感想一覧
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[気になる点]
>スメルシ[SMERSH]!!
なんだかどんどん作り話めいてくる。
いっそ本当にフィクションならどれだけ良いか。
>スメルシ[SMERSH]!!
なんだかどんどん作り話めいてくる。
いっそ本当にフィクションならどれだけ良いか。
エピソード691
自分はスメルシと聞いてもパッとしないのですが、昔は有名だったんですかね……。フィクションめいている、というのはなんとなくわかりますが。
ええ、本当に、フィクションならどれだけ良いか……
ええ、本当に、フィクションならどれだけ良いか……
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月16日 13時38分
[一言]
遅れ馳せながら新年の挨拶申し上げます。
今年も扶桑のイーグルさんの御健勝お祈り申し上げます。
遅れ馳せながら新年の挨拶申し上げます。
今年も扶桑のイーグルさんの御健勝お祈り申し上げます。
エピソード687
かなり遅れまして、すみません。今年もよろしくお願いいたします。
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月16日 13時36分
[一言]
明けましてお目出度うございます。
今年も決して無理はなさらず、この貴重な連載を続けて下さい。
そして、来年こそここで挨拶せずに済む事を。
明けましてお目出度うございます。
今年も決して無理はなさらず、この貴重な連載を続けて下さい。
そして、来年こそここで挨拶せずに済む事を。
エピソード685
かなり遅れまして、すみません。今年もよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。無理せず、観察を続けていきたいと思います。
ありがとうございます。無理せず、観察を続けていきたいと思います。
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月16日 13時35分
[良い点]
今年も、お疲れ様です。
[気になる点]
最近また、「やっぱりプーチンは既に死んでいて、実は影武者をパトルシェフが操っている」とする真偽不明の影武者説が浮上しましたが、はてさて。
[一言]
来年こそは、ウクライナの勝利で決着して欲しいものです。
……良いお年を!
今年も、お疲れ様です。
[気になる点]
最近また、「やっぱりプーチンは既に死んでいて、実は影武者をパトルシェフが操っている」とする真偽不明の影武者説が浮上しましたが、はてさて。
[一言]
来年こそは、ウクライナの勝利で決着して欲しいものです。
……良いお年を!
エピソード679
ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
影武者説>えっなにそれは(困惑) 人前に出る時に立ててるってのはありそうですけど、そこまで行くと陰謀論みたいなもんですね……。
早くウクライナ勝ちで終わってほしいですね
影武者説>えっなにそれは(困惑) 人前に出る時に立ててるってのはありそうですけど、そこまで行くと陰謀論みたいなもんですね……。
早くウクライナ勝ちで終わってほしいですね
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月02日 00時01分
[一言]
サンタ追跡まだやってるんですね。
昔2chの軍板で悪ノリしていた記憶が……
サンタ追跡まだやってるんですね。
昔2chの軍板で悪ノリしていた記憶が……
エピソード677
アメリカ軍なんかは、かなりガチでやってます。事実上の迎撃訓練なので
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月01日 23時58分
[気になる点]
日本製の砲弾なんかが、玉突きでウクライナやイスラエルに送られるそれらの在庫穴を埋める事になるのでしょうか。
……揉めそうだなあ……
[一言]
>ロシア軍の突撃は、7日ほど前は50回/日を数えたが、現在は20回/日まで落ち込んでいる
どちらにせよどうかしている。
朝鮮戦争時代の人海戦術じゃあるまいし。
日本製の砲弾なんかが、玉突きでウクライナやイスラエルに送られるそれらの在庫穴を埋める事になるのでしょうか。
……揉めそうだなあ……
[一言]
>ロシア軍の突撃は、7日ほど前は50回/日を数えたが、現在は20回/日まで落ち込んでいる
どちらにせよどうかしている。
朝鮮戦争時代の人海戦術じゃあるまいし。
エピソード672
そゆことですね。まあ、イスラエルには送るなって念押しはしているでしょうから、ウクライナ向けにはなると思いますが、原理上PAC-2,3がイスラエルに1発でも送られたら、日本の政策が影響しているのでは?とも言えてしまうものですからね。安全保障政策の大転換とは言いますが、これが限界かあ、とも感じます。
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月01日 23時57分
[一言]
>フーシ派による商船への弾道ミサイル攻撃
納得しました。
かなり驚いていたので。
とはいえ驚きの精度ではあります。
>フーシ派による商船への弾道ミサイル攻撃
納得しました。
かなり驚いていたので。
とはいえ驚きの精度ではあります。
エピソード671
射程300km程度なので、撃ってから着弾するまでは早いのでしょうが、精度に関しては基本大味な弾道ミサイルでも実際に船に当てるくらいはできるんだなあ……という気づきみたいなのはありますね
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月01日 23時55分
[気になる点]
ウクライナ支援を殆どの国が辞めようとしてる最中に岸田首相がさらなる支援予定とか
ロシア外相「日本と領土問題は存在しない」
[一言]
遠い他国どうしの戦争どちらに味方に着くのかとかそもそもナンセンスだと思ってました。あえて言うなら西側がウクライナに戦争を煽ってたように見えてます。
例え話になりますが、ヤクザの事務所から高級車を窃盗しようとした半グレをヤクザが怒って抗争になり、テレビ番組が抗争で使う凶器を渡しつつ様子見を中継して金稼ぎしてるような感じです。
日本の立ち位置で言うとヤクザと契約問題で揉めてて、半グレに肩入れしたから契約問題の解決しなくなったみたいな感じです。
日本の友達が半グレに肩入れしてても日本の友達達は日本とヤクザの揉め事に介入も手助けもしてくれなかったのですがそれって友達なんですかね?むしろ日本とヤクザのトラブルに無関心だったのですから日本は西側にも無関心を装うほうがバランスか良かったと思いますけども。
ウクライナ支援を殆どの国が辞めようとしてる最中に岸田首相がさらなる支援予定とか
ロシア外相「日本と領土問題は存在しない」
[一言]
遠い他国どうしの戦争どちらに味方に着くのかとかそもそもナンセンスだと思ってました。あえて言うなら西側がウクライナに戦争を煽ってたように見えてます。
例え話になりますが、ヤクザの事務所から高級車を窃盗しようとした半グレをヤクザが怒って抗争になり、テレビ番組が抗争で使う凶器を渡しつつ様子見を中継して金稼ぎしてるような感じです。
日本の立ち位置で言うとヤクザと契約問題で揉めてて、半グレに肩入れしたから契約問題の解決しなくなったみたいな感じです。
日本の友達が半グレに肩入れしてても日本の友達達は日本とヤクザの揉め事に介入も手助けもしてくれなかったのですがそれって友達なんですかね?むしろ日本とヤクザのトラブルに無関心だったのですから日本は西側にも無関心を装うほうがバランスか良かったと思いますけども。
ここで、どちらが煽ったかということに関して答えを出そうとするのはやめておきます。
ただし、ロシアが先に手を出した。キーウへの侵攻及び空挺降下、黒海への海軍、揚陸能力展開、その後の占領地での対応は、侵略戦争であることを示しています。それまでに西側ないしウクライナとの政治・軍事的小競り合いとは違うもの。どんな理由があっても、現代で軍事侵略は違法です。まずこれが、前提として一つ。
次に日本の立ち位置として、もちろん西側諸国とも問題があるのは間違いないのですが、ロシアとの間にも領土問題はあり、この対応に関してはロシアもずいぶんとヤクザ的な対応を取ってきました。どちらと仲良くできるのか?という話ですが、紆余曲折合ったものの同盟関係にあり、軍事力で守るという姿勢を押し出す西側(アメリカ)と、スクランブルをかけさせるなど敵対的姿勢を取るロシアでは、少なくとも国家間的な答えは決まっていたといって良いでしょう。これが前提二つ目。
そして、残念なことに「戦争が起きて大変なことになったから、こんな時こそみんな仲良くしようね」なんて考える国ばかりではない。というのが前提三つめです。
これらを踏まえて考えると、日本がなぜウクライナという遠い国を支援するのか?という疑問に対し
政治、経済、安全保障
という三つの視点で答えることができます。
政治的な話として
・ロシアや中国よりも西側諸国の方が価値観が合っており、ウクライナという国がこちらの価値観に入ることは、今後日本が国際的に陣営として有利になるということ
・日本が支援をすることで西側諸国との価値観の共有を示すことができ、日本の地位をより高めること
・侵略を許さないという姿勢を見せることで、国際法への迎合を促し、政治的な様々なメリットを得ること
以上三つにより、これまで以上に良く、そして早い政策決定を期待することができます。例えば、エネルギー輸送に関して購入や売却で競争になるわけですが、ここで政治的に介入することで交渉を有利に進めることができます。要は「政治ポイント」を使って経済的メリットを取るわけです。同様の手法は今も行っており、その手段としてODAが有名ですね。
国際法への迎合は、どの国にもメリットがあります。だからこそ、イランはロシアが正当性を主張していた州以外の州の併合に反対し、中国も難色を示しました。日本は侵略の意図がない国ですので、より強い姿勢を見せることはメリットであり半ば義務となります。
経済的な話としては
・製造業へのテコ入れの一つ
・戦後の復興ビジネス
・ブロック経済化を止めることによる輸出入メリットの追及
が挙げられます。ウクライナは当初、アジア圏では日本と中国に助けを求めていました。特に中国への期待は大きいようでしたが、現在は日本と韓国に求めています。ウクライナ復興に噛む国も、アジア圏ではこの二か国になるでしょう。嫌な話ではありますが、戦後のウクライナは土木・建築・インフラ業にとって巨大な稼ぎ場となります。ここにいかに入れるかが、日本の将来のGDPを変えてきます。これもあって、政治的なアプローチを繰り返しているとも言えます(ウクライナが負けたらロシアのものとなり、日本が入る余地はほぼほぼ中国に持っていかれるでしょう)
さらに軍事支援をとなると、製造業の仕事が増えます。日本は現在、円安によるデメリットを許してまで製造業への投資を強めています。製造業の強化が戦略である場合、これはその戦略にマッチする支援です。
ブロック経済化の停止は、政治的な話と深く関係してきます。国際法を守らせることは世界情勢の安定化に繋がります。逆に不安定化すれば、各陣営内で経済を回すブロック経済へと転換が進むでしょう。ブロック経済はほぼすべてのものが、割高になってしまいます。
安全保障の話として
・ロシアや中国の経済活動にブーストをかけさせない
・ウクライナを西側陣営に取り入れる
・国際法、平和を重んじる姿勢を打ち出すことによる中国へのけん制
・侵略成功の既成事実化の防止(世界情勢およびアジア情勢の平穏化)
・ロシア軍の弱体化、中国の孤立
・有事の際に支援を受けられる量・質・可能性の増加
といった点が挙げられます。ウクライナは遠い国ですが、侵略側のロシアは近隣国かつ仮想敵であり、ロシアを支援する最大手の中国(と北朝鮮)も近隣国で仮想敵です。ウクライナ情勢は遠いように見えて、まったく近くにあります。だから韓国もウクライナを支援するわけです。
ロシア軍が疲弊すれば日本の安全保障環境は改善されますし、逆にウクライナが落ちればロシア軍の復興は早まるでしょう。中国の疲弊を誘うことも難しくなります。ウクライナが粘り勝ちしてくれるのが、安全保障上は日本にとって最良となります。
侵略は失敗するのだ、ということを強調・実現しなければ、世界は不安定化の一途をたどります。ただでさえ手遅れ感があるのに、これ以上看過するのはマズいかと。実際、ナゴルノカラバフ情勢がアゼルバイジャンの事実上の成功に終わったのち、中小国間の情勢は各所で不安定化しました。大国が絡む戦争で成功させて、国際情勢が不安定化するリスクは取れません。
アメリカを含め、戦う意思のない国には支援しないという動きになっています。アフガニスタンがいい例ですね。これに加えて、他国を助けない国に支援するのはどうなのか?という向きの議論が起きています。日本に当てはめると、もし侵略を受けた際に「ウクライナには経済支援だけだった、過去の湾岸戦争でもだ」となると、経済支援しか受けられない可能性が高くなってしまいます。日本としてそれは避けたいわけです。
大まかには、以上の理由から日本はウクライナを支援しています。日本に多大なメリットがあり、リスクやコストを上回ると踏んだのでしょう(逆に、首を突っ込んでもリスクばかりでメリットの少ないイスラエル情勢はほぼほったらかしです)。まったくその通りになるかは分かりませんが、日本の狙いはあくまで日本の利益です。ですので、支援の多くはODAよろしく外貨で行っており、または担保であり、貸付であるわけです。自国通貨を直接使うことが、欧米に比べて極端に少ないのが日本のウクライナ支援の特徴です。
それと、欧米が支援をやめようとしている、なんてことは全くありません。確かにグダってはいますが、今のところウクライナを見捨てようという意思は個人レベルを除いて無いと言っていいでしょう。年末に向けて支援パッケージが次々と打ち出されていましたし、アメリカのグダグダも政治的な闘争によるもので、廃止までする気はないというのが共和党の主張からも見て取れます。トランプは読めませんが……。
日本と西側を分けて考えられているようですが、日本は西側諸国の一つです。目下の脅威である中国ロシアとは価値観が明らかに違う国、そしてこの二か国は近い。この状況で中立外交をするというのは、コウモリ外交に等しい愚かな行為です。ここは見てくれも、地政学的にもスイスではありません。非常に残念かつ面倒くさいことに、太平洋の火薬庫です。もちろんバランスは取るのですがね……。
もちろん、これらを読まれたうえで、メリットよりリスクが上回る、日本にそのような余裕は無い、と主張されるのであれば、それは自由です。ただ、それが許されるべきという価値観の国と仲良くしておかないと、そういう自由を許してくれない国に呑まれるか、仲良くせざるを得ない立ち位置なんじゃないかなと、日本はそういう場所にあると、自分は思います。
ただし、ロシアが先に手を出した。キーウへの侵攻及び空挺降下、黒海への海軍、揚陸能力展開、その後の占領地での対応は、侵略戦争であることを示しています。それまでに西側ないしウクライナとの政治・軍事的小競り合いとは違うもの。どんな理由があっても、現代で軍事侵略は違法です。まずこれが、前提として一つ。
次に日本の立ち位置として、もちろん西側諸国とも問題があるのは間違いないのですが、ロシアとの間にも領土問題はあり、この対応に関してはロシアもずいぶんとヤクザ的な対応を取ってきました。どちらと仲良くできるのか?という話ですが、紆余曲折合ったものの同盟関係にあり、軍事力で守るという姿勢を押し出す西側(アメリカ)と、スクランブルをかけさせるなど敵対的姿勢を取るロシアでは、少なくとも国家間的な答えは決まっていたといって良いでしょう。これが前提二つ目。
そして、残念なことに「戦争が起きて大変なことになったから、こんな時こそみんな仲良くしようね」なんて考える国ばかりではない。というのが前提三つめです。
これらを踏まえて考えると、日本がなぜウクライナという遠い国を支援するのか?という疑問に対し
政治、経済、安全保障
という三つの視点で答えることができます。
政治的な話として
・ロシアや中国よりも西側諸国の方が価値観が合っており、ウクライナという国がこちらの価値観に入ることは、今後日本が国際的に陣営として有利になるということ
・日本が支援をすることで西側諸国との価値観の共有を示すことができ、日本の地位をより高めること
・侵略を許さないという姿勢を見せることで、国際法への迎合を促し、政治的な様々なメリットを得ること
以上三つにより、これまで以上に良く、そして早い政策決定を期待することができます。例えば、エネルギー輸送に関して購入や売却で競争になるわけですが、ここで政治的に介入することで交渉を有利に進めることができます。要は「政治ポイント」を使って経済的メリットを取るわけです。同様の手法は今も行っており、その手段としてODAが有名ですね。
国際法への迎合は、どの国にもメリットがあります。だからこそ、イランはロシアが正当性を主張していた州以外の州の併合に反対し、中国も難色を示しました。日本は侵略の意図がない国ですので、より強い姿勢を見せることはメリットであり半ば義務となります。
経済的な話としては
・製造業へのテコ入れの一つ
・戦後の復興ビジネス
・ブロック経済化を止めることによる輸出入メリットの追及
が挙げられます。ウクライナは当初、アジア圏では日本と中国に助けを求めていました。特に中国への期待は大きいようでしたが、現在は日本と韓国に求めています。ウクライナ復興に噛む国も、アジア圏ではこの二か国になるでしょう。嫌な話ではありますが、戦後のウクライナは土木・建築・インフラ業にとって巨大な稼ぎ場となります。ここにいかに入れるかが、日本の将来のGDPを変えてきます。これもあって、政治的なアプローチを繰り返しているとも言えます(ウクライナが負けたらロシアのものとなり、日本が入る余地はほぼほぼ中国に持っていかれるでしょう)
さらに軍事支援をとなると、製造業の仕事が増えます。日本は現在、円安によるデメリットを許してまで製造業への投資を強めています。製造業の強化が戦略である場合、これはその戦略にマッチする支援です。
ブロック経済化の停止は、政治的な話と深く関係してきます。国際法を守らせることは世界情勢の安定化に繋がります。逆に不安定化すれば、各陣営内で経済を回すブロック経済へと転換が進むでしょう。ブロック経済はほぼすべてのものが、割高になってしまいます。
安全保障の話として
・ロシアや中国の経済活動にブーストをかけさせない
・ウクライナを西側陣営に取り入れる
・国際法、平和を重んじる姿勢を打ち出すことによる中国へのけん制
・侵略成功の既成事実化の防止(世界情勢およびアジア情勢の平穏化)
・ロシア軍の弱体化、中国の孤立
・有事の際に支援を受けられる量・質・可能性の増加
といった点が挙げられます。ウクライナは遠い国ですが、侵略側のロシアは近隣国かつ仮想敵であり、ロシアを支援する最大手の中国(と北朝鮮)も近隣国で仮想敵です。ウクライナ情勢は遠いように見えて、まったく近くにあります。だから韓国もウクライナを支援するわけです。
ロシア軍が疲弊すれば日本の安全保障環境は改善されますし、逆にウクライナが落ちればロシア軍の復興は早まるでしょう。中国の疲弊を誘うことも難しくなります。ウクライナが粘り勝ちしてくれるのが、安全保障上は日本にとって最良となります。
侵略は失敗するのだ、ということを強調・実現しなければ、世界は不安定化の一途をたどります。ただでさえ手遅れ感があるのに、これ以上看過するのはマズいかと。実際、ナゴルノカラバフ情勢がアゼルバイジャンの事実上の成功に終わったのち、中小国間の情勢は各所で不安定化しました。大国が絡む戦争で成功させて、国際情勢が不安定化するリスクは取れません。
アメリカを含め、戦う意思のない国には支援しないという動きになっています。アフガニスタンがいい例ですね。これに加えて、他国を助けない国に支援するのはどうなのか?という向きの議論が起きています。日本に当てはめると、もし侵略を受けた際に「ウクライナには経済支援だけだった、過去の湾岸戦争でもだ」となると、経済支援しか受けられない可能性が高くなってしまいます。日本としてそれは避けたいわけです。
大まかには、以上の理由から日本はウクライナを支援しています。日本に多大なメリットがあり、リスクやコストを上回ると踏んだのでしょう(逆に、首を突っ込んでもリスクばかりでメリットの少ないイスラエル情勢はほぼほったらかしです)。まったくその通りになるかは分かりませんが、日本の狙いはあくまで日本の利益です。ですので、支援の多くはODAよろしく外貨で行っており、または担保であり、貸付であるわけです。自国通貨を直接使うことが、欧米に比べて極端に少ないのが日本のウクライナ支援の特徴です。
それと、欧米が支援をやめようとしている、なんてことは全くありません。確かにグダってはいますが、今のところウクライナを見捨てようという意思は個人レベルを除いて無いと言っていいでしょう。年末に向けて支援パッケージが次々と打ち出されていましたし、アメリカのグダグダも政治的な闘争によるもので、廃止までする気はないというのが共和党の主張からも見て取れます。トランプは読めませんが……。
日本と西側を分けて考えられているようですが、日本は西側諸国の一つです。目下の脅威である中国ロシアとは価値観が明らかに違う国、そしてこの二か国は近い。この状況で中立外交をするというのは、コウモリ外交に等しい愚かな行為です。ここは見てくれも、地政学的にもスイスではありません。非常に残念かつ面倒くさいことに、太平洋の火薬庫です。もちろんバランスは取るのですがね……。
もちろん、これらを読まれたうえで、メリットよりリスクが上回る、日本にそのような余裕は無い、と主張されるのであれば、それは自由です。ただ、それが許されるべきという価値観の国と仲良くしておかないと、そういう自由を許してくれない国に呑まれるか、仲良くせざるを得ない立ち位置なんじゃないかなと、日本はそういう場所にあると、自分は思います。
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月01日 23時53分
[気になる点]
>新編部隊である第104親衛空挺師団
新編部隊に『親衛』が冠されるのは奇妙な事の様に感じます。
>新編部隊である第104親衛空挺師団
新編部隊に『親衛』が冠されるのは奇妙な事の様に感じます。
エピソード667
肉弾はいても人はいないんでしょうね、ロシア
- 扶桑のイーグル
- 2024年 01月01日 23時27分
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