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[良い点]
同意することが多かったです
[一言]
当方剣術、居合術、棒術、薙刀術、鉄扇術などを独学の見取りで8年やっているものです。
見取りにさせて貰っている流派は
天心正伝香取神道流の大竹利典元師範
修心流の町井勲館主
民弥・駒川改心流の黒田鉄山師範
骨法術・武神館の初見良昭
その他薬丸示現流、武術研究家甲野善紀氏

正統な古流を見た後に現代武道や自称古流を見たときに感じる歪さや見てくれのみの考え方のような動きの気持ち悪さを探していたら流れ着きました。
私の感じた歪さが解消される内容でしたので心から感謝致します。有難うございます。

またこのようなエッセイを楽しみにしております。

見つけていただきありがとうございます。

時代の流れとともに失われ、しかし見た目だけ真似するものが増えたように思えます。それはそれで、そこから興味を持ちそのルーツを探る人が増えたら良いな、と。

このエッセイがお役に立てれば、と剣術については未熟ですが自分の解るところをまとめてみました。

実際にやっている方の同意を得られたことに自信が持てます。

どういうわけか剣道に打ち込む人は剣道の歴史に興味は無いようです。

剣道に限らず、昔から続いてきたものの歪さを正すことが、あらゆる分野で求められる時代なのかもしれません。

その点、武術とは身体の使いを極めようとするもので、正しいか正しくないかは、自分の身体の動かし方に興味を持つ人ならば、分かると思うのです。

古流武術が失われていくことに対するノスタルジィかもしれませんが、この貴重な技術体系こそ日本の文化だと思うのです。
興味を持ち学ぶ人がいることを知って嬉しく思います。

感想ありがとうございました。
  • NOMAR
  • 2021年 03月09日 15時45分
[良い点]
剣道経験者ですが、共感できる部分が多くあります。

自分の場合、師にはいつも恵まれました。ありがたい限りです。
しかし、小中を通してクソみたいな先輩がおりまして……「アレにだけはならない」と歯を食い縛り、結果として彼がいなくなった後の部は穏やかなものにすることができました。いい反面教師です笑

発声については、起源は存じていました。確かに、古の剣術家は(ジゲン流を除き)死合の中で声を発することはなかったでしょう。
しかし、たとえ始まりがどうであれ、大事なのはそこに意味を見出しながら稽古に励むことだと思っています。
己を鼓舞し、相手を威圧する。単なるポイント稼ぎのためでなく、実のある気勢を発せられるよう心がけています。

[気になる点]
剣道の姿勢がドイツ流の影響を受けているとのことですが、剣道の大きな源流の一つとされる北辰一刀流や小野派一刀流の演舞を見ていると、同様の姿勢が見られます。
加えて江戸後期には、北辰を始め、鏡心明智流、神道無念流などの竹刀稽古重視の流派が台頭し、他流試合も積極的に行われるようになりました。
以上のことから、明治に入って撃剣興行が始まる以前から、江戸後期の剣術は竹刀の試合重視であり、現代剣道の基本姿勢はその時点で得点の取り合いに最適なスタイルとして確立されていたのでは?
[一言]
これからの剣道は、目下の者から目上の者への敬意だけでなく、それを受けた目上の者が敬意を払われるにふさわしい振る舞いをすること、またはそういった新たな礼儀を教えることが重要だと思います。武道としても、スポーツとしても。
  • 投稿者: 蜻蛉切
  • 18歳~22歳 男性
  • 2020年 09月21日 20時25分
目を通していただきありがとうございます。

習い事は善き師に出会えるかどうかが重要ですね。私は剣道でダメな師に会ったことから、剣道よりも古流の剣術に興味が湧き、その後、素晴らしいチャンバラの師匠と出会うことができました。

ダメな先輩というのは、何処にでもいるものですなあ。

かつての剣術家でも声を術として使っていました。幻視術、金縛りの術など。これは失伝しておりどんなものだったかは断片でしかわかりませんでした。

現代で使おうとすると、自分の名前を知らない筈の人物にいきなり名前を呼ばれると、たいていの人は驚いて動きが止まります。

発声は、新たな意味を見い出しこじつけなくとも、声を取り入れた身体操作法、呼吸法や太極拳、ヨガなどから声と身体の関わりを調べた方が良さそうに思えます。

己を鼓舞し、相手を威圧する発声と、舞台から見ている観客に聞こえるようにする発声とは、目的が違いますから。

江戸時代後期には竹刀稽古が普及し、竹刀で競い会うようになっていったようです。竹刀の為に特化すれば、重量の違いと速く当てるために、手首のスナップで竹刀を振るやり方に変わっていきそうですね。

現在、残る古流剣術の型の中には伝える人がいなくなり一度失伝したものの、新撰組人気から復活したものなどがあります。

これは一度失伝したあと、復活させたのが義務教育で体育からドイツ式の行進練習をしていた現代人なので、型もかつての術理を失い見た目をなんとなく真似したもの、というのもあります。

かつての明治以前の日本人の身体の動かし方を知っている人が少なくなりました。現代人のスポーツ感覚で古流の動きを再現しよう、となるとかなり難しいようです。

暖簾をくぐる動きひとつとっても、肩を落とし粋に見せる、なんて人もいなくなりましたから。

もし興味があれば、『黒田鉄山 駒川改心流剣術 演武 』など検索して見てみて下さい。柳生の流れを組む剣術の動き方とはこういうものではないでしょうか。

日本は年功序列が悪い意味で使われる団体が増えました。
これからの若手の剣道家は、反復稽古と根性だけの老害よりも、剣道の歴史と成り立ち、伝統に詳しくなり、世界大会で審判にクレームをつける選手を説得できる言葉を持ち、使えない年寄りが恥をかく前に追い出した方が良かろうと思います。

その中で尊敬できるちゃんとした師が残ると良いのですが。
  • NOMAR
  • 2020年 09月21日 22時16分
[一言]
読了しました……
実戦の剣術と、試合としての剣道。
剣道はスポーツではないし、
まして剣術は、過去では容赦なし。

私は剣道したことないですが、
格闘技する友人は多く、
私も簡単なガードくらいは教わりました。

五輪の書、宮本武蔵
兵法家伝書、柳生宗矩
武士道、新渡戸稲造
とかなら購読しました。

しかしそれらより、このエッセイは具体的に
実際の戦いを、科学的に説明されているのがすごいです。
すごいいただきました。ありがとうございます。
剣道と剣術、もとは同じものでも今では大きく違うもの。
しかし、剣術は過去のものとなり知る人も少なくなりました。
一方で今になって、ニンジャ、サムライが海外からの観光客を集めたりなど。外国人観光客向けに、剣術を知らない日本人がインチキサムライスクールとかやってたりするのを見ると、イラッとしたりします。

このエッセイは私がチャンバラの稽古会で学んだこと、師匠から教わったことを詰め込んで見ました。
豆知識としてお役に立てたら幸いです。
  • NOMAR
  • 2020年 01月28日 14時01分
[良い点]
一気読みしました!
そして勉強になりました!
時々知ってる名前が出てきて嬉しくもなりました!

鬼平とか剣客商売が好きなもので、さらに興味が湧いたりもしました。
[一言]
素振りを趣味としていた時がありました。
元々子供の頃から薪割りをよくしていて、実家を離れると薪割りをしなくなり。
何か運動をしたくなった時に木刀で素振りをしたりしてました。
だんだん斧のような負荷が欲しくなり、バーベルのバーだけを買って素振りしています。

そして、今日。たまたま剣道少年の素振りを見て気付きました。
あれでは額を少し切ることしかできないのでは?と。
そこにNOMARさんのこの作品をさらに思い出してしまいました。
剣道って何なんですかね……

漫画で、スポーツと格闘技を分けるものは何か? それは覚悟だって言ってましたが、剣道はスポーツですらないんですかね。
分からない……
  • 投稿者: 暮伊豆
  • 2019年 09月16日 16時49分
ちょっとした豆知識として、お役に立てると幸いです。楽しんでもらえたようで良かったです。

時代劇が少なくなりましたが、チャンバラが日本の文化のひとつとして、盛り上がるといいなあ、と。

薪割り、今では薪割りする人も少なくなりましたが、一方で薪ストーブは増えているんですよね。電気が止まるような災害には強いです。

薪割りをしたことがあれば、剣道の竹刀の振り方では何も斬れないと分かります。ですよねー。

剣道、フェンシングなど、かつての剣術を遺そうと先人が考えたりしたもの。
ですが競技となり、使う道具も実剣から安全なものになり、その道具を使いルールの中で勝敗を競うようになると、ゲームとしての側面が強くなります。

もとの剣術を知らないまま、ルールの決まったゲームに合わせた練習が主流となります。本物の刀を持つことも無くなりました。

ただ、剣道は伝統を遺そうとしたため、スポーツとしては謎なルールが残ります。これが世界競技になりにくく、より分かりやすく楽しみやすい、スポーツチャンバラに人口を奪われていってますね。

まだ居合の方が、抜けるか、斬れるか、に主眼を置くので剣術が残っています。

剣道は政策として警察や学校の中に残り、もとの剣術が忘れられても、なんだか武士っぽいもの、というのが余計にわかりにくいところですね。

スポーツと格闘技を分けるのが覚悟、なるほど。
格闘技と武術を分けるのは、勝敗に拘らず生死に拘り、護身に使えるかどうか、なのかもしれません。
生き残る為に、死んだふり、負けたふり、というのもあったようですから。
  • NOMAR
  • 2019年 09月16日 21時17分
[一言]
役に立たないは無能の言葉。能が無いから考え付かない。
有能は能が有るから、考え付く。どんなことでも役立たせる。
だから勉強して能を付けろ。
とは私の剣道の先生の言葉。

変な道場で、剣道場は人を棒で殴る練習をする所と言って憚らなかった。
竹刀は木刀だと死んじゃうから開発されたとも。
全力で打ち込むことが剣道にとって一番大事とも言われた。
何故なら、全力で相手を叩くのに慣れておけば尻ごみだけはしないで済むらしい。
声を張り上げるのも相手の気組みに飲まれないようにする為。
実際、その考え方は警備員時代に役に立った。
刃物を持って殺しに掛かってくる人に対峙しても尻込みせずに済んだ。
そういう道場もある。
  • 投稿者: I.T
  • 30歳~39歳 男性
  • 2019年 08月23日 19時33分
素晴らしいですね。試合以外にも応用の効く剣道を教えられる先生。そういう人にしっかりと続けていてもらいたいです。

体育会系の組織で、おかしな先生やダメな先輩に嫌気が刺し、辞めていく人達を見てきました。

中身を知らずガワだけしか教えられない指導者、歳が上というだけで実力の伴わない先輩。
長く適当にやっている、というだけでプライドだけは高い。
こういう人達がのさばる先に、おかしな慣習と不正が野放しになります。

剣道をしている人が、剣道の歴史に興味が無いという人が多く、それで一石投じたくなって書いたエッセイです。

剣道が好きな人が、剣道とはなんぞや、と若手に、後輩に、語れることを望んでいます。
  • NOMAR
  • 2019年 08月23日 23時31分
[良い点]
面白いです。
[一言]
こちらは技術面での歴史的なお話が主でしたから人を主とした剣豪シリーズをリクエストしたくなってしまいました。
幕末の剣聖男谷さんや竹刀強豪な桂小五郎それに千葉周作が好きなもので(笑)
  • 投稿者: ぽよん
  • 2019年 08月23日 14時50分
面白いいただきました。ありがとうございます。

人を主にした剣豪シリーズ、うむむ、もっと勉強しないといけませんね。佐々木小次郎の短編をひとつ書いたぐらいです。

幕末という動乱の時代のドラマ、こういうのこそ何度でも大河ドラマでやって欲しいものです。

幕末のような動乱を再び、というのを嫌う今の自流には合わないかもですが。
精進します。
  • NOMAR
  • 2019年 08月23日 23時18分
[良い点]
剣道指導者にこそ読んでほしいエッセイ。
[一言]
剣道を止めた知人も、剣道を「非常に不完全なスポーツっぽい何か」と表現していました。
剣道推薦枠で大学に入れたり警察に入れたりするのも、スポーツ寄りだからなのでしょうか。
(* ̄∇ ̄)ノ 剣道経験者にも見てもらえたら有り難いです。

まさしく剣道はスポーツとしては不完全で意味不明な何かです。

警察に剣道があるのは、撃剣時代に遡ります。
実戦を経験した剣術家が剣道を教えていた時代、実戦として使える剣道を警察で教えていたわけです。
この時代の剣道では、投げ、当て身、足払い、組打ち、などがあります。相手を投げて倒れたところに打ち込むのも有りというもの。
実戦を想定しての剣道をしていたわけで、ルール無用の試合にならない剣道です。

時代がかわってもかつての名残で、警察では剣道があるわけです。また警察剣道は一般剣道より荒々しくなります。

( ̄▽ ̄;) 昔の警察剣道は今の子供に見せられないような、子供が真似しちゃダメ、という剣道です。

剣道推薦枠はちょっと分かりません。調べてみます。

(* ̄∇ ̄)ノ 最後までお付き合いいただきありがとうございます。
  • NOMAR
  • 2019年 08月23日 02時07分
[良い点]
完結お疲れ様でした〜♪
  • 投稿者: 漉緒
  • 2019年 08月22日 21時09分
(* ̄∇ ̄)ノ 完結祝いありがとうございます。お役に立てたかなー?
  • NOMAR
  • 2019年 08月22日 22時03分
[良い点]
◎ 連載おつかれさまでした!
興味深い内容もりもり。じっくり、この先読み込ませてもらいます(某アウトシリーズ?にも深く関わるような)。
[気になる点]
◎ 雑学脳なので、気づいた点やら何やら、頭の中がとっちらかって質問がまとまらず………

○まずは、警官が学ぶ剣道は剣道のまんまでしょうか?
現場(実戦)向きにアレンジしていたり?? エッセイを読み終えると、刃物を持った暴漢相手に試合スタイルの剣道で打ちかかるのは命知らずに思えます。

○警棒術、警杖術、あるいは銃剣道(← 言葉しか知らない)。これらは実戦本位、剣道から不合理を取り除いた新たな武芸なんでしょか(ーー;)
〔自分で調べていない〕


(* ̄∇ ̄)ノ 完結祝い、ありがとうございます。

チャンバラ脳から見た、剣道と剣術、時代の変化など、解りやすく紹介する予定で、脱線多めになりました。
興味を持ってもらい豆知識となれば幸いです。

( ̄▽ ̄;) アウトシリーズ、うん、武術家リス姉妹は、こういう脳ミソから出てますね。

日本では学校、警察で剣道が取り入れられています。
こういった剣道優遇措置が無ければ、防具を揃えるのも費用がかかり、敷居の高い剣道はもっと早くに廃れていたかもしれません。

警察の剣道も、まんま剣道です。実戦向けアレンジなどありません。
これは試合のある競技、銃剣道なども同じで、競技の為に特化することになるからです。
実戦と競技の試合は別物、となるのです。
剣道の試合で、投げも抑え込みもアリ、となれば護身術、捕縛術へと応用もできるのでしょうが。
昔の実戦を想定して剣道を学ぶ、から、竹刀での試合の為へと変化した剣道は、捕り物に応用はできません。

まだ、相手に直接触れる柔道、空手のほうが応用できそうです。

また、刃物を持った暴漢相手には、剣道に限らず試合のつもりで挑むと碌なことにはならないでしょう。
圧倒的な強さを誇ったプロレスラー力道山は、登山ナイフに刺されて死亡しました。
試合で強いことと、護身術として身を守れるか、は似て異なると考えます。

ここから試合や競技格闘技から離れた軍隊格闘技、ロシアのシステマなどが発展します。
試合のある競技では、ルールのある試合の中の勝負に拘ることになるからです。

競技試合のある武道で護身術や取り押さえに応用できそうなのは、武器を持たない素手のものではないでしょうか。

(* ̄∇ ̄)ノ 競技試合はルールの中で、どちらが強いかを競いそれを見世物とします。ルールが無ければ、えげつないことした方が有利になり、見世物になりません。

そしてナイフを持った暴漢相手には、何のルールも無いわけで、そこでは試合の無い武道の方が実戦に強かったりします。

かつての琉球空手では、刀を持った相手と素手でどう戦うか、という部分がありました。今の空手の試合は相手も素手を想定するので、かつての対刀のための技術などは喪われつつあります。

競技化することで広まることになるのですが、競技化の中で喪われる技もある、ということになります。
  • NOMAR
  • 2019年 08月22日 21時48分
[良い点]
 これは勉強になりますね。

 
[一言]
 早速ブックマークをば。
 豆知識としてお役に立てたら幸いです。

 近代化の中で失われた日本の伝統。
 それが今になって海外からの観光客に求められて、当の日本人の方が知らなかったりするというのも、時代の皮肉でしょうか。
  • NOMAR
  • 2019年 07月30日 20時46分
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