イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く
1 2 Next >> 

勘違いされる美少女、月光姫セレネ

ヒロイン、セレネはとても美しい王女なのですが、その魂は転生したおじさんだったりします。

彼女の言動に不審を抱いた母親(女王)によって、彼女は人前から遠ざけられ喋るネズミと時折訪ねて来る姉王女とのみ触れ合う生活を過ごしていました。

そんな彼女と偶然接触することになる大国の王子。彼は彼女を自国に連れ帰ろうとするのですが、姉の胸の中から離れたくない彼女はそれに反発して……。

おじさんの欲望に突き動かされるまま(主に姉との百合関係を希望しそれを奪おうとしているように見える王子の排除を狙っている)あれこれ策動するセレネ。しかし周りからは何もかもが違う側面で受け取られてしまいます。

まとめるとひたすらセレネが周りから勘違いされるお話ですよ!

儚くも逞しい聖女と謳われる少女の物語

  • 投稿者: 巴寅骸骨   [2019年 09月 04日 12時 11分]
これは、(見てくれだけは正真正銘)傾国の美姫と謳われ、(乳のある女性・特に美女性と冴えないおっさんには)慈悲と慈愛に満ち、(女の子とのエロスにかけては類まれなる)聡明な頭脳を持つ天才にして(乳欠乏症の)持病を抱えながも(己が欲望には)懸命に生きるセレネ(中身は前世が38歳の変態親父の転生者)の物語である。

なんてことでしょう…
オススメしたくて事実だけを書いたのに、これだけ読むと人にオススメするのを躊躇われる内容に…
どうしてこうなった…

完成されてしまう姫様

  • 投稿者: ひろめる   [2018年 02月 12日 11時 57分]
TS検索でハマった作品の一つです
何をやっても株が上がるセレネ様
そう・・・彼女は本能のままに・・・
おっさん生活を満喫しているだけなのだ・・・

いや!なんでやねん!
思わずツッコミをいれてしまう面白さがこの作品の魅力ですねw
転生ものとして見ていた初期とは違いコメディー物としか見れなくなる呪い
私がこの作品に出合った時はすでに完結してしまっていましたが、最高の作品でした

勘違い系小説です

  • 投稿者: なつめ猫   [2017年 10月 12日 12時 02分]
異世界に性転換転生してしまったおっさん=現在:女性は中々うまく言葉が話せない事もあり、周りから誤解された生活を送る事になります。
そして不遇な生活に関しては、前世の記憶があるから問題ないのですが……。
この物語は、地の分のツッコミがとても面白く書籍版もとても面白いです。
ちなみに、主人はおっぱい星人であったりするわけで、かなりゲスイ思考だったりする訳なのですが、周りがいい感じで勘違いしてくれることで何時のまにか聖女に! という感じになったりならなかったり!
おすすめの一品? 一作? です!

地の文の突っ込みがもし無ければ.....

  • 投稿者: ver   [2016年 11月 28日 00時 45分]
儚げで聡明にみえる美少女によるハートフルな物語
地の文がそこに加わるとあら不思議
ゲスな性格のおっさんに早変わり、非常にいい話のはずなのに
地の文の辛辣な突っ込み。

周りのキャラクターがだれも突っ込まないので
突っ込みを入れるのは作者様と我々読み手のみ

美幼女(おっさん)と一緒にドウシテコウナッタと思うはずです。
おっさん嫌いな人には向かないかもしれません。
そういう方は、地の文を外して読まれると不思議な経験を味わえるかもしれませんね。

主人公はおっさん少女! 地の文が『ちびまるこちゃんのナレーション』みたいにキレッキレ!

  • 投稿者: 退会済み   [2016年 07月 10日 15時 30分]
管理
 主人公はおっさん少女! 地の文が『ちびまるこちゃんのナレーション』みたいにキレッキレ!
 コンセプトはいわゆる勘違い物。どんどん作中での株が上がっていきます。
 しかし悲しい事に、主人公の中身はおっさんなのです。

 (おっさんというだけでなく、おっぱいや美少女に積極的に絡みに行く阿呆……あれ、我々読者の味方なのでは!? セレネいいぞもっとやれ! 男は映さないくらいの勢いでやれ!)

中身がおっさんなのに、何故か可愛いセレネ

  • 投稿者: 遍駆羽御   [2015年 09月 14日 12時 28分]

忌み子として長い間、閉じ込められていたセレネ。
聖王子と呼ばれているミラノと出逢い、セレネはシンデレラストーリーを順調に歩み、幸せに暮らすのでした、と普通はなるだろう。

しかし、セレネの中の人、おっさんなんです!

このおっさん、とにかくやらかす。
何故か、勘違いに勘違いを重ねて、世界には良い方向へと繋がっているが、おっさん的にはミラノの魔の手から大好きな姉 アルエ姫を護りたい!
だけど、おっさん、ミラノに好印象をもたれる。
そんな勘違いが勘違いを呼ぶテクニカルな異色の異世界転生モノである。

セレネの何処までも自分勝手な考えぶりに皆さんで笑いましょう。


近年稀に見る傑作間違いなし

  • 投稿者: 椎葉   [2015年 07月 30日 08時 04分]
いやはや、笑った。
抱腹絶倒とは正にこの作品を読んで起こる現象を指すための言葉だと思われる。
これで終わり?と、「まぁ、良作だったな」と偶々見付けた作品を軽い気持ちで読み終えようとした私の<かんぱい>だ。
何だあの最後。あれは反則だ。腹が捩れて死ぬ思いをしてしまった。作者は読者を殺す気か?と疑わずを得ない。
もう、主人公の思惑と周囲の反応の笑えること笑えること。
良作数多なれどこの作品は傑作と呼んで良い。
書籍化?無論買わせていただきますよ。

白く儚く薄汚く…空回る。まさに勘違いモノの王道

  • 投稿者: 仲根多鎖   [2015年 07月 28日 06時 38分]
人目を引く外見や悲惨な生い立ち、たどたどしい言葉に反する不思議な行動で儚さと超常じみた雰囲気を纏うセレネ姫。その実、中身は『まるでダメなオッサン(マダオ)』そのもので…

下心全開・単細胞・下種の三拍子揃ったセレネの私欲丸出しの勘違い行動が、結果的に周囲にとって神懸った善行に勘違いされるという相互勘違いモノの王道を往く作品。ただでさえおかしいセレネの斜め上の行動を他の人物が更に斜め上に解釈するものだから、余計におかしく感じて非常に笑える。

普通TSF作品というものは、「性転換をきっかけにした現状の様々な変化」がキモの1つでそういうもの(特に主人公の心理変化)が少ないTS転生はTS作品としてはデフォルトで低評価になるのですが(個人的主観)、この作品の場合は、逆に徹頭徹尾ぶれずに迷走するセレネのキャラクターと、それをボロッカスにこき下ろす地の文の絶妙さが作品に強烈すぎる個性を与えています。

悪が栄えた試し無し。はっきりわかんだね

  • 投稿者: アイアン   [2015年 07月 25日 19時 27分]
このお話は、見た目は麗しい薄幸系アルビノ、しかして中身はゲスの極みなおっさんの
新ジャンル「下種かわいい残念幼女」セレネ姫の愛と勇気と煩悩の引き起こす暴走と周囲の勘違いの相乗作用による、ウルトラCな奇跡の偉業に苦笑いする勧善懲悪の物語であるw

いや冗談抜きで近年類を見ない程よく出来た勘違いコメディです
「常に悪を成さんと欲し、しかして常に善を成す」
その皮肉と諧謔をキレのある地の文の毒舌で表現しつつ
主人公の周囲の勘違いとセレネ自身の勘違いによる認識のズレを常に前面に押し出したストーリー
善意溢れる恵まれた周囲の人達や悪意に満ちた本物の悪人と、
本人は到って真面目にゲスい事をやろうとするのに何故か裏目になるセレネの誤解に満ちた心温まる(?)交流という演出
そこに『中身はおっさん』というギミックを仕込み、最後までこの絶妙なバランスを保たせ笑いを誘い続ける手腕は、まさに見事
1 2 Next >> 
↑ページトップへ