感想一覧
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[良い点]
1話からの感想になります。
久しぶりにすごく読み応えのある、それでいてなかなか「ニヤッ」とさせられる作品に出合えたことに感謝いたします!
一息に読んでしまいましたものの「しまった。もう少し味わって読みたかったなぁ」と、後悔しました。
始めの10話くらいまでミリオタ系のネタが多かったために、ちょっと抵抗がありましたが回を追うごとにしっくりストーリーになじんでいき、とても読みやすかったです。
戦国物はちょっと食傷気味で「面白いものがないのでそろそろ自分でも書いてみようかな」などと考えていた自分をなぐってやりたいですww
ここまで蘊蓄を含んでいながらクスリと笑わせ、それでいてなお落ち着いた作風の作品を読んでしまうと、自分の手が届かない世界があるなぁ、と、唯々いろいろな意味で天を眺めてしまいます。
技術チートや内政チート、戦術チートを見せ場としているだけの作品とは一線を画した出来栄えに感動を禁じえません。
やはりこの手の作品は、歴史上の人物の上を行く主人公の活躍を見て読者は楽しむのでしょうから、今川氏真を扱うのならば文化民俗関連の造詣がないと、とてもここまで書けるものではありませんね。設定作ってストーリー作ってもそれに関する知識を拾ってくるだけで一苦労。大体、言い回しや当時の風習・経済・流通・情報網・度量衡などを調べられても「その存在を知っている」ことがない限り、調べてそれを作品に落とし込むことは不可能ですから・・・
その点において葉室先生の様々な方面における教養と体験、それを作品に映し出していく力量がとてもよく伝わってきました。少しずつ作品の色合いが使い込んだ茶器のように風合いが変わってきた感もありますが(ハウサーやマジノネタが明治天皇御製ネタに変わったあたり)、これまた今後どのような変化が起きるか、とても楽しみです。
それから黒衣の宰相と宗教がらみの設定がこれから控えているのには大いに期待しています。この時代における宗教をどのように出していくかはとても大事なので、大きな伏線となっていると認識しています。普通の作品は一向宗だけでほかの宗派には触れていないことが多いです。ましてや神道にはほとんど触れていません。実は山の民を握っている神社勢力が最大の情報網を・・・。これらはこれから出てくるのかと思うとワクワク致します。
[気になる点]
欲を言えば、もう少し氏真のキャラが立っていれば、もう文句なしで楽しめると思うのです。氏真の信条とかこだわりとか癖とか弱みとか・・人情味がある、もしくは笑えるエピソードを期待しております。
例。
和歌などから逃げていたけれど裏技で克服したようですが、どうしても克服できない弱点をいつも気にしつつ、ついついその部分で秀でている部下へのコンプレックスを持っているとか^^;
技術系の疑問と解決法。
石油で製鉄ができるのが不思議でした。私の知らない方法があるのですね。反射炉もコークスと耐熱煉瓦が必要な気がしました。耐熱煉瓦は材料比率が門外不出でググっても出てきません。これは相当ハードルが高い技術のようです。
輜重車はベアリングがないとすぐ壊れそうですね。転炉でベッセマー法まではチートが無理そうです;;
車軸と支える側の材質を鋼鉄製にしてグリースを塗ると行けそうです。でも大量生産はできなさそう・・・よって、鋼鉄製の火器などの大量生産は鍛造では厳しいかと。
農業チートですが、「中世の村のかたちと暮らし」著者: 原田信男、という本に単位面積当たりの石高や、田畑の比率が出ています。ちなみに私の計算では150年後の江戸中期における単位面積当たりの収量は約2倍になりました。備中鍬や唐箕、正条植えや塩水選などを総動員してこの程度でしょうか。どちらかというとこの時代は畑の面積が多く、こっちでチートをするのも面白いと思います。麦(蕎麦も)を作って食糧だけでなく単式蒸留器による「麦焼酎」「蕎麦焼酎」製造。そして蘭引による消毒用アルコール製造で相当な傷病者の回復が望めるかと。
サルファ剤は結構厳しそうです(マンガ・doctor-stone結構面白いですね)
戦術チートはこれからでしょうけど、上場企業サラリーマン設定ですと結構厳しいですね。
特殊部隊は活躍できる地形が多いですので期待です。種子島の集中使用もどのように持っていくか期待大です。
相手がテルシオ大隊を会得(南蛮から)して、それを砲兵と反転行進射撃でぶっ潰すとか。島津いびりも期待しています。
金融チートですが、1610年から使用されていた紙幣「山田羽書」なども参考になりますね。
この当時は天罰を恐れていますので、牛頭大王のお札の裏書とかいろいろと組み合わせると現実味が出てくるかも・・・
[一言]
既にご存じかと思いますが、経済評論家の上念司氏の「経済で読み解く日本史・安土桃山編」がとても参考になります。
寺社勢力の巨大な金融流通機構との共存か、信長のような対決か、はたまた別の政策をとるのか。氏真がどのような選択をするかとても楽しみです。
イスラーフィール先生の「淡海乃海 水面が揺れる時」における対外経済政策がとても納得がいきましたが、遥か昔に読んだ佐藤大輔著「覇王信長伝」の海外描写(イスパニアの経済とテルシオとの比較)もまた思い起こされました。
できれば戦争相手は超強力巨悪(相手にも言い分あるけど周りからすれば悪?)だと楽しいかと思っています。
良い作品に出合って興奮していろいろと書きましたが(感想を投稿するのは初めてでして)、とっても期待しており応援しております。
お体にお気をつけ、無理のないペースで執筆を楽しんでくださいませ。
私は、最後まで読ませていただきたくブクマさせていただきました。
1話からの感想になります。
久しぶりにすごく読み応えのある、それでいてなかなか「ニヤッ」とさせられる作品に出合えたことに感謝いたします!
一息に読んでしまいましたものの「しまった。もう少し味わって読みたかったなぁ」と、後悔しました。
始めの10話くらいまでミリオタ系のネタが多かったために、ちょっと抵抗がありましたが回を追うごとにしっくりストーリーになじんでいき、とても読みやすかったです。
戦国物はちょっと食傷気味で「面白いものがないのでそろそろ自分でも書いてみようかな」などと考えていた自分をなぐってやりたいですww
ここまで蘊蓄を含んでいながらクスリと笑わせ、それでいてなお落ち着いた作風の作品を読んでしまうと、自分の手が届かない世界があるなぁ、と、唯々いろいろな意味で天を眺めてしまいます。
技術チートや内政チート、戦術チートを見せ場としているだけの作品とは一線を画した出来栄えに感動を禁じえません。
やはりこの手の作品は、歴史上の人物の上を行く主人公の活躍を見て読者は楽しむのでしょうから、今川氏真を扱うのならば文化民俗関連の造詣がないと、とてもここまで書けるものではありませんね。設定作ってストーリー作ってもそれに関する知識を拾ってくるだけで一苦労。大体、言い回しや当時の風習・経済・流通・情報網・度量衡などを調べられても「その存在を知っている」ことがない限り、調べてそれを作品に落とし込むことは不可能ですから・・・
その点において葉室先生の様々な方面における教養と体験、それを作品に映し出していく力量がとてもよく伝わってきました。少しずつ作品の色合いが使い込んだ茶器のように風合いが変わってきた感もありますが(ハウサーやマジノネタが明治天皇御製ネタに変わったあたり)、これまた今後どのような変化が起きるか、とても楽しみです。
それから黒衣の宰相と宗教がらみの設定がこれから控えているのには大いに期待しています。この時代における宗教をどのように出していくかはとても大事なので、大きな伏線となっていると認識しています。普通の作品は一向宗だけでほかの宗派には触れていないことが多いです。ましてや神道にはほとんど触れていません。実は山の民を握っている神社勢力が最大の情報網を・・・。これらはこれから出てくるのかと思うとワクワク致します。
[気になる点]
欲を言えば、もう少し氏真のキャラが立っていれば、もう文句なしで楽しめると思うのです。氏真の信条とかこだわりとか癖とか弱みとか・・人情味がある、もしくは笑えるエピソードを期待しております。
例。
和歌などから逃げていたけれど裏技で克服したようですが、どうしても克服できない弱点をいつも気にしつつ、ついついその部分で秀でている部下へのコンプレックスを持っているとか^^;
技術系の疑問と解決法。
石油で製鉄ができるのが不思議でした。私の知らない方法があるのですね。反射炉もコークスと耐熱煉瓦が必要な気がしました。耐熱煉瓦は材料比率が門外不出でググっても出てきません。これは相当ハードルが高い技術のようです。
輜重車はベアリングがないとすぐ壊れそうですね。転炉でベッセマー法まではチートが無理そうです;;
車軸と支える側の材質を鋼鉄製にしてグリースを塗ると行けそうです。でも大量生産はできなさそう・・・よって、鋼鉄製の火器などの大量生産は鍛造では厳しいかと。
農業チートですが、「中世の村のかたちと暮らし」著者: 原田信男、という本に単位面積当たりの石高や、田畑の比率が出ています。ちなみに私の計算では150年後の江戸中期における単位面積当たりの収量は約2倍になりました。備中鍬や唐箕、正条植えや塩水選などを総動員してこの程度でしょうか。どちらかというとこの時代は畑の面積が多く、こっちでチートをするのも面白いと思います。麦(蕎麦も)を作って食糧だけでなく単式蒸留器による「麦焼酎」「蕎麦焼酎」製造。そして蘭引による消毒用アルコール製造で相当な傷病者の回復が望めるかと。
サルファ剤は結構厳しそうです(マンガ・doctor-stone結構面白いですね)
戦術チートはこれからでしょうけど、上場企業サラリーマン設定ですと結構厳しいですね。
特殊部隊は活躍できる地形が多いですので期待です。種子島の集中使用もどのように持っていくか期待大です。
相手がテルシオ大隊を会得(南蛮から)して、それを砲兵と反転行進射撃でぶっ潰すとか。島津いびりも期待しています。
金融チートですが、1610年から使用されていた紙幣「山田羽書」なども参考になりますね。
この当時は天罰を恐れていますので、牛頭大王のお札の裏書とかいろいろと組み合わせると現実味が出てくるかも・・・
[一言]
既にご存じかと思いますが、経済評論家の上念司氏の「経済で読み解く日本史・安土桃山編」がとても参考になります。
寺社勢力の巨大な金融流通機構との共存か、信長のような対決か、はたまた別の政策をとるのか。氏真がどのような選択をするかとても楽しみです。
イスラーフィール先生の「淡海乃海 水面が揺れる時」における対外経済政策がとても納得がいきましたが、遥か昔に読んだ佐藤大輔著「覇王信長伝」の海外描写(イスパニアの経済とテルシオとの比較)もまた思い起こされました。
できれば戦争相手は超強力巨悪(相手にも言い分あるけど周りからすれば悪?)だと楽しいかと思っています。
良い作品に出合って興奮していろいろと書きましたが(感想を投稿するのは初めてでして)、とっても期待しており応援しております。
お体にお気をつけ、無理のないペースで執筆を楽しんでくださいませ。
私は、最後まで読ませていただきたくブクマさせていただきました。
天のまにまにさま
初めまして。葉室と申します。
至言の数々ありがとうございます。
技術面に対するアドバイスもありがとうございます。
まだまだ考察が不足していることを痛感しました。
「中世の村のかたちと暮らし」存じ上げませんでした。興味深い内容ですので、さっそく取り寄せを致しました。届きましたら拝見したいと思います。
農業政策については正条植と品種増(椎茸、綿花、茶)をしているくらいですので、今後ゆっくりと書いていきたいと思っておりました。取り寄せた書籍を参考にします。
ご期待に添えますよう微力ながら頑張ってまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
深 謝
葉室 貫之
初めまして。葉室と申します。
至言の数々ありがとうございます。
技術面に対するアドバイスもありがとうございます。
まだまだ考察が不足していることを痛感しました。
「中世の村のかたちと暮らし」存じ上げませんでした。興味深い内容ですので、さっそく取り寄せを致しました。届きましたら拝見したいと思います。
農業政策については正条植と品種増(椎茸、綿花、茶)をしているくらいですので、今後ゆっくりと書いていきたいと思っておりました。取り寄せた書籍を参考にします。
ご期待に添えますよう微力ながら頑張ってまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
深 謝
葉室 貫之
- 葉室 貫之
- 2020年 07月05日 11時17分
[気になる点]
桶狭間結局どうするのか気になる
[一言]
まだ言ってやがる・・・
ちょっと偏執的だけど
アイドルに親でも殺されたんだろうか・・・
桶狭間結局どうするのか気になる
[一言]
まだ言ってやがる・・・
ちょっと偏執的だけど
アイドルに親でも殺されたんだろうか・・・
蒸気でアイマスクさま
コメントありがとうございます。
どうしましょうかねぇ
色々と思案しております。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします♪
葉室 貫之
コメントありがとうございます。
どうしましょうかねぇ
色々と思案しております。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします♪
葉室 貫之
- 葉室 貫之
- 2020年 07月05日 11時20分
[良い点]
尾張攻め…義元は見殺しかな?
そのあと松平だけでなくて武田も動くから大変そうではあるが…
[一言]
更新ありがとうございます!
尾張攻め…義元は見殺しかな?
そのあと松平だけでなくて武田も動くから大変そうではあるが…
[一言]
更新ありがとうございます!
[一言]
いよいよ京都ともおさらばか・・・。
問題だった新しい銭の事は今一つの結果になったようで・・・。
尾張攻め、どうなる事やら・・・。
いよいよ京都ともおさらばか・・・。
問題だった新しい銭の事は今一つの結果になったようで・・・。
尾張攻め、どうなる事やら・・・。
エピソード34
[良い点]
実際、金は持ってるしついさきぼどまで500貫も遊んでましたからね。嗅覚は良かったもよう
実際、金は持ってるしついさきぼどまで500貫も遊んでましたからね。嗅覚は良かったもよう
エピソード33
まるふたつさま
コメントありがとうございます。
領内で既に二万貫近く生産をしていますからね
金があるところにはあるのはいつの時代も変わりませんね
葉室 貫之
コメントありがとうございます。
領内で既に二万貫近く生産をしていますからね
金があるところにはあるのはいつの時代も変わりませんね
葉室 貫之
- 葉室 貫之
- 2020年 06月28日 10時29分
[一言]
首に刃を当てて訪ねる。(誤)
首に刃を当てて尋ねる。(正)
首に刃を当てて訪ねる。(誤)
首に刃を当てて尋ねる。(正)
はとさま
コメントありがとうございます。
大変助かりました。修正させていただきました。
深 謝
コメントありがとうございます。
大変助かりました。修正させていただきました。
深 謝
- 葉室 貫之
- 2020年 06月28日 10時25分
[一言]
龍王丸相手に強盗をしようとは、身の程知らずな野盗だねぇ・・・(笑)
当時はどの国もこんな輩が蔓延り、弱者が泣きを見る世の中だ。
誰かが鎮めなければ、それが出来るのは・・・。
龍王丸相手に強盗をしようとは、身の程知らずな野盗だねぇ・・・(笑)
当時はどの国もこんな輩が蔓延り、弱者が泣きを見る世の中だ。
誰かが鎮めなければ、それが出来るのは・・・。
エピソード33
室伏さま
コメントありがとうございます。
私が読んだ文献ですと、江戸時代には相当治安も改善されていただようですね。
信長の畿内制圧からはじまったとか。
さてこの世界では・・・。
葉室 貫之
コメントありがとうございます。
私が読んだ文献ですと、江戸時代には相当治安も改善されていただようですね。
信長の畿内制圧からはじまったとか。
さてこの世界では・・・。
葉室 貫之
- 葉室 貫之
- 2020年 06月28日 10時27分
[一言]
堺の会合衆の筆頭格の豪商も龍王丸を認めつつあるとみていいのかな。
堺の会合衆の筆頭格の豪商も龍王丸を認めつつあるとみていいのかな。
エピソード32
室伏さま
コメントありがとうございます。
完全な未知数なところから手強そうな御仁が来たと思い始めたというところでしょうか。
今川の所領が遠いため、どこかに他人事感のようなものがあるのも否めません。
引き続きよろしくお願いいたします。
深 謝
コメントありがとうございます。
完全な未知数なところから手強そうな御仁が来たと思い始めたというところでしょうか。
今川の所領が遠いため、どこかに他人事感のようなものがあるのも否めません。
引き続きよろしくお願いいたします。
深 謝
- 葉室 貫之
- 2020年 06月21日 08時21分
[良い点]
京都にまで来た子供を呼びつけて、大人数で囲み、五百菅供出を強要した幕府でしかないんですが。
完全に銭に目を奪われとるw
京都にまで来た子供を呼びつけて、大人数で囲み、五百菅供出を強要した幕府でしかないんですが。
完全に銭に目を奪われとるw
エピソード31
まるふたつさま
コメントありがとうございます。
完全な圧力団体ですよね(苦笑)
でもまぁ上司(上様)からのノルマはきつくて、すぐに戦が迫っている。今すぐにでも銭が欲しい。取れるとこ(今川)からとってしまおうとなると、目先の銭に目が奪われるのもやむを得ないというところでしょうか。
引き続きよろしくお願いいたします。
葉室 貫之
コメントありがとうございます。
完全な圧力団体ですよね(苦笑)
でもまぁ上司(上様)からのノルマはきつくて、すぐに戦が迫っている。今すぐにでも銭が欲しい。取れるとこ(今川)からとってしまおうとなると、目先の銭に目が奪われるのもやむを得ないというところでしょうか。
引き続きよろしくお願いいたします。
葉室 貫之
- 葉室 貫之
- 2020年 06月14日 16時45分
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