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[一言]
勇者がやった事も、今、ドロシーたちがやっている事も。
そして、ソランがやっている事も、何一つ変わりはしない。

つまり、弱いやつから奪う。
それでいて、立場が変わると正義や復讐が登場する。
要は、力ある者が、したいようにするだけ、という事なのだが。

「したいようにする」選択肢の中に、気を使わずやりたいだけやるか、出来るだけ犠牲を出さないか、細心の注意を払うかが分かれてくるが、どれを取っても完璧になる事はない。

完璧でないという事は、善行すらも、いつかその瑕疵でそれを成した者を苦しめるという事だ。
復讐も言うに及ばず。

その種子は撒かれ、ひっそりと育ちつつある。

ソランの復讐は緒に就いた。
女たちの贖罪は…どうなるか、いずれ分かるだろう。

  • 投稿者: 月光蝶
  • 2022年 02月12日 12時26分
お便り有難うございます

魅了されていようとなかろうと、
洗脳されての行為だったと言う情状酌量は当事者には関係ないと思っています
ソランにとっては、ただ事実だけがあった

だからソランには復讐する権利がある
そう思っています

今後ともご贔屓にお願いします
[良い点]
ついに作品の核心とも言えるソランが登場した点
[気になる点]
ソランに出されてるお手紙ですが、その本人が力を求めて旅に出ちゃってる状態だと今までのお手紙って実はまったく届いてなかったということに…?
[一言]
復讐の為に悪行を重ねるソラン…この時点では魅了に囚われた状態なので仕方ないですが、修行を終えて使命という名の寄り道をしてる間にも彼は悪行を重ねるわけで…
やったソラン自身が悪いとはいえ余計な寄り道などせずに真っ先に彼の元に向かっていれば防げた被害について彼女達はどう思うのか…
ついでに言えば自分達のせいで彼を復讐者に変え罪を犯させてしまったことや、復讐の為に代償(今のところ睡眠のみですが)を払いまともな人間じゃなくなってしまったことなどを知ったらあの3人はどう思うのか…気になるところですね
これからも悪行を重ねるソランが幸せになることは出来なさそうですが、ソランが幸せになれないなら元凶になった3人が幸せになるのはちょっと違うかなと…
まぁやらかした所業の割に大して苦しまずに死んだ勇者という前例があるのでソランが許されるというのもアリなのかもしれませんが…
  • 投稿者: クー
  • 2022年 02月11日 18時29分
お便り有難うございます

復讐者は自身が許されるとは考えていません
ただただ恨みの対象を弑せんが為に辿らざるを得ない道を辿っていきます
それが自身、地獄に墜ちる道だったとしてもです

ただ私は自分の造り出したキャラクターに、想い入れがあります
死んで罰を精算するのだけは避けたいと思っています

今後ともご贔屓にお願いします
[気になる点]
なんというか、いまいち手温い感じがするのは気のせいなのだろうか。
言っちゃなんだが思ったより壊れていないというか、狂っていない。
[一言]
元凶である勇者の末路と、魅了の存在についてはこの時点では知る由もないんだろうけど……知っちゃったら現状のままだとあっさり絆されそうな気もする。
普通なら元鞘までは無理だろうが。
お便り有難うございます
元鞘はあり得ないというのは筆者も感じております

よく浮気の現場を見せつけられた被害者が実際に嘔吐する場面のあるお話を読むんですが、現実のメンタルで有り得るのかなって気がずっとしています
そんな豆腐メンタルな奴に復讐なんかできるのかよっていうのが、リアル等身大の復讐者をイメージしている自分の方向性です

品行方正ではないが、普通にお年寄りには優しかったりする復讐者が者が居てもいいのではないでしょうか?

今後ともご贔屓にお願いします
[一言]
女神の力を持とうと、こればっかりはどうしようもない。
つまり、誰かを裏切った贖罪は、その誰かに許して貰う事以外にはない。
それ以外の事をどんなにやろうと、贖罪が終わる事はない。

…実際に、作中では既に起きている事だが、時間さえも思うままに出来る力を持っていても、一人の男の心を変える事は出来なかった。
原因と結果の繋がりだけは、変えられないのだ。

そして、因果はめぐる。
ドロシーが知っているソランはもういない。
彼は破壊された男である。

もとより、エドモン・ダンテスのように洗練されては居ないし、ガリヴァー・フォイルのように、他人に対して獣の激情を叩きつけるような蛮人でもない。

もしかしたら、志を失ってヒースクリフになってしまうのかも知れないし、あるいは…既にそうなっているのは、ドロシーの方かも知れない。

呪いのように手紙を送り続けるだけで、自分が損なった相手の人生を修復しようともしなければ。
…どうなるか。
分からないはずがないのに、そのまま続けているという事は。

…死ねずに躊躇い傷をいくら増やし続けても、運命の車輪は先に進まない。
どんなに大きな力を得ても、その行いと大差ないことしか出来ないのが、彼女らの原罪なのかも知れないが。
  • 投稿者: 月光蝶
  • 2022年 02月10日 15時48分
お便り有難うございます

暫くはソラン側のお話が続いていくと思います
間違いなく復讐者のお話にするつもりなので、その点はブレない筈ですが、ただ人間は目的遂行だけに脇目も降らずに邁進できるかというと、荒唐無稽な作り話ではありますが日常が描けなければリアリティが得られないと思っています
インスタントざまぁ、と言う訳にはいきませんので、今後も紆余曲折してしまう予定ですが、お付き合い頂ければと思います

今後ともご贔屓にお願いします
[一言]
復讐者にとっては、「いつか」は未来ではない。
今以外にないのだ。
彼らに明日はないので、報復が終わるまでずっと今である。

この意識が、報復する者とされる者で決定的に異なっている。
何かを済ませてからと考える事が出来るのは、報復される者に取って優先事項は一杯あるが、する者に取っては一つしかないから。

確かに、浮世離れした力を得てしまった女たちにとっては、自分たちの生命を取るかも知れない男に会うより先にする事は一杯あるであろう。
「一杯ある」事自体が、復讐者に取っては間違っているのだ。
して欲しい事は一つだけだからである。
それが成されない時点で、もう「自分に対しては、贖罪意識がない」と見做されても仕方がない。

これを「悲しい結末で終わらせない」には、これまで見たこともないほどの何か、復讐という行いに対する新しい想像が必要であろうかとも思う。
  • 投稿者: 月光蝶
  • 2022年 02月07日 22時38分
殺してお仕舞いは有り得ないとは思っています
ましてや許す、と言うのも有り得ません
絵に描いたようなハッピーエンドはあり得ませんよね
しかし殺したくない

それが二人が邂逅すると共に始まる「祈り」なのか、「予定調和」なのか、
「世界大戦」なのか、「相互理解」なのか、「黙示録」のラッパが響き渡るのか……

兎にも角にも最後まで描き切ります
[一言]
まだ、こんなものではあるまい。

…復讐は何故甘美なのか。
それは、復讐する相手の事だけを考えているからだ。
しかし、このソランにはまだ、自分以外の者を巻き込まぬ程度の良心が残っているようだ。

そのような惰弱な心を持ったまま、あれほど人間を辞めた女たちを敵に回して戦えるものかどうか。

心のある人間なら、まず何を置いても、傷つけた人々に謝る。
ところが、彼女らは(構成上の都合があった事は周知だが)、どうも直接的に傷つけた人々に一人も侘びておらず、それ以外の他者に奉仕している。

つまり、それだけ真っ当な人間を辞めているのである(苦笑)。
とてもではないが、誰かに許される事を望める態度ではない。

メタ的には物語の構成上の都合であり、設定上は師匠から受けた使命を果たすためであるが、…あの師匠なら、直接的な被害者に侘びず、救世行脚などやったらこうなるのは百も承知だったはずだ(苦笑)。

勇者の魅了に掛かったのは、彼女らが弱い人間であったため。
しかし、修行もしていない並みの人間などその程度、と知っていた。
彼女らの性状も所業も知っていて、使命を優先させた。

となると。
あの師匠、弱い人間の限界を知っててやらせたという事は、ソランの方がどんなに強くなっても、それだけで復讐は成らないし、女たちの罪も消えないのは知ってての事であろう。
女たちがあえて死を受け入れても、それは情死に過ぎない。ただの自己憐憫だ。

彼女らは、おそらくは自分で罰を発見しなければならない。
ガリヴァー・フォイルと立場は逆だが。
  • 投稿者: 月光蝶
  • 2022年 02月06日 22時54分
タイガー! タイガー!
お読みになってますね……同好の士です

いや、どうもガイドラインが気になって気になって胸糞不完全燃焼のような気がしているんです
でも次話からは地道に修行しますんで、アダルト路線に寄らない方向性です
ソランは現実なら絶対有り得ないキャラクターですが、品行方正な(お行儀が良いってことじゃないですよ)復讐者に仕立てようと思っています
つまり滅多に女に欲情しないとか、お年寄りには親切にとかですね
憎んでいるのは自分の大切な思い出を踏みにじり、将来の夢を奪った相手に対してです
形振り構わず目的の為には大抵のものを犠牲に出来ますが、それでも無関係な人の命を理不尽に奪うのは良しとしません
[良い点]
長い長い時間をかけてようやく本題ともいえる部分に入ったところ。
言い方は悪いが、今までずーっと放置プレイ喰らってたおかげで、主人公3人とも、「もっと他にやるべきことが」感が抜けきらなかったので。
[気になる点]
ソラン君、ほぼなろうチートガン積みしたに等しい状態の今の3人をどうこうできるようなところまでいけるのかどうか。
本物の怪物になるか、茶番臭全開の小物になるか……
許されること前提だと後者になりそうな予感がしてならない
ご愛読いただき有難うございます
あまり感想頂くことも機会が無くて折り返しの返事も考えたことがないのですが、
これからも応援していただければ有り難いです

ソラン登場の回ですが、どうもガイドラインが気になって奥歯に物が挟まったような出来になってしまいました
まぁ、ここはこれ以上掘り下げないで頂けると有り難いです
ソランが強くなって行くにあたっては全く別アプローチを魅せる、ってことを意識しておりますので頑張ります
[良い点]
なんでもはいはい許すような草食系主人公ではなかったのは正直嬉しい。
まずはタバコに手を付けたように欲望に正直に生きて欲しい。

自分達が生み出してしまった化け物を見て3人は何を思い、どう行動するのか。
勇者に対してそうだったような豚になる?ある意味ぬるま湯につかってしまった今の3人には無理かな。
主人公としてもこんなリトル寂聴みたいな女要らんか。

いずれにしろ話が大きく動き出しそうで今後が楽しみです。
  • 投稿者: 大トロ
  • 2022年 02月06日 18時19分
感想頂き有難うございます
なかなか頂く機会も多く無くて、反響があるのが素直に嬉しいです

どうも運営様の18禁ガイドラインがちらつきまして、今一歩踏み込めない中途半端な表現になってしまって、ソラン登場回にしては陳腐な出来のようにも思えます
これからドンドン地味に強くして行きますので乞うご期待です
ドロシー達とは全く違うアプローチで強くして行くつもりです

今後ともよろしくお願いします
[良い点]
いよいよ題名にもあるソランの話が始まりました。
あとがきの部分も知識の宝庫で勉強になります。
[気になる点]
主人公の3人は女性に対しては手厚い支援をしているようですが、肝心のソランには手紙以外で何か手助けになるようなことを今までにしていたのでしょうか?
その手紙も見方を変えれば「過去に悪いことをしたのは反省しているから許してね」といったジュリエットメールに見えてしまう恐れもあるような気もします。
[一言]
お初にお目にかかります。これまで読み専だった者です。
少なくとも私がこれまで拝見してきた同じ系統と思われる作品は、寝取られた側がひどい目に遭うところまでは緻密に描写されていますが、いざ反撃というところで筆が止まってしまうケースが多いので、途中で行き詰まり止まらないことを願っております。
感想頂くこと自体少ないので素直に嬉しいです
どうかご贔屓に願います

絶対エタらない覚悟で初めてはいますが、ご存知かどうか最初の頃、運営事務局様にガイドライン抵触の通知を頂いて必死で改稿した過去がございます
本作の特徴といたしまして、どうもアダルト路線で行き過ぎた表現とか出てしまいます
ソラン登場回もどうしても避けて通れない事件現場を描いていますので、小心者の筆者にしましては非常に危うい賭けのような気がしています
次に警告を頂いたら70万字近くを見直さなければなりません

絶対にエタりませんが、そう言う事情もありますので、暖かく応援頂ければと思います
[良い点]
時、遂に至れり。
待ち続けたソランの姿が、次回(かな)遂に出るか…。

勇者は寝取る理由を持って寝取っていた、か。
しかし、相手はある意味誰でも良かったわけで、この死に方も因果応報。

だが、彼が生んだ因果はその後、女神とも呼べるところまで女たちを至らせる事になった。
…その因果の端につながっているソランは果たして。
師匠の力もなく、あれ以上に一人で到達するのであれば、彼もなろうですら類を見ないほどの復讐者に育つという事か・・・
  • 投稿者: 月光蝶
  • 2022年 01月28日 14時27分

気がつくのが遅れて申し訳ありません
久し振りに感想頂けて嬉しかったです

ここのところ、どうしたらもっと読んでいただける方が増えるのかな、とかそんなことばかり考えてしまって、待って頂いてる方にもっと面白さをお届けしようと思うのですが、なかなか高みに届きません

第三章でソランが登場する場面は、ドロドロした怨念渦巻く世界観じゃなければならないと思っています
書いては直し、直しては書くの繰り返しでアップするのにしばらく掛かりそうです

ご期待に添えるよう頑張ります
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