感想一覧

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[一言]
凄い作品ですね。
引き込まれてしまいました。
感想をなんて書いたらわからないのですが、読んでる間ずっと『空』が頭に浮かんでいました。
晴天の夏の空から、夕立の雲、そして薄くピンクに染まる夕焼けから濃紺の夕闇前の空。
最後に星も月もない真っ暗な空を見上げている哀しさが切なく感じました。
感想ありがとうございます!

書いている間、作者の視点も常に空を見ておりました。
鮮やかで眩しい蒼穹に不釣り合いな電波塔と龍の死体、そして雨に曇り、日が暮れ、星のない夜が来る姿に、幻想の死にゆく様を密やかに映しております。
それを読者様に伝えられて嬉しく思います。

読んでくださってありがとうございました!
[気になる点]
龍のいない我々の現実においても、エコだのなんだの持て囃される風力発電機の正体が、
風の一等地を占拠して希少な大型猛禽類を虐殺する装置であったりする訳ですが。
作品の衒学的な空気感以上にそうした現実の風刺の意図があるのか否かが気になる話でした。
  • 投稿者: marume
  • 2022年 07月07日 05時44分
感想ありがとうございます!

そうですねぇ……作者にとって、幻想≠自然、という認識なので意図的ではなくとも、そうした思いはありましょう。

読んでくださってありがとうございました!
[良い点]
はじめまして、こんにちは。

 
現実から、幻想との狭間を覗いたような気分です。
言葉と文章がとても美しいと感じました。

タイトル回収の箇所に震えています(´- `*)
[一言]
うちの窓からも電波塔が見えます。

電波塔の天辺や室外機の上、夕暮れの薄闇になにかを探してしまいそうです。

感想ありがとうございます!

ご丁寧にありがとうございます、はじめまして。

そうですね、現実のはしっこの隙間から見える幻想。作者の愛するものの一つです。
言葉と文章にはとても気を遣っているので、美しいと感じてもらえて嬉しいです。

いつも見えるものに、どうか儚い神秘を想像してみてください。

読んでくださってありがとうございました!
[一言]
凄い切ないですね。
  • 投稿者: 柴犬
  • 2022年 07月05日 18時33分
感想ありがとうございます!

そうですね、とても、切ない夏の一幕です。

読んでくださってありがとうございました!
[一言]
圧倒されましたね。
読みながら色々と思ったのですが、うまく言葉にできません。

なんて言うか、人が信じるから存在するけど、信じるのを止めたら消えてしまうみたいな。
ある意味、一種の信仰の形なんだなぁって思います。
信じる人がいなくなったら神様も死んじゃいますからねぇ。

個人的な話をすると、文明が滅亡した後の世界でひっそりと生きる、わずかに残された人類の姿にエモさを感じています。
文明崩壊後の世界の住人であれば、もしかしたら死にゆく彼らの存在を思い出せるかもしれませんね。
感想ありがとうございます!

そうですねぇ、どんな神秘も人間が思ったから生まれ、人間が忘れたから死んでゆくのだと思います。
アニミズム的なものでもありますからね。仰る通り神様が忘れられて消えるのと同じでしょう。
黒鴉を書きつつ思っていたことが沢山影響している本作でした。

わあ、それとても好き。
ナウシカとか、ヴィリコニウムみたいなやつですかね。
もしかしたら、その時代の人々は、また新たな幻想を生み出すかもしれないですね。

読んでくださってありがとうございました!
[良い点]
まるで詩のような、唱うような純文学ですね。
私には見えないはずなのに、まるで見えているかのように目に浮かぶ描写がとても幻想的でした!

「祈りの真綿で首を絞めるように殺しているのだろう」
この描写が好きです!
感想ありがとうございます!

お褒めの言葉、とても嬉しいです。
目に浮かぶような描写を心がけた作品だったので、届いて良かったと思っております。
挙げてくださった描写も、私が気に入っているところです。

読んでくださってありがとうございました!
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