴らしい、本当にファンタジーが好きならまず間違いなく瞬間で好きになるでしょう。
また、登場キャラクターも非常に魅力的で他愛ない会話の中でも生き活きとしていてつい口元がにやけてしまいます、
それと同時にその高い表現力は残酷さも見事に映し出します、まるで実際に異世界でも見てきたの?と聞きたいくらいです。
一話一話が割と長いので時間泥棒みたいになってしまいますが読んで損は絶対にないと思います。
駄文失礼しました。

リア充はやっぱり爆発するのだ

  • 投稿者: 耳たぶ   [2017年 06月 18日 03時 46分]
私事ですが、思春期にカボチャのお酒を飲み過ぎた私はLサイズヒロインに萌える病に罹患してかなりの年月が経っていた。
タイトルと数話ほど物語を読んで、これこそが私が求めていたモノだ!と感じた。
筆者の圧倒的筆致力は、読者は主人公と共に迷宮都市に迷い込んだかと錯覚しそうになるぐらいであるし、主人公を始めとした登場人物はとても魅力的で、メインヒロインなんかは『俺の嫁は此所にいた!』と叫ぶ程である。
唯一の不満は女キャラが多くなる=ハーレム化、と言う図式がここ最近加速しており、物語が更新される都度『リア充爆発しろ』と切歯扼腕するのだが、此所に作者の優しさ(罠)があった。
文字通り主人公は『爆発』するのである。
読者の想いを代弁しているが『希望通りに爆発させましたが、なにか?』と、作者のしたり顔が浮かぶようで、酷く悔しい気持ちになるが、それこそ作者の手の内なのだろう。

作者こそ、爆発すべきである。

ガングロギャルな姫騎士が好き

  • 投稿者: しるすけ   [2017年 06月 17日 08時 57分]
高い解像度で眼に浮かぶ下町の風景。
読者まで疲労を分け合うような迷宮の探索。
説得力ありまくりの戦闘シーン。

何よりキャラクターが素晴らしい。

脱ぎっぷりのいい超長身ロリ(メインヒロイン)
毒牙を持つケナゲ美少女(ヒロイン2)
ガングロギャルな姫騎士(ヒロイン3)
ペタペタ肌の刺青カエル獣人(ヒロイン?)

まさに想像を超える斜め上なキャラクターなのに、
作者の緻密な表現によって、
読者に新たな性癖を植え付けること必須です。

迷宮都市で、カボチャ頭とその周囲が織り成す傑作ファンタジー

  • 投稿者: 神田 花咲   [2016年 10月 17日 14時 10分]
 まるで本当に存在するのではないか、と思えるレベルの表現で描かれる世界に惹き込まれます。これ程魅力的なファンタジーに出会えたのは久々でした。
 また、迷宮での話だけでなく、地上にいるときの描写もしっかりしていて、味気無さを全く感じさせない所にも感銘を受けました。「迷宮」や「冒険」が好きな方には絶対におすすめできる一作です。

 さて、あらすじですが、迷宮がポコポコ湧く都市で生活する探索者ランタンは、ひょんなことから探索者になることを望む少女リリオンと出会い物語は始まる。リリオンと日々を過ごし、様々な出会いを経て、迷宮に潜り、ランタンは少しずつ成長――身長は伸びないが――していく……。

 感想やレビューといったたぐいは苦手ですが、少しでも作者様の執筆の励みになれば、そしてこの素晴らしい作品がさらに多くの人の目に触れることを願って、書かせていただきました。

 続きが楽しみです!

これは正しくボーイミーツガール

  • 投稿者: 退会済み   [2016年 10月 09日 17時 28分]
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ダンジョンがポコポコと生まれる世界。
異世界から転移した少年ランタンは、探索者にならんと欲するワケありの少女リリオンと出会い、そして共にダンジョンへと赴くことになる……。

一言で書けば、そんな物語。

だが、しかし。
これは決してありがちな物語ではない。
無法を絵に描いたような迷宮特区。
そこを独自の価値観で生き抜く、獣のような少年、ランタン。
遠く故郷を離れ、一人迷宮特区へとやってきた巨人の血を引く少女リリオン。

その二人の舞台となるのが、いっそ見事としか言えないほど細緻に描かれた、まさに異世界。迷宮特区である。
人の命が軽いスラム。ならずものと紙一重な冒険者たち。

そんな厳しい世界で、二人は二人で生きていく。
ダンジョン探索物でもあり、そして、これは二人の成長物語でもあるのだろう。

圧倒的な戦闘描写と、ち密な心理描写が織りなす凄まじい世界。読んで決して損はしないだろう。
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