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[良い点]
大変興味深く、面白く読んでいます。

私は剣道は昔に学校の授業でしかやった事がありませんが、思い切り面にはいって相手が倒れてるのに一本にならないので何故と聞いたら、声が出てないと言われて馬鹿かと思いました。

その後で、剣道は日本古来の伝統云々と教師が嬉しそうに語ってきましたが、じゃあ塚原卜伝とか疋田文五郎が、あるいは柳生宗矩とか兵庫助がその猿みたいな意味不明の叫びをしながら戦ってたのかと聞いたら黙りましたが、その後は目の敵にされました(青かったのですw)。

フルコン系の空手もやってましたが、一対一の状況の試合に勝つ練習しかやってなくて、あれは殴り合いであって武道と呼べる物ではありませんでした。 型稽古も中身のない真似事の完全に形骸化した物になってまして、どういう理由で何を想定してこの動きになってるのか説明できない根性論者の指導者に呆れかえった覚えがあります(若かったのですw)。

何でもありの殺し合いの古流柔術が、いかにポイントをとるかの現代のスポーツ柔道になったのと似ていますね。
時代の流れはどうしようもありませんが、誰かがちゃんとした本物を残してくれているのを願うのみです。
  • 投稿者: DD
  • 2019年 07月11日 20時07分
感想ありがとうございます。

学校の体育で剣道をしているところもありますね。こういうのが無いと、剣道はさっさと廃れていたかもしれません。

当たってるのに一本にならない。剣道はこれが多いのですよね。そこが客から見ると余計に分かりにくいとこです。これは世界大会で選手からクレームが出る部分です。

かつての剣豪が意味不明の雄叫びを上げていたのか? してないでしょうね。きっと。そして日本古来の伝統という看板だけに満足すると、中身が追いついて来ない。
( ̄▽ ̄;) ちゃんと説明できない腹いせに目の敵にする先生、なんというか、たいへんでしたね。青い若者に説明する言葉が無いことを、伝統に逃げることこそ、その伝統を足蹴にしているように思えます。

空手。空手含めてですが、試合のある競技は試合の勝ち負けの為の練習ばかりになりますね。かつての名人の技の研究といった練習にはなりにくいです。

型稽古は形骸化しやすいです。これが試合の無い武道であればまた違うのでしょうが。

形は実戦を想定した練習では無いと思います。私は巨人〇星に出てくる大リーグボール養成ギプスが、近いのではないかと考えます。
駒川改心流の形で腰を沈めて足を進めるものがあります。膝や足首の動きを制限し、股関節から足を使い体幹部を進めるという。
これで腸腰筋から足を使うことを学ぶ、という感じでしょうか。インナーマッスルから能動的に身体を使えるようにという。

手先、足先の動きを制限することで、動かし難い身体の体幹部から人体を使おうというもので、この考え方から身体の中心、丹田、に行き着くのではないかと考えます。

古流柔術から柔道へ。武術から武道へ、そしてスポーツへと。剣で戦う時代では無いとはいえ、喪われるにはもったいない技術論です。

一度失伝した流派が新撰組人気で甦ったことがあるようです。一度失伝した為にその中身が昔のままかどうかは解りませんが。

武術研究家、甲野 善紀 先生は古武術の身体の使い方を現代に、介護で使える古武術の技、など紹介しておられます。

また、私が学んだ太刀廻り稽古会、和太刀、の清水 大輔 先生は日本の伝統文化としての殺陣を遺そうと活動しています。剣劇という偽物を演じるには、本物を知らなければならないと、剣術、柔術などの形を教えて頂きました。

このエッセイで書いているのは、清水 大輔 先生から学んだことが多いです。
  • NOMAR
  • 2019年 07月11日 23時35分
[良い点]
中二の時の昇段試験で、
つばぜり合いに持ち込もうと思って、
突っ込んだら、
相手が吹っ飛んでしまい、
面も飛んじゃったので。

あの時は、
相手の面を取ったら、
勝ち
なんて、
知らなかったから、
焦りましたよ。

『昇段試験の形』の話ですが、
私も、
中二の時は、
喧嘩に使おうと、
思っていました。
[一言]
中二の時に、
小手を打ちに行って、
態勢を崩し、
なんとか踏ん張って、
何事もなかったんですけど。

竹刀だけ、
割れていました。
何にも、
当たらなかったのに。

しかも、
柄の部分です。
右手と左手の間が、
真っ二つになっていました。
感想ありがとうございます。
今の剣道のルールでは、面を剥いで一本とはならないようですね。

昇段試験の形、喧嘩で相手を脅すには、大きく見えるし振り下ろしやすい八相はいいかもしれません。

竹刀の柄の袋の中で竹刀が割れたと? 珍しいですね。柄の袋の中だとヒビが入ってるのが見えなくて、気づかずに試合で使ってしまった、とかでしょうか?
実は凄い力持ちですか?
  • NOMAR
  • 2019年 07月11日 18時58分
[良い点]
こんにちは、剣道経験者です。
興味深く読ませていただきました。

〉剣道経験者が異世界に行って剣士として大活躍とか、私は無理だと思う。

完全に同意です。
自分が異世界に行っても、活躍できる気がしない。他の競技経験者よりは、少々マシって所でしょうか? 他の競技でも、トップアスリートなら負けそうな気がします。



〉臭そう、で、痛そう

純然たる事実ですね。



〉この残心にも理由がある。これも撃剣興業の名残だ。

知らなかったです。ちょっとショック。
「相手が死んだふりだっら?」、「他にも敵がいたら?」という理由で教わっていた私は、そういう「武」の部分が好きだったのですが、まさかショービジネスの名残とは……。



〉脇構えも八相の構えも、日本刀に置いては有効であり実戦的な構えなのだが

この二つの構え、大好きです。
これがあるから、ほとんどの部員が面倒臭がる、昇段審査前の日本剣道形の稽古が大好きでした。
情報戦って感じがして、ゾクゾクします。

私が今書いている作品でも、ヒロインが低身長に長めの両手剣なので、八相、脇構を多用しています。
[気になる点]
〉剣道経験者が某放浪者の刀の持ち方、右手と左手がくっつくバットのような握り方を見て、刀の持ち方では無い、と言ったりする。剣術においては左手を擦らして使い、そのような持ち方になることもあるのだが。

これ、剣道でも抜き胴の瞬間とかはバット握りになりませんか?



〉睨みあって、キョエー、キャー、エアー、ヒャー、って叫んでるよ? うるさくない?

私もうるさいと思っていました。相手への威嚇や、自分の身体の強張りを解くためには有効だと思いますが、敵増援を呼んでしまう可能性もありますし、それを一本の要件にする規則には、疑問を感じておりました。

掛け声にも個性が出て、面白い部分ではありますけどね。私は低めの声で、「オオオーッ!」。県内最強校は王者の伝統なのか、部員全員が「さぁ!こいこいこい!」でした。



〉剣道独特の足さばきで、左足が右足の前に出てはいけない、という暗黙の了解がある。

「刀を抜くときに、左足を切らないための習慣づけだ」と、教わりました。なので抜いてしまった後の八相、脇構え、左上段やそこからの片手面、片手突きは例外なのだろうと解釈しています。

……あれ?だとしたら正眼の構えは……?
[一言]
「伝統だから」で、済ませてしまう指導者が多いのですね……。

私の中学時代の指導者は、所作の一つ一つの理由を丁寧に、そして厳しく指導してくれる方でした。

「お互いの礼の時、相手から目を逸らしてはいけない。逸らした瞬間に斬りかかってくるかもしれないだろう?」

「正座の時、手の置き方が決まっているのは、金的蹴りをガードするためだ」

「座る時、竹刀を左に置くのが決まっている理由? 誰かが斬り掛って来た時に、素早く刀を抜けるようにだ」



高校の剣道部に入部したら、何故か竹刀を右に置くという謎伝統があったので、

私「なぜウチの部だけ右なんです?何かあった時、素早く抜けないじゃないですか?」

先輩「正面に座られている先生に、敵意が無い事を示すという作法だ」

私「いや、その先生が斬り掛って来たらどうするんですか?」

先輩「お前は頭がおかしいのか?とにかく伝統なんだから、従え!」

という口論の末、私は剣道部を辞めました。



剣道経験者が異世界に行った場合、アドバンテージとなるのは、こういう「武」の精神(根性論とかではなく、周囲への警戒、疑り深さ)だと思うのですが、それを指導してくれる指導者が少ない今、剣道家による異世界無双は難しいと言わざるを得ないでしょう。
感想ありがとうございます。
剣道経験者にも見て欲しかったので、何か得るところがあれば幸いです。

剣道経験者が異世界に~。なまじ軽い竹刀に慣れてると逆効果になりそうな場面もありそうです。金属の剣って重い! と驚いたりしそう。

防具は臭い。ちゃんと拭いて陰干しするなど手入れをしていれば大丈夫なんですが。備品の防具だと手入れしないでほったらかしでカビが生えたりなど。ファ、ファブリーズををを。

残心。相手に対して油断しない、という武の側面もあります。見世物にするときに、この武の部分をデフォルメして大げさに演出していた、というものです。
ル〇ンの石川〇〇門が、シュシュッと斬って、鞘に刀をパチンと納めると敵がバタバタと倒れる。この鞘に刀を納めるまでの間が、カッコよく演出した残心になりますね。刀を鞘に納めた時が戦いの終わり。それまで隙は見せない。

構え。様々な構えがありますが、剣道の試合では中段が有効的で他の構えはほとんどありませんね。
長い両手剣を使うヒロインが八相、脇構え、良いですね。金属の重い両手剣を使うには理に合ってます。
殺陣では狭い舞台だと、八相、脇構えを多用します。これは間合いがおかしく見えないようにする工夫ですね。
私は刀の峰に左手を添える胸刀、切っ先返し、といった構えが好みです。どちらも狭い屋内で有効な刀の構え方です。

剣道で抜き胴の瞬間。竹刀の切っ先をクルリと回して当てにいく剣道の抜き胴だと、バット握りが有効に。そこからインパクトの瞬間に胴を切る、となれば、左手を柄尻に擦らして握ることになるかと。
当てて終わりの意識と切り抜く意識の違いで、握り方は大きく変わります。

剣道のかけ声。
( ̄▽ ̄;) うるさいですよねー。気迫で相手を脅すにはいいかもですが。
発声から発気へと。気迫を込めた声を相手にぶつけて、一瞬金縛り状態にする、という技が古流の武術にはあったようです。
そして、団体ごとに個性が。学校だとそれが伝統になったり。いつから誕生した伝統か不明だったりしますが。
(* ̄∇ ̄)「スッゾオラー!」「ザッケンナコラー!」だとかけ声でヤクザと一発で分かります。これに方言を加えると、何処から来た何者かが早分かり。

足さばき。剣道では右足前で左足後ろに。
これが刀を持った実戦であれば、右足前でも左足前でも、身を守れなければ意味が無い。どっちの足が前でも斬れる剣を振れるのがいい、となります。
実戦で自由自在に動ける身体作りの為に、形では手の位置、足の置き所を厳しくします。
形の示す動き方から、日常的身体動作を武術的身体動作へと作り変えていく為に。

正眼の構え。左足が前になる裏正眼というのもありますよ。

正座したときの刀の置き所。
( ̄▽ ̄;) 右に置くか左に置くか、そういうところからちゃんと指導できる先生が少ない、というのが剣道の現状です。

左に置けば直ぐに抜けるので、何かあれば対処できます。対処できるというのは戦闘体勢でもあります。
なので、相手に対して戦う気は無いと示すときには、刀を右に置いて刃を外に向けず、自分の方に向けます。こうすると刀が直ぐには抜き難い、なのであなたと戦う気はありません。と、所作で示すことになります。
どちらが正解、というよりは、刀から斬れない竹刀になったことで、剣道をしている人にはどっちでもいい、となったものです。
こういう部分が礼法、礼式に重要だと思うのですが。

で、もちろん右に置いた鞘に入ったままの刀で咄嗟に身を守る技、というのも古流の中にあったりします。

正座の礼式はエッセイ、「達人の描写のヒント?」でちょいと書いております。豆知識程度のものですが。

武の精神。根性論ではない精神論、気の使い方、そういうのが好みです。試合の勝ち負けを競い段位を追う剣道では、軽視されてしまうところです。
現代剣道でちゃんとできる指導者は少ない、なのにやたらと武道、精神修養と言い張る現状にちょいと一言言いたくなり、こんなエッセイを書いてみました。

(* ̄∇ ̄)ノ 剣道がイヤになって辞める人のほとんどが、先生がクズ、先輩がクズ、というもの。正しい剣道を未来に残そうとするなら、内部のハラスメントをどうにかしないといけないのではないかと。

読んで、へえ、ふーん、と思えるようなことを纏めていく所存です。
  • NOMAR
  • 2019年 07月11日 11時32分
[良い点]
一>バットのような握り方

これだと素早く振れるんですよねぇ。
その代わりに力が入らない。
てこの原理を知っていれば納得ですよね。

>四◇剣道の残心

ほほぅ、と感心しました。

五>裏表のある人間

いったい何が……
苦労が滲み出ていてよかった。
[一言]
ども。
二>竹刀が防具の無いところ

中学の授業で剣道あったが、剣道部の面を受け、防具あったのに頭の芯まで響くぐらい痛かったのですが……

あと床に裸足。マメが出来て、潰れて、痛かった。

感想ありがとうございます。

刀の握り、柳生の流派の素振りでは、刀を振り上げたとき左手を柄から離し、両手で合掌するようにします。
槍、薙刀など持つところを擦らす得物を修練すれば、刀も同様に振る途中で握りの位置を変えたりなどします。

残心に声。撃剣興業は人気があり、お客も多かったようです。客席の後ろの方のお客さんにも試合の様子を伝えるように、様々な工夫があったようです。

裏表のある人間。えーと、剣道のこういう部分が日本人にしっくりきたところかもしれませんね。ほんと中学の剣道部のダメ先輩どもは……。

剣道は痛い。相手の背が高く、打ち下ろすように面を打たれると痛いです。相手の背が低いと竹刀が面金に当たるのですが。脳天部分と小手は防具があっても痛いです。……なぜ、改良されないのやら。

足の裏。これは靴を履いて歩くことに慣れたために、足裏のグリップを効かせる動きに慣れたのも、要因のひとつかもしれません。足裏にくるダメージを無視した歩き方に身体が慣れてしまう、という。

でも、剣道では、手の皮、足裏の皮が剥けるのが当然という風潮ですね。

ほほう、と感じてもらえそうなことを書いていく所存です。
  • NOMAR
  • 2019年 07月10日 21時15分
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