感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
<< Back 1 2 3 4 Next >> 
[良い点]
ゆっくり読み進めさせていただいております。

目に浮かぶ、肌に感じられる情景描写に、異世界、というより異国情緒を感じられるところが、すごく好きです。
まだ王城から出るところまでしか読めていませんが、突然大きな話に戸惑うティリルの反応がリアルで、誰か噛み砕いてあげて! とハラハラしてました。笑

「私たち、善の権力者です!」という出で立ちの王さま達の横で、ネスティロイのようなスパイスがよく効いています。「王国に尽くす義務」をひっくるめて話を受け入れたティリルを応援したい一方で、この先話が進むなかで、不穏なことが起きる伏線のような気がしてドキドキしてしまいます。

[一言]

あまり読みやすい感想がかけなくて恥ずかしい限りです。作者様のようなすっきりとして味わいのある文章で、自分の思いを記せるようになりたいものです。
また少しずつ読み進めさせていただきたいと思います。お体に気を付けて、執筆頑張って下さい。
  • 投稿者: あだち
  • 2019年 01月19日 23時33分
ありがとうございます!!

とっても嬉しい感想ですよ! そういうふうに受け取って頂けるのか、と嬉しいところもあり、驚くところもあり。自分の冗長な文章をもっと反省しろって思いますですはい。

伏線のような気を持って頂いた箇所につきましては、伏線と言えば伏線なのですが、生きてくるのは第3章以降の予定なので今後100万字くらいの間は忘れていても大丈夫ですおいネタばれ。

今後とも執筆頑張ります! ありがとうございます!
[良い点]
情景描写が美しくて、息をのみました。
純粋なファンタジーという言葉、他の感想にもありましたが、とても似合うと思いました。
[一言]
読み始めて間もないので、これからどんどん読み進めていきますね。素敵な作品を生み出してくださりありがとうございます。
私もファンタジーの童話を書いているので、勉強になりました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2019年 01月19日 12時24分
管理
ありがとうございます!!

わあぅ、読んで下さって感想まで頂いて、その上なぜかお礼まで言って頂いちゃいました!? お礼を言うのは圧倒的にこっちですよ読んで下さって感想まで書いて下さってありがとうございます!!

このあとも見捨てられないように頑張りたいと思います! もう書いちゃった部分はあれですけど。これから書く分は!
[良い点]
地の文体と表現の細かさに純粋なファンタジーらしい雰囲気が出ててよいと感じました。文体の見栄えもいいですね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2019年 01月13日 05時55分
管理
ありがとうございます!

好きな文体で書くことにこだわっていたら、こんな感じになっていました。
お褒め頂き、嬉しいです!
[良い点]
世界観が丁寧に作り込まれた純粋なファンタジーに惹き込まれました。これからの展開が気になります。
序章しか読めていないので、これからじっくりと読ませていただきます。
執筆活動頑張ってください
  • 投稿者: 卯月
  • 2019年 01月03日 11時52分
ありがとうございます!

序章だけでも読んで頂き、感想頂き大変励みになりました! 感謝感激です!!
続きも楽しんで頂けるよう、(特にこれから書く分について)気合い入れて書いて行こうと思います。応援ありがとうございます!!
[良い点]
 18部は、1-18-1の季節の描写からしてしっとりと美しく、気持ちよく読めました。秋という時間の秋という空間があって、学校の喧噪があって、そこにティリルの悩みがあるという、そういう状況がスッと感じられました。
 周辺の世界を読ませるというのは、特にファンタジーにおいてこそ大切だと思います。魔法のようないかにもファンタジーらしい素材に限らず、自然を感じさせることも楽しいと思うのです。
 それはそれとしてこの部は、謎のファッションショーでしたね。確かに謎ではありましたが、服と化粧に関するティリルの高揚がほほえましかったです。化粧の精神的効果は、奇しくもセリング師が整理していましたが、それをティリルさんがまさに実践しているというのが気持ちの良いところでした。引っ込み思案なティリルさんも、たとえば服飾が自信に繋がったら良いなと応援したくなったりしました。
 また、化粧史等の学問を持ち出してくるのも、世界に触れられておもしろかったです。

 次に、文章や表現の面について、おもしろかった部分として、1-18-9より、
>胸が泡立つ
 を挙げます。ぶくぶく。掲示板を見る直ぐ前のティリルの心境の記述でした。「胸が騒ぐ」に近い感じかなと受け取ってみました。
 また、順番は前後しますが、1-18-8より、
>喉に膜を張らない
 を挙げます。クリスの物言いについての記述でした。歯に衣を着せぬくらいの意味の言い回しだと思うのですが、見たことが無くて。何かの作品から引いたのでしょうか。オリジナルでしょうか。クリス感ありました。(と、言ってみてよくある表現だったら恥ずかしいな)
[気になる点]
 今回は文章について思うことが多かったので、触れていきます。
 まず、1-18-1より、
>晴れやかな、紅葉の眩しい青空
 を挙げます。青空というものは晴れやかなものだ(重なっている)し、紅葉が眩しいのは視界のうち青空自体ではなく青空の下のところだと想像しました(なおかつ換喩にならないと考えました)。青空と紅葉を結びつけたいなら、たとえば「紅葉を眩しくする青空からの光」くらいなのかなと思いついてみました(前後のつながりは無視した例)。色彩的には青と赤でとてもきれいな部分なのに。
 青と晴れの重なりについては、直後に、
>秋晴れの空のようには、心の曇りは晴れない
 としてこの景色を使っているので、青ということも晴れということも言いたいのかなという感じもしましたが、やっぱりだいぶ気になるところです。
 はるシア内の重語については言及してこなかった(たとえば、「笑う笑顔」をスルーした記憶があります)のですが、この回は景色回だったので、局所的なことも気になりました。景色の描写を読むときって、詩的な気分になって細かく読んじゃいます。(なお、「頭痛が痛い」みたいな表現上の意図のなさそうな重語は、気になったら誤字指摘で指摘することにします)
 さらに、重複がいくつかの文にわたっている例として、1-18-8より、
>自分がそんな印象を与えていたとはまるで自覚がなかった。クリスが自分のどこを切り取って、そう受け取ったのかもわからない。
>自分のどこが悪かったのだろう、と黙考していると、
 を挙げます。「自覚がなかった→わからない」はほとんど当たり前な話であるのにくわえ、改行前後は明らかに繰り返しで、わかっているよという印象を受けました。
 また、別の種類のものとして、1-18-6末尾より、
>安心半分、少し拍子抜けもしたものだった
 を挙げます。これは、意地の悪い言い方をすれば、「半分」に対して「少し」なので、残りは何なのだとなってしまうという話です。特に意図が無いなら、A半分B半分という呼応でなければならないと思います。

 これらの現象は文のロジックに関する小さなミス(あえてミスと書かせてください)と総称できると思います。踏み込んで言えば、これらはリズム優先で文章が書かれるために起こっていると想像します(だから、局所的に直すと作者の感覚に合わなくなっていくのではないでしょうか)。はるシアのリズムはだいたい心地よいので、それを維持しつつロジックと両立するといよいよ滑らかに読めるものになっていくと思います。そして、それは可能かつ必要なことだと考えます。全体のレベルが高いので、たまにつっかえると目立つのです。

 また、上述の重複の話題と関連すると思うのですが、著しく自明な推論が気になることが、作中しばしばあります。1部に1回くらい? 例として、1-18-8より、
>初めて聞く名前だが、文脈から察するに、カトルの姓がフェイムハールなのだろう。
 を引きます。そりゃ、ここにいま現れた人に呼びかけているのだから、当たり前じゃないか! と、読者として思うわけです。
 とはいえ、ぼうっと読んでいると「あれ、フェイムハールって誰?」となることも無いとはいえません。いろいろな読者のさまざまな読み方の存在を想定して、親切さを損なわないでこういう問題に対処する方法としては、明らかなこととして副文でさりげなく触れるという方法がよく用いられると思います。なぜならば、この煩わしさは「文脈から察するに」と根拠を入れ、「だろう」として主文にするなど、もったいつけて言われるために生ずる部分が大きいためです。
 あるいは、読者に対する親切というよりは、ティリルの視点や思考の過程を厳密に追おうとして起こっているような感じもします。しかしいずれにせよ、こういう思考は文学的技法で適度に省略したり、弱めたりすべきだと考えます。
 この作品は、ものを感じさせるために書くべきことを書いていると私も思います。ただ、わかってほしすぎて書きすぎていることがあるのだと感じることがあります。

 以上と比べてつまらないこととして、発言や思考を助詞「と」で引くときには「!」や「?」のあとの空白を設けないのって、Webではたまに見る気がするんですけど、ちょっと違和感。どうなんでしょう。句点や「!」に続いて「と、言った」みたいなのが来るときの「と」って、文法的には助詞なんだけど、接続詞みたいな気分で読んでるんです。逆に、「と」で引く内容が1センテンスを超えるときはカギカッコで括る派です。いずれにせよ、既に十分検討されていることだと思いますし、めちゃくちゃ優先順位低い話なので、これは気にしなくて良いです。
[一言]
 リズムというキーワードが出たので以前から思っていたことを書きます。ちょうど上で話題になったところを例として取り上げてみます。それは、
>師の前に立って、直立してしばし。モデルなどと……少し拍子抜けしたものだった。
 のところです。このリズム、すっごくよく出てくるなと思いました。「……て、……体言止め(に類するもの)。……のだった。」のようなの。ちびまる子ちゃんのオチを言うキートン山田のリズムだなと思って。(印象ですので、確認してみるとそんなこと無いかもしれません。ただ、少なくとも前半の文の末尾にアクセントがある感じが共通していると思います)
 特徴的かつ頻出のリズムは他にも数パターンくらいあるような気がします。頻出リズムが存在するのが良いのか悪いのかと問われるとよくわかりません。悪い面は、慣れて飽きることだと思います。悪い面についてはいま、黄色信号くらいの感覚です。良い面の1つは、そのリズムに意味を与えられることだと思います。
 頻出のリズムに限らず、声に出して読みたいようなリズムだなとしばしば思います。1-18-1の冒頭もそうでした。もしかして、頭の中で発声しながら書いているのでしょうか。素敵だと思います。

 ところで、18部の逸脱した内容について怒ることを期待(?)されていたので、せっかく(?)だから言及してみます。
 結論から言えば、私はそれなりにこの部を気に入っています。
 良い点でも述べましたが、特にファンタジーは、世界を読むものだと私は思います。それは、魔法のようないかにもファンタジー的な性質に留まらず、服飾のようなものもです。だから、いわゆるストーリーを進めることばかりが正義ではないと、特にファンタジーについては思います。ファッションショーは想像して楽しかったし、服飾が学問の対象やソルザランドと異文化の関係に言及することで、全体の文脈のなかにもそれなりに置かれていたと感じました。
 また、百合みたいな話もありましたが、リーラというキャラクターがこういう心配をしてくること自体はむしろ必要なことだと思います。ティリルとミスティの関係に関する会話についても、今まで段々と深まってきた関係をティリルに再認識させるもので、妥当な内容でした。というのも、人間関係の認識というのは過剰と不足を行き来して定まっていくものだと思うからです。今回の会話で言及され、意識された関係が過剰だとしても、それはティリルの成長物語の1つの要素として置かれる会話としておかしくはないと考えます。さらに、18部末まで読んで振り返ってみれば18部末尾に向けた意味のある記述だったと思います。
 構成だか展開だかを突き詰めて考えたとき、確かに何らかの問題はあるのかもしれませんが、少なくとも私がぼやっと読む限りにおいて、「気になる」といえる程度に問題ある感覚を意識することはありませんでした。

■雑談(ざっと読んでいただければ嬉しく、反応しなくて良いです)
 文章のことに言及しました。私は、個別の文章を指摘するとき、「細かい話ですが」という常套句をよく用います。これは、半分は社交で、半分は本音です。ただ、今回はそれを付さないことにしました。文章の問題は、内容がおもしろいこの作品にとって、既にわりとクリティカルな話題だと思うからです。あと、今回言及するのは、最近文章のきれいな本を読んで文章モードが高まっているからでもあります(迷惑な話ですね)。
 荒らげるとか太公女とかに直して喜ぶのは的野くらいですが、そういう意味では今回の話題はもう少し表現上の効果があると考えています。
 とはいえ、(私の指摘が仮に正しいとしても)やはりごく一面的な話で、リズム等もたいせつなので、あまりとらわれないでほしいというのはいつものとおり思うことです。
 文章について指摘しましたが、ある程度折り込み済みかもしれません。失礼ながら一応指摘してみました。また、もちろん的外れだったらやはりすみません。お正月スペシャルで長く書いてみたので、こたつの中で寝転がって読んだ気持ちでいてください。
 ペースを落とすという活動報告を見ました。無理なく続けていただきたいと思いますし、小説に限らず万事うまくいくと良いなと思います。
  • 投稿者: 的野ひと
  • 23歳~29歳 男性
  • 2019年 01月02日 21時53分
いつもありがとうございます。
細かく見て頂いて、本当に励みになります。今度頂いた「良かった点」「気になる点」、編集し直して手許に保存しておこう。

いつも通り、細かなご指摘への逐一の回答は望まれてもいないことだと思いますので、自分の中で出来る限り消化していく作業に時間を費やすことで代えさせて頂きたいと思います。
印象的だったのは、「リズム優先で書いている」というご指摘。これは自覚半分、ただ最近はそのリズムに慣れてしまっている部分もかなり大きいという反省も、膨らんできています。ロジックを整理する、というのはとてもよい切り口ですね(自分で気付け)。ありがとうございます。

〇〇半分××も少し、は今後も使うとは思います。今も使いました知ってる。
安心半分拍子抜け25%、「拍子抜けって何、私何か期待してたの? そんなのあるわけないでしょ何勘違いしてるの、恥ずかしい!!」25%(当社日)くらいかと。
うん、そこをちゃんと描けロジカル!って話ですな。頑張ります。

とりあえず、元来まるで予定のなかった18部。まるで構想のなかったキャラを複数作ってまでぶち込むことに無理はなかったか不安でしたが、ひとまずバランスを崩すことはなかったとのひとつの評価を頂けたことで大分安心いたしました。
ありがとうございます。

引き続きのご支援を頂けるよう、黄色信号が赤くならないよう、今後も頑張りたいと思います!
[良い点]
本作は文章力の高さが光っていたと思います。
ポイントは二つ。場面展開の丁寧さと、場景描写の充実。
まず場面展開の丁寧さの方ですが、読者が求めるであろう時間の経過速度を十分に理解されており、「あー、ここでこのくらいのシーン変遷があってほしいな」という部分に見事に切りを入れられています。
次に場景描写の方ですが、さりげなく入れられている自然の描写にシャレードが利いていると思います。風や雪の種類もきっちりと書きこまれており、わたしはこの物語の場景をパノラマに楽しむことができました。
キャラづくりも相当練ってあると思われ、作中に置いて矛盾・違和感・ブレがありません。
ここまでしっかりと作られた作品であるため、おそらく大作・長編になるであろうことは見込まれますが、それに対して一歩引くことはありません。むしろ大作の末に綴られる結末にたどり着きたいとすら思える良作です。
[一言]
この物語がアニメ化されるとすればOPは……、

君と僕(The LOVE)

です! こち亀ではEDでしたが、本作であれば文句なくOPだと感じました!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2018年 12月24日 02時04分
管理
ありがとうございます!!

過分な高評価、感謝感激です! もうドラえもんの「具象化鏡」を使って天にも昇る心地、を体現したいくらいです!! でもそんなことをしても無駄なので更に執筆をがんばりますはい。うん、がんばろう!!
自分では特に力を入れているつもりはないのですが、皆さまに特に情景描写を褒めて頂けるということは、自分の武器にして良いのかな、と少し自意識過剰になりつつあります。でも自分の作品の武器を把握するのに読者さまの意見はとても重要だと思うのです。
場面展開も自分では全く意識しておりませんでした。お褒め頂いたことだけでなく、感じ方を教えてくださった点でも、お礼を申し上げたいです。

更に素敵な曲でイメージを表現して頂けましたありがとうございます!!
こち亀でも聞いた記憶がなくほぼ初聞きでしたけど、素敵な曲でした。負けないように二人の関係を描いていこうと思います!
[良い点]
 読んですぐ思い出した表現があります。
>中が小物入れになった木彫りの人形
 だいぶ攻めた比喩だなと思いました。でも、これはおもしろくて、大好きな表現です。
 ちょっと乱暴に小物を入れられて、カラカラと甲高い音を鳴らされたりして。
 十七部では内容としては、そんな表現を用いつつティリルが不当な扱いに対して決然として耐えている様子が書かれています。もしかすると、唇をかみしめているでしょうか。そんな想像をしながら、少しずれた表現になってしまいますが、凜々しさのようなものを感じとっています。
 一方で、それでも実は不安を抱えていること。それが、強く示されます。読んでいる私は胸が苦しくなる。苦しくなるのです。
[気になる点]
 わずかに引っかかった表現もありました。その原因に、読後1時間ほどして思い至りました。大したことではないですが、気になる点のネタもないので、書いてしまいましょう。箇所は、
>軽薄ではあったかもしれないけれど、浅薄ではなかった
 というところです。
 この句は、サブタイトルになるだけあってキーフレーズで、狙いのある句だと私も思います。辞書的な意味に留まらない含意を理解しているつもりです。
 ただ、この微妙さを読ませるために、だいぶ思考を要求されているなという感覚(とはいえ、それは瞬間的なものなのですが)を持ちました。何かを印象づけるためには、考えさせなければならないはずなのに。
 この感覚は、前回も思った文体の揺れに対する感覚に等しいと思います。恋の行方の話題が、局所的に軽いものだったことによるものかもしれません。ちょっとびっくりする感覚。
 ところで、この理屈でいえば、良い点に挙げた部分にも同様に違和感をおぼえないといけないのですが、それはありませんでした。おそらく、その表現が大好きだったからだと思います。
[一言]
 十七部の感想でした。ティリルたち、お熱かったですね。ルースの今後も新たな気になりポイントです。今後も待望しようと思います。
ありがとうございます。

非常に細かい部分まで読み込んで頂けているのだなと、いつも本当に感謝と怖い気持ちとでいっぱいです。なかなか迂闊な表現が使えません。

狙って書いた、というほど含蓄を含んだわけでもないのですが、なかなか面白い表現が作れたかな、と思えばそこは読者様には違和感を抱かせることになったり、悩みに悩んでこんなものしか思いつかなかった、とか、とくに意識もせずになんとなく書いた、ような思い入れの薄い表現を褒めて頂けたり。とかく言葉というものは複雑で、小説とは難しいものだと勉強させられます。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
[良い点]
とてもわくわくさせてもらいました。続きを読み進めますね。主人公がこれからどう成長していくのかが楽しみです。
[気になる点]
欠点というほどの欠点でもないのですが(単なる手法の違いともいえる範囲です)、主人公の内気さなどの性格を表すのに、具体的な言動やエピソードがあると、より良いかもしれない、と思いました。たとえば街中で見知らぬ人に何かを尋ねたいけれど、内気ゆえに声をかけることができず、自分の不甲斐なさに溜息をつくなど(あくまで例です)。
ただ、繰り返すようですがこれは手法の種類の問題ですので、「ああそういうのもありか」くらいの認識で十分かと思います。
[一言]
純粋なファンタジー、という言葉がぴったりでしょう。あくまで推測ですが、乾さんは海外ファンタジーを多く読まれているのではないでしょうか? だとしたら私と仲間です(笑)。
さて申し訳ないのですが、実をいうと、私はまだこの作品を序盤までしか読んでおりません(最初の2話ほどだけ読んで、随分長く読み進めるのが止まってしまっていました)。しかしとにかく読んでいることだけはお伝えしたく、感想を書かせて頂きました。先を楽しみに読み進めたく思います。恐らく年末年始にゆっくり読む時間をとれるでしょう。
ありがとうございます!
お返事遅くなり申し訳ありませんです。

手法の違いと仰るなかれ、なるほど確かにその辺りはあると更に人物像に立体感が出るなと感じました。というか、そう言えばそういう描写をするスペースがなかったんだなぁ……と。言い訳ですけどね。
いつか書き直す余裕ができたら、序盤にそういう描写を入れること、検討したいと思います。ありがとうございます!

多分仲間と読んで頂けるほどたくさんは読んでおりませんが、一番好きなジャンルのひとつです。海外ファンタジー。読書量が少ないので恥ずかしい限りですが、いろいろ読んでもっと勉強しつつ楽しみたいなと思っております。
はい、読んで頂くのはぜんぜん、いつでも! タイミングの合うときにお読み頂くのが一番です!

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
[良い点]
文章構成が丁寧でとても読みやすかったです!
世界観がよく練り込まれているのが分かります……!
こういう文章とか世界観とか好きなので好きです!(?)
綺麗な情景描写に惹かれました……!私に足りないスキルなのですごく勉強になりました!

[一言]
これからも頑張ってください!応援してます!
  • 投稿者: 退会済み
  • 女性
  • 2018年 11月21日 20時45分
管理
ありがとうございます!

世界観は練り込んでから書き始めたつもりだったのですが、それでも足りなくてもうツッコミどころ満載になってきつつあります。

文章校正や情景描写をお褒め頂き、感謝の念に堪えません!
今後とも楽しんで頂けるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
[良い点]
>こんなグラスに浮かべてころころ鳴るばかりの氷をいくつか現せるばかりではないに違いない、と、お茶の表面を見つめながら小さい溜息をついてしまった
 ここが一番良かったです。こういう想像をさせてくれると、魔法世界を読む幸せを感じます。同時に、ティリルの回顧でもあって。
 魚料理のくだりから店主との会話までのあたりでは、もうあの決別を思い出しちゃって勝手に悶えてました。良い店に出会えてよかったなあ。本当によかったなあ。
 細かいこととしては、
 1-16-6のタイトルには、初めて見てその異質さに驚き、読み終わってほほえましく思いました。二度楽しめるって良いですね。
 また、友だち、友達の表記揺らしはうまいなと思いました。どちらも自然なんで。
[気になる点]
 今回の感想は1-16を読んで書いていますが、「気になる点」では思い出したことも書きます。

■世界観の細かいところについて
 料理をファンタジーにするの、辞めたのかと訝しみました(シチューとか)。線引きがたいへんですよね。
1-16-6 より
>大通りを横切るときは……
「え、車社会?」と混乱した部分です。馬車かなとは想像したのですが、それでもこういうセリフになるのかなと。

■主人公の内省について
 私がラノベから遠い読者だということを踏まえて読んでいただきたい点です。キャラクター文芸が全くわからないわけではないですが、それでも感じ取れていない部分があると思います。
 小説という形式において、内省は結構たいせつだと思います。ただ、リスクの高い部分だとも思います。今、理由を一生懸命考えたんですが、きっと時間を止めるからだと思います。時間を止めたにもかかわらず内容が無かったら、それは純然たる贅肉です。
 例を挙げます。

 1-16-5 
>緊張して尚、黙らずに、どもらずに、声を震わせる程度でちゃんと受け答えができた。周囲が好意で満ちているとはいえ、すごい進歩なのではないかと、自分を褒めてやりたくなる。
 愛が溢れていると思います。ただ、私もティリルを好いていますが、乾さまほどではないので、ここにはドラマを感じられませんでした。「周囲が好意に満ちているとはいえ」という譲歩がトドメを刺していると思います。こまごまと何を考えているのか、と。でも、この節がないと「はじめてのおつかい」の世界になってしまいます。

 一方で、次の例は意外と悪くないものだと思います。
 1-16-6 
>自分だったらどうだろう。生まれた時から……、自分の身に置き換えて考えることはなかなか難しかった。……人の上に立つような器じゃない。それだけは再認識できた。
 この例の到達した結論は「なかなか難しかった」、「再認識できた」で、大きな思考ではないのですが、想像している世界が距離があるので、読みがいがありました。
 第一の例のような成功していないと感じる例が作中ちらほらとあったと私は記憶しています。
 などと書いてみたけどなんだか確信が持てないなあ。すみません。もっとうまい説明ができる人が居るはずです。

■文体について
 こういう根本的なところは、言及しにくいところです。本音を言えば、「文体」ってことばを使うのが恐ろしいですよ。文体って何でしょうね。ですから今回は突き詰めることはせず、比較的表面的なことを書きます。
 【かんてん】を数話読んだりしています。いろいろな文体を書けるんだなあと感じています。
 締まりのあるかっこいい文体のとなじみのある少しくだけた文体のどちらも楽しめるのがこの作品の魅力の一つだと感じています。
 それでも、シリアス回に対して、1-16-4はライトすぎる感じでした。作中、たまにこの感覚がしている記憶があります。
[一言]
 「ティーシャツ」はだいぶ笑いました。苦肉の策っぷりに。いや、この作品においては全然アリだと思うんですよ。
 1-16-5は難読漢字回でした。楽しいんですが、もし書籍化したらばっさばっさと開かれていくんだろうなと思うと、なんかちょっと寂しいな。
  • 投稿者: 的野ひと
  • 23歳~29歳 男性
  • 2018年 11月19日 22時01分
いつもありがとうございます!
細かく読んで頂いて、丁寧な感想も頂いて、本当に感謝感激です。参考になることがいっぱいでとても助かっておりますよ!

見る目を持った読者さんが怖いのは、プロの方でも同様かと愚考致しますが、それでも嬉しさの方が勝るものですね。頂いた点を突っぱねず、鵜呑みにせず、咀嚼しながら受け止めさせて頂きたいと思います。

見捨てられないようにがんばるのでこれからもよろしくです!
<< Back 1 2 3 4 Next >> 
↑ページトップへ