イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く
<< Back 1 2 3

最初から最後まで最高です。

悪役令嬢、ゲーム転生、内政チート……これだけなら“なろう”ではごくありふれた王道ジャンルといえるだろう。でも、このありふれたジャンルにあってこの作品は確実に頭一つ抜け出した素晴らしい作品だ。

丁寧に造り込まれた世界観、確かな実力に裏打ちされた読みやすく人を惹きつける文章、かなりの長さがあるにも拘わらず中弛みしない読み手を飽きさせない物語構成、主要なキャラクターの個性の輝き……まさに小説書きのお手本と言っても過言ではない。

でも、やはり何よりも大事なのは主人公のアイリスが本当に魅力的であることだろう。

アイリスはとにかく勤勉な努力家だ。大切な人たちから裏切られ、名声も社会的立場も婚約者も失い、絶望のどん底に叩き落とされても、腐らないし諦めない。

次から次に降りかかる悪意に満ちた障害すべてを正々堂々と乗り越えていくアイリスの気高い生き様には、きっと誰もが魅了され感動し励まされるだろう。

悪役令嬢ものとしてはかなりお勧め

最初のころはよくある悪役令嬢転生ものという感じでしたが、途中からキャラクターが生き生きして動き回っているような感じがしてきます。
多分、話を進めるごとに性格などがそのキャラクターにしっかりとなじんでいっているのではないかと思います。
またお話も、とんでもないスキルがあったりという感じではなく、あくまでも知識と努力で切り開く(まぁ、ご都合主義的な部分はありますが)という感じがして好感が持てます。
他にも悪役令嬢転生ものを読んでいますが、この作品はそのなかでも上位間違いない出来だと思います。
ただ、不満がないわけではありません。
最後のオチは完全に読めていたし、終わり方を急ぎすぎている感じがしたのは残念です。
しかし、それを考えても、とても面白い作品であることに変わりはないと思っています。
だから、気になる方は、読んじゃいましょう!

数話読めばハマること間違いなし!!

  • 投稿者: 斎宮   [2017年 04月 29日 20時 49分]
戦闘、商売、服飾、食べ物、政治、恋愛、と幅広い読者に気に入ってもらえる作品です。
また、正義は必ず勝つ!!という爽快感もある作品です。
バッドエンディングから吹っ切れ、領と民を守るために仕事中毒を遺憾なく発揮しながら頑張る主人公の奮闘記です。
主人公の仲間は本当に魅力的で、男女問わずカッコいいです。こんな信頼関係を築けたら、という正に理想、という感じです。
個人的な好みになりますが、主人公の弟の変化は、本当に好ましいものです。

逆に敵側は、読んでいるとかなりムカッとします。それはどの作品もそうだと思うのですが、人間が腐っていく様子や、上っ面だけの言葉と暴論に、権力の恐ろしさを痛感させられます。


読んでいてとても楽しいし、心に響く作品です。
是非、読んでみてください。

「公爵令嬢の嗜み」こんなに読者を奮わせる作品があるだろうか?

  • 投稿者: 龍芽以   [2017年 02月 19日 22時 33分 ()]
これは1人の女性が運命に抗い
仲間とともに領地の繁栄、人との繋がりの持ち方
沢山の苦悩の中で人生を歩む術を瞬く間に広げちゃったりして、
人を魅了してくれます!
読者にとっても勉強になりますし
心を奮わせる素晴らしい作品だと思います!!
変に言葉を呟くものではないと思います!!
この作品にはそれだけの価値がある!!
そう、思える作品です!!
ぜひとも、この作品を手に取っていただきたい!!
完結済作品になりました!
なろう作品内での番外編期待したいw

この作品は読まなきゃ損をする

  • 投稿者: 退会済み   [2016年 12月 25日 12時 38分]
管理
一話目からの爽快感が堪らない。
‘出来る女’はどんな勇ましい男より格好良い!

バッドエンディングは、瞬時にヒロインの糧になる。
実父ですら驚くほどの判断力を備えた‘我が娘’に、領地代行と名ばかりの全権代理者。
瞬く間に領地改革を進めるヒロインは領民達にも‘豊かになれる機会を与える’
痛快です、読んでいて楽しくて仕方がない。
これを読まずに何を読む?

バッドエンドのその先で?

記憶が戻った瞬間がバッドエンド目前という、色々と詰んだ状況で目覚めた主人公。
それでもそこで諦めたら色々アウトな彼女は、頑張った結果、領主代理の地位を獲得しました。
その後の彼女の日々は、領地を潤すための奮闘記。
とはいえ、どう見てもワーカーホリックな彼女の生活がちょっと心配にもなります。

中性西洋風のゲームの世界に、現代日本の知識を詰め込み領地を潤す彼女の手腕、見事です。
攻略対象達は色々がっかり残念なのはお約束。
そして彼女の周りには魅力的な仲間がいます。
異世界で領主業に勤しむ彼女の奮闘記。

お嬢様、たまにはちゃんと休んでください!

とても勉強になるセリフ遣い! 素晴らしい作品ですなぁ

悪役令嬢のバッドエンディング……そこから始まる新たなストーリー。

キャラクターが発する言葉の上手さと読み手の心をくすぐる展開の持って行き方が特に優れている作品ですなぁ。
そして、物語を構成する為の伏線的知識を屋台骨にしてしっかりとした骨格も持った作品になっていますなぁ。
心情描写や展開に応じたセリフ……しっかりと作者様の手腕の高さが見て取れます。
 
皆様、秋の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。

悪役令嬢のその後

とてもおもしろい、作品だと思います。

その反面、シンデレラストーリー史上主義の方には
受け入れ難い作品かなと思います。

貴族や王族が望まない婚姻をするのは、言ってしまえば
損得勘定から発生するもので、日本人の風潮的には
損得勘定は「悪」みたいな風潮があるけど
この物語では、シンデレラストーリーのベストエンディング的な、展開によって生じる色々な歪みに着目しているところが、面白いです。

身分の低い人物が、身分の高い人物と結ばれる.......
確かに、ストーリー的にはすばらしいでしょう。

でも、その後には強欲貴族や商人等々によるドロドロ展開が待っているのは至極当然のことだし。
その展開がないのであれば、貴族や王族の自由恋愛が
推奨されてもおかしくないからです。

この作品が、本当の意味でのベストエンディングに迎えることを期待します。

<< Back 1 2 3
↑ページトップへ