感想一覧

[良い点]
善でなくとも筋が通っているグロリアは格好いいですね。
[気になる点]
>　それ以上の金額の装飾品を数多身に着ける価値(信仰心)が、
よく耳にはしますが、小説中で「数多(あまた)」をフリガナなしでおそらく初めて目にし、
「数多く（かずおおく）」の誤字かなと検索で確認してしまったので
読むテンポを崩してしまったのが残念でした。
グロリアのキャラ的に言葉選びは正しく、フリガナ打つと直後の「価値(信仰心)」が多少なりとも埋もれるので
これ以上の表現方法は思いつきませんので表現方法に自分(読み手)の語彙が不足しているということになります。
勉強します。

[一言]
セドリックさん、敗者に相応しいエンディングですよ。

[良い点]
グロリア嬢の迂遠な嫌みがさく裂してる

主人公による断罪や罰などではなく、グロリアがそう誘導したとはいえ、自らの欲に溺れて自滅の道を進んだセドリックの内面を過不足なく示すものとして、悪趣味な服装センスと欲と比例するかのように肥大化した容貌というのはなるほどとうならされました
[一言]
こういった復讐物で、破滅一歩手前か破滅した対象者の容貌が崩れるパターンは地位権力財産を失った生活の中で昔ほど身の回りに気を使えなかったり過酷な生活で年齢以上に衰えるとか、恨みを持った人物に大きく容姿を損ねるような傷病を負わされてみたいなパターンが多いですが
対象人物が欲に目がくらんで、段々と自分の欲をひけらかすような悪趣味な装いを好み始め、やがて欲に溺れ怠惰になったことでその内心と呼応するように肉体のあちこちに贅肉が付き、かつての姿は見る影もないというのは、なかなか珍しいパターンが来たとも思えました

[良い点]
お互い腹を割って話せたこと。グロリアにとってもここまで自分のために力を尽くしてくれるのは意外だったみたいだし、お互いの理解と距離が深まった

[良い点]
思想信条が全く異なるグロリアのためにできることをしようとするA子。正直A子がここまでグロリアのために動くと思わなかった

[良い点]
ここでA子がエセ聖女を敵だと認識するの熱いですね

[良い点]
転んでもただでは起きないというか、想像以上に強かなグロリア様に笑いました。
でも読者視点では、本人の自認以上にギロチンがトラウマになってるように見えはするのですが…。
A子が表に出てきたことを良い機会とばかりに授業に使う胆力というか、アクシデントを即座に利用するあたり流石というか…。

今回の2人のやりとりを見ても、A子とグロリアの距離がかなり近くなったように感じます。
グロリアも、今回の件の自分の意図を正直にA子に伝える義務は本来なくて、実際、出会った当初はもっと適当にあしらってた気がするんですよね。それを説明してA子の意思も確認してるあたり、コミュニケーションがいつの間にか双方向になったんだなあと思いました。
ここ何話か、シリーズで一番好きなエピソードかもしれません。

これからも、グロリアとA子の行く末を楽しみにしています。

[良い点]
前話のラスト、ぞくぞくしました。
「A子の、敵だった。」の引きがすごく好きで…

久しぶりにA子が表に出てきましたが、明確にA子が自分の意思でグロリアの味方に付く展開に興奮しています。
A子との出会いによりグロリアは今世での戦い方を変えた訳ですが、A子もグロリアとの出会いで変わったんだなあと…
A子に出来る精一杯で、でもこの身の振り方は、グロリアを見ていたからこその動きだと思うので、双方向に与えた影響を感じました。
2人の関係性の変化や、今後の展開が本当に楽しみです。
[一言]
グロリアなら泣かないとA子は言っていましたが、やはり前世のギロチンがグロリアのトラウマになっているというか、肉体にも影響を残してるんだろうな…と。グロリアの意識が途絶えて、A子が表に出てきたのはそういうことなんだろうな…と思っています。
受けた屈辱と死の恐怖は、苛烈なグロリアにとってもやはり辛いものなんだな…と辛くなりました。

[気になる点]
そんな！グロリアが悪霊に乗っ取られてしまった！

[一言]
> 紫の導き手としての正装であり国家間の重要な式典でも通用するもの
まぁ確かに、どんなに格調高い正装かどうかとそれを学校指定の制服に該当するとみなせるかは別問題ですが、
学校が「グロリアの制服を紫の導き手の正装である」と指定したら学校指定の制服着てる扱いなんですよね。
ある意味「一般生徒は車いす通学禁止だが合法になる許可は得られる」みたいな。

正直学校内治外法権に納められない、政治形態によっては「無礼打ちできない方が国家の危機」と思いますが、どう収拾つけるんだろうと今後が楽しみです。