イチオシレビュー一覧
▽レビューを書くもう長いこと(1年以上?)アスタ、アイファが中心の話題には面白さを感じません。アスタは偉大な料理人として扱われ始めていますが、私には新しい味を求めるヴァルカスやアスタに刺激を受けたロイや若い料理人たちと比べてアスタを老料理人のように感じています。
ファの家以外のエピソードは面白いので楽しみにしているのですが、私としてはこの物語のファの家の役割はほとんど終わっていると感じています。今後大仕事がないのなら完全に群像劇にシフトした方が読みたいと感じています。
ファの家以外のエピソードは面白いので楽しみにしているのですが、私としてはこの物語のファの家の役割はほとんど終わっていると感じています。今後大仕事がないのなら完全に群像劇にシフトした方が読みたいと感じています。
現代日本の知識を持ったままに異世界に来て異世界人を料理で感動的させて、それだけ聞けばある種のテンプレにも聞こえるが、『異世界料理道』の主人公アスタには知識と経験はあれど、便利な調理器具も見知った食材も調味料も何も無い状況で、全て手探り状態で試行錯誤の末にそれを成すから面白いし応援団が出来る。
しかも異世界の住人たちのほとんどが、最初は主人公アスタのアスタを受け入れない。
そこにリアリティーを感じるし、アスタが誠実に相手と向き合うことで絆を育んで行くから感動が出来る。
異世界に新たな料理を広めて人々を喜ばせるのは爽快で気持ちが良いし、結ばれる人間性関係者に心が暖まる。
そして登場人物達一人一人に細かい設定と感情の起伏があって、共感出来たり、心が撃たれて感動する。
何度でも読み返したくなる、ネット小説でこのクオリティーは中々無い、素晴らしいとオススメが出来る作品です。
しかも異世界の住人たちのほとんどが、最初は主人公アスタのアスタを受け入れない。
そこにリアリティーを感じるし、アスタが誠実に相手と向き合うことで絆を育んで行くから感動が出来る。
異世界に新たな料理を広めて人々を喜ばせるのは爽快で気持ちが良いし、結ばれる人間性関係者に心が暖まる。
そして登場人物達一人一人に細かい設定と感情の起伏があって、共感出来たり、心が撃たれて感動する。
何度でも読み返したくなる、ネット小説でこのクオリティーは中々無い、素晴らしいとオススメが出来る作品です。
人間の心理状態を物凄くうまく表現できてると思います。何度も辛くて感動して泣きました。人間的に魅力を感じるのが多かった。
美味なる食事の価値を広めようとある程度教える事が出来たように思えたら、少なくともルウ家のようにアスタに習った後や習った料理を屋台に出してる家は売り上げの一部はアスタに権限があるというように技術を与えた代価を目に見えるものが必要だと思う。(貴族も金額を明確に)
筋というものを重要視してる森辺の民がそれをしないのは筋というものが通らないと思う。
族長筋はアスタのおかげで得れたものを手柄の横取りの様な態度が気になる。ジーダやミケルの事だってファ家の分家として暮らしてもらう事も出来たはず。トゥールの事もザザ家や貴族が全てその子の力の様に振る舞うのが謎。
アスタとアイファの休息期間には旅に出るというものもみてみたい。
美味なる食事を作る技術は料理人の財産という言葉は物凄く腑に落ちた為、又、家族との時間の為、森辺の勉強会も1~6ヵ月に1度でいいのでは?
アスタ本人のみの技術というものを持って欲しい。
筋というものを重要視してる森辺の民がそれをしないのは筋というものが通らないと思う。
族長筋はアスタのおかげで得れたものを手柄の横取りの様な態度が気になる。ジーダやミケルの事だってファ家の分家として暮らしてもらう事も出来たはず。トゥールの事もザザ家や貴族が全てその子の力の様に振る舞うのが謎。
アスタとアイファの休息期間には旅に出るというものもみてみたい。
美味なる食事を作る技術は料理人の財産という言葉は物凄く腑に落ちた為、又、家族との時間の為、森辺の勉強会も1~6ヵ月に1度でいいのでは?
アスタ本人のみの技術というものを持って欲しい。
私は記憶力がアレな所が有るので、異世界の食材を覚えるのも一苦労です。
他の方が指摘されている展開が遅いと言うのも確かに事実でしょう。
ですが、其を越えて異世界に住む存在しない筈の森辺の民と言う魅力的な存在を、非常に丹念に精緻に描き出し、読んでいる内に自分も森辺の集落で生活している様な錯覚すら覚えて来ます。
失礼ながら、調理パートを読み跳ばす事も多いのですが、そんな時でさえ、
"ああ、かまどでアスタと女衆がまたなんかやってるなぁ"
と、その光景を後ろから眺めている様な不思議な感覚・・・。
朝、トトスに引かせた荷車から見えるルウの集落。その広場の活気。鮮やかに浮かぶ人々の顔。
まるで自分の知り合いに会うような喜び。
私にとっては、異世界訪問を楽しむ様な物です。
アスタと共に森辺に暮らし、アスタと共に広がる世界を見る。
そんな居心地の良い作品だと思います
他の方が指摘されている展開が遅いと言うのも確かに事実でしょう。
ですが、其を越えて異世界に住む存在しない筈の森辺の民と言う魅力的な存在を、非常に丹念に精緻に描き出し、読んでいる内に自分も森辺の集落で生活している様な錯覚すら覚えて来ます。
失礼ながら、調理パートを読み跳ばす事も多いのですが、そんな時でさえ、
"ああ、かまどでアスタと女衆がまたなんかやってるなぁ"
と、その光景を後ろから眺めている様な不思議な感覚・・・。
朝、トトスに引かせた荷車から見えるルウの集落。その広場の活気。鮮やかに浮かぶ人々の顔。
まるで自分の知り合いに会うような喜び。
私にとっては、異世界訪問を楽しむ様な物です。
アスタと共に森辺に暮らし、アスタと共に広がる世界を見る。
そんな居心地の良い作品だと思います
キーワードはおそらく「誠実さ」
- 投稿者: 退会済み [2018年 09月 29日 19時 14分 (改)]
管理
主人公はチートではなく、タイトルに異世界とついていますが、別に「地球の何処か彼方の辺境に飛ばされました」でも、絶対に戻ることは出来ないという前提があるならほぼ同じ。そんな異世界もの。
その上で、作り込まれた世界観。アスタが堅実に歩んでいく道のり。彼の人との向き合い方。
わかりやすく「凄い」主人公ではありませんが、ふと考えてみると、ここまで人間として真面目かつ誠実な(元)高校生もそうはいないはず。
それは彼がこの地で始めて出会ったアイ=ファによって開花させられた部分も大きい、それもまた魅力です。
人と出会い、料理という手段を用いながら、よりよい方向とは何かと常に悩みつつ、
※私は「小説家になろう」サイトのユーザーとしてふさわしくないと、運営から通告が来ましたので、レビューも削除させていただきます。
「作家様」の、今後のご活躍をお祈りいたします。
その上で、作り込まれた世界観。アスタが堅実に歩んでいく道のり。彼の人との向き合い方。
わかりやすく「凄い」主人公ではありませんが、ふと考えてみると、ここまで人間として真面目かつ誠実な(元)高校生もそうはいないはず。
それは彼がこの地で始めて出会ったアイ=ファによって開花させられた部分も大きい、それもまた魅力です。
人と出会い、料理という手段を用いながら、よりよい方向とは何かと常に悩みつつ、
※私は「小説家になろう」サイトのユーザーとしてふさわしくないと、運営から通告が来ましたので、レビューも削除させていただきます。
「作家様」の、今後のご活躍をお祈りいたします。
「小説家になろう」で1番好きな作品です。主人公が突然異世界転移するのはよくある設定ですが、この物語はひと味違います。
主人公が異世界の食材で作る料理もわくわくしますが、人間ドラマも素晴らしい。本当に何回読み返しても面白い。なぜ読むたびに笑ったり泣いたりできるのか。それは登場する人物一人一人にそれぞれの人生がちゃんとあって、積み重ねた上に人格形成がされているからだと思います。だから台詞や行動に説得力がある。読み返せば読み返すほど、その人の生き様に心を打たれます。
長く続いている人気作品ですが、1人でも多くの方に読んでもらいたいです。そして私と一緒に年に一度の人気投票&番外編の希望投票に頭を悩ませましょう(笑)
主人公が異世界の食材で作る料理もわくわくしますが、人間ドラマも素晴らしい。本当に何回読み返しても面白い。なぜ読むたびに笑ったり泣いたりできるのか。それは登場する人物一人一人にそれぞれの人生がちゃんとあって、積み重ねた上に人格形成がされているからだと思います。だから台詞や行動に説得力がある。読み返せば読み返すほど、その人の生き様に心を打たれます。
長く続いている人気作品ですが、1人でも多くの方に読んでもらいたいです。そして私と一緒に年に一度の人気投票&番外編の希望投票に頭を悩ませましょう(笑)
異世界ものではありますが、ファンタジーではありません。その分展開は地味ですが、余分なものが無いとも言えます。
主人公のアスターがアルスホルンに持ち込めたのは、身一つ以外には三徳包丁と見習い料理人としての矜持だけ。料理を通して人々に真剣に向き合い、確執や問題をひとつひとつ解決していきます。
また、料理の素材も地球の食材が平然と使われることは無く、アムスホルン独自の動物や植物が登場します。未知の食材に出会う度に主人公が嬉しそうに料理に取り組む姿が個人的にほっこりします。
ほかにも、そこで暮らす人々の文化や価値観が丁寧に描かれていて、まるでどこかに本当にある世界のようです。数多くの登場人物も皆きちんとバックボーンがあるのも好きなところです。
アスタとそこに関わる世界の物語をずっと見守っていきたいと思える作品です。
さて、今日のご飯ははんばーぐにしようかな……
主人公のアスターがアルスホルンに持ち込めたのは、身一つ以外には三徳包丁と見習い料理人としての矜持だけ。料理を通して人々に真剣に向き合い、確執や問題をひとつひとつ解決していきます。
また、料理の素材も地球の食材が平然と使われることは無く、アムスホルン独自の動物や植物が登場します。未知の食材に出会う度に主人公が嬉しそうに料理に取り組む姿が個人的にほっこりします。
ほかにも、そこで暮らす人々の文化や価値観が丁寧に描かれていて、まるでどこかに本当にある世界のようです。数多くの登場人物も皆きちんとバックボーンがあるのも好きなところです。
アスタとそこに関わる世界の物語をずっと見守っていきたいと思える作品です。
さて、今日のご飯ははんばーぐにしようかな……
人を通して繋がる物語
- 投稿者: 退会済み [2018年 04月 23日 12時 16分]
管理
はじめまして。
書籍化をされているとのことで気になって開いたのがきっかけです。
異世界&料理はありきたりですが、
登場人物一人ひとりに当たる丁寧な描写はとても面白いです。
現在、他の方も書いているように、
多少迷走しているように見受けられますが、
これから先の展開に期待を込めてレビューを書かせて貰いました。
今後も応援しております。
書籍化をされているとのことで気になって開いたのがきっかけです。
異世界&料理はありきたりですが、
登場人物一人ひとりに当たる丁寧な描写はとても面白いです。
現在、他の方も書いているように、
多少迷走しているように見受けられますが、
これから先の展開に期待を込めてレビューを書かせて貰いました。
今後も応援しております。
上辺は「中世じみた異世界に、主人公が放逐された物語」です。
主人公の立場は「転校生」に近い。
人柄・偏見・料理の腕前・物珍しさから、主人公は過剰に好悪や警戒を向けられる。
主人公は親愛や料理の腕前を頼りに道を歩む。
道を示す内、主人公は『転校生』ではなくなっていく。
表題の「道」には、複数の意味が込められているのでしょう。
そこには、主人公以外の「道」も重なります。
生き甲斐を重んじる、己の道。
隣人に対する、人の道。
先人として後人を導く、指導者の道。
後人として先人に倣う、精進の道。
試練を乗り越える為の、解決の道。
「道」というワードが頻発する事からも、その重要性が伺えます。
丁寧な運筆かつ、情勢が不穏な状態から始まるので、安定期には新たな騒乱を求める声も上がるかと。
しかし、本作を読む際は「道」を確かめるように読んでくださいませ。
個人的には世界設定の解読もオススメです。
主人公の立場は「転校生」に近い。
人柄・偏見・料理の腕前・物珍しさから、主人公は過剰に好悪や警戒を向けられる。
主人公は親愛や料理の腕前を頼りに道を歩む。
道を示す内、主人公は『転校生』ではなくなっていく。
表題の「道」には、複数の意味が込められているのでしょう。
そこには、主人公以外の「道」も重なります。
生き甲斐を重んじる、己の道。
隣人に対する、人の道。
先人として後人を導く、指導者の道。
後人として先人に倣う、精進の道。
試練を乗り越える為の、解決の道。
「道」というワードが頻発する事からも、その重要性が伺えます。
丁寧な運筆かつ、情勢が不穏な状態から始まるので、安定期には新たな騒乱を求める声も上がるかと。
しかし、本作を読む際は「道」を確かめるように読んでくださいませ。
個人的には世界設定の解読もオススメです。
高校生料理人がメシマズ異世界狩人の集落に転移して、現代知識を活用して美味しい料理を作ることから始まる物語。タイトル通り作品の半分ぐらいは料理を作っては食べるのですが、もう半分は人間ドラマの側面が強い。「料理道」とは、料理で何を成し遂げる事にあり。作って食べて美味しかったおしまい!というグルメ作品とは方向性が大分違います。
主人公こそアスタで食事関連のシーンが目立つが、本作の核心はずばり「森辺の民の社会的進歩」にあります。食事の質に関心を持ったり、意思決定の制度を見直したり、町の人間と真っ当な交流を持ったり。その過程で森辺の民達の感情や考え方の変化、そして採った行動こそが見所だと思います。一つの社会を描く物語としては、森辺の民達の魅力も合わさって非常に読み応えがあります。
主人公こそアスタで食事関連のシーンが目立つが、本作の核心はずばり「森辺の民の社会的進歩」にあります。食事の質に関心を持ったり、意思決定の制度を見直したり、町の人間と真っ当な交流を持ったり。その過程で森辺の民達の感情や考え方の変化、そして採った行動こそが見所だと思います。一つの社会を描く物語としては、森辺の民達の魅力も合わさって非常に読み応えがあります。
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