エピソード56の感想一覧
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[良い点]
エルヴィラの結論が素晴らしかったです。
(気になる点について→)ただ、そこをナタリアから「所詮ルードルフが皇子で、ゾマー国で聖女になれるから行ったんだろう」と告発されることでガス抜きができていたと思います。事実、エルヴィラは夫の力と聖女であること(=生まれつきの神様からの偏愛)がなければ何もできなかったわけですから。
そしてこの告発があったからこそ、エルヴィラの生身の聖女がいない国を目指す発言は、爾後は神に頼らず自分の力で生きていきたいという個人の意思表明にも見えて良かったです。
大神官の言うように悪魔もどこにでもいますが、聖女もどこにでもいるのですね。どちらが顕れるか、それを決めるのは人間だと。
そこを含めて最初は頭が悪く単なるアレキサンデルの悪政を彩る道具だったナタリアの描写が変化していき、エルヴィラの相補的なキャラになっていたのも良かったと思います。(卑近な例を挙げれば、金のウェディングドレスはともかく真珠と貴石の重ね付けなんてその辺の女の子でもしていることで、そこに顔を顰めるのはエルヴィラもちょっと小姑くさかった)
[気になる点]
エルヴィラは有能という設定だったのに、王やナタリアや大神官を断罪するのもトゥルク王国合併(実質)も何もかも神威と夫とと兄頼りで、本人が知略をめぐらし手を汚すことがないのが疑問でした。特に婚約者であった王に「許さない」と言うだけなのは甘すぎた。
この作品に限らず、ヒロインの能力と、常に男性を立てへりくだり従順で自分から異議を唱えず地味であることが女性らしく良いことだとする古い価値観(例えばエルヴィラ発言の様呼びの濫用…特に心が通じているはずだし向こうは呼び捨てにしてくるルードルフに対して様を付けて喋るのはとても違和感があります)の両立は、女主人公時代ものの課題だとは思いますが…。
エルヴィラの結論が素晴らしかったです。
(気になる点について→)ただ、そこをナタリアから「所詮ルードルフが皇子で、ゾマー国で聖女になれるから行ったんだろう」と告発されることでガス抜きができていたと思います。事実、エルヴィラは夫の力と聖女であること(=生まれつきの神様からの偏愛)がなければ何もできなかったわけですから。
そしてこの告発があったからこそ、エルヴィラの生身の聖女がいない国を目指す発言は、爾後は神に頼らず自分の力で生きていきたいという個人の意思表明にも見えて良かったです。
大神官の言うように悪魔もどこにでもいますが、聖女もどこにでもいるのですね。どちらが顕れるか、それを決めるのは人間だと。
そこを含めて最初は頭が悪く単なるアレキサンデルの悪政を彩る道具だったナタリアの描写が変化していき、エルヴィラの相補的なキャラになっていたのも良かったと思います。(卑近な例を挙げれば、金のウェディングドレスはともかく真珠と貴石の重ね付けなんてその辺の女の子でもしていることで、そこに顔を顰めるのはエルヴィラもちょっと小姑くさかった)
[気になる点]
エルヴィラは有能という設定だったのに、王やナタリアや大神官を断罪するのもトゥルク王国合併(実質)も何もかも神威と夫とと兄頼りで、本人が知略をめぐらし手を汚すことがないのが疑問でした。特に婚約者であった王に「許さない」と言うだけなのは甘すぎた。
この作品に限らず、ヒロインの能力と、常に男性を立てへりくだり従順で自分から異議を唱えず地味であることが女性らしく良いことだとする古い価値観(例えばエルヴィラ発言の様呼びの濫用…特に心が通じているはずだし向こうは呼び捨てにしてくるルードルフに対して様を付けて喋るのはとても違和感があります)の両立は、女主人公時代ものの課題だとは思いますが…。
エピソード56
林晶さん
完結まで読み込んでくださってありがとうございます!\\\\٩( 'ω' )و ////
ナタリアのあの発言を拾ってくれるのは嬉しいです。そうなんですよね。エルヴィラは有能で完璧な聖女なのですが、人として完璧ではないのですよ。(もちろんナタリアの言うような下心でルードルフと結婚したわけではないのですが、ナタリアもナタリアから見た事実を述べている)
>エルヴィラの生身の聖女がいない国を目指す発言は、爾後は神に頼らず自分の力で生きていきたいという個人の意思表明にも見えて良かったです。
>大神官の言うように悪魔もどこにでもいますが、聖女もどこにでもいるのですね。どちらが顕れるか、それを決めるのは人間だと。
聖女もどこにでもいるは、いいですね! そう思います。
完結まで読み込んでくださってありがとうございます!\\\\٩( 'ω' )و ////
ナタリアのあの発言を拾ってくれるのは嬉しいです。そうなんですよね。エルヴィラは有能で完璧な聖女なのですが、人として完璧ではないのですよ。(もちろんナタリアの言うような下心でルードルフと結婚したわけではないのですが、ナタリアもナタリアから見た事実を述べている)
>エルヴィラの生身の聖女がいない国を目指す発言は、爾後は神に頼らず自分の力で生きていきたいという個人の意思表明にも見えて良かったです。
>大神官の言うように悪魔もどこにでもいますが、聖女もどこにでもいるのですね。どちらが顕れるか、それを決めるのは人間だと。
聖女もどこにでもいるは、いいですね! そう思います。
- 糸加
- 2021年 12月19日 15時57分
[一言]
あとナタリアさんの番外編も見たいです
あとナタリアさんの番外編も見たいです
エピソード56
いちごさん
ありがとうございます!
ナタリアさんの番外編……いつか挑戦してみたいとは思っています!(いつになるかはちょっとわからないけど)(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ありがとうございます!
ナタリアさんの番外編……いつか挑戦してみたいとは思っています!(いつになるかはちょっとわからないけど)(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
- 糸加
- 2021年 07月12日 04時58分
[良い点]
面白かったです。
でもナタリアさんがなんだかんだ言って完全に悪人ではなかったので、ちょっとモヤモヤしてしまいました。
面白かったです。
でもナタリアさんがなんだかんだ言って完全に悪人ではなかったので、ちょっとモヤモヤしてしまいました。
エピソード56
いちごさん
お読みくださりありがとうございます!
ナタリアさんはやはり賛否両論のキャラですね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
個人的には無難に商人のお嫁さんとかになっていたら、結構成功した気がします。
お読みくださりありがとうございます!
ナタリアさんはやはり賛否両論のキャラですね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
個人的には無難に商人のお嫁さんとかになっていたら、結構成功した気がします。
- 糸加
- 2021年 07月12日 04時57分
[一言]
とても面白く素晴らしい作品でした。
とても面白く素晴らしい作品でした。
- 投稿者: 退会済み
- 2021年 03月14日 21時50分
管理
エピソード56
ラーユさん!ありがとうございますーーー!!!
- 糸加
- 2021年 03月16日 08時09分
[気になる点]
ゾマー帝国には聖女が現れていないことになってますが、「恥ずかしがり屋の聖女様」というのはどういう存在なのでしょうか…?
あと、14話では「ハースキヴィ伯爵」とありますが、それ以降は「ハスキーヴィ伯爵」になってます。
ゾマー帝国には聖女が現れていないことになってますが、「恥ずかしがり屋の聖女様」というのはどういう存在なのでしょうか…?
あと、14話では「ハースキヴィ伯爵」とありますが、それ以降は「ハスキーヴィ伯爵」になってます。
エピソード56
yumaさん
お読みくださりありがとうございます!!
「恥ずかしがりやの聖女様」は、ゾマー帝国の皆様の信仰の現れです。帝国は、トゥルク王国と違って聖女が顕現しません。でも、みんなの心にはしっかりと聖女様が存在します。人々はその理由を「うちの聖女様は恥ずかしがりやなので、姿を見せない」と言い伝えあってきたのですね。
(だから、お祭りでみんなが聖女様の格好をしたら、恥ずかしがりやの聖女様もそれに紛れて出てくるんじゃないかと思われてるんです)
そしてハスキーヴィ伯爵とハースキヴィ伯爵…ヽ( ;゜;ж;゜;)ノブッそれ、14話が間違ってますね…直してきます!ありがとうございます!
お読みくださりありがとうございます!!
「恥ずかしがりやの聖女様」は、ゾマー帝国の皆様の信仰の現れです。帝国は、トゥルク王国と違って聖女が顕現しません。でも、みんなの心にはしっかりと聖女様が存在します。人々はその理由を「うちの聖女様は恥ずかしがりやなので、姿を見せない」と言い伝えあってきたのですね。
(だから、お祭りでみんなが聖女様の格好をしたら、恥ずかしがりやの聖女様もそれに紛れて出てくるんじゃないかと思われてるんです)
そしてハスキーヴィ伯爵とハースキヴィ伯爵…ヽ( ;゜;ж;゜;)ノブッそれ、14話が間違ってますね…直してきます!ありがとうございます!
- 糸加
- 2020年 12月27日 21時01分
[良い点]
本編完結おつかれさまでした、面白かったです!
番外編も楽しみにしてますね
本編完結おつかれさまでした、面白かったです!
番外編も楽しみにしてますね
エピソード56
はにワさん
ありがとうございますーー!!!
皆様の優しさと温かさに包まれています。ぽかぽか。
本編が最後シリアスだったので、番外編は日常ターンを、と思うのですが…
ありがとうございますーー!!!
皆様の優しさと温かさに包まれています。ぽかぽか。
本編が最後シリアスだったので、番外編は日常ターンを、と思うのですが…
- 糸加
- 2020年 10月16日 00時13分
[一言]
聖女の祈りがないと安心して暮らせない世界って、歪ですよね。
ただ一人の女性に頼り切っている。
レイアースのセフィーロがこんなんだったかな。
あちらも最後は柱がいなくてもやっていける世界になっていましたね。
聖女の祈りがないと安心して暮らせない世界って、歪ですよね。
ただ一人の女性に頼り切っている。
レイアースのセフィーロがこんなんだったかな。
あちらも最後は柱がいなくてもやっていける世界になっていましたね。
エピソード56
そうなんですよね…歪ですよね。
>レイアースのセフィーロがこんなんだったかな。
あちらも最後は柱がいなくてもやっていける世界になっていましたね。
レイアースを知らないのですが(うう、すみません…)やはり神様がいなくてもやっていける世界に落ち着くのですね!!共感!!
>レイアースのセフィーロがこんなんだったかな。
あちらも最後は柱がいなくてもやっていける世界になっていましたね。
レイアースを知らないのですが(うう、すみません…)やはり神様がいなくてもやっていける世界に落ち着くのですね!!共感!!
- 糸加
- 2020年 10月10日 17時56分
[良い点]
「星が降るような夜でした。」
なんて良い文章で終わるんでしょう……。最後までとても面白かったです。
ハイペースでありながら、毎回本当に楽しませていただきました。
ありがとうございました。
本が出るのがとても楽しみです。
「星が降るような夜でした。」
なんて良い文章で終わるんでしょう……。最後までとても面白かったです。
ハイペースでありながら、毎回本当に楽しませていただきました。
ありがとうございました。
本が出るのがとても楽しみです。
エピソード56
左舷さん!
最後まで読んでくださってありがとうございます!素敵な感想嬉しいです…
左舷さんの感想にはいつも深く頷いておりました。またどこかでお会い(←という言い方はおかしいですが)できますように。
最後まで読んでくださってありがとうございます!素敵な感想嬉しいです…
左舷さんの感想にはいつも深く頷いておりました。またどこかでお会い(←という言い方はおかしいですが)できますように。
- 糸加
- 2020年 10月08日 14時21分
[一言]
もう聖女の百合は咲かないのか
特別な物ほど、求める心というのは容易く道を外してしまうものなのかもしれない
権威を求めた神殿は、その為に薬を使って聖女を操り、遂には聖女そのものを恣にせんとして、自滅した
愛していた、かは判らなかったが、アレキサンデルもまた、エルヴィラに対して優位性を求めたが故に、現実という道を外れて、妄想の世界に迷い込んでしまった
周囲の術策と陰謀に相乗りしながらも、自身はある意味純粋に恋した男を思ったナタリアだけが、正道に立ち戻る事が出来たのは、幸福であるか不幸であるか
それはまだ誰にも判らないのだろう
ただ一つ言えるのは
もう誰も、聖女の百合の青い花粉で花粉症に悩まされる事は無いという事だけ
もう聖女の百合は咲かないのか
特別な物ほど、求める心というのは容易く道を外してしまうものなのかもしれない
権威を求めた神殿は、その為に薬を使って聖女を操り、遂には聖女そのものを恣にせんとして、自滅した
愛していた、かは判らなかったが、アレキサンデルもまた、エルヴィラに対して優位性を求めたが故に、現実という道を外れて、妄想の世界に迷い込んでしまった
周囲の術策と陰謀に相乗りしながらも、自身はある意味純粋に恋した男を思ったナタリアだけが、正道に立ち戻る事が出来たのは、幸福であるか不幸であるか
それはまだ誰にも判らないのだろう
ただ一つ言えるのは
もう誰も、聖女の百合の青い花粉で花粉症に悩まされる事は無いという事だけ
エピソード56
花粉症の長い伏線!!やっと回収された笑っ
って前半の考察も深くて、頷きまくりました!最後までお付き合いありがとうございます!
って前半の考察も深くて、頷きまくりました!最後までお付き合いありがとうございます!
- 糸加
- 2020年 10月06日 07時44分
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