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[良い点]
具体的に何処とは言えないけど、今日小説の11巻が発売した事。
[一言]
小説の巻末に12巻の発売予定も書いてあったけど、どこまで本当なんだか?
  • 投稿者: 将晴
  • 2018年 03月17日 19時42分
[一言]
ちょっと遅れましたが、感想の続きいきます!
というわけで、以下長文失礼しますね!

>濡羽さんの強さの話(おまけ)
そういえば、濡羽さんにも「天敵」はいましたね。
自分の「弱さ」や「コンプレックス」さえも他者に取り入る力に変えてしまう彼女ですが、二人だけそれが通用しない人物がいたのでした。
一人は、ご存知、ハーレム総長のソウジロウくん。
そしてもう一人が「Route43」の旅で、縁を結んだトウヤくんです。
この二人と濡羽さんが、これからどう関わるかも気になるところです。
・・・・って、この二人の〈武士〉、ちょうど一緒に居ますね!
これは、なかなか興味深い状況です。

あ、〈武士〉と言えば、ふと思ったのですが「姫」というのも「武士」(リアルサムライ)のようなものかもしれませんね。
そう、姫とは、地位だけでも、立ち位置や能力だけのものでもない、努力で保たれた一つの「型」(スタイル)
いわば「武士道」に対応する「姫道」というものがあり、その「道」を貫いた者こそが真の「姫」なのではないでしょうか?

西の姫である濡羽さんなどは、努力でイメージを取り繕っているから自分はニセモノだーなんてことを考えてそうですが、私としては逆にその努力こそが「姫」の本質である気がするのですよ。
レイネシア姫なんかは天然で可愛くなって愛されるタイプですが、彼女も彼女で「姫」としてふさわしい振る舞いをすることを、常にこころがけていますし。
江戸時代の「武士」は、行住坐臥「武士」であるように訓練され、庶民とは隔絶した存在であることを己に課していたといいます。
「姫」もそれと同じであり、「姫」にふさわしいとされる言動や所作を定義した「姫の型」にのっとって行動しているからこそ、「姫」だと言えるのではないでしょうか?
美しさや可愛らしさ、気品だけではなくて、ノブレス・オブリージュとかそういったたぐいの話ですね。

まあ、あくまでそれは「型」なので、突き詰めれば「型」を破ることも、「型の革新」を行うことも可能なのでしょうけど。
レイネシアさんのお母さん(サラリヤさん)などは、「既存の型にはまらないが、それ以上に姫らしくて美しい(周囲に利益を与える)」をやり遂げて今の立ち位置にいるみたいですし。
そう考えれば「円卓崩壊」とは、「型」を守るか、それを破り離れるかの「守・破・離」の話だった、と振り返ることも出来ますね。
つまり、サラリヤさんが求めていたのは「古いタイプの『型』にはまった絵を描きたくないのなら、それ以上の魅力を持つ新しい『型』の絵を描いて周囲を納得させなさい」という試練だったわけです。
・・・・・・・・なんという高いハードル。
貴族って、やっぱ大変ですね。

しかし、「姫」を努力で維持される「型」として理解するとして、私がそれに対応させた「武士」はどうなのでしょうか?
もっというと、ソウジロウさんは、どんな「武士」なのでしょうか?
彼の場合、努力とか「型」とかいうより、なにか固有で天然な「性質」にのっとっていそうですが・・・・・・・・?
幾度も強調される、その「異常性」とは一体・・・・・・・・?
うーん、気になります。

>133話
都市としてのキョウの環境や、さりげない建物の描写などが光る良い話でした!
元の京都からして、古き日本の都でありながら(当時の)海外風だったり、でもやっぱり日本化してたりで素人目にも難しい街ですが、今回の話ではかなり分かりやすく描かれていたと思います!

>狭い通路は柔らかい灯りで照らされて、しかも何度も曲がりくねっていた。
奥へ進んでいるあいだに、桂小五郎とか密かに逃げ出していそうですね!
なんか料亭イメージな作りで、結構好きです!

>タレ目の〈猫人族〉の女性が出迎えてくれている
ヒューマン以外の〈大地人〉の登場は珍しいですね!
もっと登場を期待したいです!

>ルンデルハウスの叙勲志願
ほほう、やはりそうきましたか。
トウリ様なら、そのあたりを下手に悪用することもないでしょうし、なかなか良い繋がりが作れそうです。

しかし、叙勲となると〈大地人〉の〈冒険者〉が存在することを、広く世に知らしめるきっかけにもなりかねませんね。
危険な状況です。
〈契約術式〉の情報が漏れるのは、時間の問題ではあるのですが・・・・・・・・。
なにせ、影響力まで考えれば、シロエ自身の口伝である〈契約術式〉こそがシロエ最大の敵と言っても過言ではありませんからね。
あの口伝は使いようによっては「無敵の秩序」を作りだしかねません。
あれの使い方を誤れば、人々は「契約」だけに信を置いて、他者の意志や可能性を信頼しなくなってしまうでしょう。
下手すると〈冒険者〉も、『指輪物語』の「指輪の幽鬼(黒の乗り手/ナズグール)」みたいになってしまうかもしれません。
まあ、「決して破れることのない秩序と平和」こそ、多くの人が心から望んできたものではあるのですが・・・・・・・・。
この叙勲のなりゆきも、かなり気になります。

>この地に住む人々の未来に口出しをするのが不遜であるような、現代日本人の精神を持つシロエやアキバの代表団の心には、どこか申し訳ない気持ちがある。
帰還や往復のことをを考えると、統合的な意志決定機関の存在は不可欠なんですけどねー。
まあ、でしゃばっても場を収めるコネ(関係性)や名案が無ければ、事態を混乱させるだけなのでしょうが。
面倒なところです。

>「わたしは優秀な忍びなので調査してある」
「迷い子」のころから見れば、アカツキさんも成長したものですねぇ。
それでも、聞き込みした年長メイドさんたちに飴とかもらってそうなイメージ抜けないあたりが、アカツキさんクオリティな気もしますが。
それはそれで良いと思います!かわいいですし!

>インティクスのパスポートランク制度
「冠位十二階」やギネスみたく、ランクを承認する側である〈Plant hwyaden〉の権威づけの役割もになってそうですねぇ。
そのあたり、ルディが申請している叙勲を思わせます・・・・・・・・というか、ほぼ同質のシステムですね、コレ。
思えば「居場所と生存」そして「愛されること」を求めた濡羽さんに、「他者の羨望」と「他者への優越による復讐」を求めたインティクスと、西は地位にこだわりを持つ人が多いですね。
この二人だけで「地位に人が求めるもの」は、ほとんど網羅されているのではないでしょうか?
個人的には、なんだかこれも厄介な話に思えますね。
防御行動としては、かなり頭の良い策ではありますが。

>いつもと変わらないてとらちゃん
てとらちゃんは、いつも明るくかわいくて良いですね!
「てとネシア」は未遂に終わりましたが、次は「てと羽」とかやりだしそうです

>シロエ、インティクスに会いに行く
辛い再会になりそうですが、勇気ある決断を私は祝福します。
すれ違いになりそうですが、それがどんなすれ違いになるのか、そこから何を掴むのかはシロエ次第。
覚えのない憎悪を抱く古馴染みという、真に未知なる迷宮相手にどう振舞うのか。
シロエを、応援してます。

それでは、また。
  • 投稿者: 白灰
  • 2018年 03月17日 08時19分
[一言]
新刊(11巻)発売、おめでとうございます!!
  • 投稿者: 龍夜Mk2
  • 30歳~39歳
  • 2018年 03月16日 19時36分
[一言]
更新乙です!
順調な更新が、とっても嬉しいです!

●誤字など
今回は、ちょいと重箱の隅をつつきすぎた感があります。
まあ、チェックはするに越したことはないということで、お許しください。

133
>そのような[体勢]が、もう百年以上続いていたのである。
[体制]

>それはただ単に東からの客人が来たからというだけではなく、その客人のもたらす風が長い間凝り固まっていた都の[体勢]をゆるがすのではないか? 
統治機構として意味なら[体制]
権力の綱引きなどの状況としてなら[大勢]もしくは[情勢(状勢)][趨勢]など

>最近では彼こそが次世代の本命だと[押す]声は少ない。
[推す]

>インティクスの隠し資産の額は計り知れないと反論するものが[居て]
[いて]

>トウヤが手元の地図を[何人か]確認して、
[何度か]あるいは[何人かの街人に]

>紫と白の清楚な花の[乱れる]その中庭は、
[咲き乱れる]
[咲き誇る]もアリですが、あえて「清楚」と「乱れる」を並べるのも挑戦的で悪くないかもしれませんね。

>そして週が[開けて]シロエたち一行はキョウを訪れていた。
[明けて]

>そういう意味でシロエの[指摘]は的外れということはなかった。
直接言及しているのでなければ[印象]もしくは[所感]などとした方が適切だと思います。


●感想
今回もさらっといきます。
・132話
なんだか見当違いなところもありますが、〈大地人〉の二人の戦いは、本当に良い感じでした。
それぞれ、自分に手に入る情報をめいっぱい活用しているところに、好感が持てます。

>西ヤマトの邦衛(くにえ)の一族を傘下に収め
東西で字が違うんですね。
こういう細かい設定、結構好きです。

>アキバを脅かした殺人鬼へと連なる力に満ち溢れていたのだ。
>〈冒険者〉の集団すら退ける彼の強さの秘密は、衛兵が用いる〈動力鎧〉だった。
むむむ?
エンバートさんについては、どちらかというと〈動力鎧〉による戦闘能力の増幅より、反則的なレイドボス特性と転移能力の方が厄介だった気がするのですが・・・・・・・・。
ミナミが陰謀を仕組んだのであれば、当然その辺りも把握しているものだとばかり思ってました。
もしかして、ジェレドさんあたりが情報を止めているのでしょうか?

しかし、転移能力無し、特技を拡張する特殊効果なし、さらに言えば燃費も悪そうな武装ですね、この量産型〈動力鎧〉
すごい発明ではあるとは思いますが。
〈月蛾〉の一件で、通常の戦闘能力以外の「力」の必要性が判明したこの時代にどこまで通用するか・・・・・・・・・ロレイル君が、ちょっと心配です。

>つまりそれを逆に言えば、あの忌々しい猫頭を擁するアキバの連中でさえ、
なんか、にゃん太さんがボス的な立ち位置で捉えられてるー!?
あの人(猫?)、〈円卓会議〉の幹部ですらないただの御隠居さんなのですが!

>濡羽さんの強さ
一言で言うなら「軍師適性と異能を持つ傾国の美女」(まだ成長の余地アリ)でしょうか。

口伝の変身能力が目立って厄介ですが、なによりそれを活かせる対人能力こそが、もっとも恐ろしい方だと思います。
それも、単なる色仕掛けというより、相手の精神的な急所を見抜いて突くものであろうというのが、また怖いところですね。
もっとも、その変身レベルの演技力は、本人の望む幸福とは真逆のものしかもたらさないのでしょうけど。
いや「もたらさなかった」というべきなのでしょうか。
なにせ、彼女の本命であるシロエには、変身能力が通用しませんでしたからね。
シロエに認められるために戦略的な「スキル」としてガンガン活用するぶんには、幸福から遠ざかるどころか、むしろ近づく手段といっても過言ではないでしょう。

・・・・・・・・これは、本当に危険な状態かもしれませんね。
なにしろ、濡羽さんの口伝を併用した「変身」は、ステータスすら隠蔽出来ます。
つまりは、この世界における飛び切りの例外、心理的な死角を突く無敵の変装術なのですよ。
つまり・・・・・・・・濡羽さんは、シロエに変身して全裸で街を走り回るだけで、各所に致命的な打撃を与えられるのです!
アキバでそれをやられた日には、シロエは「休暇」で温泉街にでも謹慎するハメになっていたことでしょう。
なんと恐ろしい力なのでしょうか!
まあ、濡羽さんの性格からして、たぶんそんなことはしないでしょうが。
(というか、推測できる「変身能力を得た動機」からして、なんとなく女性にしか変身しない気さえします。)

さて、このMMORPG風な世界で(18禁)ADV&RTSをやっている濡羽さんに、シロエは立ち向かえるのでしょうか?

>ロレイル=ドーンの秘密
〈スザクモンの鬼守〉、汚れた秘密、そして犬の一族ですか。
なかなか面白そうです。
というか、陰謀渦巻く西では珍しい、暴力もとい大規模戦闘(レイド)で解決出来そうな事態の匂いがします!
いやまあ、暴力は使わないに越したことはないのでしょうけど。

>ミズファの呪い
的を射てそうな言葉だけに、影響力もすごそうですね。
今後どうなるか、実に興味深いです。

さて、今回の感想はここまでです。
続きは、また近いうちに。

それでは、また。
次回も楽しみにしています!

  • 投稿者: 白灰
  • 2018年 03月13日 05時50分
[一言]
なんだか最近の極東情勢のような^^;

飛んで火にいる夏の虫のような行動ですね。シロエさん。誰かに言って行かなくていいのかな。
  • 投稿者: みさき
  • 2018年 03月12日 19時03分
[一言]
腹黒メガネと陰険メガネがついにOHANASIするか。
[一言]
シロエは合理的だけど善性、というか人の幸福が生産性を持つものと信じすぎている嫌いがある。
世の中には自身を含めた全ての人が損をすると解っていながらそれをせずにいられない人がいることに、それも身近だった人がそうであるかもしれないことに向き合う時期なのかもしれない。
  • 投稿者: 鴉ま
  • 2018年 03月11日 10時49分
[一言]
コード家が滅亡!?
ルディくんはどういうルートで〈アキバ〉に到ったか、私の中では謎だったので、ゲートか〈妖精の輪〉か何かでひょいと現れたのかも知れないなーと予想していたのですが、そこには哀しい何かが待ってそうな予感

むしろ〈Plant hwyaden〉が何かやらかした雰囲気
うおー! 生き残れ、コード家!
〈ナインテイル〉人のしたたかさとしなやかさを見せてくれー!

それにしても〈ナインテイル〉と〈アキバ〉ってやっぱり隔絶された感じがありますねえ
〈フォルモサ〉の方が近いもんなー

  • 投稿者: にゃあ
  • 2018年 03月11日 09時47分
[一言]
女性がらみの面倒ごとはゼンジロウ君に振っておけば大体何とかしてくれることを知っているはず。>シロエ
  • 投稿者: 小野夢
  • 男性
  • 2018年 03月11日 00時22分
[良い点]
アインスの善性に頼った、、腑に落ちる言い回しです。
だからこそ、アインスがアキバを去る際のあの感動的なシーンがあったんですね!シロエは優秀かつ人間味のある、いわゆる上司の理想型だなといつも思います。変な話、仕事をする上でも彼の思考パターンは見習うべき点が多いです。
シロエの対人関係においての手腕や政治的な手腕が普通の学生ではあり得ないのはご愛嬌だと感じるからこそ、こんな風なシロエの弱さを感じさせる独白が好きです。
ログホラが好きで更新を待ち侘びているのは、物語の登場人物にこんな風な生々しいリアリティが存在するからだと感じています。
更新ありがとうござました!
[気になる点]
なし。
[一言]
誤字がある度に読書のペースを乱されるので正直嫌でしたが、今回は比較的少なかったと考えます。
お忙しいとは思いますが、クオリティが高く文章表現が繊細な作品だからこそ誤字が余りにも勿体無いと余計に感じる気がします。

  • 投稿者: ある
  • 2018年 03月11日 00時04分
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