感想一覧

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[一言]
まさに佐藤大輔ファンの大半が思っているであろう事を見事に書き連ねてくれていたので思わず感想に一報入れに来ました。

本当に佐藤大輔はクソ野郎でした。斯界の大天才で、誰にも真似できない、一流の作家でも一生に一度レベルの最高の作品を幾つも書いておきながら悉く未完で終わらせ挙句に五十路そこそこで逝った最高のクズです。チャーチルに親炙した鋼鉄の演説口調や、冷たすぎてむしろ熱い兵理のリアリズムはプロアマ問わず多数のフォロワーを生み、さながら我々の歩く道のド真ん中にそびえるクソ山のような巨大なミームでした。
レッドサンブラッククロスは!? 皇国の守護者は!? 再開に一縷の望みを託していた漫画原作は!? もう永遠に結末を知る事が出来ない苦しみを読者に与えた彼は本物のウンコ野郎です。
八目又臣さん

 傑作を書いては未完、書いては未完! 果ては一年で六冊刊行しようとした矢先に急死!!!

 まったくもって最高で最悪のクソ野郎でしたね。 もっと長生きして新刊やら新シリーズ書いて大往生で罵倒されながら逝きやがれボケナス!!!

 「征途」や「遙かなる星」のように絶版シリーズがもっともっと新装版でるといいですな!
 偉大で悪逆なる欲深き紳士! 佐藤大輔のクソ野郎に献杯!
[良い点]
 先生が亡くなりもうすぐ一周期を迎えるこの時期にこのエッセイを見いだし、しんみりしてしまったので少し書かせていただきます。
[一言]
 じつは、2016年12月ころ、フェイスブック上に先生のお名前を発見して、自分はまさか?と思いながら友達申請してみたのです……結果快諾していただき、わたしは有頂天で先生の書き込みに「いいね!」する毎日でした。毎日10回くらい投稿されていたのです。何度かおそるおそるコメントしてみたら、なんと丁寧な返信をしていただけました。たいへん気さくで優しいかたでした。もっと気むずかしいかたと思っていたのです。

 先生はその頃、おもに「けものフレンズ」と「このスパ」についてコメントをしていました。それと新刊の進捗状況を報告されており、自分は「オオ!」と心躍らせました。執筆を飼い猫さんが邪魔する、としょっちゅう画像を上げていました。

 そして去る2017年3月22日、先生の投稿が止まりました。

 数日後、先生のお友達が状況を報告されておりました。心筋梗塞で、散歩に出て、家から10分の歩道でばったり倒れたのだそうです。

 先生は二本のアニメを楽しんでいて、たしかこのすばの最終回には間に合い、けもフレの最終回は未見で逝ってしまわれたのでした。
 茶化していると受け取られかねませんが、そのときはそれがひどく無念で、訃報とともに打ちのめされました。

 ひと月あまりのちにハヤカワ文庫から刊行された「帝国宇宙軍1 領宙侵犯」を読み、綿密な世界観描写そのままにいままでとは違った軽妙さを持つ作品であり、ふたたび失ったものの大きさを思い知り、いまだに立ち直ってはいません。

 長々と失礼しました。

 念のため、この件は「ぼくはFB友達でした」と自慢するものではありませんので、小話程度に受けとめてくださいませ。 
さからいようし さん

 感想と情報ありがとうございます。
 フェイスブックでやり取りをしていたとは……得難い経験でしたね。
 なんでしょう……。一言で言えば新城直衛みたいな人だったのかもしれないですね。きっと。おそらく。

 御大がまさか「このすば」と「けものフレンズ」を見ていたとは! ちょっと想像もしてませんでした!
 そうですか。「けものフレンズ」最終回を見れないまま逝ったのですか……。見たかったろうなぁ。しかしその感情を多くの読者に味あわせたのは佐藤大輔自身でもあるわけで、なんとも皮肉なものですね。

 「帝国宇宙軍1 領宙侵犯」。面白かったですね! そしてまさにこれからでしたね!(怒り)
 まさにこれからだったというのに……。悲しいものです。

 今年、ハヤカワ文庫より佐藤大輔の宇宙開発SF小説「遙かなる星」が新装版で出版されるそうです。
 こいつで我々はしばらくは戦えるでしょう。

 佐藤大輔氏の新たな一面を知ることができました。
 教えていただき本当にありがとうございます。
[良い点]
決して風呂敷を畳まないむしろ制御できないくせに広げ倒す御大への愛憎かくあるべし
[一言]
絶対に許さない そして未完どもをありがとう
続きが気になって生きてる場合じゃねえです
ふにぷに さん

広げに広げまくって畳めたのは『征途』だけでしたね……。

絶対に許さない。
地獄で絶対に新刊書かせて読んでやる。

しかし、それまでは有志が書いた諸々でしのぎましょうや。

偉大なるクソ野郎! 大サトーに献杯!
[一言]
エロゲデブがくたばった上、伊藤先生の連載が終わり手が空いたから、億万に一つ再開しないかなと期待してました
あの最高のマンガ化なら、余計な口出しされるよかなんぼかマシだと

とは言え、漫画版の冒頭の見事な改作は佐藤っぽいんだよな


  • 投稿者: 山先 進
  • 2017年 12月25日 20時56分
山先 進さん

まるで奇跡のようなタイミングで伊藤先生が長期連載作を完結させたため、「これはぁ!」と期待しちゃいましたね!

もういっそのことアニメ化していただけないものか……キャラデザ原案を伊藤先生にしていただけると有難すぎて死ぬ。

やつだったらやりそうな改変な気もしますよね。
あー皇国の守護者アニメ化しないかなーちくしょうー。
[一言]
習慣的に半年程すると佐藤大輔を検索してしまう。
出ていないか、Cノベルに新刊案内出ていないか
本当に未完の傑作になってしまっていると
解っているのに。
そして、このエッセイを見つけた。

慟哭とも言える貴方の叫びを聞いて
何となく区切りがついた気がしました。
ありがとうございます。


ポンヌフさん

感想ありがとうございます。

こんなヒドいタイトルでもヤツの読者達に怒られないのは、ひとえに佐藤大輔のクソ野郎が産んだ憎しみと業と人徳()のたまものなのでしょう(一人だけ「故人をクソ野郎とは何事だ!」な感想が来た時は沈んだ気持ちが吹き飛ぶくらい笑いましたw)。

我々は生きていかねばなりません。あのクソ野郎のいない世界で。

それはとても悔しくありますが、やはり我々ができることは佐藤大輔の小説の読者(被害者)を増やすことだけではないでしょうか。

我々の悔しさと憎しみをもっと多くの人に知ってもらうことが、あのアンチクショウへの弔いなのではないかと最近思います。

私の書いたこのエッセイもどきで、あなたの中で区切りがつくきっかけになったのであれば本望です。

偉大なる未完の魔王、佐藤大輔に献杯。
[良い点]
作者の作家さんへの想いが良く伝わりました。
数々の著書に対してもです。
[気になる点]
特になし
強いて言うなら
直接的な毒のある言い方なので一言一言が刺さってきます。
[一言]
未完のものというのはどうにも歯がゆいですよね。
特に魅力ある作品であればあるほど。
私にとって記憶にあるのはグインサーガや中華一番(代行で完結しましたが)ですかね。
グインサーガ本当に最後まで知りたかった。

人のふり見て我がふり直さないといけませんね。

公開してしまった以上は、人の目に触れてしまった以上はしっかり書ききらないとですね(自分の作品が魅力的かは別として)。

そんなことを思いました。

桃丞 優綰さん

 感想ありがとうございます。

 いやーひどい作家でした。
 グインサーガは聞いたことがありましたが、中華一番がそうだったとは知りませんでした。

 佐藤大輔の場合、かなり初期に無二の傑作架空戦記「征途」を『完結』させてるのがまた憎らしいのですよね……。
 ほんとに素晴らしく面白い小説なのに、それしか長編はそれしか完結してないのですよね!!! まったく憎らしい!

 完結は、寂しいけど、嬉しいものなのですよね。

 まったく、素晴らしく。ひどすぎる作家でした。
[良い点]
同意!同意!同意!
皆、訃報を聞いたときに同じ事を思ったんですねw
[一言]
佐藤を知らない友人が「HOTDの二期やらんかな」って言った時に、素で「出る訳ないだろ馬鹿か」と返したのを思い出します

少し怒った友人でしたが、佐藤の性質を丁寧に説明するとだんだん絶望していく顔になっていくのが愉快痛快でした
ええ、煉獄仲間が目の前で出来上がるのは、ある意味最高の娯楽ですわ
  • 投稿者:
  • 2017年 08月21日 21時47分
粛さん

いやー皆さん一様に頷いてくれるからなんというか他人な気がしませんな!

「出る訳ないだろ馬鹿か」と返すのはヒドいですよー。
「20年後くらいに続きが出る確率が1%もあったらいいな」とでもいいんじゃないですかね(笑顔)

中央公論社様が『征途 愛蔵版』も出してくれますし。もっと煉獄仲間を増やさねばですね!


余談ですが。
最近Kindleで佐藤大輔の『凶鳥〈フッケバイン〉 ヒトラー最終指令』を読了したのですが。
すっごいゾンビゾンビしてたので友人さんに薦めるのもありじゃないかと思いましたw
[一言]
返信をありがとうございます
タイムリーと申しますか、戦記、とりわけIf戦記の良質な作品、お手本又は参考になる作品や文献を探しておりました。

個人的な嗜好としても、近代日本史に関する作品群は、戦記も含んで好む次第です。

ご紹介、ありがとうございます。助かりますと共に、良い作品との新たな出会いが嬉しいです。
まずはお礼までに。
りゅう@如月電書堂さん

 お役に立てたのであれば嬉しいです。

「近代日本史に関する作品群は、戦記も含んで好む」というのであれば、佐藤大輔ではありませんが、おすすめのIF戦記も一つお教えしたいと思います。
 Web小説です。(今もなろうにありますが、現代は引っ越しして個人サイトをメインに更新している)

『無手の本懐』
http://www3.hp-ez.com/hp/touga/page7
http://ncode.syosetu.com/n9210g/

 関東大震災で疲弊した大正の大日本帝国が、震災の復興資金確保のため”満州鉄道”を米国に売っぱらおうと画策するところから始まる架空戦記です。
 作者様が史料として当時の作中に出る国のあらゆる新聞(少なくとも英字新聞は確実)を直接読んで書いているという本格に過ぎるIF歴史小説です。
 ざっと作中で描かれる国だけでも、大日本帝国、米国、ソ連、ポーランド、ウクライナ、ロシア白軍、中国各軍閥などなど多様に過ぎる国家と人々を描ききってます。
 多数の当時の我が強すぎる”各国の”政治家や軍人がこれでもかと動きまくる群像劇でもあります。

 凄まじいです。下手な戦記小説を遥かに上回るクオリティがあります。
 よければこちらもどうぞ。


 感想欄で感想以外のやりとりするのは良くはないので、ここでのやり取りはこれで最後ということで。
 佐藤大輔の小説に新たな読者が増えることが嬉しいです。ありがとう。
[良い点]
初めまして
ふらっと立ち寄りました。
お好きな作家の先生に対する熱いお気持ちを読ませて頂き、惜しまれる思いが伝わりました。
当該の先生の作品は、未読ですが、これを機会に拝読してみようと思います。
りゅう@如月電書堂 さん

 感想ありがとうございます。


 ひどい作家ではありましたが、まるで他で替えがきかないクソ面白い小説の続きを書かないひたすら読者を苦しめるひどい作家でした。うん、やっぱりひどい。

 「惜しい」という感情も間違いではないのですが、私としては「悔しい」という感情が一番真実に近いのではないかと思います。正直に言ってなにがどう悔しいのかは私にもわからないのですが、ただただ、「悔しい」のです。

 あるいは、自分の感情を推察するならば「地獄に逃げられて悔しい」ということなのかも知れません。
 まぁしかし、逆に言えば地獄に行きさえすれば続きがあるのかも知れません。私が地獄に行けるのかはわかりませんが。


 とまぁ。長々と言い訳をかましましたが、第三者から見ると「好きな作家」に見えるのかもしれませんね。


>当該の先生の作品は、未読ですが、これを機会に拝読してみようと思います。

 このエッセイを書いたものとして大変嬉しいです!
 エッセイの最後にあるリンクの部分におすすめ作品集があるのでそこを見てもらえればどんな小説なのかがよく分かるかと思います。
 また、最近でた新たな情報として。もはや新刊では買うのは難しいかと思っていた佐藤大輔唯一にして最後の完結作、傑作分断国家架空戦記「征途 愛蔵版」が中央公論社様より2017年9月に出版されるとのことです。

 佐藤大輔が初見の方であればいつもは「皇国の守護者」を薦めていたところではありますが、もし二次大戦や架空戦記、戦記物に慣れている・興味のある方であれば是非是非「征途」をおすすめしたいです。

 「征途」に関して言えばほんとに唯一の完結作なので、遠慮なしにおすすめできます。
[一言]
自分は、「皇国の守護者」1巻読了の30秒後には9巻まで揃えに家を飛び出したのを、今でも良く覚えとります。
一店じゃ揃わないから、市内中駆けずり回るハメになっちまいました。
手に入れた後は、ええ、飯も喰わずに読み耽りましたよ。
思えばあれが、自分の煉獄の入り口でしたなぁ。

御大が光帯の向こうに行っちまった今は、無念が半分、安堵が半分。まあ、どうにもこうにも。
それでも自分には、皆が忘れちまった頃に、御大がひょっこり続刊を出してくれるような気がしてならんのです。

ま、それもきっと、新しい煉獄の入口なんでしょうがね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 08月14日 19時38分
管理
蜜蜂さん

あの野郎はあの光帯の向こうに行っちまいました。
年齢を考えるとまだまだ作家として若すぎて、ハヤカワでSFをついに出すところまで来たと言うのに、どうにも読者として新刊が読めず悔しいものです。

ひとまずは、中央公論社からでるという『征途 愛蔵版』を手に煉獄への新たな歩みと、新たなる同志もとい被害者の増産に励むのが我々の義務なのではないかと愚考しまする。

煉獄も、皆で歩けば行進(パレード)か。

煉獄はこれからですよ。きっと。
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