イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く
1 2 Next >> 

おっちゃん、アンタァ漢だよ!

  • 投稿者: Jilvaanue   [2022年 05月 02日 20時 51分]
千夜一夜物語、誰でも一度は聞いたことがある言葉だが、残念ながら実態を知る人は少ない。それは当然のこと、千夜一夜物語は編集者の数だけバリエーションがある。
七度の航海を果たしたシンドバッド、
民の生活をその足で見て歩いた名宰相ジャファー、
そんなアラビヤ民謡の英雄達にも引けを取らない、仁義と真っ当の魔物、おっちゃん!

長谷川平蔵の如き清濁併せ呑む懐の深さ、
居眠り磐音が欠伸でもするかのように人の輪をなし、
藤沢周平作品の剣客達のようなやるせなさを忘れぬ心。

こんな主人公を観たかったんだ!

シンプルだけど、奥が深い

  • 投稿者: ほげた   [2018年 12月 06日 15時 48分]
小学生の頃、たくさん読んだ民話や昔話を思い出したですよ、はい。余計な描写がないシンプルな文体で、お話はサクサクすすむんですが、飽きがこないまさに千夜一夜でした。
40過ぎの冴えない風采の主人公おっちゃんは、姿が変身が得意なシェイプシフターという魔物で関西弁風の味がある人です。ダンジョンをやめて冒険者になってその日暮らしを初めますが、周りの人達に人柄をみいだされ活躍していきます。私利私欲よりも義理人情。出世よりも周りや自分の日常を大事にしているいい人が成り上がっていくんですが、一人称で語られるおっちゃんの頭の中はお花畑ではありません。厳しい世の中をかいくぐってきたリアリストの冷静な判断の数々。
派手さはない、淡々とシンプルにでも味わい深い大人のためのエンターテイメント作品。
だから500話以上あるのにどんどん読めてしまいます。
結構かなりオススメできる逸品です。

ストレスフリーでさくさく読める

  • 投稿者: laptop   [2018年 04月 10日 17時 00分]
累計100万文字にも及ぶ量ながら、とにかくストレスフリーでさくさく読めて、気が付けば直近アップまであっさり読破出来てしまう。

1章はそこそこ話数があるものの、ひとつの問題に対して1話ないし3話ほどで解決し、次の段階に進むという流れが非常に小気味よい。問題解決にダラダラと話数を重ねる、大筋から横道に逸れてダラダラと奔走する、ということが全くないというのは素晴らしい。

なにより、大筋の問題解決に向けて小さな問題を解決していくのに、過程が無駄になるということがない。

主人公が見た目的には冴えないおっちゃんのおかげで、変なハーレム要素が絡むこともないので、安心して読み進める。

【Sa・Ga】おっちゃん【Owl Nights】、ゲーム脳レビュー

ストレスフリーかつ淡々と進んでいくストーリー。だが決して情緒がないわけではないのです。物語の端々に感じ入る箇所が見つかる方も存られるのではないでしょうか。
タクティクス・オウガの様に各々のチャプターへテーマ:副タイトルをつけていきたい。言葉を選んで。

あとはね、会話が好き。
もうね、目に浮かんでくる訳ですよ。ギルドの受付おねいさんとおっちゃんが、カウンター越しにセリフの吹き出しを交互にだしながらやり取りしてる態が。
さながらサガシリーズの会話のように。

スカーレットグレイスのDLCパッチで主人公オウル追加とかあったら是非とも対価を支払いたいところです。

俺つえもハーレムもないけど、主人公おっちゃんだけど、だから面白い

  • 投稿者: 読専さん   [2017年 09月 05日 11時 04分]
自己投影的な「俺TSつえチーレム」には飽きている方、
ダラダラした話が好きじゃない方へ。

地位や名声はいらない。のんびりだらだら生きていたい。
ダンジョンに潜って戦ったりしないで、レア物採集で稼ぎたい。
前職はダンジョン勤務経験のモンスターだから。
そんな主人公の「おっちゃん」が、人の良さから面倒ごとに巻き込まれては、培ったスキルと人生経験で人を救い、街を救い、ついつい活躍してしまうお話。

ストーリー展開のテンポのよさ、キャラクターの面白さで読まされる作品。
章立ての短編が繋がって1本の長編小説になっているので、気軽に読めます。まずは第1章を読んでみて。

無駄がなくてテンポがいい

  • 投稿者: iHOS   [2017年 09月 04日 21時 19分]
おっちゃん(主人公)の柔らかい関西弁風なしゃべり口をベースに、その気になれば1章で単行本1冊に膨らませそうな話を、最低限の描写でテンポ良く読ませてくれます。

話がおっちゃんの目線で書かれているため、おっちゃん不在で話が進むことがないため、読んでいる側もおっちゃんのそばに居るような気分にさせてくれます。

中年のおっちゃんという設定のため、恋愛要素や努力・友情・勝利のような要素はありません。今までの経験や本人の人柄で事件を解決しては去って行く、というのがお約束になっています。

決して奢らず、どこまでも謙虚なおっちゃんの冒険に、ゆっくり付き合っていきたいと思います。

苦労人のおっちゃんの人助け物語

  • 投稿者: とも   [2017年 08月 08日 06時 59分]
別に美少女に囲まれてモテモテなわけじゃない。

常識外れなスキルで無双する訳でもない。

くたびれた、ちょっと髪の薄い、実はモンスターなおっちゃん。

人間に化けてのんびりだらだら冒険する…はずなんだけど頼みを断りきれない人の良さで、望まぬうちに大きな仕事に巻き込まれては無駄に高く評価されてしまう。

「おっちゃんはのんびりお酒が飲めて、食うのに困らんかったらそれでええねんけどなあ」


キャラの濃さに反して、実に読後さわやか。
チート・ハーレム・無双ものに胃もたれしている貴方にオススメの作品です。

しゅきしゅきしゅき

文章に違和感や異物感がなく、読んでいてストレスが全くない。特に登場人物の思考や感情の移ろい方が自然だと思います。なにより、ご都合主義な展開ではあるのに、巧みな辻褄合わせと作中の人物のリアルな妥協点がそれを感じさせない。しかも笑いどころもある。今まで読んだラノベの中でも、読み物として一番好きです。今後の更新も楽しみにしてます。

この小説書籍化してる?

  • 投稿者: みかん   [2017年 06月 30日 17時 13分]
人間のおじさんのふりをしたモンスターが冒険者として街を救い、英雄に祭り上げられそうになったらそっと街を後にする懲悪(?)もの。面白かった。

小説になった場合の宣伝媒体は新聞とsns。居酒屋のぶ・夜回り猫等が好きな人が狙い目の読者層。

購入ターゲット層はオーバー30。祖父母と一緒に水戸黄門や遠山の金さんを見た世代以上。
表紙は温かみの感じる柔らかなものにすると良いかもしれない。帯へは有名書店店員さん、出来ればファンタジー好きで知られてる人からの推薦文があるとベスト。プラス賞を取っておくと興味を持って手にする人は多そう。

より大勢の読者に希求するならば、食事の描写の美味しそう感を強める加筆はアリかも。
爆発的に売れるのではなくジワジワ人気が出そう。

読み切りタイプで読みやすい

  • 投稿者: バナナ   [2017年 06月 18日 21時 09分]
中高生が自分を投射して書いたような子供が主人公の、
頭の悪いハーレムチートじゃないのが非常に貴重。
無駄にグダグダ書いたしょーもないハーレムチートには
いい加減ウンザリしていたので有り難い。

◯良い点◯
一章ごとに読み切りなのでテンポがグダらず非常によみやすい。
投稿ペースが早い。

◯悪い点◯
誤字脱字と読点がやや目立つ。

◯内容の感想◯
世界観は今流行のファンタジーRPG風。
主人公は中年男性のモンスター。
人間のフリをしてその日ぐらしを楽しむというストーリー。
相当お人好しな主人公なので様々なトラブルに
毎回命がけで巻き込まれにいってしまうが
その様子を追うのがなかなか読んでいて面白い。
1 2 Next >> 
↑ページトップへ