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[良い点]
十九◇達人とインナーマッスル

 積年の、累代に渡る経験則によって見出された合理ですね。

  • 投稿者: 漉緒
  • 2019年 07月29日 16時52分
呼吸法や気の力というよりは、インナーマッスルの使い方が違う、という考え方の方が私は納得できたので、インナーマッスル説を推します。

二度の大戦、戦後のGHQの政策、近代化の中で伝える人がいないと解り難い武術の型が失伝したのは残念に思います。

マニアックに拘りガラパゴス化する日本人ならではの身体技術論。
現代になって介護に日常生活にバスケに役立つと再発見されました。
まだまだ応用できそうです。
  • NOMAR
  • 2019年 07月29日 19時25分
[一言]
クラシックバレーをやっていた女性と話した事があるのですが、全身全部の筋肉をコントロールするので、大抵のスポーツとかは視ればできると言っていた事を思い出しました。
宮本武蔵の五輪書には、一道は万芸に通ず、というのがあります。
そのクラシックバレーの方は宮本武蔵のこの言葉を、体感として感じるほどにクラシックバレーを体得していたのでしょう。素晴らしいですね。

また、剣術家が踊りの名手の動きを見て、隙が無いと言い冷や汗をかいた、という話もあります。

剣の素振りを回数を重ねる意味も、これにあるのでは無いかと考えます。
腕がへとへとに疲れるまで剣を振り、それでもまだ剣を振ってみる。はて、今この剣を動かしているのは身体のどこの肉だろうか?

こういう気づき方から、疲労せずとも奥に引っ込んででしゃばらない筋肉を引っ張り出して使ってやろう。
これが武術の型に取り入れられたのではないか、と考えています。

かつての剣術では型稽古で動きの質を練習し、何処までできるようになったかの確認として、竹刀稽古をしていたということのようです。

バレェなどの人の動きで美しい、と感じるものは人体の機能美を限界まで使いこなしているから、という話があります。
それを見て、細かいことは解らないけれど何だか綺麗と感じる、というのは同じ身体を持つ人だから、という説があります。

私はボールを使った団体競技は苦手で嫌いなのですが、野球のイチローの動きを見るとなんかスゴイと感じます。
  • NOMAR
  • 2019年 07月29日 11時33分
[一言]
>とある漫画の影響でかつては古武術の書籍がいろいろありましたが、今ではあまり見かけなくなりました。

そういう事でしたら尚更図書館をお勧めします。
最近は蔵書検索も簡単ですし、剣術、剣道、古流といったワードでけっこう引っ掛かりました。
閉架の本もすぐ見つかります。
ただ、図書館の本も一定期間で廃棄されてしまう物があります。
バブル期頃平然と出版された、誰が読むんだコレ?という類いの書籍はそろそろ危ないので、マニアックなジャンルの本は必要部分をコピーさせてもらっておいた方が安心かもしれません。

>今の剣道の先生はこの辺り、どんな資料を調べたり見たりしてるのでしょうね?

知人の段持ちの話を聞く限り、そういう勉強をされている指導者の方は、ほとんどいらっしゃらない様です。
今は剣道を止めてしまいましたが剣道一家の長男で、学生時代武道館までは行った人物なので、私よりは間違い無いとおもいます。

度々失礼しました。
昔と違い出版不況と呼ばれる今、冒険心に溢れる書籍が少なくなっていくのは残念な感じです。
大きな図書館まで行って調べてみることにします。

武術ブームのときは、何か怪しい超能力紛いのような武術の本などあったのが懐かしいです。

剣道をやっている人は、何故か剣道の成り立ちや歴史を調べようとはしないようですね。
何らかの理由で剣道をやめた人の方が、剣道とは何だろう? と、気になって調べたりするようです。

指導者にとっても、剣道を教える際に試合に勝つための稽古の指導はできても、由来や理屈を教える機会も必要も無い、ということなのでしょうね。

このエッセイが剣道含め、日本の伝統というのに興味を持ってもらえるきっかけになればいいなあ、と。
  • NOMAR
  • 2019年 07月28日 21時04分
[一言]
『日本剣道の歴史』は90年代に出版された本なのでおそらく絶版になっていると思います。
図書館等で捜された方が早いのではないかと思います。
実のところ私も図書館で借りて読みました。

私は剣道どころか運動もロクにしていない人間ですが、このエッセイは非常に興味深く読ませていただいております。
大きなテーマで大変だと思いますが、これからも楽しみに読ませて下さい。
応援しています。


追記
『古流剣術』田中普門 著
という本に、チャンバラと云われている殺陣は、新国劇創始者の沢田正二郎が考案した。とありました。
御存知かとも思いましたが、参考までに。
ありがとうございます。
いろいろ調べつつも、書籍は主に甲野善紀 先生と黒田鉄山 先生のものを調べ、また自分個人のチャンバラ体験がもとになっています。

とある漫画の影響でかつては古武術の書籍がいろいろありましたが、今ではあまり見かけなくなりました。

なので参考にしものに偏りがあるのですが、その偏った視点から見えるエッセイということで、参考になればと思います。

また、かつての侍の身体の使い方、なんていうのが高齢化になる日本で見直されると良いかな、という思いです。
更新は遅くなりますが、気長にお待ちいただけるとありがたいです。
  • NOMAR
  • 2019年 07月28日 00時45分
[一言]
『日本剣道の歴史』大塚忠義 著
という本が、近代剣道史を振り返りながら竹刀剣道と実戦剣道、競技スポーツと武徳といった矛盾と葛藤についてほぼ一冊を費やしています。
資料価値もありそうですので、一読されてみては如何でしょうか。
『日本剣道の歴史』チェックしてませんでした。
調べておかないと。
今の剣道の先生はこの辺り、どんな資料を調べたり見たりしてるのでしょうね?
明治維新と二度の世界大戦で、日本の武道は変化し、受け継ぐべき伝統というのがどこか見えにくくなったようにも思えます。
  • NOMAR
  • 2019年 07月27日 21時52分
[一言]
女剣術家なら、明治から昭和にかけて薙刀で無双した園部秀雄を忘れてはいけないのでは。
(* ̄∇ ̄)ノ おお、直心影流薙刀術第十五代宗家、園部秀雄。追加します。
園部秀雄は生涯で試合での敗北は二度、となっていますが、御本人いわく、そのうち一度は、私は負けていない、とのことで、敗北一度説で書かせていただきます。
  • NOMAR
  • 2019年 07月17日 11時07分
[一言]
 先生、榊原健吉の兜割りを忘れとります!
  • 投稿者: 漉緒
  • 2019年 07月12日 20時57分
(* ̄∇ ̄) おお? 天覧兜割り? 最後の剣客? 達人技紹介に追加しときます。
  • NOMAR
  • 2019年 07月13日 10時39分
[良い点]
私自身は剣道は未経験ですが、ずっと身近にありました。(なお学校教育では防具が嫌で柔道を選択した模様)
傍から見ていた立場としてもとても納得できる内容で、勉強になります
[一言]
剣道を通じた礼儀は、一般に想定されるのは軍式文化の刷り込みを指すように思います。野球なんかでも見られる現象。
試合での勝利を目指したメンタルトレーニング(スポーツ)でもなく、精神練達を目指した修練(武道)でもなく。

親の「悪童を叩きのめして聞き分けを良くしてほしい」みたいな本音をオブラートして、「礼儀を教えてほしい」と言っているパターンですね。
結果、その組織内では下を虐めつつ上からの命令には思考停止で従い、組織を離れれば性根は変わらず周囲に迷惑を振りまく人格の出来上がり。そんな事例を何度見たことか。

剣道や野球に打ち込む尊敬できる人もいるのですが、ゴロツキ集団みたいになる可能性が高いのはどうかと思います……。
  • 投稿者: +1
  • 2019年 07月12日 10時10分
感想ありがとうございます。
( ̄▽ ̄;) 学校の備品として保管される剣道の防具、カビ臭の代名詞のようなものですね。
日本の伝統と言われつつも、日本人が詳しく知らない剣道の一面を豆知識的にご紹介してます。

礼儀。剣道の礼儀は富国強兵の政策の中で変わっていったものです。体育会系というのも軍国主義時代からの伝統とも言えますね。
野球に限らず団体スポーツには、軍隊式の教育、訓練というのが効果が出やすく相性が良いです。命令に忠実な兵隊を作る点で効率的になります。

( ̄▽ ̄;) とは言っても古い時代の軍隊式で、現代とはまた違うのですが。この精神性が伝統という言葉にくるまれて残ったのが、野球道、などになるのでしょうか。日本人は『道』が好きなようです。

上に媚び下にへつらい、間違った伝統を大事にして組織改革や効率化を拒む。こういったことが会社内でのハラスメント、偽装の隠蔽、に繋がるのではないかと。
それに嫌気が刺して、中小企業での新入社員の52%が三年以内に退職する、という数字に出る。と、考えるのは私の邪推でしょうか?

ちゃんと本質を見据えて、打ち込んでいる人は尊敬できます。これが打ち込んでいるという気分に酔って、私は〇年やってきたから敬え、という人は尊敬できません。自分が何をやっているのか解らない、という人の指導は受けたくないものですからね。

なんだか解らないけれど、伝統だから素晴らしい。お経のように解らないところがありがたい。そんな人が集まり、伝統を掲げて仲間内で仲良くなると、ゴロツキ集団ができあがります。
  • NOMAR
  • 2019年 07月12日 12時56分
[良い点]
>六◇剣道の姿勢、剣道の成り立ち

姿勢ってそっちの意味なのね。態度とかって意味かと……

>ドイツ式。

笑いますわ。ほほぅ

>体育会系って、戦後産まれなんだ

なるほど。子供の疑問、なぜなに攻撃に対して理由述べてくれないもんね。ほほぅ

七>柔道で2017年から変更されたルール
>・抑え込み10秒で技あり。一本は従来とおり20秒、有効は無い。

一本は従来とおり20秒……
知らなかった……ほほぅ(そこかよっ)

八>竹刀選手権

チャンバラ剣道とかありますしね。

他人の感想>正座したときの刀の置き所

以前の会社で待機姿勢が右手の甲を左手で掴むというのがありました。身体の前で。
殴り掛からないようにというような説明を聞きました。
礼儀って大変ですね。

返信>相手が低いと

剣道部の人、私よりかなり低かったのですが、脳天にクリティカルしました。
感想ありがとうございます。

はい、ドイツ式です。文明開花の西洋式が輸入された時代の名残です。当時の運動、スポーツ、ほとんどが西洋化の影響を免れなかったようです。

子供の疑問、なぜなに攻撃。ちゃんと説明するのが難しい分野もありますが、ただ伝統だから、とか、そういうものだから、では納得できないものです。
体育会系は軍国主義の軍隊式、なので体育会系は右翼になりやすい? おっとこれ以上は。

柔道は世界的な競技として、ルール変更がわりとあるようです。

2018年1月

『国際柔道連盟(IJF)は、寝技から立ち技への移行が可能になるなどルールに複数の変更を加えたと発表。裏投げをはじめとした返し技は畳に上半身が着いた状態で掛けた場合はポイントにならず、両者が立った姿勢での関節技、絞め技も認められない。
 IJFは昨秋に、技あり二つによる「合わせ技一本」を復活させた新ルールを発表して今年から導入。さらに変更を施し「柔道をよりダイナミックで、分かりやすくするため」と説明している』

竹刀選手権。
( ̄▽ ̄;) スポーツチャンバラには興味が湧かなくて、詳しく無いです。調べてみます。

右手の甲を左手で包む。おお。中国武術の挨拶、抱拳礼、のようですね。武器となる右の拳を左手で包むことで、敵意は無い、あなたに敬意を示す、という意味があるそうです。

面が脳天クリティカル。
( ̄▽ ̄;) 竹刀がしなると脳天から後頭部にかけてくらうこともありますね。クラっとする。しかし、その人もずいぶんと力強く打ち込んだものです。


  • NOMAR
  • 2019年 07月12日 00時13分
[良い点]
 怨念のドス黒さが中々のビターテイストでございます♪
[気になる点]
 個人や国内ルールではともかく、国際的には日本はかなり本音と建前の使い分けが下手だとおもいますよ。例えば「文明の中心地」を僭称する……いや、やめておきましょう(笑)…………と、書いていて「身内にのみ通用するルール」と言う点では、成程、おっしゃる通りと思いました。
 
  • 投稿者: 漉緒
  • 2019年 07月11日 20時10分
感想ありがとうございます。

( ̄▽ ̄;) ダークヒーロー、ルサンチマンがチラリと顔を出してしまいました。ビター。

(* ̄∇ ̄)ノ 外国から見ると外交下手な日本。身内びいき、身内だけ通用するルールと、日本の建前は仲間内の為のもののようですね。だから偽装も増えると。
ちゃんと外向きの建前の使い方など、いっそのこと義務教育にいれてしまえばいいのに。
  • NOMAR
  • 2019年 07月11日 23時50分
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