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[良い点]
久し振りに商業含めて読み応えのある『SF』に出会えました。
終わり方も、これからも人類は営々と歴史を刻んで行く、そんな余韻を感じさせてくれます。私が大好きなJ.P.ホーガン氏の初期作品にも通じる感じと言えば分かりますでしょうか?

完結まで書き終えてくださり、本当にありがとうございました。
[一言]
最終話でなぜか歴史秘話ヒストリアのエンディングテーマ「Symphonia」が脳内再生されて止まりませんでしたwww
私見ですが終わり方の余韻が心地良い作品に外れはないと思っています。
次回作も楽しみにお待ちしておりますが、無理をなさらずに執筆活動を続けられる事を。
  • 投稿者: 片玉宗叱
  • 男性
  • 2021年 06月23日 01時27分
>片玉宗叱様

読み応えのある『SF』とまで評していただき、本当にありがとうございます。
初動の特異的時空間災害関連以外は、出来得る限り、科学的手法に基づいた描写を心掛けた心算ですので(それでも大ポカがまだ何処かにありそうですけど)、そう言っていただき、大変光栄です。というかまさかJ.P.ホーガンの名前まで出てくるとは……。
なおこれからの人類の歴史については、Paradox Interactive社のStellarisというゲームをですね(ダイレクトマーケティング

終わり方に関しては、書きながら色々と軌道修正した結果がこれでした。
でも数奇な時の巡りと、その終わりを、真っ先に天体の異常を目撃した2人が見届けるというイメージは結構初期からありましたし、なかなか綺麗にまとめられたと思っています。

次回作はまあ、そのうち始めます。ご期待ください!
[良い点]
まだ最初の数話しか読んでいませんが、文章から惹きつけられました。こういう戦記的な、国家主体的な群像劇はひとりひとりのキャラクターが無機質なものとなりがちですが、そうではなく、それぞれから生を感じます。キャラクターも言葉もどちらも魅力的です。
  • 投稿者: トマト
  • 2021年 06月20日 01時57分
>トマト様

ありがとうございます。
本作には様々な、本当に普通の立場の人が登場します(多分、割合としては戦記作品の中でも多い方だと思います)。そうした人々が巨大な災害の中で何を思い、どう行動し、それがどう巨大なうねりとなっていくか。ご期待いただければ幸いです!
[良い点]
完結お疲れ様でした。
[一言]
歴史を扱うときには、過去の事実に手を加えるとバタフライ・エフェクトで収拾がつかなくなる恐れがあります。
無難にと言っては失礼ですが、何とかハード・ランディングさせなかった筆力に敬意を表します。

最終的には世界が日本となった感じでしょうか。
○○系日本人みたいな。
あるいは日本国○○地方みたいな。
  • 投稿者: 異邦人
  • 50歳~59歳
  • 2021年 06月19日 00時34分
>異邦人様

ありがとうございます!
ある意味、バタフライ・エフェクトどころでなく、時空間災害によって人類の歴史が異常終了した……という結末なのですが、それでも皆生きていますし、何かしらやるでしょう、みたいな話にできました。

最終的には、太陽系=日本という言い換えによって、世界中が元々のアイデンティティを維持しつつ、奇妙な形で日本化してしまう……みたいなものを考えてみています。
イメージとしては「トップをねらえ!」が一番近いでしょうか? あれも世界中が日本みたいなことになりましたが、一方でアメリカやソ連が存在してもいます。
いい加減で出鱈目ですが、こんな世界だとそれが逆にいいかもしれません。
[一言]
生きててよかった。後味が悪いのはあの映画だけでいい。
  • 投稿者: 明憲
  • 2021年 06月18日 08時12分
>明憲様

実はあのままフェードアウト、という可能性もありました。
ただ……戦争で人生が滅茶苦茶になってしまった人と、滅茶苦茶になった世界でしか生まれなかった人、という対比も必要かと思い、登場させてみました。

我ながら結構、いいシーンにできた気がしています。
[一言]
アメリカ版火垂るの墓してる兄妹だなぁ…
  • 投稿者: 明憲
  • 2021年 06月18日 07時47分
>明憲様

アメリカ版火垂るの墓に、実はこっそりもう1捻り入れたような何かで……関係者の名前で分かってしまいそうですけども。
[良い点]
飽き性の自分でも、追いかけ続けられた面白さとストレス無いストーリー!
[気になる点]
無しです!
[一言]
完結おめでとうございます!
初めて、こういったコメントを書きますので無文才お許し下さい。

初めて読み始めた時はまだ数話の時でしたが、
ここまで読み続けるとは思いませんでした。(笑)

国家転移物の中では、自分の中でも最も推せる作品かと思います!
実際、本当に転移したらこうなるのかも・・と考えていた展開そのままに描かれていたので、
なんと言いますか、語彙力が・・・

ともかくも、次回作もございましたら陰ながら読ませて頂ければと思います!
  • 投稿者: 光秀
  • 30歳~39歳 男性
  • 2021年 06月15日 16時12分
>光秀様

随分と早い段階からお読みいただいたようで、本当に感謝です!
昔見た地図帳ネタ(現代の日本の原油消費量とWW2期のアメリカの原油生産量がほぼイコールという話)と、本当に国家規模の転移現象なんてものが発生してしまったら……という想像力の組み合わせで、ここまでやれるとはちょっと思っていませんでした。
というか当初の、いつものようにあってないも同然のプロットから、ここまで逸脱してしまうとは……とも。それでもうまく完結させられた気がします。
それと普段の何気ない日常が、結構奇跡的なバランスの上に成立している……みたいなことを考えていただければ、とか思っています。

まあともかく、次回作もご期待ください!
[良い点]
すべてよかっよ!
[気になる点]
なし!
[一言]
日本は半分昔に飛ばされたり北海道と九州だけ残って本州だけ昔飛ばされたり他の異世界へ行ったり大変だ〜
戦争始まる前に飛ばされたらどうなったかな??
あ、その作品どっかにあったけどあえて言わない
日本おいたわしや
>ディメンションクロノス様

ありがとうございます!
日本だけ、あるいは地域だけどっかに飛んで行ってしまう、みたいな話は、だいたい放っておくとすぐに経済的に壊死してしまう……というところをどうするか、みたいな話になってしまいますからね。近隣にチートマップを用意する等もありますが、そのままだと何処か薄暗くなってしまう。なので頑張って最後の方を明るくしてみました。
本作品はまあ、戦争前にすっ飛んでしまう某作をベースにしていますから……「俺と彼女は共栄圏なんだ」みたいな台詞を実際に使ってみたい。
[一言]
ごきげんよう、完結おめでとうございます。本当にお疲れ様でした、今日まで楽しませて頂きました。

本当に大団円を迎えた、なんだか読者としても終わっちゃった感が嬉しいやら、淋しいやら。
でも、たくさんの人々が登場する群像劇に相応しい完結だったと思います。群像劇の難しいところも、綺麗にクリアしていらっしゃるので(もちろん、様々なご苦労があったとは思いますが)読後感も最高でした。
次回作も期待してお待ちしていますね。
それでは、ごきげんようです。
>おだしのぶ様

お楽しみいただけたようで何よりです。今までありがとうございました!
異常な現象に見舞われた世界を、様々な切り口、視点で描写していく……というところは一応、多少は頑張ったところです。最後の方になると、全く無縁と思われたところに、不思議な関係性を作り出してしまったりもしていますが……まあそれを含めて、色々書けてよかったなと思っています。

次回作はもっと主人公その他がはっきり出る形の作品となりそうです。何だかあっち行ったりこっち行ったりですが、ともかくもご期待いただければ!
[良い点]
これは良作。
よく考えて作られてなるほどと思う事も多く、格安兵器を制作するのは特に良いなと思いましたね。急に作られるトンデモ兵器より、現実のテロリストが作る即席爆発装置みたいでリアル感がありますしね。
 80年の時が戻って前世より10億人口が増え、科学がより発展しているのを観て、この選択は間違ってなかったんだなと、ベストを尽くした当事者達に称賛を贈りたい気持ちになりました。事実上の世界支配がかなったことで、国家間の殺戮やSDGsなど(一部のアホな提案を除く)、より上手く未然に防げたらより良い未来を築けるでしょうね。
 この作品はステラリス的に何らかのアノマリー的な影響で特異的時空間災害に直面した結末ぽいですが、もしも我々が生きるこの現実がこのまま、多少の平穏と非合理的で怠惰に過ぎ去った結果、人類絶滅の危機に瀕した時、未来の人間が人類史をやり直す選択をした果てに、日本を特異的時空間災害の対象に選ぶ・・・という妄想をしました。少なくとも救援物資をバスケットボールみたいに投げる大統領がいる国よりも選ばれる比較的秩序立った国だと思いたい。

 個人的に物語は意義のある、人類により良い影響を与えるものが評価されるべきと考えてるので、より良い人類史を辿るために人の想像を掻き立てる、そんな読み物が巷に溢れたらいいと思いますね。
>ササキサン様

ご評価いただきありがとうございます。
製品はその使い方を含め、市場などの環境に適合します。その意味において、現代の兵器は第二次大戦の時代に適合した製品ではありません(勝てないという訳ではありませんし、むしろそれでも無敵となりますが)。
であれば適合する製品とは何か? みたいな思考の末に、源内プロジェクト兵器が出てきてしまった次第です。現代は当たり前になった半導体製品やそこに搭載されるアルゴリズム、通信系統などが全く概念外の時代ですので、一応はそれらを有し運用が可能な格安兵器が最も環境適合してしまう……という形としました。
もっとも……そうした環境はほんの一時的なもので、勝利に大いに貢献してもあまり顧みられない(技術的にも見るものはあまりないでしょうし)という結果になりそうです。それを含め、戦争の時代が終わったという流れとしてみました。

未来に関しては、私としても本当に分かりません。
ただあまり魅力的でない未来として、貧乏臭いこと言いながら地球圏に籠り、そのまま化石燃料や核燃料を食い潰す……なんてものは想像できてしまうかもしれません(地球で生きていく上で持続可能性などが重要なのはそうですが、私は将来のエネルギー量的拡大を期待したいと考えています。時折、1人当たりのエネルギー量が当たり前に10倍になった世界などを考えますが、それが理由です)。
対して本作では、超常現象に起因する最終戦争と、超常現象の解明を動機とした汎地球的科学振興に舵を切った形となりました。正直なところ、こうした形態が上手く作用するかは分かりません(ある種、競争が起き難いところがどうしても出るためです)。ただそれでもやらねばならないとなると、案外と上手くやってくれるのではないか? その結果は結構明るいのではないか? そして次第に未来知識による優位が薄らいでいく(それでも社会システムは盤石になりそうですが)中で人々はどんなことをやっていくか? そんなことを考えながら書いてみた次第です。
そうした点では、未来人が人類史をやり直した結果、みたいな思考もできるかもしれません。日本を丸ごと東京大空襲直前に送り込むことが最適と判明、なんて結論が出たのだとしたら、もはやどんな顔をしたらいいのか分からなくなりますけど……。

あ、ちなみに世界人口は2020年に78億人ほどとなり、もうちょっとで80億人に達するようです。作中の202X年(X=5なのはもう隠す必要もないでしょうけど)は80億人ちょっとという想定で、実は少し人口減少が起きています。
時空間災害対策の関係でとにかく教育水準の向上に努める等していたり、幾つかの国の多産政策がなくなったり、大戦が史実を遥かに上回るほど滅茶苦茶になったりした関係で、実際に辿りそうな未来よりちょっと少ない……という数字にしてあります。
ここも、差分の10億人のことを考えてみる必要があるかもしれませんね。
[良い点]
ストレスフリーで読み切りました!
[気になる点]
特に気になるところも無く……

過去の人物が年老いた自分との対面シーンは色々考えさせられましたが……
棒3部作の映画でも気絶するだけくらいだし、実際こんなもんかな? とか思うと気楽に読み進められました(笑
[一言]
完結お疲れ様でした。
最初、さくさく流し読みしてましたが……途中から躊躇ない殲滅戦に突入!
予想外の展開から凄く楽しくワクワクしながら読破しました!
正直、ストレスフルな展開来るかと思ってましたが……
テンポよく読みきれました。
本当にお疲れ様でした。
  • 投稿者: どくたけ
  • 男性
  • 2021年 06月13日 21時03分
>どくたけ様

ありがとうございます!
実のところ、この種の作品にありがちなストレス描写が正直なところ苦手で、元々あまり手を出さなかったところがあります。楽に勝つ方法があるのに態々相手のフィールドで戦って損害を出すとか、ちょっと何を考えているのか分からないのですが、そうでもしないと創作にならない面もあり……本当に合理的な戦術、戦略を採りつつ、創作としてまとめることができるか? という実験をしていたところもあります。
実験は……まあ一定の成功を収めたということでよいでしょうか。やりたい放題やってしまった気配もありますが。

過去の自分との対面、未来の自分との対面は……ほんと、どうなるのでしょうね?
実際にあり得ない現象に遭遇した人の心理描写はかなり大変でした。本当に参考になるものがないので……。
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